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Yamareco

記録ID: 8620317
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

北岳〜間ノ岳

2025年08月28日(木) ~ 2025年08月30日(土)
情報量の目安: S
都道府県 山梨県 静岡県
 - 拍手
GPS
15:02
距離
21.7km
登り
2,709m
下り
2,670m

コースタイム

1日目
山行
2:03
休憩
0:22
合計
2:25
11:43
7
11:55
11:57
22
12:19
12:26
32
12:58
13:05
15
13:20
13:25
43
2日目
山行
6:40
休憩
2:26
合計
9:06
5:26
64
6:30
6:39
6
6:45
6:58
31
7:29
15
7:44
22
8:06
8:29
22
8:51
8:56
25
9:45
10:29
40
11:09
60
12:09
13:00
57
13:57
35
14:32
3日目
山行
6:09
休憩
0:29
合計
6:38
5:49
26
6:34
34
7:08
18
7:26
7:31
7
7:38
7:44
22
8:06
8:10
37
8:47
8:50
10
9:00
9:01
58
9:59
37
10:36
41
11:17
11:22
17
12:02
12:06
17
12:23
4
天候 1日目:晴時々曇 2日目:早朝ガス→晴時々曇  3日目:早朝から快晴
過去天気図(気象庁) 2025年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
往路 甲府→広河原 山梨交通バス利用 交通系ICカード利用可 芦安→広河原間の協力金300円は現金精算

復路 
広河原→芦安 乗合タクシー(ハイエース、助手席含め客9名が揃った段階で出発、協力金含め1700円、区間運賃はバスより安い、協力金の領収証をもらえる)
芦安→甲府 山梨交通バス利用
コース状況/
危険箇所等
【広河原⇔白根御池小屋】
樹林帯の道。日差しは基本遮られているが風もないため、晴れると暑い。これは山登るならどこも同じかね 2か所のベンチポイントが休憩適地。両ベンチとも鳳凰三山の展望有り。展望良いのは第2。でも少し狭い。

【白根御池小屋】
・山小屋WiFiが使えなかった。au以外ユーザはこちらへのボタンをタップしても反応なし。一緒にいたおじさんも同じ場所でフリーズ。最終的に2人とも断念した。
・コンセントのサービスなし。山小屋内にコンセントが無いのだ。充電したい場合は100円でスタッフにスマホと充電用の機器を渡す形となる。これは結構不便。
・地酒が揃っている。自分は七賢を呑んだ。美味。一杯1000円
・コーラ700円、SOYJOY300円
・トイレは小屋泊の人は館内トイレ利用可。洋式水洗トイレ。大変綺麗。

【草すべり】
小太郎尾根分岐までつづら折りの直登。大樺沢二俣へ行くと少し標高下げてしまうので、殆どの人は草すべりを登っていく。7月は花が咲き乱れてそうな良いエリアでした

【小太郎尾根分岐⇔北岳肩の小屋】
晴れてれば快適な稜線。一部岩稜帯あり片側通行しかできないため渋滞が発生する

【北岳肩の小屋⇔北岳】
肩の小屋から登っていくと、特に視界が不良だと、あれが山頂かと思わせるピークがあって騙されます(笑)

【北岳⇔北岳山荘】
一瞬ですがちょっとざれてるところがあります。一点支持で何か間違えると怪我するよ、慎重に行こうね、的な。それも短いです

【北岳山荘⇔間ノ岳】
手前の小山は何もピーク名はついてません。その奥が中白根山。ここからの展望は見事。中白根山から間ノ岳はダウンはたいしたことないです。アップは、見えている最高点は山頂ではなく、そこから少し奥に行く必要があります。どんとたくましい間ノ岳は、やっぱり山頂部もしっかりどでかいのです。危険箇所なし

【北岳山荘】
生ビール1000円
かっぱエビセン150円

山小屋WiFiすんなり利用できた。au以外ユーザはこちらへのタップが出来たと言うことです。QRコードでページを読み込むわけだし、通信料の一部はコミッションとして山小屋に還元される仕組みでしょう。すると、見た目同じようなページだけど、各小屋毎にページが作られてそうですね。白根御池小屋のページで、リンク先のアドレスに変な文字が入ってしまってクリックできなくなってるのかも。とすると、白根御池小屋は売上損してるね。教えてあげればよかったかな。

