東大巓と弥兵衛平・明星湖まで、吾妻の池塘群廻り
- GPS
- 06:38
- 距離
- 17.5km
- 登り
- 925m
- 下り
- 536m
コースタイム
- 山行
- 4:48
- 休憩
- 0:57
- 合計
- 5:45
天候 | 晴時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山道は木道など、よく整備されている。危険箇所は全くなし。 GPSログのうち、標高差240m、距離1kmは第3リフトに乗車。 |
写真
感想
前日の雨とはうって変わって10日は関東、南東北は晴れのようだ。久しぶりに山を歩いてみることにした。暑いので登山口の標高の高い所から、そうだ、吾妻連峰の弥兵衛平にでも行こう。昨年秋は西吾妻に行ってから途中、藤十郎辺りまで行ってみたのだが、季節が変わった吾妻の湿原も見てみたいし、今度は直接弥兵衛平に行くことにしよう。
10日朝仙台は快晴、途中東北道では濃霧の処もあったし、山は雲が架かったりしているが、どうだろうか。到着した天元台ロープウェイ湯元駅は晴れ。ロープウェイは8:00定時出発、山は少し雲が架かっているが、これから晴れそうである。続く3つのリフトでトラブル。第1は動いたが、第2はいつ動くか分からないというので、取り敢えず、この区間を歩いて登ることに。20分程掛けて標高差150mを登ると、第3リフトは動くというので、また、リフトへ。北望台(リフト終点)の出発が9:30になってしまった。リフトの最終時間が16:00なのだが、直接弥兵衛平に向かえば十分だろう。
北望台(リフト終点)から、10m位登って直ぐに、かもしか展望台方向と別れて、人形石方向に向かう。石のゴロゴロした樹林帯の道を登る。しばらく登ると、傾斜はないが、岩のゴロゴロした道となり、樹木が無くなると人形石である。人形石は大きな岩の集まりで、周囲は岩と潅木、シャクナゲも咲き庭園のように美しい。西吾妻方面、東大巓方面共に一応見えるが、山肌にはガスが架かっている。人形石からは最初斜め右方向に岩礫帯を下り、次いで土の道となりトラバースとなる。さらに、標高差100mほど比較的急な下りとなる。下りきると大小の湿原と池塘が現れる。往く手の藤十郎のこんもりしたピークに近づくとまた、湿原と池塘がある。藤十郎は右を巻いてから下るが、この辺りや鞍部にも湿原がある。東大巓への登りになるが、緩やかな登りである。山頂直下には広い湿原もあり、明月荘への分岐となる。今回の山行は目立ったピークがないので、展望はないのだろうが、先ず東大巓に登っておくことにする。分岐から最初は少しだけ木道だが、その後道には段々笹が被ってくる。笹の被った沢状の道を登り20分程度で山頂への小さな分岐へ着く。ここを曲がってすぐ東大巓山頂である。山頂は展望はないが、分岐に戻って少し先へ行くと一切経山が見える。やっぱり東大巓まで来て良かった。
明月荘への分岐まで戻り、右へ弥兵衛平へ向かう。明月荘までは湿原はほぼ無く、背の低い樹林帯を緩く下るがほとんどは木道である。歩きやすいが、傾斜があって濡れている所は滑るので注意。明月荘は内部もきれいな小屋である。滑川温泉への道はどうか、と木道を少し行ってみるが、湿原などはないし、直ぐ戻り、弥兵衛平へ向かう。ここも全て木道である。明月荘から少し樹林帯を行くと、すぐに池塘もある大きな湿原に出る。木道はその湿原を左へ大きく回るように付けられており、西吾妻方面の山々を背景に広い湿原が美しい。明月荘から20分程で、やや大きな明星湖があり、その先が木道の終点である。立岩登山口へ、の標柱がある。ここでゆっくり休憩、12時30分に帰路へ、リフトの時間には十分間に合いそうだ。帰りの人形石への登りは陽が照っていたが、段々と雲が架かってきて、人形石では完全に雲の中だった。そこからは樹林の中の石ゴロゴロしている道を北望台へと戻った。多くの人は西吾妻に向かうので、人形石ー弥兵衛平の間で出会った人は4人だった。今日は梅雨どきにしては良い天気だったし、山上の気温はさほど高くなかったので、快適な山行だった。吾妻の湿原には癒されます。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
kyenさん、今晩は。
弥兵衛平いいですね〜。30年前春山スキーで訪れたのみで、明月壮がぽつんと佇むのみの、ただのだだっ広い緩い傾斜の雪原でした。こんな緑したたる湿原がその下に広がっていようとは 。でも、花が以外に少ないように感じるのは、花 のシーズンが過ぎているのでしょうか。
私事ですが、小生の唯一の大変お世話になった山の先輩が、先日亡くなりましたが、福島市の生まれでした。故郷の山吾妻を、「いいぞ、いいぞ〜」と言っていました。その場所の一つが、谷地平、弥兵衛平でした。いつか、そう遠くない時期に、追悼登山 を兼ねて訪れられればな〜。
odaxさん、コメント有難うございます。
雪原、そうですね。私も今年5月八幡平に行きましたが、雪原でした。ヤマレコでその後、一月くらいで一面の湿原になっているを見て、季節の移り変わりを興味深いと思いました。冬の長い雪の期間が湿原の源になっているのでしょうね。花ですが、一面のワタスゲはもう少し前でしょうか。小ぶりの花は結構多かったですよ。あと、湿原ではありませんが、シャクナゲも。
谷地平は山に囲まれた感じでそれも良いのですが、弥兵衛平はやや標高が高く、開放的で、少し印象が違って面白かったです。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する