鴨沢BS→雲取山→飛龍山→将監峠→唐松尾山→笠取山→白沢峠→芹沢入口BS
- GPS
- 53:40
- 距離
- 44.8km
- 登り
- 3,624m
- 下り
- 3,257m
コースタイム
- 山行
- 5:44
- 休憩
- 0:41
- 合計
- 6:25
- 山行
- 8:11
- 休憩
- 1:05
- 合計
- 9:16
- 山行
- 7:40
- 休憩
- 1:21
- 合計
- 9:01
天候 | 晴れ、曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
池尻大橋駅 0618 ↓ 田園都市線・半蔵門線 各駅停車 渋谷駅 0621 0631 ↓ JR山手線 新宿駅 0638 0640 ↓ JRホリデー快速「奥多摩1号」 奥多摩駅 0821 0835 ↓ 西東京バス(増便) 鴨沢BS 0925 (復路) 芹沢入口BS 1440 1452 ↓ 山梨交通バス 塩山駅 1600 1625 ↓ JR中央線 特急「かいじ118号」 三鷹駅 1737 1738 ↓ JR中央線 快速 吉祥寺駅 1740 1744 ↓ 井の頭線 急行 永福町 1751 1753 ↓ 井の頭線 各駅停車 駒場東大前駅 1802 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険個所なし。 白沢峠からの下りは、白沢に出たあたりがわかりにくいが、踏み跡に注意し、赤テープ(あまり沢山はない)を確認しつつ沢に沿って下ると、割とすぐに林道に出る。 |
その他周辺情報 | 芹沢BSと思われるところには、掘っ立て小屋があるがバス停の表示はない。(西沢渓谷方面にだけBSの表示板がある)でも、バスの自由乗降区間だったはずなので、手を挙げると止まってくれた。 |
感想
5/1 SUN
新宿から、ほぼ満員のホリデー快速「おくたま1号」に乗る。途中駅からも登山者が乗り込んできて、車内は次第に混んでくる。奥多摩駅は相当な人出で、バスが次々に増便され出発してゆく。鴨沢西行のバスも増便してもらえたので座っていくことができた。バスは、登山者が下りていくので次第に空いてきて、鴨沢に着いたときは1/4ぐらいだった。
それでも鴨沢の登山口は登山者でいっぱいだ、準備をして登り始める。最初は舗装道だ。奥多摩湖と新緑が綺麗だ。ところどころに山桜やつつじが咲いていて彩を添えてくれる。5月にしては暑い日で、次第に汗ばんでくる。やがて、七ツ石の分岐に出る。当初は七ツ石を巻こうと思っていたのだが、天気が良いし時間は十分にありそうなので、七ツ石を経由することに変更。七ツ石小屋を通り、水場を通って登っていくと、石尾根にぶつかる。2007.9.23に小雨の中を蒸れながら、雲取から奥多摩駅に下ったことが思い出される。少し行くと記憶にある巨岩が道脇にある。
七ツ石山に着くと、雲取に続く広い防火帯の縦走路がよく見える。明日上る飛龍山も堂々と構えて形良い。テントが多い奥多摩小屋を越え、緩やかに防火帯を登って行く。やがて正面に山頂の避難小屋が見えてくる。最後に短いが結構急なジグザグ道を登って避難小屋わきに出る。2007年の時は、雨でほとんど見えなかったが、今日は春霞の中とは言え、登ってきた防火帯や七ツ石、鷹巣山等がよく見える。避難小屋から少し行くと雲取山頂だ。
山頂から、大きく下って山荘に着く。
5/2 MON
朝起きて外へ出て空を見上げる。三日月が霧に霞んでいる。これは、いまいちの天気だろうかと思いながら朝食をすます。準備をして山荘を発つ。三条ダルミへの巻き道は閉鎖されている。昨日下ってきた路を、雲取山目指して登り返す。急登だ。山頂に着く。曇っているが、今日は昨日よりも視程が良く富士山が見える。国士から甲武信への稜線も良く見える。
避難小屋の先から飛龍への縦走路に入る。最初は大きく下る。下りきったところが三条ダルミで、三条の湯からの道が合わさる。青空が広がり、天気も良くなってくる。三条ダルミから、しばらく平坦な道を行くが、やがて長いダラダラした緩い登りとなる。この登りは結構長い。うんざりしてきたころに再び三条の湯からの道と合流する。ここで小休止する。
30分ほど行くと、昭文社の地図で破線になっている飛龍への登り口と思われるところに出る。飛龍を示す看板は何も無く、東京都水源保全林の看板があるだけであるが、地図と見比べ、ここに違いはないので登って行く。
