南アルプスがつながった!!!光岳から聖平へ
- GPS
- 80:00
- 距離
- 39.1km
- 登り
- 3,538m
- 下り
- 3,338m
コースタイム
- 山行
- 6:30
- 休憩
- 1:08
- 合計
- 7:38
- 山行
- 6:33
- 休憩
- 3:17
- 合計
- 9:50
- 山行
- 8:54
- 休憩
- 1:28
- 合計
- 10:22
天候 | 19日 晴れたり曇ったり 20日 晴れ 21日 晴れたり曇ったり 22日 曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2016年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
帰り 聖平小屋で白樺荘と井川のバスを予約してもらった。聖岳登山口からの井川観光のバスは10時と13時の2本。 このバスは、横窪沢小屋、茶臼小屋、聖平小屋、白樺荘、井川の民宿などに泊まった人や泊りの予約をした人が対象。予約が必要。私は山中はテントでしたが、下山後白樺荘に泊まる予約をしたので乗れました。 私は13時のバスを予約して、沼平で降ろしてもらい、マイカーで白樺荘へ。 川根本町への道が朝は7時半から8時半まで通行できるので、川根本町に向かう。川根温泉の道の駅を過ぎて川を渡ったら左折。道なりに山道を行くと。新東名「島田金谷」の看板が現れるので、それに従う。 道の駅の手前のガソリンスタンドで詳しく教えてくれる。 途中かなりくねくねの山道を通ります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストは畑薙の臨時駐車場、沼平、聖岳登山口にあります。下山届も必要です。 南岳から聖平への登山道は、がれていて注意が必要な個所があります。 |
その他周辺情報 | 赤石温泉白樺荘。 二食付き一泊6990円。素泊まりや夕食付だけでもできます。 私は前日に聖平小屋で予約をしてもらいました。 当日泊まりたいと言っていた人がいましたが、シーズン中で満室だと断られていました。 日帰り温泉も利用できます。食堂は10時〜15時まで。 |
写真
装備
個人装備 |
財布
免許証
眼鏡
携帯バッテリー
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
サンダル
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
調味料
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
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感想
南アルプスを鳳凰三山、甲斐駒から光岳まで繋げたい。それがこの数年の夢だった。
体力のある人なら一度で繋げられるだろうが、私には無理。
1〜4泊で少しずつ繋いでいた。
そして、昨年仙塩尾根と甲斐駒を歩いて、残るのは聖平と光岳の間だけになった。
この数日静岡の週間予報を毎日何度もチェックした。天気図も見た。
17日になって、静岡の曇りマークが晴れと曇りマークに変わった。
18日に家を出て、19日から22日で縦走することに決めた。
18日に浜松のSAで東海の梅雨明けを知った。
だが、油断ならない。今までも梅雨明け直後の南アルプスで何度も雨に降られているからだ。多少の雨は覚悟して向かった。
井川のトイレ付きの駐車場南アルプスの里で車中泊して、19日の早朝に沼平に行った。
3泊のテント泊の荷物は水1.5リットルを入れて16キロだった。
最初の関門は畑薙大吊橋。私は子供の頃平均台が苦手だった。高所恐怖症だ。
無事渡れるだろうか?
幸い風もなく、下の川は水量がとても少なく恐怖は感じなかった。「1,2,3・・・」と数えながら渡った。
370歩、5分で180mの橋を渡った。
この吊り橋さえ渡れば何とかなるだろう。
滑りやすいトラバースの道もちょっと怖かったが問題なく通れた。
横窪沢小屋からはきつくなると書いてあったが、急な登りが得意な私にはあまりきつく感じられなかった。
だが、茶臼小屋に着いた時は疲れてこれ以上は進めないと思った。
すぐ下のテントの男性は山では滅多に合わない和歌山県橋本市の男性だった。
和歌山同志で、南アルプスで大峰の話で盛り上がった。
20日は晴れの予報。ご来光とその前の朝焼けの空を見るために3時半にキャンプ場を出て、4時12分から茶臼岳山頂で日の出を待った。
4時50分頃朝日が上がった。
素晴らしいお天気の1日の始まりだった。
近くに人がいなかったので、セルフで写真を撮った。
途中稜線から外れた仁田岳にも寄った。
少し場所が変わると見える山の形や位置も変わる。
光岳小屋に着いてテントを張った。小屋の管理人さんにテント場は狭いので端から詰めて張るように指示された。
それから光岳、光石に行った。
光岳では誰もいなかったので、セルフで写真を撮った。
光石では広島から百名山を目指しているご夫婦に会って写真を撮っていただいた。
光岳小屋では福井から来た二人組の女性と話した。一人の女性は今回光岳で百名山を完登されたそうだ。
