裏高尾で沢登り!! 小下沢遡行〜堂所山〜景信山〜ヤゴ沢〜小仏BS
- GPS
- 06:29
- 距離
- 12.2km
- 登り
- 712m
- 下り
- 651m
コースタイム
- 山行
- 5:27
- 休憩
- 1:01
- 合計
- 6:28
天候 | 曇り。 曇りですが時折日が差し、気温も高く、蒸し暑い一日。 沢登りするには丁度良いです。 |
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過去天気図(気象庁) | 2016年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
景信山登山道を跨ぐまでは、滑床や1m程度の小滝が連続する穏やかな沢。 登山道をまたぐと、やがて左側に逆沢ノ滝 |
写真
装備
個人装備 |
沢靴 1
沢靴下・スパッツ 1
1/25000地図 1
ヘルメット 1
コンパス 1
笛 1
筆記具 1
保険証 1
飲料 1
ティッシュ 1
バンドエイド 1
タオル 1
携帯電話 1
雨具 1
着替え一式 1
着替え登山靴 1
非常食 1
食事 1
クマよけ鈴 1
手袋 1
スリング 4
環ビナ 3
カラビナ 4
ハーネス 1
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感想
小下沢をソロ遡行。
沢のソロ遡行ははじめてなため、危険個所の少ない小下沢を訪問。
木下沢梅林先の入渓地点から景信山への登山道木道までは、危険個所もなく、ひたすら緩い沢登りです。
美しい苔むした沢筋、透明で清冽な水は、高尾山の辺りとは考えられない綺麗ところです。
水は冷たく、透明度が高く、歩いていて気持ち良い。
一方、小下沢は、緑深く、苔むす世界の広がる綺麗な沢ですが、どこまでも緩い沢であり、だんだん単調に思えるかもしれません。
ただ、初ソロな私には、それでもいろいろ気にしながら歩いていたので、特に退屈することもありませんでした。
景信山登山道の木道を越えると、少しづつ傾斜が上がってきます。
小滝が連続するようになり、やがて、砂防ダムを2つ越えます。
無粋なダムは、美しい森に続く自然の渓流にはもったいないですが、治水のためには致し方なしでしょう。
2つの砂防ダムを越えると、再び小滝が連続し、谷も切り立ってきて、源流が近いことを感じます。
沢筋は、少しづつ左に折れていき、さらに進むと、左手に谷と繁みを発見。
足元には、小さな沢筋が小下沢に流れ込んでいます。
これが逆沢かな、だとすれば、その先には滝があるはず。
ほどなく、茂みを抜けると、逆沢ノ滝が見えてきました。
3m、4m、2mの3段の滝は、思ったより水量が少ないものの、なかなかのもの。
滝を囲む岩の崖は、イワタバコの群落地になっている。
まず1段目。
取り付けそうな気がしますが、ソロなので、落ちたくはないので左手に高巻く。
高巻きのルートもかなりの斜面、気を付けて進みます。
1段目を越え、2段目滝つぼにロープを頼りに降下。
2段目は4mほどの綺麗な滝です。
これは登攀できそうと直登するも、滝の落ち口にホールドがない。。。
いけそうな気もするが、滝の落ち口で滑ることは良くあること。
ソロで無理は禁物、結局戻り、右手の枝滝から登る。
枝滝は、2段目をクリアーすると、右手に高巻きできそうな斜面が見える。
いざという時の逃げ道を確認し、とりついてみる。
先ず、2段目、ステップがしっかりあり、余裕でクリア。
3段目は、ホールドがあるものの、ステップが、やや自信無い。
ここは無理せず、スリングと環ビナを取り出し、スリングを滝上部の突き出た岩に括り付け、自己確保する。
そのうえで、えいっと、自信のない足場に踏み込み、滝上に登る。
踏み込んでみると、大したことなく、あっけなく滝をクリアです。
滝を登攀して、沢筋の上を見ると倒木が酷い。
詰めれば景信山というものの、大変そうなので、右岸のロープを頼りに戻る。
右岸はロープがあるといえ、かなり足場の悪い急斜面。
こんなところで落ちたくないので、慎重に戻りました。
小下沢に戻ると、2m・4mの滝が現れる。
ここを超えることも考えたものの、両滝とも滝壺が深く腰まで、あるいは胸まで水に浸かるかもしれない。
登れるかどうか、よく見ないとわからない滝に、水に思いっきり浸かって近づくのも萎えるので止めることにしました。
帰りは関場峠を越えて、堂所山・景信山・ヤゴ沢から小仏へ。
途中、景信山で一休みして帰りました。
景信山は、とても涼しい風が流れ、この日は人も少なく、とても気持ち良い。
一休みの後は、ヤゴ沢ルートで一気に下り小仏BSに到着してこの日は終了です。
ソロの沢登り、初めてでしたが、とても楽しものでした。
ただ、ソロの場合、大して技術もないのに無理してもいけないので、小下沢という簡単なルートにしました。
ソロで沢に行くと、一人ならでは、色々気が付くことがあり、なんとも勉強になります。
また、暑いですから、やっぱり沢登りは、夏の時期、涼しくてとてもいいです。
コメント
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単独遡行、お疲れさまでした。
小下沢は、歩いた事は有りませんが、良い感じですね。
水に入って、気持ち良いですよね。
あまり深いと、ちょっと、気分が萎えますが、
一旦、入っちゃえば、もう、カンケー無いです(笑)
ご無事で何よりでした。
ringo-ya さん、こんばんは。
小下沢は穏やかな良い沢でした。
水がきれいで、気持ちの良い沢です。
ソロの沢は初めてですが、単独のほうが感覚が研ぎ澄まされますね。
また、暑いときの沢はとてもいいです。
機会を見つけて、再びソロで沢にトライしたいと思っています。
初ソロ おめでとうございます。
イワタバコの美しさと不思議なキノコ(調べなくてはw)
涼しさを有難うございました。
「ナメ床」「トロ場」専門用語も出てまいりました。訪問が畏れ多いなんて日が直ぐそこかしらん?チョト複雑オバニャン(^◇^;)💦
obanyanさん、おはようございます。
イワタバコの群落がいくつかありました。
名前の通り、岩場にひっそり咲く綺麗な花ですね。
沢登りはとても楽しいですが、危険が多いので、無理は禁物ですね。
怪我をしないように気をつけながら楽しもうと思っています。
来月幌尻岳に行くための、徒渉の訓練に行きます。とても参考になりました。さわシュ-ズもモンベル製かしら。私もそれを買おうかな
taeko-0102 さん、こんばんは。
幌尻岳ですか、いいですね。
梅雨知らずの北海道、行きたいです。
裏高尾の小下沢は、渡渉訓練にはいいところだと思います。
水量にもよりますが、沢シューズがあれば十分対応できます。
靴はモンベルの沢シューズです。
万能タイプの靴で、値段も比較的に落ち着いたものですから、とても気にいっています。
個人的には、フェルト底のシューズ苔底に強く、渡渉などを想定する場合、とくにお勧めです。
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