充電用のコンセントとタコ足が共有スペースに置いてあって勝手に充電します。1回100円をコイン箱に投入する感じ。


【小太郎尾根】
最初の10分だけ歩いて撤退しました
理由は以下の通り
ゝ泙忘粛が滑りやすくなります。歩く人が少なくて踏み固められていないのでしょう。
踏み跡がいくつかあってルート不明瞭です。稜線を辿っていったらガレ場に誘導されてしまいました。途中で少しガレ場を避ける道があったと思われます。
これは実際に歩いた人の情報ですが、ハイマツが覆いかぶさって足元が見えにくくなるそうです。
この調子だとコースタイム通りに歩けないなと思い撤退を決めました。まあ、事前にほとんど調べもせずに尾根に入った事自体が阿呆でした。さっさと撤退して良かったです。でもいつか行ってみたいと思わせる道でもありました。

【大樺沢二俣】
おおかんばさわふたまた、と読みます
北岳バットレスが格好良いです。草すべりよりやや緩やかに思いましたが、その分白根御池小屋まで登り返しがちょっとだけあります
その他周辺情報 【広河原】
広河原山荘とインフォメーションセンターがある。それぞれにトイレあり。自販機あり。広河原山荘はレストランで昼食を食べられる。ビールもある。また、シャワーも有料で使える。
広河原無料WiFiはインフォメーションセンター周辺はつながらず。ゲート前の小屋が一番よくつながった。なお、広河原周辺はドコモは圏外

