谷川岳西黒沢本谷スキー滑降
- GPS
- --:--
- 距離
- 11.1km
- 登り
- 951m
- 下り
- 1,598m
コースタイム
肩ノ小屋12:00〜ロープウエィ駅12:55〜土合15:36〜上野駅18:54
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2003年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
天神平9:30 土合15:36〜上野駅18:54 |
コース状況/ 危険箇所等 |
西黒本谷のスキー滑降については3月下旬がいい時期であり、その他の時期はクレバス・シュルンドやデブリ等で非常に危険。滑落すると数百メートルは落ちる。事実自分は落ちた。時期や雪面の状況を見定め滑降することである。なので写真は捕れなかった。物損はストック1本で使い物にならなくなった。 |
写真
感想
【3月30日(日)】
昨年同様、蒲田駅4時24分の始発電車に乗り込む。後閑の駅付近で真っ白い谷川岳が車窓から望まれ登高意欲が湧いてくる。電車を乗り継ぎ4時間超、やっと土合駅のトンネルホームに降り立つ。山ヤが数名で降りるだけで寂しいものである。
久し振りの階段を見上げながらもくもくと無人の改札口へ向かう。
駅で身支度を済ませ、雪の消えた車道を歩く。谷川岳の慰霊碑は雪で覆われており上部が出ているだけである。ロープウエィの中でスパッツを付け、9時30分に歩き出す。ゲレンデではスキヤーよりもボーダーが大半を占めていた。正面右側では雪上訓練を行っているパーティーがおり、その横をもくもくと登る。快晴無風のため日焼けが気になる。
熊穴沢の避難小屋で一本とるが、小屋は雪の下で積雪3m70cmである。登山者は30名位おり、やはり中高年層が目立つ。天神尾根を登りながら本日のメインメニューである西黒沢本谷をしっかり確認しながら登る。滑降している人が望まれるが、かなりショッパそう。11時28分に谷川岳山頂に到着。山頂からは苗場山や至仏や浅間が素晴らしく眺望できた。登頂祝いに缶ビールを持ってきたが、滑り終えてから飲むことにする。肩ノ小屋で小休止後、スキー靴に履き替え12時に滑り出す。大斜面は快適にシュプールを描く。ルートはそのまま真直ぐ滑り西黒沢本谷の落ち口上部に行く。
かなりの急斜面で中間部分は見えない。雪は数日前に降ったためやや重めで1mのショートスキーではチヨット厳しい。気を引き締めて滑降開始。案の定、重い雪にスキーが引掛り頭から転倒する事数回、雪が腐っているので恐怖心はない。もう少し雪が締まっていれば快適なのだが、デブリ帯はキックターンで通過する。一部シュルンドが開いていたりで緊張しながら熊穴沢が合流する地点まで滑り降りるが膝はヨレヨレである。その後田尻沢(スキーコース)まで緩斜面が続くが、ショートスキーのため気を抜くと又転倒である。スキーコースに出てようやく安心しロープウェイ駅まで滑り降りる。
帰途、慰霊碑で吉原さんに無事下山の報告と合掌。13時30分過ぎに土合駅到着。山頂を往復した缶ビールで祝杯を上げる。ロープウェイを利用し登り2時間程で高度差1000m以上のダウンヒルが味わえ、しかも日帰り山行で、東京からはやはり便利な山である。15時36分充実した気持ちで電車に乗り込む。
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