猿倉〜白馬三山〜不帰キレット〜唐松〜八方
- GPS
- 32:17
- 距離
- 22.3km
- 登り
- 2,740m
- 下り
- 2,293m
コースタイム
- 山行
- 9:23
- 休憩
- 0:58
- 合計
- 10:21
- 山行
- 6:07
- 休憩
- 1:45
- 合計
- 7:52
天候 | 16日 曇り〜晴れ〜曇り 17日 風雨強い |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
不帰は雨の為、慎重に行動した。不帰第二峰核心部分も、三点支持は前提ですが、要所に鎖、ステップ等があります。 |
その他周辺情報 | 木崎湖手前のラーメンぐーたよきぱーのラーメンから揚げセットは非常にボリューム有り。(野菜ラーメン変更で980円)野菜ラーメンも野菜たっぷり。 |
写真
感想
海の日の計画を立てる段階で、過去二回断念した不帰キレットを計画した。
28年前のWV時代に行ったきりで、過去1回は大雨で鑓温泉下山。
二回目は同行者の登山靴のソールが加水分解で剥がれて断念したいわくつきのコースである。
昨年も計画を立てたが、台風が発生した為中止した。
今回は、常連のSとHの3名で計画。
Hがめまいが出ているとの事で、病院で検査の上、4日前に参加を確定した。
Hの車で、19時に迎えにきてもらい、20時に京田辺PAでSに待ち合わせする予定であったが、Hが迎えにきたのは20時30分。大幅に遅れての出発となった。
途中の多賀で夕食を取り、順調に進む。
◇7月16日◇
2時30分頃に無料の白馬第五駐車場に到着。ウトウトしていると3時30分に予約していたタクシーが3時15分頃に迎えに来た為、急いで乗車した。
猿倉に到着し、猿倉山荘の軒先で準備をしていると、ハチがたかってきた。
どうやらヘツドライトの明かりに群がる様であり、首筋にはいったハチに刺された。
軟こうを塗ってようやくのスタートとなった。
このコースは何かハプニングがある。(その後も発生)
1時間弱で白馬尻に到着。
夜が明けて明るくなってきた。
ここで簡易アイゼンを着けたが、SとHは持参していない。
大雪渓に取り付きどんどん進んで行く。
直登りは厳しいが、ガスがあるが、ひんやりした雪渓を快適に進む。
落石に注意しながら、堅い雪渓に滑らない様に注意して、ようやく葱平に到着。
ここよりガスが晴れてきて天気が良く気分が高揚する。お花畑の中を進む。
小雪渓には雪が非常に少ない。
頂上宿舎の越えて、白馬山荘に到着。
荷物をデポして、白馬岳に進む。ライチョウの子供が顔を見せたが写真が撮れなかった。
白馬岳に到着。学生の頃に読んだ強力伝の風景指示盤と再会する。
天気は非常に良い。山頂で写真撮影の後に白馬小屋に戻る。
スカイプラザが開店するのを待って、ケーキセット800円を食する。
長い休憩の後、いよいよ白馬三山の残り二山に向かう。
杓子岳の登りは、角度があり非常に苦しい。ようやく杓子岳に到着。
杓子岳からの景色を楽しみ、白馬鑓ケ岳に向かう。
こちらも厳しい登りの後にようやく白馬鑓ケ岳に到着。
これより天狗山荘に向けて進むが、またまたハプニングが発生。
Hのスペアキーが車に置いたままで、ロック解除できるのでは?と言い出した。
うーむ?大丈夫な気はするが、新車の為に焦っているのでまずは小屋に到着してから対応を考える事になったが、Hがダッシュで小屋に向かった。
SとともにHを追いかけるが、追い付けなかった。
ほどよく天狗山荘に到着。
ここは携帯が通じたので、色々と小屋の方に協力を頂き、手を尽くしたが決定打がなかった。
ふと、いつもスキーで泊まっている宿の事を思い出し、宿のおばちゃんに電話を掛けて車を見にいってもらう。
キーは、閉っておりキーが中にあってもロック解除しない事が確認できた。
色々とみなさんに迷惑を掛けて反省します。
この事件により、写真を撮るのを忘れ、この日の写真が無い。
テントを立てて反省会を開催。
生ビールと持参した焼き鳥等々を次々にフライパンで炙る。
マッシュポテトを水で戻し、これにツナマヨネーズを絡めてフランスパンに乗せたオープンサンドを食する。
