沼原から那須連山周回
- GPS
- 08:21
- 距離
- 21.8km
- 登り
- 1,573m
- 下り
- 1,573m
コースタイム
- 山行
- 7:36
- 休憩
- 0:45
- 合計
- 8:21
天候 | 快晴、後晴れ 終日無風、微風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・沼原駐車場-白笹山-南月山:白笹山までは樹林帯の急登で見通しはほとんどない。また、白笹山の山頂は展望なし。白笹山から南月山は一旦下がってから緩い登り。白笹山までは登山道の整備も良いが、白笹山から南月山は笹が登山道を覆っている箇所が多い。登山道自体は明瞭だが、所々歩きづらい。登山者は大変少ない。 ・南月山-日の出平-避難小屋:南月山にて樹林帯から出るので、天気が良ければ大変見晴の良いルート。アップダウンも少なく快適なトレイル。茶臼岳の山腹からは所々噴気が上がっており長居は無用と思わせる。登山者は避難小屋付近まで少ないが、時間帯による。 ・避難小屋-朝日岳-三本槍岳:朝日岳までは登りが続くが距離も標高差もそれほどではない。朝日岳の直下は手すりや鎖があるが、なくても特に問題なかった。登山者は大変多くすれ違ってばかり。 ・三本槍岳-大峠:登山者の姿は全く見掛けなくなるが、峠までは樹林帯の上に出た明るく見晴らしの良い登山道。 ・大峠-三斗小屋温泉-沼原:登山者は大変少ない。この区間はほぼ太陽の当たらない樹林帯歩き。標高は1500m付近なので盛夏は暑いだろう。行程の最後までアップダウンが繰り返されるので、ペースが上がらない。三斗小屋温泉までは渡渉を数回繰り返すが、今日の時点ではどの沢も水量少なく水流も細かったので問題なし。 |
写真
感想
秋に歩いてみたいと考えていて沼原起点の那須周回ルートだが、梅雨入り前の時期に歩いてきた。20kmを越える日帰りとしては長いルートだが、変化に富んだコースなので最後まで飽きずに歩ききることができた。
駐車場には4時過ぎに到着。日の出の早い時期なので、この時間でも既に薄明るくヘッドライトは要らない。沼原の駐車場はかなり広いがこの時点で停まっているクルマは数台。準備中の人もいるがどこを目指すのだろう。4:30に駐車場を出発。今日のルートの登りの大部分は最初の1時間にあることは地図を見ていて分かっていたが、それでも歩き出してすぐはペースが上がらない。が、10分ほどすると体が温まってきたので長袖シャツ一枚になって歩く。歩き初めは肌寒さを感じるほどだったが、もうその感じはなくなり、風が吹いて体を冷やして欲しいと思うまでに。白笹山まではとにかく登り一辺倒で、ほぼ樹林帯歩きだが、時折樹木の合間から沼原の調整池が見える。出発から1時間ほどで白笹山に到着。展望を期待したが樹木が濃く何も見えない。水と栄養補給のみで立ち去る。ここからは一旦下って緩やかな登りに入るが、前方に南月山と思われるピークが見えるようになる。それほど遠くない印象だが、このルートは今日はボウフラ?のようなものが湧いていて突っ切って通るのに難儀することが多かった。山に入って虫が嫌とはなかなか言えないが、それでもあの虫の多さには閉口した。サングラスをかけ帽子を被り、口元を手で覆って先を急ぐしかない。天気は抜群に良く、右手には時折雲海も見えた。6時過ぎに南月山に到着。ここからの展望は良かった。虫の大群のために敗退しなくて良かったと思えるほどで、日の出平の奥に茶臼岳がドーンと聳えている。遠くからでももちろん噴気は見える。しばらく立ち尽くして見とれ、写真を撮った後に出発。ここから日の出平を経由して茶臼岳に至るルートは今日のハイライトと言っても良かった。アルプスではないが、アルプスっぽい雰囲気であった。短くも楽しいトレイルは終わり、茶臼岳の麓(牛ヶ首)に到着。まだロープウェイが動く前なので、人は全くいない。この時間なら茶臼の山頂もガラガラだろうことは容易く想像できたが、今日はとにかく先が長いので茶臼は割愛することに。山腹を巻くルートを歩いて避難小屋付近に出てくると登山者が一気に増えた。いつもならこのエリアは強風が吹いているのだが、今日は全く静かで、避難小屋の外で休憩もできるくらい。以前、この先が強風で先に進めずに敗退したこともあったのだが。避難小屋で休憩後に行動再開。ここから三本槍岳までは自分のペースで歩くことが難しくなる。追い抜きとすれ違いが多いためだ。朝日岳も過去何度も訪れているが、ここは往復しても10分程度なので寄ることに。この山頂も風はなく、茶臼岳方向が大変よく見えた。この先清水平へ降りて平坦地を歩いた後に三本槍岳の登りに取り掛かり、8:34に三本槍岳到着。これで3度目だし、相変わらず人が多いので写真だけ撮って通過する。この先がどうなるか興味があったが、やはり人の姿は全く見えなくなり、三本槍岳から降りてくるのは自分のみであった。このメリハリが面白いと言えば面白い。大峠へのルートは人の少なさとはうらはらに良く整備されていて、また樹林帯の上にあるので眺めも良かった。緩やかな下りが続き、三本槍岳から1時間かからずに大峠に到着。ここからは大峠山方面のルートがあるが、今日は三斗小屋温泉を目指す。峠から下り始めるといきなり樹林帯に入る。視界はほぼ得られず日の差さない薄暗い樹林帯を歩くことに。登山道の整備は必要十分になされてはいるが、歩く人の数が少ないのか、これまでのルートと比べると少し歩きにくい。既に大峠までで大きく標高を下げたので大きなアップダウンはないが、細かく上げ下げしながら進む。途中沢を何箇所か渡るがいずれも橋はなく、渡渉が必要だった。しかし今日のところは水量が少なく水の勢いも弱かったので、渡渉は楽勝だった。三斗小屋温泉に近付くと時折ぶなの木が見えるようになる。標高がぐっと上がると三斗小屋温泉に到着。突然現れる建物に少し驚く。ここで大休止して先に進む。しばらくは歩き易い道が続くが、沼原方面へと道が分かれると元の登山道に。相変わらずアップダウンがあるが、最後はぐっと下って駐車場と湿原の分岐に出る。まだ日の高い時間帯なので湿原を目指すが、まだこの時期は枯れていて湿原の雰囲気はなかった。湿原から少し登ると朝よりは大分クルマの数が増えた駐車場に到着。出発から8時間強で無事行動終了。コースタイムは11時間近いから8時間程度で回って来れたのはタイムとしては悪くないと思う。前半の日の出平付近はかなり楽しい歩きだが、後半の樹林帯のアップダウンはもういいかな、と言うのが今の心境。
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