【芦安】
バス停のすぐ上の施設が日帰り温泉施設。入浴料750円。レストラン併設。バス待ってる間にビールも飲める。無料WiFiも快適。なお、芦安周辺はドコモもつながる。多分、夜叉神峠が境目
お登山口より早速出発これがよく見る吊橋か〜
2025年08月28日 11:52撮影 by  SO-52C, Sony
8/28 11:52
お登山口より早速出発これがよく見る吊橋か〜
第2ベンチ 鳳凰三山が綺麗
2025年08月28日 13:22撮影 by  SO-52C, Sony
8/28 13:22
第2ベンチ 鳳凰三山が綺麗
白根御池小屋に到着 傾斜もほどほどで良き道でした
2025年08月28日 14:08撮影 by  SO-52C, Sony
8/28 14:08
白根御池小屋に到着 傾斜もほどほどで良き道でした
この中から七賢をチョイス
2025年08月28日 14:53撮影 by  SO-52C, Sony
8/28 14:53
この中から七賢をチョイス
小屋の近くに池がある。前日は気付かなかった。もちろん小屋名になっている白根御池です
2025年08月29日 05:26撮影 by  SO-52C, Sony
8/29 5:26
小屋の近くに池がある。前日は気付かなかった。もちろん小屋名になっている白根御池です
タカネナデシコ 好きな花です
2025年08月29日 06:35撮影 by  SO-52C, Sony
8/29 6:35
タカネナデシコ 好きな花です
稜線は雲が多い。その間隙にちらりと青空
2025年08月29日 06:41撮影 by  SO-52C, Sony
8/29 6:41
稜線は雲が多い。その間隙にちらりと青空
ライチョウ発見 珍しく自分が見つけた
2025年08月29日 06:56撮影 by  SO-52C, Sony
8/29 6:56
ライチョウ発見 珍しく自分が見つけた
たまに稜線が見える 
2025年08月29日 06:57撮影 by  SO-52C, Sony
8/29 6:57
たまに稜線が見える 
今のところ、北岳に来ただけ
でも空は明るいし予報も良いので、晴れると信じて先に行く
2025年08月29日 07:21撮影 by  SO-52C, Sony
8/29 7:21
今のところ、北岳に来ただけ
でも空は明るいし予報も良いので、晴れると信じて先に行く
途中で人生初のブロッケン
2025年08月29日 08:04撮影 by  SO-52C, Sony
8/29 8:04
途中で人生初のブロッケン
登頂と同時に晴れた
2025年08月29日 08:07撮影 by  SO-52C, Sony
8/29 8:07
登頂と同時に晴れた
北岳から北岳山荘への下り途中。9時すぎ撮影。2日後6時台に同じ場所通ったけどまだ陽が射してなかった。陰影と青空が格好良いね
2025年08月29日 09:12撮影 by  SO-52C, Sony
8/29 9:12
北岳から北岳山荘への下り途中。9時すぎ撮影。2日後6時台に同じ場所通ったけどまだ陽が射してなかった。陰影と青空が格好良いね
北岳山荘から間ノ岳方面へ歩き出してすぐ。多分、ここを歩く人は同じように何度も振り返ってしまうんじゃないかな。北岳まじで格好良い
2025年08月29日 10:35撮影 by  SO-52C, Sony
3
8/29 10:35
北岳山荘から間ノ岳方面へ歩き出してすぐ。多分、ここを歩く人は同じように何度も振り返ってしまうんじゃないかな。北岳まじで格好良い
似たような写真をあげてしまった。山の稜線の中にある山小屋の赤い屋根って良いよね
2025年08月29日 10:37撮影 by  SO-52C, Sony
1
8/29 10:37
似たような写真をあげてしまった。山の稜線の中にある山小屋の赤い屋根って良いよね
中白根山からの間ノ岳
2025年08月29日 11:04撮影 by  SO-52C, Sony
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8/29 11:04
中白根山からの間ノ岳
間ノ岳山頂
2025年08月29日 12:49撮影 by  SO-52C, Sony
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8/29 12:49
間ノ岳山頂
間ノ岳から富士山も見える
2025年08月29日 12:52撮影 by  SO-52C, Sony
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8/29 12:52
間ノ岳から富士山も見える
間ノ岳からの帰り途中 あの雲がいなくなれば北岳が見えるのにと少し粘りましたが駄目でした 手前の山は中白根山です。
2025年08月29日 13:12撮影 by  SO-52C, Sony
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8/29 13:12
間ノ岳からの帰り途中 あの雲がいなくなれば北岳が見えるのにと少し粘りましたが駄目でした 手前の山は中白根山です。
同じ構図で3枚目。容量使いすぎた(笑)
2025年08月29日 14:15撮影 by  SO-52C, Sony
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8/29 14:15
同じ構図で3枚目。容量使いすぎた(笑)
夕焼け。右のシルエットは仙丈ヶ岳
2025年08月29日 18:09撮影 by  SO-52C, Sony
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8/29 18:09
夕焼け。右のシルエットは仙丈ヶ岳
反対側は雲海に浮かぶ富士山
2025年08月29日 18:26撮影 by  SO-52C, Sony
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8/29 18:26
反対側は雲海に浮かぶ富士山
朝。富士山はいつも堂々としてるね
2025年08月30日 04:51撮影 by  SO-52C, Sony
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8/30 4:51
朝。富士山はいつも堂々としてるね
最終日。北岳山頂より白峰三山をみはるかす。稜線の少し右に見えてるのは塩見岳かな
2025年08月30日 07:00撮影 by  SO-52C, Sony
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8/30 7:00
最終日。北岳山頂より白峰三山をみはるかす。稜線の少し右に見えてるのは塩見岳かな
仙丈ヶ岳。その奥には槍穂も見えていた。
2025年08月30日 07:06撮影 by  SO-52C, Sony
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8/30 7:06
仙丈ヶ岳。その奥には槍穂も見えていた。
小太郎尾根 見た目は気持ちよさそうな稜線に見えましたが、軽い気持ちで踏み込んじゃ駄目ですね
2025年08月30日 07:53撮影 by  SO-52C, Sony
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8/30 7:53
小太郎尾根 見た目は気持ちよさそうな稜線に見えましたが、軽い気持ちで踏み込んじゃ駄目ですね
下山は草すべりではなく右俣コースへ。北岳バットレスを見てみようと思いまして
2025年08月30日 09:18撮影 by  SO-52C, Sony
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8/30 9:18
下山は草すべりではなく右俣コースへ。北岳バットレスを見てみようと思いまして
なかなか気持ちの良いところです。暑かったけど
2025年08月30日 09:49撮影 by  SO-52C, Sony
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8/30 9:49
なかなか気持ちの良いところです。暑かったけど
大樺沢二俣でおおかんばさわふたまたと読みます。この日は、この大樺沢二俣周辺をヘリが飛び回ってました。大樺沢コースは通行禁止だったと思いますが誰か入ったのかな
2025年08月30日 09:51撮影 by  SO-52C, Sony
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8/30 9:51
大樺沢二俣でおおかんばさわふたまたと読みます。この日は、この大樺沢二俣周辺をヘリが飛び回ってました。大樺沢コースは通行禁止だったと思いますが誰か入ったのかな
無事下山 行きでは見れなかった北岳が帰りでは見れました 良い山でした
2025年08月30日 12:25撮影 by  SO-52C, Sony
1
8/30 12:25
無事下山 行きでは見れなかった北岳が帰りでは見れました 良い山でした
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 着替え 予備靴ひも ザック ザックカバー 行動食 非常食 地図(地形図) ヘッドランプ GPS 日焼け止め タオル ストック

