大阿原湿原から白岩岳往復
- GPS
- 10:31
- 距離
- 20.4km
- 登り
- 1,193m
- 下り
- 1,195m
コースタイム
- 山行
- 9:45
- 休憩
- 0:36
- 合計
- 10:21
程久保山 0643
車道に復帰 0655
釜無山登山口 0702
釜無山 0741-52
間違えて東の尾根へ
白川源頭を横断 0842
稜線に復帰 0919
東谷ノ頭 1001-09
東谷ノ頭南コル 1028
Co.2100ピーク 1104-16
白岩岳 1214-27
Co.2090ピーク 1324-34
東谷ノ頭南コル 1349
東谷ノ頭 1410
東谷ノ頭北P 1426-37
東谷ノ頭と釜無山のコル1447
釜無山北 1537-46
釜無山登山口 1607
大阿原湿原P 1643-1700
天候 | 晴れのち時々曇り。気温は特に朝非常に低い。午後風強い |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
8-15時交通規制あり。(時間前に入った車が出るのは自由) |
コース状況/ 危険箇所等 |
釜無山までは登山道で目印もあるが、笹の被りが多くてうるさい。 以降は全般に踏跡もしくは鹿道+αだが笹の被りは釜無山近辺程ではない。 残雪はルート上には全くなし。白岩岳北方にあったかもしれないが岩の見誤りかも。 間違って入った、東谷ノ頭の東側へ続く地形図の小径はほぼ完全に廃道と思われる。 |
写真
感想
この連休は、元々九州行の予定だった。しかし2週間前の熊本地震により
あえなく中止に。5/1から林道の開く白峰南嶺山伏方面を考えていたが、
4/29の予報では5/1は上空に寒気が入り天候が不安定だという。
やむを得ず、急遽この計画をひねり出した。
大阿原湿原駐車場では-2℃。寒い。登山口から釜無山までは、登山道というには
笹の被りがひどいし、一ヶ所、わずかの区間だが新規に笹を刈ったところは
刈りしろが20cmもある。三角点の測量の為に臨時に作る道がこんな感じだと
以前に聞いたことがあるが、ここは子どもなんかが転んだら危ない。
単独の方と、後に先になりといった感じで釜無山にはほぼ同時に到着。
釜無山南方も時には胸までの丈の笹。踏跡が乱れているのできつい。南のピークあたりまで
行くと、倒木も多いが樹林帯になって、とりあえず少しましになる。
と、前方は尾根が消えている雰囲気。
スマホを見て、ここは西の尾根すなわち進行方向左(!?)へ思い切って曲がる必要が
あるはずだ。として進んでいくと、甲斐駒、仙丈が樹間から見え始める。
かすみがなく、視界抜群なのでとてもきれいだ。見とれながら下っていくが、
右手に見えているのが変だ、と紙に印刷した地形図を出すと、その瞬間に間違いに
気づく。(カーナビなどの進行方向が上の表示とごっちゃになったか?)
ここで引き返せば比高100mほど登り返すだけで済んだのだが、はるか東から
釜無山南面を経て東谷ノ頭へ続く小径記号に目が行ってしまった。
こんなに長く続くのは廃林道である可能性が高いし、道形があまり崩れないで
あるなら、下りて東谷ノ頭へ巻き気味に登れば楽ができる。
同じ道を往復するのも芸のないことでもあるし。
(このあたり、前夜急に立てた計画でもあるが、ボケていたとしか言いようもない)
そんな思惑で、さらに少し東に進んでから小径記号とおぼしき場所(後でトレースログを
見るとやや疑問だが)に下降。急だが霜柱を含んだ斜面が丁度下りやすく、造作もなかった。
しかし、それからすぐ西のザレ場記号は地形図の表現の数倍、上下50m以上はあった。小径であろうと廃林道であろうと完全に流されてしまったようだ。
時折落石のあるこのザレを決死の思いで横断。続く白川源頭を過ぎたあたりで、
この、廃林道ともくろんでいた小径はせいぜい鹿道に毛が生えた程度のものである
ことがわかったので、地形の穏やかな2000mのコル付近へ逃げることにした。
稜線に戻るのもあまり苦労せずに済んだ。皮肉にも、小径の部分が困難でそれ以外の部分は楽勝だったと言える。
さて、稜線に復帰してみると。東谷ノ頭の北のピークは鹿の糞だらけだ。
東谷ノ頭を越えて南コルでは先ほどの小径記号の末端方向への鹿道程度の痕跡が
あったが、稜線含め六方へ鹿道が延びているような感じなので状況不明。
地形的には、やはり小径記号のルートは厳しいと思う。
2079標高点を過ぎてしばらく行くと、尾根が痩せてきて、おそらく白岩山の
山名のもとになったと思われる、白い石灰岩が多くなってくる。
今まで樹木に邪魔されてきた甲斐駒・仙丈・北岳も随分近くなってきたし、加えて、
中央アルプスの景観も素晴らしい。
山頂への最後の緩斜面は針葉樹に覆われている。このあたりは西側から登ってくる人が
多く、必要に迫られるため、目印も結構出てくる。
山頂着1227。予定より随分時間がかかった。視界の良い日ということもあるが、
展望は申し分ない。
2193標高点のピークは往路で東に巻き道があるのをチェックしていたので、復路は
巻道を利用。2079も同様にしたが、こちらはどれだけ楽ができたか怪しい。
このころより風は強くなり、上空にはレンズ雲がいくつか。天気全般が悪化して
いない場合、レンズ雲が出ているようなときは、雷雨にはならないはずなので、
心配はしなかった。気がかりは時間が遅いことだ。
(少しはあると思った残雪は皆無だったが、水は多目にもってきており問題なし)
東谷ノ頭と釜無山のコルは往路では下から上がってきたところだが、尾根沿いに
行こうとすると、笹の丈が高い上に踏跡が乱れていてやや難儀した。
釜無山の南、尾根が二股に分かれるあたりは視界が良ければ絶景なのだから、
そのあたりまできちんとした歩道をつければよいのにと思う。多くの人が
釜無山頂のような展望も得られない半端な場所で引き返すのはもったいない。
帰路の釜無山は笹の薄いところを選んでいたら山頂の少し北に出たので、あえて
寄らなかった。この辺りで本日2人目の登山者に会った。
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