吸血鬼の巣窟!三又BS〜大山〜大山ケーブル駅BS
- GPS
- 09:23
- 距離
- 15.8km
- 登り
- 1,179m
- 下り
- 1,178m
コースタイム
天候 | 概ね曇り。 北尾根からはガスで真っ白でした。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
三叉路バス停で下車、運賃は650円。 大山ケーブルバス停より神奈川中央交通、伊勢原駅北口行きに乗車。 運賃は310円。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
『三叉路バス停〜唐沢キャンプ場』 県道70号線で1時間ほど歩きます。 途中まで歩道がありますが道幅が狭くなると車道を歩く事になります。 時期的に車の往来があり、特にバイクと自転車が多く通ります。 『唐沢キャンプ場〜黒岩』 キャンプ場入口から赤い橋を渡り唐沢公園のゲートまでは舗装路です。 登山道は枯れ葉で埋もれていて道幅は狭いです。 ヤマビル多数、数えきれないほど払い落としました。 登山道に架けられている木の橋は折れそうではないですが苔が付着し湿っていて滑ります。 途中で唐沢川を渡渉します。 橋は流されて対岸にあったので使い物になりません。 『黒岩〜一ノ沢峠』 ヤマビルの猛攻は続きます。 忌避剤は登山靴に掛けていても殆んど効果はありません。 付いてきたヤマビルに直接吹き掛けて払い落とすのが有効です。 登山道から沢に降りる所は傾斜が急で滑り易いです。 唐沢川をもう一度渡渉しますが ここの橋も流されています。 唐沢林道を越えて再び登山道に入ってからは急登です。 道幅も狭く倒木や枝が行く手を阻みます。 『一ノ沢峠〜大山北尾根』 何故かヤマビルの数が激減しました。 指導標には物見峠入口と札掛の案内はされていますが大山への案内はありません。 一ノ沢峠の指導標に示されていない踏み跡が明瞭な道が北尾根へのルートです。 登山道はまともですが急登が続きます。 『大山北尾根〜大山 山頂』 ここからヤマビルは1匹も見ませんでした。 緑を大切に、と書かれた掲示板から見える鉄塔方面が北尾根です。 ミズヒノ頭と西沢ノ頭は激急登です。 大山への登りで西側の植生保護柵を越える脚立は利用しません。 脚立を利用して保護柵を越えるのは電波塔の裏の1度だけです。 『大山 山頂〜阿夫利神社 下社』 表参道を利用しました。 ガレ場は浮き石多数、雨が降っていたのか土の部分は泥濘んでいました。 岩の段差も高く下りは緊張を強いられます。 『阿夫利神社 下社〜大山ケーブルバス停』 男坂を利用しました。 こちらの下りも石段の段差が高くオマケに濡れて滑るので慎重に歩きました。 女坂との合流地点からは舗装された参道ですが階段が多いです。 |
その他周辺情報 | 三叉路バス停付近にはジュースの自販機ぐらいしかありません。 大山 山頂の売店は15時50分時点では閉まっていました。 阿夫利神社 下社にある食堂はケーブルカーの終電までは営業している様です。 コマ参道の土産屋と食堂は閉店の準備をしている店もありましたが ほぼ営業していました。 今回は利用しませんでしたが大山ケーブルのバス停までに日帰り入浴出来る施設が数件あります。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
予備電池
GPS
常備薬
保険証
携帯
タオル
ブラシ
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---|---|
共同装備 |
ヒル避けの忌避剤
|
備考 | ピンセットかラジペン、靴の隙間に入り込んだヤマビルを摘まみ出すのに使えそうです。 |
感想
まるでホラー映画の中にいるようでした!!!
