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Yamareco

記録ID: 918266
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
中央アルプス

洩攸抄陬岳 危険な巻き道で見つけた姫薄雪草(福島B〜玉乃窪山荘泊〜千畳敷 )

2016年07月16日(土) ~ 2016年07月17日(日)
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
11:37
距離
13.3km
登り
1,900m
下り
783m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
6:23
休憩
3:11
合計
9:34
7:11
7:18
152
10:56
11:24
77
12:41
13:26
18
13:44
13:49
7
13:56
15:18
8
15:26
15:31
13
15:44
15:54
1
15:55
宿泊地
2日目
山行
2:33
休憩
2:08
合計
4:41
4:30
13
玉乃窪山荘
4:43
4:49
8
4:57
6:37
68
7:45
7:55
7
8:02
8:05
1
8:06
8:06
5
8:11
8:14
49
9:03
9:09
2
9:11
ゴール地点
天候 7/16(土)曇り時々晴れ 7/17(日)霧雨
過去天気図(気象庁) 2016年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
別動の自家用車で送迎をしてもらった
(往路)ゲストハウス ヒルトップに前泊し、徒歩で登山口へ
(復路)千畳敷 ロープウェイとバスで駒ヶ根へ下山
コース状況/
危険箇所等
<福島Bコース>について
登山ポストは、福島B・茶臼山分岐に設置されていた。
4合目の幸ノ川の渡渉は、石の上を歩けたため特に問題は無かった。
水場は4合目半と8合目、トイレは7合目の避難小屋前に設置されている。
7合目を過ぎてから8合目付近までは、岩場を登り崖に架けられた木橋を渡るので集中力が必要。
山姥岩付近に雪渓が残っていたが、雪上を歩く必要は殆ど無かった。
全体的に梯子や橋、標識などがしっかり整備されていて道迷いなどの危険は少ない。
その他周辺情報 ゲストハウスヒルトップ ワンプレート朝食付一泊 6800円 素泊まり5800円
玉乃窪山荘 夕朝食付7000円
こまくさの湯 食事付入浴券 大人1020円
ゲストハウスヒルトップ 登山口に一番近い宿で、早出の朝食にも対応してくれた。
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ゲストハウスヒルトップ 登山口に一番近い宿で、早出の朝食にも対応してくれた。
ヒルトップ前の駐車場から登山口のある林道へと向かう
(この後、メモリ容量不足で福島Bコースの写真記録が消えてしまった)
ヒルトップ前の駐車場から登山口のある林道へと向かう
(この後、メモリ容量不足で福島Bコースの写真記録が消えてしまった)
玉乃窪山荘 ”いつでも空いています”の言葉に惹かれて宿泊先に選定 
2016年07月16日 16:18撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
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7/16 16:18
玉乃窪山荘 ”いつでも空いています”の言葉に惹かれて宿泊先に選定 
玉乃窪山荘の入り口 風に負けない造りになっている。 
2016年07月16日 16:50撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
7/16 16:50
玉乃窪山荘の入り口 風に負けない造りになっている。 
心明霊神像 木曽駒ヶ岳信仰の犬山乾山講を開いた人らしい
2016年07月16日 15:55撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
7/16 15:55
心明霊神像 木曽駒ヶ岳信仰の犬山乾山講を開いた人らしい
山頂へ向かう岩場
2016年07月16日 15:52撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
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7/16 15:52
山頂へ向かう岩場
頂上木曽小屋
2016年07月16日 15:34撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
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7/16 15:34
頂上木曽小屋
木曽駒ヶ岳山頂 雲を突き抜け頂上は晴れていた
2016年07月16日 15:19撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
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7/16 15:19
木曽駒ヶ岳山頂 雲を突き抜け頂上は晴れていた
宝剣岳と背後でちょっと顔を出す空木岳
2016年07月16日 15:21撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
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7/16 15:21
宝剣岳と背後でちょっと顔を出す空木岳
テント場も賑わっている
2016年07月16日 15:21撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
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7/16 15:21
テント場も賑わっている
富士山は山頂だけ少し見える
2016年07月16日 15:05撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
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7/16 15:05
富士山は山頂だけ少し見える
槍穂高もなんとか見えている
2016年07月16日 15:18撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
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7/16 15:18
槍穂高もなんとか見えている
さらに左に乗鞍岳
2016年07月16日 15:18撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
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7/16 15:18
さらに左に乗鞍岳
木曽前岳と御嶽山
2016年07月16日 15:23撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
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7/16 15:23
木曽前岳と御嶽山
宿泊する玉乃窪山荘へ下山
2016年07月16日 15:48撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
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7/16 15:48
宿泊する玉乃窪山荘へ下山
<玉乃窪山荘付近の花レポ>
ヨツバシオガマ(四葉塩竈:ゴマノハグサ科)輪生しているギザギザの葉が4枚だったことから四葉の名が付いた。
