白山 平瀬道〜やむなく転進で(^^ゞ
- GPS
- 09:44
- 距離
- 17.7km
- 登り
- 1,653m
- 下り
- 1,650m
コースタイム
- 山行
- 7:01
- 休憩
- 2:33
- 合計
- 9:34
天候 | 晴れのち山頂周辺にガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
白川公園線の標識に従い大白川ダム駐車場へ(チップ制トイレ有) ※白川公園線は大雨の後など通行止めの場合もあり、道路情報をチェックすること http://www.kagahakusan.jp/file/news.html |
コース状況/ 危険箇所等 |
全体にはよく整備されています。おかげで序盤は階段が続きます。 ただ、笹の刈られたトラバースがまだよく踏まれていなくて歩きにくい個所あり。 例年のこの時期にはまだ残っているカンクラ雪渓道標手前のトラバースの残雪は完全に消えています。今回のコース全体でもお池巡りの一部に残雪を残すのみです。 花は室堂周辺でもすでに満開のところが多く(一部では見頃を過ぎた場所もあり)、クロユリ・ハクサンコザクラ・ミヤマキンバイが盛りでした。 |
その他周辺情報 | 登山口に「大白川露天風呂」 国道に出てすぐに「道の駅・飛騨白山」に隣接の「しらみずの湯」(現在食堂休業中) http://hidahakusan.jp/spa/ |
写真
感想
市ノ瀬を目指して深夜から車を走らせていましたが、岐阜・白鳥から福井・大野へ抜ける国道158号線が非情にも時間帯通行止め。途方にくれ、やむなく毎度おなじみの平瀬道からの白山となりました(^^ゞ
【登山口〜大倉山避難小屋】
早朝ということで、いつのまにか舗装されている大白川の大きな駐車場はまだ余裕タップリ。市ノ瀬のつもりで早く家を出たのであわてることはなく、少し仮眠をとってからのスタートです。
まずは登山口休憩所内で登山届を提出、ゆっくりと歩き出した2年ぶりの平瀬道はずいぶん整備されており、階段がやたら多くなっていました。
やがてブナ林からダケカンバまじりになり、眼下の白水湖が望めるようになり空が開けてきます。
花がメインのこの時期の白山ですから、天気はそんなに期待していませんでしたが思った以上に好天で、御嶽山や北アルプスのシルエットが雲海に浮かんでいます。
そのかわりに肝心の花の方は咲いているものは盛り過ぎ、これからの盛夏の花にはまだ早いといった感じでさびしい登山道となっています。
チラホラとニッコウキスゲが咲き、すでに盛りを過ぎたヨツバシオガマなど少なめの花を見ながら大倉山を通過、じきに大倉山避難小屋に到着しました。
【大倉山避難小屋〜室堂】
大倉山避難小屋を出発するとすぐに今年お初のクルマユリがあらわれ、そこから一気にいろんな花たちが登山道を彩り始めました。
ミヤマキンポウゲ・ハクサンフウロ・ニッコウキスゲ・タカネグンナイフウロ・テガタチドリ・ハクサンチドリなどなど、これでこそ夏の白山。
例年なら雪渓の残るところも全て夏道が出ており、そこに見られるキヌガサソウやサンカヨウもすでに終焉。やはり今シーズンの花はとても早いです。
ただいつも見られる崩落地縁のミヤマクワガタはつぼみがたくさんで例年並みだったりと、すべてが早いわけでもなさそうです。
そこから先、室堂にかけてはハクサンコザクラ・ミヤマキンバイ・クロユリなどがすでに全開といった感じで、いたるところにお花畑が展開しています。
これは平瀬道から登ってこないと気が付かないでしょうから、よかったことにしておきましょう。
【室堂〜御前峰〜お池巡り】
たくさんのハイカーで賑わう室堂で小休止のあと、御前峰に向かって登りだします。
すぐにハクサンコザクラとミヤマキンバイのお花畑をみつけます。こんなところにも咲くんだなあと初めて気が付いた場所でした。やはり今年はハクサンコザクラは当たりなのでしょうか。
クロユリも満開、クルマユリは咲き始め。別山や室堂の施設を眼下に登るにつれ、イワツメクサやイワギキョウもチラホラと。
たどり着いた御前峰からは白山主峰群はもちろん、遠く北アルプスや御嶽山など素晴らしいパノラマが広がっています。ひとしきり展望を楽しんで小休止です。
さて、例年ならまだ残雪も多く花にはまだまだといった感じで寄っていかないこともあるお池巡りコースですが、今年はきっとたくさんの花が咲いているでしょう。
大汝峰を見ながらお池巡りコースへと下ります。やはり残雪はほとんど姿を消し、チングルマやアオノツガザクラ・ミヤマキンバイなどが咲いています。
翠ヶ池には残雪があったほうが美しいんですが、しかたありません。その奥に北アルプスが浮かんでいます。
今日は大汝峰には寄っていく気は初めからないので先を進みます。やがて道は大回りのものと室堂近道とされるものに分岐します。
個人的にお気に入りは近道の方。近道だからというわけではなく、私が「御前峰ロックガーデン」と勝手に呼んでいる場所が素晴らしいからです。
思った通り、今年はすでに満開の状態でしてやったりです。ここでザックを下してランチタイム。通りすがりの金沢の男性をひきとめ、話し相手になっていただいたりしてのんびり過ごしました。
お池巡りを終え、室堂に戻ります。まだまだハイカーで賑わっていましたが、すでに御前峰にはガスがかかってしまいました。
【下山】
御前峰にガスがかかり、後ろ髪をひかれることもなく下山開始。
あらためて素晴らしかったハクサンコザクラを楽しみ、登りで気づかなかった花を見つけたり、より青さを増した白水湖を眺めたりしながら下ります。
そしてもう少しで登山口というところで人だかりが。なんと若い男性が熱中症で倒れていました。すぐにレスキュー隊が上がってきて救急車で運ばれたようです。
この日は暑い日で、私も担いでいた500mlペットボトル8本のうち6本を飲み干しましたから、重いなんて言ってないで水分は多めに用意しないといけませんね。
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