檜洞丸 西丹沢自然教室から周回（つつじ新道→犬越路）

2016年05月28日(土) [日帰り]

• GPS: 06:57
• 距離: 13.7km
• 登り: 1,380m
• 下り: 1,378m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:10
• 休憩: 0:45
• 合計: 6:55

8:35 神奈川県立西丹沢自然教室
8:43 8:43 ツツジ新道入口
9:19 9:20 ゴーラ沢出合
10:04 10:08 展望台
11:46 12:15 檜洞丸
14:03 14:14 犬越路
15:08 15:08 用木沢出合
15:25 15:25 ツツジ新道入口
15:30 神奈川県立西丹沢自然教室

○コース参考
・昭文社　山と高原地図　「28　丹沢」（2014年版）

天候

アクセス

利用交通機関：

電車 バス タクシー

町田→新松田　小田急　453
新松田駅→西丹沢　富士急湘南バス　1,180


起点・終点：西丹沢自然教室

西丹沢自然教室→中川　富士急湘南バス　190

中川温泉　ぶなの湯

ぶなの湯→谷峨駅　タクシー　4,170
谷峨→松田　JR御殿場線　200
新松田→町田　小田急　453

コース状況／危険箇所等

○西丹沢自然教室〜檜洞丸
・ゴーラ沢出合で飛び石に沢を渡る。増水時注意。
・大きめの段差とハシゴもあるが、概ね道は歩きやすい。
・山頂が近くなると木道が敷いてあり、とてもいい道。
・山頂はとても広い。
○檜洞丸〜犬越路
・檜洞丸からしばらくは、とても眺めのいい道。
・小笄（ここうげ）の前後は、急坂・鎖場・ハシゴ、とそれなりに難儀な道。
○犬越路〜西丹沢自然教室
・犬越路からの下りは、大きな段差はないものの、若干滑りやすい。
・沢沿いになると、あとは平坦。
・何度も木橋で沢を渡る。

