中ノ岳、兎、大水上、丹後 十字峡から周回縦走
- GPS
- --:--
- 距離
- 17.2km
- 登り
- 2,114m
- 下り
- 2,115m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
中ノ岳への標高差1600mはやはりきついです。 中ノ岳への道は五合の日向山までで登り自体は1000m登ってますがここまでは急登なだけ。五合の裏から雪田対応が始まりこれがなかなか厄介。お陰で水芭蕉にあえました。巨漢中ノ岳が突然顕れて圧倒されます。なかなかにきついです。 中ノ岳から兎岳 ここが一番の難所。 ほとんど雪がとけてなくなった中、荒沢岳への稜線の間に連なる雪渓は健在です。 アップダウンもきつく、時間によってはゆるんだリ、滑ったりでそのままトレースできず、さりとてチェーンスパイクに活躍してもらうほどでもない。 なかなか嫌らしい区間です。 兎岳から丹後 気持ちよく稜線歩きができるでしょう。 兎岳から荒沢岳はアップダウンこそあれ、なかなか歩き易そうで、美しい稜線に見えました。 大水上山は上越国境の始まりであり、大水上山から平ヶ岳への稜線は利根川水系と、阿賀野川水系 只見川への沢となる。この国境稜線は薮ゆえ残雪期でないとえらく時間はかかるとのことです。 丹後方面は林道と稜線に乗る三合あたりまでが道悪です。丹後山頂から三合までは快適です。 |
その他周辺情報 | 温泉:五十沢温泉 下山したらさっさと入りたいもの うってつけかと。 食事:北海道という飲食店。 他:六日町近隣で生活絡みのものは事足りる思うので、忘れ等あれば活用を。 |
写真
感想
越後三山 またの名を魚沼三山は、八海山、中ノ岳、越後駒ヶ岳からなり、そのうち最も里に近い八海山を中央に三つの巨大な山々を里の人々は遙拝する。
かつては三山をちゃんと回ったらしいが、八海山から中ノ岳への稜線が崩壊厳しいということ、近年は八海山と残り2つという人が多いとのこと。
田中陽希氏はこれを縦走した上で、中ノ岳から荒沢岳まで回り銀山平へ繋いだそうだ。
先日のBSプレニアムで、三山が見える、越後川口辺りからの「はなこ」を眺めるべく火野正平がちゃりで行くは、昨年敢行した田中陽希氏のグレートトラバース 一座15分版の放送があるはで、駒以外の二座に今シーズン行ってみたいなと考えていた。
何の縁か、今週末は北にいくほうがましということもあり、でも、八海山〜中ノ岳縦走は厳しそうと考え、中ノ岳あたり周回を土曜日にまず行い、日曜日は天候を鑑みて、八海山、または荒沢岳アタック、もしは山行中止として、現地付近で明け方を待つ作戦とする。荒沢岳と八海山は当初荒沢岳を考えていたが、銀山平基点に荒沢岳と、中ノ岳、越後駒ヶ岳という周回縦走一泊二日という人に中ノ岳で逢い、荒沢岳の梯子かけ今一という話を伺い、八海山を行って越後三山「はなこ」を閉じることとしたい。
正直三山をちゃんと登ったらとても「はなこ」などと気安くよぺる代物ではない。
取り敢えず、今日の中ノ岳、昨年の越後駒ヶ岳はいずれも厳しかった。
今回の山行を計画するにあたっては、中ノ岳、八海山、荒沢岳、谷川主脈、谷川馬蹄、仙ノ倉山を候補にしていたが、中ノ岳と大水上、丹後までの周回縦走を選択した。
決め手は、まだ行っていない越後三山のうちの一つに行くこと、並びに大水上山に踏むことで関東最大の大河川であり、我が家には浅からぬ縁がある利根川源流域、源流の碑を踏むことにある。
利根川源流に利根川源流域側から塑行して行けないのが兼ねてから残念に思っていたが、致し方ないか。
至仏、平、武尊のレコなどに、利根川源流域に対する縁や思いを書いているので、ここでは割愛する。
とにかく大水上山と利根川源流の碑を踏んだこと、丹後あたりからは南に至仏、笠、武尊のならびがあり、矢木沢、奈良俣、巻機から見知った風景があり、湯の小屋あたりの構成要素は見えた。
大水上から平への分水嶺かつ上越国境尾根である稜線が予想以上に狭い。
中ノ岳から兎岳、大水上山への稜線東側の深い谷が利根川方面に頂ければ幾分関東の水不足も解消される気もするが…。今年は梅雨で挽回してくれないと関東は渇水に苛まれるのは自明です。それほどまでに上越国境尾根南面側には残雪が皆無であり、来た人々はみな、こんなに雪がないのは経験がないとのこと。
なお、大水上、兎岳あたりからは三山と荒沢岳への稜線が見られなかなかでした。
本日のルートでは越後駒ヶ岳は中ノ岳についてやっと見える限りです。しかし、中ノ岳方面から見る駒は駒の名に相応しいで端正な姿。八海山からも、枝折峠から越後駒ヶ岳への登山もしましたが、越後駒ヶ岳は中ノ岳方面からが美しいと思います。
山の迫力でいえば、今回は中ノ岳に集約されます。とにかく圧倒的な巨漢ぶり、並びに豪快な雪渓群と周囲の眺望の良さ、兎岳への稜線でのアップダウン、丹後からの下山道から見る姿や、山からのも滝含め素晴らしかったです。
八海山は阿寺からの稜線として、中ノ岳への登頂中、ずっと谷をはさんで、見え続け、心強かったです。稜線からは越後駒、荒沢岳、八海山、巻機山、雪渓群、燧、至仏、平、丹後、巻機への稜線、巻機の裏に谷川山系。
どれもきれいだったし、稜線乗っかると景色が変わるというのにかなり出くわして眺めの変化でも楽しめました。
今年は、例年より一月以上雪どけが早いとのこと。今年の雪不足は記録的なもののようで、湯沢で一回も雪かきせずに済み、こんなの記憶にないと現地の方々が言っておられました。
それゆえ、高山植物もまた美しかったのですが。
最後まで雨に打たれずに済んだことを含め、いい山行ができたと思います。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
HHHさん、こんばんは。
中ノ岳、雪がたっぷりあり、
いろんな方向に雪渓が伸びていて、
いいですね。
近くに避難小屋もあるので、泊まり込んで、
スキーを楽しみたいと思いました。
利根川源流の大水上山もあり、
好奇心をそそるルートですね。
あった地元の方によると、近年希に見る雪のなさで、特に関東平野の水不足が今から懸念されているようです。ただ、豪雪地帯らしく、この界隈は山滑走に向く場所は数多ありますので、検討されてみてもよいかと思います。中ノ岳から兎岳への鞍部、並びに鞍部から東へのラインはよさげでした。
ちなみに奈良俣ダム建設の狙いの一部に只見川に流れてしまう分を至仏にトンネル掘って利根川水系に回すという案もあったよう。関東一極集中と温暖化の昨今を思うと今となっては使わずとも備えで作っておいても良かったのかもしれませんが…。自然との調和との天秤で難しいところですね。
似た話ですが、南アの大井川側を狙うならリニア建設が始まってしまうまでにお急ぎください。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する