2016年07月16日 16:09撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
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7/16 16:09
<玉乃窪山荘付近の花レポ>
ヨツバシオガマ(四葉塩竈:ゴマノハグサ科)輪生しているギザギザの葉が4枚だったことから四葉の名が付いた。
<玉乃窪山荘付近の花レポ>
キバナノコマノツメ(黄花の駒の爪:スミレ科)
2016年07月16日 16:22撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
7/16 16:22
<玉乃窪山荘付近の花レポ>
キバナノコマノツメ(黄花の駒の爪:スミレ科)
<玉乃窪山荘付近の花レポ>
チングルマ(稚児車:バラ科)雪渓近くの砂礫に生える。
2016年07月16日 16:31撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
7/16 16:31
<玉乃窪山荘付近の花レポ>
チングルマ(稚児車:バラ科)雪渓近くの砂礫に生える。
<玉乃窪山荘付近の花レポ>
花が散った後のチングルマの綿毛 花の名はこの綿毛の様子から来ているらしい
2016年07月16日 16:33撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
7/16 16:33
<玉乃窪山荘付近の花レポ>
花が散った後のチングルマの綿毛 花の名はこの綿毛の様子から来ているらしい
<玉乃窪山荘付近の花レポ>
イワカガミ(岩鏡:イワウメ科)
2016年07月16日 16:28撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
7/16 16:28
<玉乃窪山荘付近の花レポ>
イワカガミ(岩鏡:イワウメ科)
<玉乃窪山荘付近の花レポ>
イワカガミの名は光沢のある楕円形の葉が手鏡に似ていることから
2016年07月16日 16:35撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
7/16 16:35
<玉乃窪山荘付近の花レポ>
イワカガミの名は光沢のある楕円形の葉が手鏡に似ていることから
<玉乃窪山荘付近の花レポ>
イワカガミの花が散り、実がなっている
2016年07月16日 16:13撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
7/16 16:13
<玉乃窪山荘付近の花レポ>
イワカガミの花が散り、実がなっている
<玉乃窪山荘付近の花レポ>
コマクサ(駒草:ケシ科)ちょっと花がくたびれているが、馬の顔の形をしている
2016年07月16日 16:45撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
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7/16 16:45
<玉乃窪山荘付近の花レポ>
コマクサ(駒草:ケシ科)ちょっと花がくたびれているが、馬の顔の形をしている
<玉乃窪山荘付近の花レポ>
ミヤマダイコンソウ(深山大根草:バラ科)柄の無い葉が茎をぐるっと巻くように付いている。
2016年07月16日 16:15撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
7/16 16:15
<玉乃窪山荘付近の花レポ>
ミヤマダイコンソウ(深山大根草:バラ科)柄の無い葉が茎をぐるっと巻くように付いている。
<玉乃窪山荘付近の花レポ>
群生するミヤマダイコンソウ
2016年07月16日 16:20撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
7/16 16:20
<玉乃窪山荘付近の花レポ>
群生するミヤマダイコンソウ
<玉乃窪山荘付近の花レポ>
イワツメクサ(岩爪草:ナデシコ科ハコベ族)
2016年07月16日 16:43撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
7/16 16:43
<玉乃窪山荘付近の花レポ>
イワツメクサ(岩爪草:ナデシコ科ハコベ族)
玉乃窪山荘から見た夕日
2016年07月16日 19:17撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
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7/16 19:17
玉乃窪山荘から見た夕日
2016年07月16日 19:19撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
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7/16 19:19
翌朝霧雨の中、御来光を見るはずだった木曽前岳に登ってみるが何も見えず。
2016年07月17日 04:46撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
7/17 4:46
翌朝霧雨の中、御来光を見るはずだった木曽前岳に登ってみるが何も見えず。
玉乃窪山荘内の様子 大広間にテーブルを並べて朝食をとる
2016年07月17日 05:28撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
7/17 5:28
玉乃窪山荘内の様子 大広間にテーブルを並べて朝食をとる
玉乃窪山荘からの駒ヶ岳の巻き道 もう少し上の木曽小屋からの巻き道を使った方が安全そうだ
2016年07月17日 07:17撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
7/17 7:17
玉乃窪山荘からの駒ヶ岳の巻き道 もう少し上の木曽小屋からの巻き道を使った方が安全そうだ
こんなに崩れているし・・・と思いつつなぜかどんどん進む私
2016年07月17日 07:18撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
7/17 7:18
こんなに崩れているし・・・と思いつつなぜかどんどん進む私
ヒメウスユキソウ(姫薄雪草:キク科)準絶滅危惧種で地域限定固有種らしい エーデルワイスみたい
2016年07月17日 07:22撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
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7/17 7:22
ヒメウスユキソウ(姫薄雪草:キク科)準絶滅危惧種で地域限定固有種らしい エーデルワイスみたい
巻き道付近の岩場に多数の姫薄雪草が自生している。危険なので人が近寄らないのが良いのだろう。どうして、無理にここを通ろうと思ったのか自分でも不思議。
2016年07月17日 07:22撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
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7/17 7:22
巻き道付近の岩場に多数の姫薄雪草が自生している。危険なので人が近寄らないのが良いのだろう。どうして、無理にここを通ろうと思ったのか自分でも不思議。
待ち合わせをしている千畳敷に到着 
2016年07月17日 09:00撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
7/17 9:00
待ち合わせをしている千畳敷に到着 
こまくさの湯 日帰り入浴してソースかつ丼を食べる
2016年07月17日 11:10撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
7/17 11:10
こまくさの湯 日帰り入浴してソースかつ丼を食べる