と言っても、ホラー映画は苦手なので見たことはなく、ホラー映画のCMも大嫌いっ。でも、子供の頃、蟻だかクモだか虫が大群で人間を襲う映画をテレビで見たことがあるような。
東丹沢のヤマビルはそんな感じでした(笑)
あまりにすごい勢いで襲われ続けたので、証拠写真を撮る余裕も精神的余裕もまったくなし。
takeshimaruさんが作ってきてくれた特製スプレーがなくなりそうになる恐怖。この忌避剤がなくなったら私達はもうお終い。ここで撤退!?って思わず相談会議。でも、まさかヤマビルで撤退だなんてかっこ悪くてヤマレコ出来ない(><)かっこ悪いのイヤだから先に進むっと決断。
その先はtakeshimaruさんがブラシで靴に這い上がってくるヤマビルを5分おきくらいに払ってくれて歩き続けました。
結局、私についたヤマビルも全部追い払ってくれたのはtakeshimaruさんなのに、なぜか私の手の小指が吸血されてました。いつの間に…。手袋も血だらけになってましたがまったく気が付かなかったです。
うわさどおりの東丹沢。うわさは大げさじゃないので、行く方は心構えと、丹沢の登山口にはたいてい塩や忌避剤が設置されていますが、ここにはなかったので、ヤマビル対策の準備も個人で十分にしていってください。
「ヒル下がりのジョニー」はちょっとお高いけど、効果が持続するので有効かと思います。
…と、ここまでお伝えして、行く方がいらしたら、本当に強者です!
北尾根は、以前、大山の山頂で、女性のソロの方同士が、好きな尾根だと話されている会話が聞こえてきていて、歩いてみたい尾根でした。
静かで(なぜかヤマビルもいなくなり)、他の大山山頂へ続く道とは雰囲気も異なりよかったです。
ただ、その方達も、人が少ないからソロでは行かないと言っていましたが、確かにヤマビルの季節ではなくてもきっとそんなに歩く人はいないと思われるので、ソロで心細くなる方は気を付けてくださいね。
今回もがんばりました!楽しかったよ。
大山へ行くのに歩いてみたいルートが3本ありました。
1つはルートの目印がテープの代わりにネクタイが巻いてある『ネクタイ尾根』。
もう1つは秦野駅から里山を縦走してくる『野菊と信仰の道』。
そして今回チャレンジした『大山北尾根』です。
当初は宮ヶ瀬から秦野駅までの大山大縦走を計画していましたが序盤から予想以上に苦戦して時間的に大山までで精一杯。
予定の半分で切り上げる結果になってしまいました。
単に調査と準備不足が招いた結果ですが あのヤマビルの多さには流石に舌を巻きました。
ヒルが蠢いて登山道がユラユラ揺れている様です。
この時期 東丹沢のマイナールートは迂闊に足を踏み入れられません。
唐沢キャンプ場から一ノ沢峠は地図では実線ルートですが枯れ葉が堆積して踏み跡が薄かったり道幅が狭かったり橋が流されてたりとかなり荒れていました。
逆に一ノ沢峠からの破線ルートの方が案内こそ無いモノの道は明瞭で危険箇所等も見受けられません。
歩き易さを考慮した木道や階段は一切ありませんが大山の観光登山のイメージを払拭してくれるルートで個人的にはとても楽しめました。
今まで巷で騒がれている程ヤマビルの被害には遭っていませんでしたが圧倒的な数で攻めて来る吸血鬼の猛威に丹沢の恐ろしさの一面を垣間見た山行になりました。
あれだけの数を相手に吸血されたのが右足首に2箇所、peachyさんは右手小指に1箇所と大健闘だったと思います。
今後も被害箇所0を目指して奴等との闘いは続いていきます。
コメント
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peachyさん、takeshimaruさん、今晩は、
また凄い事をしてますね。
北尾根自体は一回行ってみようとは思っているところですが、宮ケ瀬から歩き始めるのもビックリだし、まぁ、何よりもヒルの中を突き進むとは。凄いです。
そんなヒル攻撃を食らったら、私なら即時撤退です。
(じゃぶじゃぶ渡渉も凄いです。)
よく、大山の細かい点までご存知ですね。これも驚き。
takatan_tさん、こんにちは!
北尾根、よかったですよ。
takeshimaruさんコーディネートの山行ですから!すごくないわけないです(笑)
でも、ヤマビルにヒルまなかった私もエライと思います
takatan_tさんも一度経験するといいですよ!いかが?(笑)
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