天空の楽園『雲ノ平』を歩く

2025年08月17日(日) ~ 2025年08月20日(水)

• GPS: 28:22
• 距離: 39.7km
• 登り: 2,693m
• 下り: 2,704m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:06
• 休憩: 1:15
• 合計: 5:21

距離 6.6km 登り 1,017m 下り 49m

9:43 折立登山口駐車場
9:44 9:46 折立
9:48 十三重之塔
10:51 11:04 太郎坂
11:04 アラレちゃん
11:41 12:05 三等三角点「青淵」ベンチ
12:18 12:19 積雪深計測ポール
12:49 13:01 ベンチ
13:53 14:07 五光岩ベンチ
14:27 14:36 太郎兵衛平
15:04 太郎平小屋

2日目

• 山行: 7:09
• 休憩: 1:55
• 合計: 9:04

距離 11.3km 登り 796m 下り 582m

6:06 太郎平小屋
6:51 7:02 第一徒渉点
7:08 第二徒渉点
7:19 薬師沢第2ベンチ
7:33 第三徒渉点
7:42 7:43 薬師沢ベンチ
8:22 カベッケが原
9:00 9:09 薬師沢小屋
11:35 12:05 アラスカ庭園
12:42 奥日本庭園
13:05 13:16 祖母岳
13:36 14:13 雲ノ平山荘
14:36 14:52 スイス庭園
15:10 雲ノ平山荘

3日目

• 山行: 6:09
• 休憩: 1:17
• 合計: 7:26

距離 10.6km 登り 349m 下り 989m

6:08 雲ノ平山荘
7:16 7:24 祖父岳分岐
7:42 8:12 祖父岳
8:30 8:33 祖父岳分岐
9:24 祖父岳分岐
9:55 9:56 雲ノ平テント場
10:17 10:50 雲ノ平山荘
11:06 11:07 奥日本庭園
11:50 11:51 アラスカ庭園
13:34 薬師沢小屋

4日目

• 山行: 6:05
• 休憩: 0:32
• 合計: 6:37

距離 11.2km 登り 530m 下り 1,085m

5:39 薬師沢小屋
5:51 カベッケが原
6:38 薬師沢ベンチ
6:43 第三徒渉点
6:58 薬師沢第2ベンチ
7:21 第二徒渉点
7:28 7:32 第一徒渉点
8:37 8:59 太郎平小屋
9:22 太郎兵衛平
9:44 9:45 五光岩ベンチ
10:08 10:09 ベンチ
10:35 積雪深計測ポール
10:56 三等三角点「青淵」ベンチ
10:56 1869m 青淵ベンチ
11:29 11:32 アラレちゃん
11:32 太郎坂
12:13 12:14 十三重之塔
12:16 折立

4日間の歩行距離：40.5km
4日間の記録時間：28時間22分
最低高度：1365m（折立登山口）
最高高度：2827m（祖父岳）
4日間の累計高度（+）3216m
平均速度：1.4km/h
1日目の太郎山は空身で登って、スマホを忘れたので軌跡には載っていません。
太郎平小屋16:10〜太郎山2373m（16:22-16:32）〜太郎平小屋16:42
2日目の祖母岳は空身でピストンしました。
3日目の祖父岳は空身でピストンしました。

天候

17日晴れ、18日快晴、19日晴れ（夕方山小屋で雨）、20日晴れと一度も雨具は着ることが無かった。気温は平均して20℃前後で、朝方は15℃と涼しかった。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

自宅（三田）から北陸自動車道で5時間半で折立登山口に到着。
（立山ICからだと1時間で折立登山口）
有峰林道通行料金2000円、通行時間は午前6時から午後8時までです。
折立駐車場は9時過ぎでほぼ満車状態だった。
登山届は今はネットでするらしくて仲間の一人がネット提出してくれていた。（折立登山口には登山届箱は無かったように思う。太郎平小屋には登山届箱があったように思う。
太郎平小屋1泊2食付き　13000円　☎070-3937-3980
雲の平山荘1泊2食付き　16000円　山荘も食事も素晴らしいが、トイレが和式しか無かったのが残念　☎050-8882-5954
薬師沢小屋1泊2食付き　13000円　ジロー割あり　☎076-482-1917
どの山小屋でも携帯電話は繋がらず私は登山中は機内モード設定していた。

コース状況／危険箇所等

折立登山口から三角点ベンチまでずっと登りが続く。
五光岩ベンチから太郎平小屋まで石畳道が続き、部分的に補修中だった。
補修中の男性二人と出会ったが大変な仕事だと思いながら通り過ぎた。
19日に太郎平小屋キャンプ場で熊が現れてテントが襲われてキャンプ場は閉鎖され太郎平小屋前に全員移動となった。
薬師沢小屋からアラスカ庭園までは急登で、うわさ通り苔石で滑りやすくつらかった。
雲ノ平周辺は天空の楽園にふさわしくて木道が続いて歩きやすかった。
祖父岳からは周辺の山々が望めて一番素晴らしかった！