感想

 今回は、ロープーウェイの混雑を避けるため木曽側から歩いて登る福島Bコースを選んでみた。やぶはら高原でのレースに出る旦那と登山口近くのヒルトップに前泊。宿では朝食を5時半に用意してくれたので6時に早出ができた。福島Bのコースは最初の渡渉以外は道が良く整備されている。7合目に避難小屋やトイレもあり、標識も解りやすいので道迷いなどの心配もない。ただ、7合目すぎから8合目付近までは岩場や崖で集中力が必要だった。経験的に疲れている時に緊張が緩むと怪我をするので、8合目に着いた時にやや長めの休憩をとって集中力を回復させる必要があった。
 8合目から9合目はたくさん花が咲いていて、一生懸命写真を撮ったのだが、カメラのメモリー容量がオーバーしていて(規格外のSDカードを使っていたので警告が出なかった)記録が残っていなかったのが残念。駒ヶ岳山頂で気づき、予備のカードに入れ替えて、写真を撮り直しながら玉乃窪山荘へ下山した。
 初日の天候は、9合目付近までは曇ったり晴れたりを繰り返していたのだが、駒ヶ岳山頂では雲を突き抜けて晴れていて、周囲に雲海が広がり3000m級の山だけが顔を出す光景が見られた。
 宿泊した玉乃窪山荘は、大広間に寝泊まりする方式で、皆で食事のテーブルを準備したり布団を敷いたりしているうちに不思議な一体感が生まれる山小屋だった。ネット情報どおり、連休初日にも関わらず宿泊客は20名程度と空いていた。
 2日目は、霧雨だったため予定していた宝剣岳へは登らず駒ヶ岳山頂を巻いて、混雑する前に千畳敷へさっさと下山することにした。その時、玉乃窪山荘からの駒ヶ岳の巻き道を使用したのだが、この道は所々崩れていて危険だった。もう少し登って木曽小屋の巻き道を使うべきだったのだが、その時は引き返す気になれなかった。強引に進んでいったところ、ふと気が付くと道の横の岩場に準絶滅危惧種のヒメウスユキ草がたくさん咲いていることに気がついた。露をまとって白く輝き綺麗だった。中岳では危険な巻き道を止めて、渋滞する道を乗越浄土へと下山。無事に待ち合わせていた千畳敷に到着できた。
 

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