三国山 前天狗敗退
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- GPS
- 04:58
- 距離
- 5.1km
- 登り
- 483m
- 下り
- 478m
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
トイレは糠平温泉駐車場。幌加除雪センター、三股バス停、三国峠は冬季使用不可。売店も閉店。 |
写真
感想
天気は晴れ、万全の態勢で十六の沢林道へ。轍が深く、油断するとハンドルがとられる。ユニ石狩分岐を過ぎると大きな足跡がチラホラ、じっくり見ている程運転の余裕がない。高巻きを登り広場を過ぎると乗用車では無理そう。広場から出発しようとするがクマの足跡だらけ。縦横に歩きまわっている。笛を鳴らしながら出発するも登山口に向かって足跡が。前回足跡が曲がった枝道から先にも進んでいる。雪を掘った後まである。さすがにちょっとまずい。完全にこの辺を徘徊しているようだ。緊張感で精神的に疲弊する。この時期何回か来ているのに。こんなことは今までなかった。これでは尾根のラッセルに耐えられないと思い。途中で声を出しながら引き返す。靴と下カッパのまま車に乗り、慎重に林道を出る。この時間では日高は無理。西クマネシリか三国山。もう、轍の林道を走る気力がない。峠を登り三国山へ。快晴の空が恨めしい。峠からニペがくっきりと見える。旭川側駐車場に止め、スノーシューをザックに付け出発。やり切れない思いでトンネルの横へ入る。スノーシューのトレースが続く。雪が深い。トレースがあるのにツボ脚が埋まる。結構なアルバイト。いい加減な気持ちで登り始めた自分が間違っていたことを思い知らされる。反省のためスノーシューを履かずにしばらく歩く。時々膝下まで埋まる。雪山歩きに集中しだし、だんだん楽しくなってくる。なんたってウサギとキツネとヒトの足跡しかない。それにしてもトレースは夏道のように迷わず進んでいく。よほど此処を知っている人間か?二股を左からの足跡もある。ここは夏道に沿って尾根に向かう。しんどい登りの末尾根に出ると展望が。しかし、腿まで埋まりさすがにツボ脚はもう無理、ライトニングアッセントを着ける。が、ウサギは歩けてもスノーシューは埋まる。苦闘しながら大岩を越え振り返るとニペがウペペが石狩が。感動して振り返ってばかりいてなかなか進まない。それでも大分水点に着く。表大雪も武利武華も見える。トレースは南の尾根に進んでいる。そっちから下りたようだ。三国山にはトレースがない。ウサギの足跡に沿っていくが、スノーシューでも埋まりまくり、すぐそこなのになかなか着かない。やっとたどり着いたそこは絶景ポイント。ちょっと移動しただけでこんなに風景が違うものか。何回か来ているのに、今までそんなことは思ったことはなかった。クマネシリからウペペ、ニペ、石狩連峰、トムラウシの頭だけ見える。表大雪、ニセイカは雲の中。屏風と武利武華。阿寒と知床は霞んで見えない。乾杯してぬるいカップヌードルを食べ、しばらく絶景を楽しむ。なぜ、こんないい天気に誰も来ないのかと思っていたら、下っている最中に1人登ってきた。ワカンが埋まって大変だと言っていた。時間もあるので尾根の反対の1462mまで行ってみる。なぜか尾根上に棒が立っている。表大雪が完全に晴れて、旭岳から黒岳まで見える。化雲絶壁も見えた。ニペの姿が小さいながらも良く見える。ここからは前天狗の角度とほぼ一緒。今年はここからで勘弁してもらおう。のんびり下り、適度に冷たい湧水を飲んで駐車場へ。旭岳と白雲が輝いている。間もなくすれ違った人が降りてきた。北見の人だった。冬の山スキーコースを教えてもらった。来年ぜひ来よう。帰りは糠平温泉湯本館500円シャンプーソープ付。
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