その他周辺情報

立山吉峰ゆ〜ランド（火曜定休日）入浴料金700円（モンベル会員は630円）食堂も併設　☎076-483-2828

写真

8/17 9:31

地元三田から5時間半で折立駐車場に到着
9時過ぎの時点でほぼ満車だった。

8/17 9:32

駐車場（キャンプ場横）のトイレ
登山口近くにももう一つトイレがあった。

8/17 9:41

ここから登山スタート

8/17 9:41

7月12日〜8月24日まで、毎日8:40、12:10折立発のバスがあるようだ。

8/17 9:42

折立バス停

8/17 9:44

クマ出没地域で、カウベル付けて歩く。
良く鳴り響いて何人かの登山者から「良い音色ですね〜」と声かけられた。

8/17 9:44

大木��

8/17 9:44

8月3日、4日に三角点付近で親子クマ出現の注意表示

8/17 10:49

アラレちゃん看板で一休み

8/17 11:02

まだまだ急登が続いた。

8/17 11:21

大木��

8/17 11:39

三角点で一休み、急登はここまでで終わった。

8/17 12:08

木道横のヤマハハコ

8/17 12:15

登山道から見えた有峰胡

8/17 12:16

積雪深計測ポール

8/17 13:50

五光岩ベンチで一休み
遠くに見えるのは薬師岳

8/17 13:52

やっと遠くに太郎平小屋が見えた！

8/17 14:03

蝶、仲間の背中に止まってなかなか離れなかった。

8/17 12:54

この蝶をネットで調べたらベニヒカゲだった。

8/17 14:54

太郎平小屋までずっと木道が続いた。

8/17 14:55

イワショウブの花

8/17 14:59

太郎平小屋のメニュー表
缶ビール（ロング）1100円
生ビール1300円

8/17 14:59

太郎平小屋
仲間の一人が鐘を叩いたら大きく響いた。

8/17 15:20

太郎平小屋前の広場

8/17 15:23

小屋前の広場から見た水晶岳とワリモ岳

8/17 15:34

生ビールを飲む仲間二人
ジョッキには太郎平小屋の表示があった。

8/17 16:10

キンコウカの花

8/17 16:11

オンタデの花？

8/17 16:12

近くの太郎山に空身で登った。

8/17 16:13

キンコウカの花

8/17 16:15

ミヤマアキノキリンソウの花

8/17 16:19

太郎山2373m

8/17 16:26

太郎山から太郎平小屋を望む

8/17 17:41

太郎平小屋の夕食はトンカツだった。

8/17 18:03

今日の天気予報は晴れ

8/17 18:11

小屋の広場から見た薬師岳

小屋の広場から見た日の入り

8/17 18:39

夕日で少し赤く染まった薬師岳��

8/17 18:41

夕日で少し赤く染まった薬師岳��

8/17 18:45

夕日で少し染まった黒部五郎岳

8/17 18:50

小屋の広場から見た夕焼け

小屋の広場から見た星天

8/18 4:55

太郎平小屋の朝食

8/18 5:17

小屋広場から見た太郎山

8/18 5:19

日の出前の空

8/18 5:27

日の出に照らされた黒部五郎岳

8/18 5:31

綿毛になったチングルマ

8/18 6:01

今朝は青空、最高の天気でスタート

8/18 6:05

左側の薬師沢へ

8/18 6:05

朝の太郎山

8/18 6:08

朝の黒部五郎岳

8/18 6:11

ミヤマカラマツの花

8/18 6:13

振り返って見た太郎平小屋

8/18 6:14

振り返って見た太郎平小屋方面

8/18 7:00

イワショウブの花

8/18 7:04

チョウジギクの花

8/18 7:05

薬師沢への橋

8/18 7:06

イヌショウマの花

8/18 7:07

キヌガサソウの花はほぼ終わり

8/18 7:10

薬師沢小屋に向かう木道

8/18 8:40

薬師沢小屋の水は無料で、美味しかった。

8/18 8:44

薬師沢小屋前の吊橋
細くて揺れて恐々歩いた。

8/18 8:44

吊橋から下をこわごわ撮影

8/18 9:02

沢から振り返って見た吊橋

8/18 9:04

右側、雲ノ平直登の始まり

8/18 9:05

最初から急な鉄梯子を登った。

8/18 9:28

カニコウモリの花

8/18 11:33

アラスカ庭園から見た薬師岳