Hがお騒がせしたことのお礼にワインを買ってきた。
宴は続き、その後に自炊室(テント泊も使用可能)で二次会。
アルファ米の五目御飯を作り、朝食用のおにぎりにする。
ほろ酔いにて、ほどほどに就寝する。
夜中に雨が降っている。何度か目が覚める。
◇7月17日◇
朝3時に起床。おにぎりとスープを食する。
ガスと強風の中、4時30分に出発する。
稜線上は非常にガスと風が強い、歩くのさえままならない。
富山側からの横風が強く、これからのキレット越えに不安感がでる。
途中で雷鳥のつがいが出迎えてくれる。
激しい天気から、一瞬の安らぎを与えてくれた。
写真も撮れない位の雨が激しくなってきたので、長野側のくぼみでザックカバーと雨具を着る。すでに非常に濡れている。時が遅かった。
さらに風雨が激しくなる中、天狗の大下りを進む。
富山側からの雨が顔に当たり痛い。
浮石に注意しながら下るが、やはり滑りやすい。メガネに水滴が付き、前が見にくい。
ここで唐松から3時30分に出発したハイカーを出会い、軽く話をする。
キレットは景色が見えない分、高度感の怖さはないが、濡れており岩が滑るので、別の意味で非常に怖さがあったとの事。気を引き締める。
天狗の大下りを終え、不帰キレットに差し掛かり風雨がピークになる。
ここで決断するかどうか?考えるが、午後より天候が回復する見込みを信じて決行する事とした。
不帰一峰を越えて、二峰の核心部の下に着く。
先行していた2名のハイカーが出発する。
ここで靴紐を結び直し、取り付く。
クサリ場とステップが要所に付けられている為に安心感がある。
緊張しながら、一歩一歩確実に三点確保にて進む。
最後の難所を越えて、水平梯子に到着。慎重に越える。
ようやく二峰北峰の到着。どんどん進む。
南峰に到着。
休憩も止めて、三峰を目指し進む。
気がつくと唐松岳に到着していた。すぐに山荘に向けて進む。
唐松山荘では500円で休憩ができるとの事。
雨具とザックカバーを外し、ザックを小屋の受付横に置いて食堂に入る。
ここで雨で濡れた靴下を交換する。
コーヒー550円を頼み、1時間くらい休憩した。
朝9時過ぎであるが、小屋泊まりするパーティも散見される。
雨が止まないので、出発する。
長野側は、風が少ないので快適になってきた。
扇雪渓の当たりで雨が止んできた。
八方池に着く。ここでは観光客も多く降りてきた事を実感する。
小1時間でリフト乗り場に到着。
みみずくの湯は、長蛇の列ができており、八方の湯で汗を流す。
キーを確認してくれた、宿のおばちゃんにお礼を伝える。
八方のAコープで小谷産のブルーベリー大盛りと野沢菜炒めを購入。
木崎湖の手前にあるラーメン屋で遅い昼食を食べる。
野菜ラーメン唐揚げ定食を頼んだが、野菜ラーメンは非常に野菜の種類と量が多く、唐揚げも多い。野菜もてんこ盛りを何とか食する。
21時頃に大阪に到着した。
今回の山行は、天気が非常に悪い中、安全に行動できた事は良かった。
ザックの中まで水が浸水したが、防水バックに用具を入れていた為に助かった。
ようやく行けた不帰キレットであるが、次回は天気が良い日にまた同じコースを行きたいを考えている。
北アルプスで一番快適?である天狗山荘のテント場は、長野側にあり、風の影響が受けにくいのでツエルトで計画を立てたい。
お疲れ様でした!
今回もバリエーション豊かで天候もバリエーション豊かで良い経験になりました!ハプニングもありましたが何事も無く、無事山行終われて良かったです。
もともと天候に期待出来ずで決行しましたが土曜日は晴れて景色も最高で来て良かったなーっと思ってましたが日曜の物凄い風雨で下から刺すような雨は良い経験になりました。完全防備してたのに全身ビチョビチョになりましたね。その中の不帰キレット何とか無事通過出来てこれもまた良い経験になりました。今度はどこに行きましょうかねー❗
このコースは計画から挫折ばかりで、今回は暴風雨の中、何とか行けた。ハプニングがあったが、無事下山、帰宅できて良かったわ。
天気が後半悪く、写真が無いのが残念やけど又、このコースをドピーカンでいきましょう。
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