花咲く大雪山系縦走☆旭岳からトムラウシ。白雲岳避難小屋と南沼キャンプ指定地にてテント泊。


- GPS
- 48:33
- 距離
- 51.8km
- 登り
- 2,494m
- 下り
- 3,435m
コースタイム
- 山行
- 3:48
- 休憩
- 0:26
- 合計
- 4:14
- 山行
- 6:31
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 7:11
天候 | 1日目:曇り、2日目:曇り時々晴れ、3日目曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
・旭川駅→旭岳(ロープウェー駅前) 旭川電気軌道 http://www.asahikawa-denkikidou.jp/ 料金:1,430円(片道) ・大雪山旭岳ロープウェー http://wakasaresort.com/asahidakeropeway/ 料金:1,800円(片道) ・トムラウシ温泉→新得 北海道拓殖バス http://www.takubus.com/ 料金:2,000円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■登山道の状況 ・姿見→旭岳 姿見ノ池までは登山者以外の観光客も多い。 その先からは岩のゴロゴロした登山道。 噴煙よく見える。 ・旭岳→白雲岳避難小屋 旭岳直下はザレていて滑りやすい。 ザレ場を下ると雪渓がキャンプ指定地まだ数百メートル残っている。 ガスの場合一面が真っ白になるので迷わないように注意。 ・北海岳→白雲岳分岐 雪渓もあるがアイゼン不要。 ・白雲岳分岐→白雲岳避難小屋 特に問題なし。 ・白雲岳避難小屋→高根ヶ原分岐 避難小屋から少し下ると雪渓があるがアイゼンは不要。 ・高根ヶ原分岐→忠別岳→五色岳 道は明瞭で特に問題なし。 ・五色岳→化雲岳 特に問題なし。 ・化雲岳→北沼 日本庭園やロックガーデンは岩場を渡る感じの道。 岩だらけなので黄色のペンキ目印を見失わないようにする。 ガスっているときは迷わないように注意。 ・北沼→トムラウシ山頂→南沼キャンプ指定地 頂上に向かって登っていくだけだが、岩場もあり、ルートにそって黄色のペンキがある。 ・南沼キャンプ指定地⇔北沼 雪渓歩きはあるが迷うところはなし。 ・南沼キャンプ指定地→コマドリ沢出合 前トム平から下った岩場の先が雪渓。 アイゼンなしでも下れる。 ・コマドリ沢出合→トムラウシ温泉 沢から尾根までが急登。その他は整備された歩きやすい道。 笹も刈られ、泥の箇所には木の板が置かれている。 ヒグマがいるとのことなので注意。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
着替え
靴
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
調味料
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
|
---|
感想
大雪山系の旭岳からトムラウシまで縦走。
歩いてみたかった道☆
【1日目】姿見→旭岳→白雲避難小屋
旭川から9時半の始発バスで1時間半。
11時ごろにロープウェー駅着。
もう2時間ほど早いバスがあるといいなぁ。
姿見駅まではロープウェーで。
この辺りまでは日帰り観光客も多い。
噴煙の見える姿見ノ池から登山道。
見上げる先は雲の中。
ただ黙々と登っていく。
旭岳山頂に着くまでほぼガスの中。
山頂の写真を撮って、間宮岳方面へ。
直下はザレていて歩きにくい。
下っていくと今度は雪渓。
ガスの中なので、足跡が見えないと迷子になりそう。
雪渓の後は緩やかな登り下りの道。
間宮岳もガスの中なので北海岳へ。
歩いていると時々ガスが切れて眺めが広がる。
天気が良ければすばらしい道だろうなと思いつつ歩く。
白雲岳分岐辺りまで来るとたまに遠望が。
雪渓を抜け、ちょっと下ると初日の宿泊地、白雲岳避難小屋着。
テント場は半分泥だったけれど、どうにか乾いている場所を確保。
お茶を飲んだり、管理人さんと話をしていると徐々に雲が切れていく。
周囲には素晴らしい景色が。
夕暮れ前にご飯を食べてのんびりチャイを飲む。
トルコのチャイです☆ https://www.chasou.com/cart/shop/tealeaves1-arab.html#1
少しするとまた雲が出てきて、雨がぱらぱら。
テントの中に入ってのんびりしつつ寝る準備。
夜中の10時ぐらいに外に出ると満天の星。