8/18 11:34

アラスカ庭園から見た水晶岳

8/18 11:34

アラスカ庭園で昼食休憩

8/18 11:44

キベリタテハ蝶はたくさん飛んでいた。

8/18 12:03

遠くに笠ヶ岳が見えた。

8/18 12:04

遠くに黒部五郎岳が見えた。

8/18 12:05

遠くに水晶岳が見えた。

8/18 12:11

遠くに水晶岳が見えた。

8/18 12:12

遠くに槍ヶ岳が見えたので望遠で撮影

8/18 12:12

遠くに笠ヶ岳が見えたので望遠で撮影

8/18 12:32

この辺は良い眺めが続いた。

8/18 12:36

奥日本庭園

8/18 12:37

薬師岳

8/18 12:43

正面の山は祖父岳

8/18 12:46

雲ノ平山荘が見えた。

8/18 12:47

ここから寄り道してアルプス庭園（祖母岳）に空身で登った。

8/18 12:55

エゾシオガマの花

8/18 12:57

祖母岳から見た雲ノ平山荘と水晶岳��

8/18 12:59

祖母岳から見た水晶岳��

8/18 13:02

祖母岳から見た水晶岳��

8/18 13:05

遠くに槍・穂高連山が望めた。

8/18 13:17

ヨツバシオガマの花

8/18 13:39

一度は泊まって見たかった雲ノ平山荘に到着した。

8/18 13:53

雲ノ平山荘のメニュー表
人気の雲ノ平バーガーは2500円です。
残念ながら生ビールは無かった。

8/18 14:24

ミヤマリンドウの花

8/18 14:31

山荘に荷物を置いて、空身でスイス庭園に行った。

8/18 14:32

スイス庭園から見た池塘と赤牛岳

8/18 14:35

スイス庭園から見た水晶岳

8/18 14:35

スイス庭園から見た薬師岳

8/18 14:39

スイス庭園から見た赤牛岳

8/18 14:57

雲ノ平山荘

8/18 16:22

雲ノ平山荘から見た池塘（ギリシャ庭園）と黒部五郎岳

8/18 16:47

雲ノ平山荘の夕食

8/18 17:05

夕食のメインメニューは石狩鍋で、美味しかった。

8/18 18:31

雲ノ平山荘から見た夕日

8/18 18:31

夕日で赤く染まった水晶岳��

8/18 18:32

夕日で赤く染まった水晶岳とワリモ岳

8/18 18:32

夕日で赤く染まった水晶岳��

8/18 19:14

夜の雲ノ平山荘

夜の雲ノ平山荘と星天

8/19 4:59

雲ノ平山荘の朝食

8/19 5:21

日の出前の水晶岳

8/19 6:10

青空に浮かび上がった雲ノ平山荘��

8/19 6:11

青空に浮かび上がった雲ノ平山荘��

8/19 6:11

朝露に濡れたチングルマ

8/19 6:18

ライチョウが現れた！

8/19 6:19

ライチョウがこっちを向いてくれるのを待ち続けた。

8/19 6:35

薬師岳��

8/19 6:46

ヨツバシオガマの花

8/19 6:48

ミヤマキンバイの花

8/19 6:52

ハクサンフウロの花

8/19 7:02

薬師岳��

8/19 7:14

ミヤマアキノキリンソウの花

8/19 7:15

祖父岳への分岐点

8/19 7:28

ナナカマドの赤い実

8/19 7:39

祖父岳2825m

8/19 7:40

祖父岳から槍・穂高連山�，�見えた。

8/19 7:41

祖父岳から笠ヶ岳が見えた。

8/19 7:41

祖父岳から黒部五郎岳が見えた。

8/19 7:44

祖父岳から槍・穂高連山�△�見えた。

8/19 7:46

祖父岳から鷲羽岳が見えた。

8/19 7:59

祖父岳から赤牛岳が見えた。
奥の山は立山・剣岳かな〜

8/19 8:03

祖父岳から薬師岳が見えた。

8/19 8:05

祖父岳から水晶岳が見えた。

8/19 8:09

イワツメグサの花

8/19 8:13

トウヤクリンドウの花

8/19 8:51

日本庭園、誰かが龍安寺の石庭の様に描いていた。

8/19 8:57

萎んだチングルマの穂

8/19 9:01

ミヤマリンドウの花？

8/19 9:25

ここからショートカットで雲ノ平キャンプ場に下りた。

8/19 9:32

ウメバチソウの花

8/19 9:34

ウサギギクの花

8/19 9:41

雲ノ平キャンプ場の水場
水は冷たくて美味しかった。

8/19 9:48

雲ノ平キャンプ場