その他周辺情報

○温泉　中川温泉　ぶなの湯　700（2時間）
若干つるつる感のあるお湯。
中川バス停から徒歩5分くらい。
休憩スペースはあるが、食事処はない。

写真

5/28 8:35

新松田駅でバスに乗って1時間超。
西丹沢自然教室。
ここは西丹沢のいろんな山の基点になるところで、たくさんの人。

5/28 8:43

舗装路を10分足らずで、つつじ新道への分岐。
ここを入っていく。

5/28 8:44

まずはしっとりとした沢沿いの道。

5/28 8:53

横に倒れかかっている木の上にたくさんの若木が伸びている。
親が倒れたら子は生きられない、でも子が育つにつれて親の負担は増すばかり・・・

5/28 8:57

序盤は軽く登ってしばらく平坦な道が続く。

5/28 9:16

咲き始めたマユミの花。

5/28 9:17

白石ごろごろの沢に飛び出す。
ここがゴーラ沢出合い。

5/28 9:19

ゴーラ沢。
飛び石に沢を渡る。

5/28 9:20

沢を渡ると、いよいよ急登の始まり・・・
山頂まで3kmもないのにコースタイムは2時間半ほど。

5/28 9:24

マルバウツギ（丸葉空木）。

5/28 9:32

ツチグリ（土栗）。

5/28 9:34

少し登ると、ヤマツツジがちらほらと。

5/28 9:37

ギンリョウソウ（銀竜草）が頭を出し始めていた。

5/28 10:04

展望台に着くと、富士山！
曇りなので見えないかと思っていた。

5/28 10:05

展望台にあったハンショウヅル（半鐘蔓）。

5/28 10:27

緑のつぶつぶ、ブナの新緑。

5/28 10:46

ハシゴもあって、大きめの段差がある急坂を登って行く。

5/28 10:51

ヤマクワガタ（山鍬形）。
よく見ると道脇にポツポツと咲いている。

5/28 10:51

シロヤシオ（白八潮）は、花が落ちた直後・・・

5/28 10:52

ツクバネウツギ（衝羽根空木）。

5/28 10:53

風が吹けば落ちてしまいそう。

5/28 10:57

つつじの額縁。

5/28 11:00

雲間の大室山。

5/28 11:13

マイヅルソウ（舞鶴草）も咲き始めている。

5/28 11:17

登るにつれて、残っているシロヤシオが多くなってくる。

5/28 11:19

シロヤシオを見上げる。
曇り空だと花が目立たない・・・

5/28 11:21

見事に満開のミツバツツジ。

5/28 11:22

アオダモ（青梻）。

5/28 11:24

大半は落ちていました。紅白の花びら。

5/28 11:22

登るほどにつつじが多くなってくる。

5/28 11:23

ミツバツツジと雲の上の富士。

5/28 11:23

地面に落ちている花も多いが、残っている花も多い。

5/28 11:27

アップで

5/28 11:34

もう一度シロヤシオ。

5/28 11:25

シロヤシオの巨木。

5/28 11:26

山頂付近はシロヤシオ咲いてます。

5/28 11:30

傾斜が緩むと木道になり、コバイケイソウの群落。

5/28 11:36

山頂近くでは、ジシバリ（地縛り）も多い。

5/28 11:46

なんでしょう。
(W)調べました。ベニヒラタムシ、みたいです。

5/28 11:43

お気に入りの一枚。

5/28 11:37

山頂近くからの富士山。

5/28 11:39

コバイケイソウと富士山。

5/28 11:51

タンポポ。

5/28 11:49

まだまだ、トウゴクミツバツツジは満開です。

5/28 11:44

ミツバツツジとコバイケイソウ。
山頂近辺はコバイケイソウで埋め尽くされている。

5/28 11:46

檜洞丸の山頂に到着。

5/28 11:47

先週設置されたばかりの安全登山の標柱。

5/28 12:12

山頂のミツバツツジ。

5/28 12:18

山頂で体力を回復したら、予定通り犬越峠へ向かいます。安全祈念、安全祈念。

5/28 12:13

檜洞丸の山頂は、展望こそないもののとても広い。

5/28 12:15

さて、ミツバツツジの下を通って犬越路方向に下りにかかる。

5/28 12:15

ミツバツツジ。

5/28 12:15

そのうちツツジと入れ替わるようにコバイケイソウが咲くのだろうか。

5/28 12:16

山頂から少し進むと、眺めのいい場所がある。
天気が惜しいな〜

5/28 12:17

天気が良ければ、ここで休憩するのも良さそう。

5/28 12:18

富士山はすっかり見えなくなってしまった・・・
向きを富士山に合わせてみてはいかが？

5/28 12:19

序盤はこういう眺めのいい道。

5/28 12:22

まだ、ミツバツツジ。

5/28 12:20

これまた見事なミツバツツジ。

5/28 12:20

けっこう急峻な深い谷。

5/28 12:24

ここは雲の通り道。
ヒンヤリした風が心地いい。

5/28 12:25

山口ではなく、山♡。

5/28 12:26

いい感じに紅白緑。

5/28 12:31

丹沢らしい階段ですね。

5/28 12:33

アザミはまだですね。

5/28 12:34

ブナの枯れ木。

5/28 12:34

ブナ林に、まばらにミツバツツジ。

5/28 12:42

tree in tree.