明日は晴れるといいなと思いつつ就寝。
【2日目】白雲避難小屋→南沼キャンプ指定地
朝起きると快晴☆
冷たい雪渓の水で顔を洗って、朝ごはんを食べて、テントを撤収して出発。
昨日とは違って景色の見える登山道を行く。
雪渓を歩き、振り返ると青空の下に避難小屋。
来てよかったなあと思いつつ歩く。
この日はしばらく高低差があまりない道が続く。
南に下るにつれて、徐々にガスに巻かれることは多くなったけれど、ガスが切れると素晴らしい景色が広がる。
忠別岳、五色岳、化雲岳と歩いていくけれどガスで眺望はなし。
化雲岳から下るとヒサゴ沼が見えてくる。
避難小屋の周りにはテントが数張。
まだ時間が早いので南沼キャンプ指定地をめざず。
天沼辺りからはゴロゴロとした岩場が続く。
岩と岩の間はけっこう隙間があるので注意。
それにガスが出てると迷いやすそう。
日本庭園と名付けられた場所は、本当にお庭のような雰囲気。
ここでのんびりお茶でも飲みたいぐらい。
それに続くロックガーデンはひたすら岩登り。
ここもガスの出ているときは注意かな。
そこを抜けると北沼の向こうにトムラウシ。
ちょうど雲が切れて頂上までよく見える。
先に南沼キャンプ指定地へと思ったけれど、晴れているうちにと頂上へ。
登っているときはくっきり見えていた頂上も、着くころにはガスの中。。。
結局何も見えずに下山。
南沼キャンプ指定地はまだ混んでおらず、平らな乾いたところにテントを張る。
まだお昼過ぎだったので、軽くランチを食べてチャイを飲む。
トムラウシを見ながらのチャイもなかなか格別。
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時間はたっぷりあるので、十勝岳方面への縦走路を見に行ったりする。
この辺りもお花がたくさん。
素晴らしい景色。
のんびりしていると、新得警察の山岳パトロールが到着。
7年前、2009年7月の連休に起きた遭難事故。
そのパンフレットを配りつつ注意喚起。
この日は山岳パトロールの方々も南沼キャンプ指定地にて幕営。
避難小屋も管理人もいないこのテント場なので、なんだか安心感が増した感じ。
夕暮れとともに雨がぱらぱら。
夕食を食べて、ごろごろしてから就寝。
【3日目】南沼キャンプ指定地→トムラウシ温泉
朝起きると雲はなし。
テントを出るとトムラウシもくっきり。
朝ごはんを食べて、朝の散歩がてら北沼へ行き、トムラウシを対岸から眺める。
昨日よりも遠望がきく。
旭岳も上の方は見えないけれど、下の方はよく見える。
けっこう遠くから歩いてきたなと思いつつ、トムラウシの頂上を目指す。
2度目なので慣れた道。
頂上からはそれなりに遠くまで見える。
快晴なら旭岳から十勝岳まで一望できるんだろうなと想像しつつテント場へ。
少しお腹もすいたので、下山に向けての腹ごしらえ。
予備の食料もまだあるので、朝からカレー。
お腹も膨れたので、テントを撤収し、下山開始。
そのころには徐々に雲が出てきて、晴れ間がなくなる。
トムラウシ公園あたりまで来ると、かなりたくさんの人々が登ってくる。
個人や少人数のグループ、ツアーの団体さんなど様々。
下りつつ思うのは、この道を登るのはけっこう大変だなぁということ。
雪渓も長いものがあるし、岩場も多い。
尾根道に出たら出たで、笹藪で視界は遮られて黙々と歩くしかない。
カムイ天上辺りからは木々も深くなる。
笹藪も多く、ヒグマもいるみたいなので一人だとちょっと怖い。
蚊も多いので、立ち止まると刺されそう。
なので、足を止めることなく一気に下山。
思ったより早く登山口に到着。
温泉宿も目の前。
3日ぶりのお風呂はやっぱり気持ちいい。
今回は旭岳からトムラウシまでガスに巻かれることは多かったけれど、ガスの切れ間に見える景色や広がるお花畑を堪能し、そしてそれなりいの距離を歩ききり、いろいろな人と話をし、知り合うことができたいい山行となりました。
憧れの大縦走路登行お疲れ様でした。
やはり天気のいい大雪は格別です。
東大雪荘の温泉のせいか、18箇所にわたる蚊の刺されはひいたような感じです。
今回の縦走は久しぶりに歩ききったなーと思えた、山行となりました。
次回はもう少し天気のいい日を狙って、また歩きたいなと思えるルートでした。
それにしても、蚊の刺されはひどかったですものね。
この時期、コマドリから温泉までは、虫よけをしておいた方がよさそうですね。。
また北海道の山々にはいくと思うので、その際にはいろいろ教えてください☆
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