感想

7/6に捻挫してようやく足が動くようになってきた。白峰三山は難所が無いと聞いていたので歩いてみることにする。縦走は止めて、広河原からのin、out。こうすれば万一足の調子が悪くても北岳だけで引き返せる。ビビリは常にエスケープの道を確保する。

平日の甲府→広河原のバスの第一便が0905発しかない。到着は1100前後。到着後に準備やら何やらして、肩の小屋まで行くには到着が遅すぎる。よって白根御池小屋泊とする。でも、人によっては肩の小屋まで初日に登る予定だという人もいた。

のんびりゆっくり歩く。それでも2時間程度で小屋に着く。夕食まで相当ゆっくりできた。

翌日は0530頃行動開始。草すべりを登る。良い道。がしがし登るのにうってつけ。朝は晴れていたがそのうちに稜線はガスに覆われた。小太郎尾根分岐では真っ白だったがライチョウと遭遇。ラッキーその1

肩の小屋でも真っ白。まさに「北岳に来ただけ」状態。空の状態は明るく予報(ヤマテン猪熊さんだから信頼のある予報)は悪くない。信じて登ってゆく。

山頂手前の偽ピークに騙される。ふと右を見るとガスに自分の影が映っている。初ブロッケン。ラッキーその2

ブロッケンを撮ろうとばたばた。消えるの早い。そうこうするうちに青空が広がった。目の前が山頂だった。ラッキーその3

山巓で多幸感に浸る。

間ノ岳方面はガスガス。が、既に雲が消えてゆく兆しあり。北岳山荘で栄養補給のカレーヌードルを食べて外に出ると、稜線が晴れ渡っていた

間ノ岳まで最高の稜線歩き
これが世にいう標高3000mの散歩道か〜と感慨にふける。

この日も3時前に登山終了。我ながら優等生

サンセット
満天の星空
朝焼け

すごい山小屋です

最終日、調子良かったのでまた北岳に登った。

前日よりも眺望良し
特に槍穂が見えてたまげた

二日前には見えなかった小太郎尾根がこの日はくっきり。歩きやすそうな稜線で、時間もあるし行ってみるかと足を踏み出す。15分くらいで引き返す。道が不明瞭で妙なガレ場に誘い込まれたのと、かなりざれていた。コースタイム以上に時間がかかりそう。終バスとの戦いは避けたい。そういうの楽しくないね。そもそもあなた怪我してたんじゃなかったっけ。

戻って、大樺沢二俣へ。北岳バットレスを見あげる。格好良かったが、風が無くなった途端に陽射しがきつくなった。2025年8月30日。この日は列島を猛暑が襲った。先行の女性ハイカーが日傘をさしたのを見て自分もやろうかなと考える。が、止めた。なにせ私、捻挫あがりですからな

白根御池小屋でランチを食べようとするが時間前(ランチは1130から、到着は1030)。カップヌードルで良いやと思ったらカップ麺も売り切れ。仕方なくコーラとSOYJOYで当座の栄養補給。この時のコーラの美味さは筆舌に尽くし難し

大分足裏が悲鳴を上げていたが、意を決して下山開始。汗の量が尋常じゃない

吊橋が見えて無事の下山を確信
よっしゃと軽めにガッツポーズ

捻挫してもまた山を歩けている
これが嬉しい

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利用交通機関:
技術レベル
1/5
体力レベル
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