開山200年修験の道 甲斐駒ケ岳 黒戸尾根
- GPS
- --:--
- 距離
- 17.0km
- 登り
- 2,420m
- 下り
- 2,424m
コースタイム
- 山行
- 11:10
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 11:30
下りは天気と時間を気にしながら下山した為、コースタイムのログが余りありません。
天候 | 晴れ後曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
国道20号線「道の駅はくしゅう」を左折して進む |
コース状況/ 危険箇所等 |
刃渡りは登山地図上危険マークが有りますが鎖を掴んで行けば安心です。(濡れた岩には注意!)七丈小屋を過ぎてからの岩場の登降に注意が必要と思われました。 ストックは岩場や梯子の登降に邪魔となりますが上手く使って体力温存を! |
その他周辺情報 | 竹宇神社付近の水場以外は七丈小屋で補給可能(有料) 下山後の温泉は「べるが尾白の湯」または「むかわの湯」が有ります。 お土産は「道の駅はくしゅう」で地産品等をどうぞ! PS:今回は「完熟白桃」のお土産がとても良かったと思いました。 |
予約できる山小屋 |
七丈小屋
|
写真
感想
本年6月18日 鳳凰三山に山行
その際、地蔵ヶ岳の山頂から眺めた急登で有名な甲斐駒ケ岳 黒戸尾根に思いを馳せました。
8月迄には登る機会を逃さないようヤマレコユーザーの情報と週末の天気予報から「海の日」が狙い目と目論見、山行を決定した。
自宅を出る夜半には霧雨が身体に纏わり付く状況で少しの不安と天候回復への期待、装備品に忘れ物がない事を確認し出発した。
予定通り「尾白川駐車場」に到着、アラームを4:20に設定し1時間ほどの仮眠を取る。
4:10突然の蜩による蝉時雨でアラームで起されることなく起床
準備を整えた登山者が続々と出発する姿に急かされ私も出発
白み始めた東の空、ヘッドランプを点灯して歩き始める。
先行く人々の中には私と同様、日帰りで黒戸尾根に挑む者や宿泊装備を担ぎ上げる諸先輩の姿に単独行の私の心に安心感を得た。
開山200年の黒戸尾根の道程、以外にも落葉により登山道はフカフカと気持ちよく高度を稼げた。
登山道の要所要所には祠、道祖神や剣が祀られ樹林からの木漏れ日を受け普段は考えぬ信仰心が芽生えた。
南アルプス北部に位置する甲斐駒ケ岳 黒戸尾根は「刃渡り」まで森林が密生して景観を望むのは難しい。
しかし、ここから上部は徐々に近隣、遠望の山々が心を和ませる。
「黒戸山」から「屏風小屋跡」はここまで稼いだ高度を一旦下げることに心少し波立つ自分を抑えながら歩を進める。
「七丈小屋」はテント場を含め「こぢんまり」した所が興味を魅かれた。何時かはゆっくり泊まってみたい場所になった。
道中に咲く草花はシャクナゲが主に目立つ、所により車百合、銀竜草が目に付いた。
「八合目御来迎場」付近からは愈々甲斐駒ケ岳のクライマックス、「刃渡り」以上の核心部と感じられた。
ストック利用による効率的登頂は梯子、鎖、岩場の連続で断念、心して登攀した。
日帰り行程の為、時間を気にしつつ自分を叱咤、6時間30分を掛け登頂を果たす。
頂上は北沢峠から登る多くの人々と今回は天候に恵まれ360度の眺望に昨年の記憶が霧散した。
登山を始めて登りの厳しさの中で感じる「地」「水」「火(私の場合は陽)」「風」「空」を登頂で喜ぶ、正に極楽か?
程無く始まる下山は登りと同じ距離・高低差にもかかわらず延々と感じる。
下山途中のそのそと歩く全身毛に覆われ角の生えた獣にも遭遇これは地獄か?と(その実はカモシカ)
膝の痛みを心配しながら薄暗くなりつつある樹林帯を足早に歩く
しばらくして竹宇駒ヶ岳神社に無事下山、お礼をして始点に帰着した。
やはり甲斐駒ケ岳 黒戸尾根は深田久弥が唱える「日本アルプスで一番つらい登り」でありそれは遣り甲斐のあるルートでした。
是非一度登ることをお勧めします。
PS 子供の頃から馴染みのある山梨のお土産「信玄餅」愚息のリクエストで「道の駅はくしゅう」で買おうと手に取ってみると何かが違う「金精軒」あれ?
「桔梗屋」じゃない!MU.MU.MU!!
ここで買うのを諦め白桃を購入した。帰宅道中の山中湖セブンイレブンで無事「桔梗信玄餅」を購入
このレコを打ち込みながらネットで検索したら登録商標問題があったのですね!
知りませんでした。次回は「金精軒」の信玄餅&水信玄餅を買ってみようっと!
次は何処行こう!? まだまだ魅力的な山が私を待っています。
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