5/28 13:02

丹沢らしい渓谷です。

5/28 13:06

どっしりと、大室山。

5/28 13:07

岩を這う尺取虫。

5/28 13:08

空木の白も良く目立つ。

5/28 13:16

ミヤマカラマツ（深山唐松）。

5/28 13:17

お、本物のクサリ登場です。

5/28 13:18

だんだん標高が下がってくると、ミツバツツジはなくなって、ヤマツツジが現れる。

5/28 13:21

あ、サラサドウダン（更紗灯台）。

5/28 13:21

サラサドウダンもたくさん咲いている。

5/28 13:22

姿を隠した富士山が、ときどき頭を覗かせる。

5/28 13:33

ヤマツツジ。

5/28 13:36

新緑はブナだけじゃない。
ミズナラの新緑。

5/28 13:42

ブナの森を行く。

5/28 13:57

大室山が目前。
ここまでくれば犬越路は近い。

5/28 14:02

丹沢湖北側の山並み。

5/28 14:03

ようやく犬越路に到着。

5/28 14:07

犬越路避難小屋。

5/28 14:14

小さなガ。
ユウマダラエダシャク。

5/28 14:48

クマシデの花だろうか？

5/28 14:52

一気に斜面を下って、そのうち沢沿いの道になる。
水がきれい。

5/28 14:54

沢の水は緑を写す。

5/28 14:55

こういう橋を何度も渡る。

5/28 14:59

ガクウツギ（額空木）・・・でいいのかな？

5/28 15:00

なんとも美しい水の色。

5/28 15:00

釣りをしている人がいる。
何が釣れるのかな。

5/28 15:04

さずが丹沢というか、山の中でもこんなに立派な橋が架かっている。

5/28 15:04

橋からの眺め。
大きな堰からの流れもなかなか壮観。

5/28 15:05

マルバウツギ（丸葉空木）。

5/28 15:06

タニウツギ（谷空木）。

5/28 15:08

用木沢出合いで舗装路に出る。
あとは道なりに行けば、西丹沢自然教室に戻れる。

5/28 15:22

右手には広〜いキャンプ場。

5/28 15:25

つつじ新道の入口に戻ってきた。

5/28 15:30

西丹沢自然教室。
おおよそ7時間の長丁場。
疲れた〜

5/28 15:30

ちょうどバスの時間。
すぐ近くの中川で降りるので、満席で座れなくても乗る。

5/28 15:47

中川バス停で降りて5分ほどで、ぶなの湯。

5/28 16:28

温泉後に・・・
湘南ゴールドサイダーと、丹沢の猪。

5/28 17:49

座れないバスに長時間乗るのはイヤなので、頭数もあることだし、タクシーで谷峨駅へ。
ぶなの湯から15分ほど。

撮影機器：

PENTAX K-3 ペンタックス

Xperia Z3 SO-01G SONY

感想

WashiTabi

丹沢は近場ではあるけれど、キツい上に混雑しているという印象で、なかなか自分からは足が向かない。
今回はtakasunからのお誘いがあったので、久々にグループで西丹沢の檜洞丸へ。
西丹沢自然教室からつつじ新道を登って犬越路を経て下る、キツめの周回コース。

天気は曇り空。
富士山は見えないだろうけど、その分人が少ないか、と期待していたが・・・
朝、新松田駅からのバスは、大混雑。
始発のバスの時間よりも早くから、時刻表が意味をなさないほどに臨時の増発便がいくつも出ていた。
そのおかげで、バスには予定より10分ほど早く乗れて、座ることもできた。
でも、結局途中の乗り降りなどで時間がかかって、西丹沢自然教室に着いたのは、ほぼ予定通りの時間。

つつじ新道はきつい登りが続く。
展望は少なめだが、道沿いには空木とか、小さな花などもポツポツと咲いている。
つつじ新道といいつつ、なかなかツツジは現れない。
ひたすら登り続けた後、傾斜が緩んでくると、そこからがつつじ天国だった。

シロヤシオはもう終わりかけていて、多くの花を地面に散らせていたが、登るほどに残っている花も多くなる。
そして、ミツバツツジが満開。
木道が出てくると、コバイケイソウも現れて、さらには振り返ると富士山も見える。
これまでの疲れを忘れるほどの素晴らしい道。

山頂はとても広いが、それに応じて人も多い。
山頂広場にはコバイケイソウが多くあり、ミツバツツジも点在している。
もし到着時間が遅ければピストンにするつもりだったが、標準のコースタイムより少し早いくらい。
このまま周回コースにするか、ピストンにするか検討した結果、予定通り周回コースを行くことにした。

下りの序盤は眺めのいい道。
富士山は隠れてしまって、雲が多いのが残念に思える。
でも、急傾斜の深い谷と、点在するツツジもまたいい眺め。
中盤からは一気に急斜面になり、ハシゴとか鎖場が数ヶ所ある。
大室山が目前に大きく見えてくると、傾斜が緩んで犬越路、という変わった名前の峠に出る。

犬越路からは歩きやすいが、少し滑りやすい急斜面を下り、沢沿いになると平坦になる。
何度も木橋で沢を横断しながら進む。
緑を写す沢の水はとてもきれい。

舗装路に飛び出すと、あとはそのまま道なりで西丹沢自然教室に着く。
バスの時間の5分前。なかなかいいタイミングに到着できた。
バスはすでに満席で、次の臨時バスを待つ行列もできていたが、
近くの温泉で降りるつもりなので、座れなくても乗り込む。

温泉は中川温泉のぶなの湯。
それほど広くはないが、若干つるつる感のあるお湯。
食事処がないので、売店で菓子類を買い込んで、打ち上げ。
帰りは、1時間近くも座れないバスに乗るのは御免なので、
人数もいることだし、タクシーを呼んでもらって、最寄の谷峨駅へ。

というわけで、檜洞丸。
自分の中でのつつじ名山は、赤城と榛名と愛鷹山。
そして、檜洞丸もつつじ名山入り決定。
ここは富士山とかコバイケイソウとか他と組み合わせての景観が素晴らしい。
キツい登りを経ないと辿り着けない、つつじ天国。

○すべての写真（Googleフォト）
https://goo.gl/photos/HAWJhR3gXgeGdxc98