いかにも奥秩父といった雰囲気の森の中を赤テープを頼りに登って行く。一番高そうなところを通るが、山頂を示す看板はない。結局どこが山頂か判らないままに道は下り始める。大きく下ると飛龍権現の小さな社のところで縦走路に出る。小休止後少し行くと禿岩がある。ここは展望が良い。富士山、南アルプスの白い峰が見える。国士から甲武信への稜線と、その向こうに見える白い峰は八が岳だろうか。大菩薩も見える。和名倉への長い稜線も見える。和名倉へ行ったのは2011.5.22だ。
禿岩から将監峠を目指す。ここから急に人通りが減り、将監峠まで誰にも会わなかった。飛龍を見ながら、少し遅いランチ(ドライカレー)にする。将監小屋までは結構遠い。山腹につけられた道を、適度にアップダウンしながら行く。やがて、遠く下方に水色の将監小屋が見えてくる。将監小屋への分岐を通り、まずは将監峠を目指す。将監峠は、笹原が広がる気持ち良い峠だ。竜喰山にも登りたかったのだが、破線ルートの入り口がどこかわからず断念する。
将監峠で小休止後、将監小屋(2食付き\7000)に下る。明日は、将監峠に登り返し笠取を目指す。小屋の晩御飯の炊き込みご飯はとても美味しかった。夕食後、外に出ると、不気味な靄が下り始めていた。
5/3 TUE
割とよく眠って目が覚める。朝食後、将監峠に登り返す。将監峠から縦走を続ける。3回ぐらい崩落地を超えると、西御殿岩への分岐に出る。ザックをデポし、15分ぐらい登と御殿岩に着く。和名倉に行く前日にも来たところだ。青空なので360度の大展望は素晴らしい。今日は、残念ながら富士山は雲がかかっているようだ。それでも、雲取、飛龍、竜喰、大菩薩、国士、両神などの眺めが素晴らしい。唐松尾はすぐそこだ。風が強いのが難点だ。
分岐まで戻り、唐松尾を目指す。木々に囲まれた展望がない山頂に着く。唐松尾から、しばらく尾根上を行く。笹と疎らな木が綺麗な景観を作っている。左手には大菩薩。視程が良ければ富士山が見えたはずだ。相当進むと笠取の分岐に出る。ひと登りして、ピークを二つ三つ越えると笠取山頂に着く。風が強い。この先に、眺めが良い山頂広場がある。2013.5.6にも、来た山頂だ。ここからの大展望も素晴らしい。ゆっくりしたいのだが、風はますます強いので、写真を撮って、景観を少し楽しんだのち下山する。
笠取は、下から見るとかなり登り甲斐がある山に見える。水源の記念碑を通り、時間があったので2013年にきて気持ちが良かった雁峠を目指す。ここも気持ちが良い草原が広がるが、何せ今日は風が強い。たしか前回も風が強かった。少し戻って、笠取小屋を目指す。笠取小屋を越え、ヤブ沢峠を過ぎ進んでいく。鳥小屋の碑があるところで車道と別れる。少し行くと、ボンネット型の古いトラックが朽ち果てていて風情がある。鳥小屋で使っていたものだろうか。
1時間ぐらい歩くと白沢峠に出る。広い広場になっていて、ここにも有名なボンネット型のトラックが朽ちている。ドアの穴は太平洋戦争中の機銃掃射の跡とのうわさがある。荷台の真ん中に木が育っていて、タイヤも半分埋まっているので、相当の長期間ここに置いてあるようだ。今となっては、山中にポツンとあるのが良い風情だ。ここで遅いランチ休憩とする。あとは、白沢橋に下るだけだ。
白沢橋へ下るルートは、破線になっていて、「道狭く荒廃気味」などと書いてあったので少し不安だ。白沢に交わったあたりが少しわかりにくい。注意深く踏み跡を探りながら、時々ある赤テープを確認し、沢に沿って下っていくと、林道に出てほっとする。林道をのんびり歩いて、西沢渓谷からのバスが通る国道に出る。国道を左折し、芹沢入口BSを目指す。やがて西沢渓谷方面にだけバス停がある、いかにもここという場所に出る。ここで良いのかどうかわからなかったが、たしか自由乗降区間だったはずなので、そこでしばし待つ。バスは、手を挙げると止まってくれた。
バスはいつものように混んでいた。おまけに、乾徳山登山口や恵林寺といった所を通るたびに人が乗ってくるので、最後は立すいの余地がない混雑ぶりだが、これも毎度のことだ。山梨交通は、これを改善するために増便などを出そうという気は全く無いようなのが残念だ。
終点の塩山から、特急「かいじ」に乗る。幸い三鷹に停まるので、三鷹で乗り換えて吉祥寺に出る。井の頭線に乗り換え、駒場東大前に出て帰宅する。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人