8/19 10:02

雲ノ平キャンプ場付近の池塘（祖父庭園）

8/19 10:05

祖父岳登山を終えて雲ノ平山荘へ戻った。

8/19 10:29

雲ノ平山荘の窓からの黒部五郎岳

8/19 10:29

雲ノ平山荘で食べたアフォガード800円
美味しかった！

8/19 10:47

雲ノ平山荘前のヤマハハコ

8/19 16:57

薬師沢小屋の夕食

8/19 17:25

薬師沢小屋のスタッフのイラスト

8/20 4:58

薬師沢小屋の朝食

8/20 5:09

薬師沢小屋の受付女性は、山と旅のイラストレーターで談話室にあった本の作者だった。登山者の一人は「黒部源流山小屋暮らし」の本を買ってサインしてもらっていた。

8/20 5:23

薬師沢小屋の入口の水場（冷たくて美味しい）

8/20 5:34

20日天気予報は下り坂、何とか雨が降らないで欲しい！

8/20 5:34

薬師沢小屋ともお別れ、早朝の気温は12℃

8/20 6:23

早朝は少しガスっていた。
雨は降らないでね〜

8/20 6:24

この花はゴマナ？

8/20 6:35

薬師沢の登り道��

8/20 6:37

薬師沢の登り道��

8/20 6:39

ギンリョウソウの花
いつも見るギンリョウソウより花が大きい。

8/20 7:09

薬師沢の湿原

8/20 7:13

マルバタケブキの花

8/20 7:13

トリカブトの花

8/20 7:14

ソバナの花？

8/20 7:14

薬師沢の橋

8/20 7:26

サラシナショウマの花

8/20 8:22

太郎平小屋が見えてきた。

8/20 8:30

オトギリソウの花

8/20 9:14

太郎平小屋からの下り道

8/20 9:29

太郎平小屋からの石畳道

撮影機器：

Canon PowerShot SX620 HS Canon

装備

個人装備

長袖シャツ ズボン 靴下 雨具 日よけ帽子 着替え 靴 ザック 昼ご飯（ランチパック） 行動食（バナナチップ＆羊羹） 飲料（DAKARA500ml×4本） 地図 笛 計画書 ヘッドランプ 常備薬（睡眠導入剤＆下痢止め） 日焼け止め グレープフルーツ 果物ゼリー2個 ＯＳ-１粉末 保険証 携帯 サングラス 日本手ぬぐい（山小屋の枕カバー用） 冷感タオル ストック カメラ

備考

凍ったゼリーや飲料は、１日しか保冷できなかったが美味しかった。
山で食べるグレープフルーツは実に美味しい。
山小屋の寝る用にTシャツと短パンを持って行ったが一度も使用しなかった（山小屋用の長袖シャツとズボンははき替えて使用）
雲の平散策用にアタックリュック持って行けば良かった！

感想

hanasakaoyaji

気の合う山仲間の一人から雲ノ平に行きたいと希望されたので今回計画しました。私が前回雲ノ平を訪れたのは2016年夏でもう9年も昔です。
まずは山小屋の確保で、メインの雲の平山荘は満室で予約が取れず、太郎平小屋と薬師沢小屋宿泊になりました。この山小屋泊りでは、お年寄りグループにはけっこうハードで、仲間の一人からは体力的に自信がないからと不参加の申し出がありました。雲の平は素晴らしい所だから一緒に行こうと、雲ノ平山荘のキャンセル待ちを毎日チェックしてやっと1週間前に予約が取れました。雲の平山荘の予約が取れたので薬師沢小屋の宿泊を一日ずらし、山小屋三泊の余裕のある登山が出来るようになったので、不参加を申し入れしていた仲間も一緒に参加することになりました。
今回の雲の平登山は何と言っても天気に恵まれ、雲ノ平山荘が予約できたことで、雲の平をゆっくりと散策することが出来て最高に良かったです。沈みゆく夕日、満点の星空、朝日に照らされた山々、朝もやの雲の平、何処までも延びた木道とチングルマの綿毛の群生（7月下旬だったら一面チングルマの白花で奇麗だろうと思う）、祖父岳から360度の山々の展望とどれも素晴らしかったです。
下界では猛暑が続いていますが、コバイケイソウも黄葉して山ではすでに秋の装いが来ていると雲ノ平山荘オーナーが言っていました。
19日に太郎平小屋キャンプ場で熊が出現してテントが襲われた情報を聞いたり（折立登山口に下りてくると地元放送局がクマのことで取材に来ていました）、薬師沢小屋の受付女性が山と旅のイラストレーター「やまとけいこ」と知ったりと、なんやかや話題の多い登山となりました。
追伸、折立登山口下山時に右腕をアブにかまれて数日間痒かった！
最後に、沢山の写真掲載、長い文章を最後まで読んでいただきありがとうございました。