21日は聖平までの長丁場だ。イザルヶ岳に登ったが、雲が多くてご来光は望めそうにないので、日の出前に下った。
茶臼岳に着くと、相方からのメールで静岡に雷雨注意報が発令されていることを知り、この先急ぐことにした。
茶臼岳から上河内岳までは気持ちのいい道だった。
のどかな草原が広がっていた。
上河内岳でも誰にも会わず、セルフで写真を撮った。
上河内岳の方に下りると、聖岳を登って茶臼小屋に向かう男性と会った。
彼は百名山を目指している人だった。そして、南アルプスは百名山と百名山の間に登りたくない邪魔な山がいくつもあると憤慨していた。
もちろん上河内岳には登らないし、茶臼岳には登らないといけないというのも嫌そうだった。
後で聖平のキャンプ場で一緒になった単独の男性二人も彼と会って同じような話を聞かされたそうだ。
南岳からの下りはざれて危険なところが何か所かあり、緊張した。
さらに石の多い急な下りは苦手なのでゆっくり下った。
聖岳と聖平の分岐に出た。ここで南アルプスが繋がった。
嬉しかった。
翌日は天気と体調が良ければ聖岳に登ろうと思ったが、天気が悪いと聞いた。
目的は果たしたから敢えて聖岳には登らなくてもいいと思った。
小屋で翌日の白樺荘の予約を入れてもらい、井川観光の13時のバスも予約してもらった。
夜中に何度か雨が降った。聖岳には登らないと決めた。
22日は雨は止んでいたが、ガスがかかっていた。
テント泊で聖岳から縦走する予定の単独の男性3人は停滞を決めていた。
私は登山口まで下るだけなので、天気が悪いのはあまり気にならなかった。
歩き始めていろいろ今までのことを思い出すと、ちょっと涙が出てきた。
雨は降らず、カッパのお世話にならずに登山口まで下山した。
今年の私は晴れ女でまだ山で行動中には雨に降られていない。
井川観光のバスに乗り、沼平からは自分の車に乗り替えて白樺荘に行った。
白樺荘では北岳から縦走してきたいう男性と話した。
23日、7時過ぎに白樺荘を出て、家に向かった。
川根本町への道が7時半から8時半まで通行可能だった。7時45分だったので、そちらから島田金谷インターチェンジに出て帰ることにした。
いつもは山から下りて温泉に入ってもそのまま運転して帰る。途中で眠くなって何度も休む。
だが、温泉で泊まったおかげで眠くならずに家まで帰れた。白樺荘は2食付きで6990円と安い。これからはこういうのもいいなと思った。
光岳小屋の管理人さんに今回で南アルプスが繋がると話したら、「南アルプスを卒業ですね。」と言われた。
今回出会った登山者は、主に百名山を登頂するために登りに来た人と、南アルプスを縦走するために来た人に分かれるような気がする。
私は後者のほうだ。
南アルプス、特に南部の山は地味で大きい。山と山の間は樹林帯になる。小さなピークをいくつも越えなければいけない。
登山者も少ない。
今回はなんと茶臼岳、光岳、上河内岳すべての山頂でも写真はセルフになってしまった。
でも、そこが南アルプスの良さではないだろうか。
今回で無事に南アルプスを繋ぐことができたが、また登りたい山、歩きたい道を歩きに来るだろう。
できたらテントを担いで歩きたい。
南アルプスは小屋泊りよりもテント泊が似合う。
4月に還暦を迎え、還暦記念山行とした今回の南アルプスをつなぐ山旅、一生の思い出になるだろう。
山に、お日様に、それだけでないたくさんの自然に、出会った人に、そして快く送りだしてくれた相方に感謝だ。
ついに尾白川から沼平まで、南アルプスの山々一気通貫でつながりましたね。
天気も最後まで大きく崩れずなによりでした。
茶臼岳から上河内岳、そして南岳山頂直下、森林限界下に行くまでの稜線歩き、私も大好きです。
茶臼岳山頂の撮影会、楽しそうですね。
山小屋営業してる時期に歩いたことがないのですが、やはり静かそうです。
この山域、聖岳の存在感が本当に圧倒的です。
私も今週末早川尾根、盆明けには鳥倉から北岳歩いて、mayutsuboさんが成し遂げた感動を味わいたいものです。
蝙蝠尾根、白峰南嶺、笊ヶ岳、青薙山、そしてVR…。
今まで歩いたルートも違う季節に歩いてみたいですし…。
南アルプスは本当にイイですね。
三泊四日の大縦走、本当にお疲れさまでした。
tomhig さん、コメントありがとうございました。
やっと繋がりました。
ほっとしています。
お天気に感謝です。
南アルプスを歩いていると、百名山だから登りに来たと言う人と、南アルプスが好きだから来たと言う人がいますね。
私もtomhig さんも南アルプが大好きなんですよね。
北アルプスに比べたら地味で、ちょっと下るとすぐに樹林帯になっちゃって展望はないし。
一つ一つの山は大きくて、その大きな山と大きな山の間に小さいようだけど侮れない山があって。
今回は光岳、茶臼岳、上河内岳、どれもそれほど大きい山ではないですが、味がある山だと思いました。
そして聖岳の大きさが際立ちますね。
今回は聖岳には登りませんでしたが、いつもその存在を感じていました。
これからは今まで登って好きになった山、歩きたい道を再訪したいものです。
tomhig さんも繋げてください。
そしていつか時間が取れるようになったら、一気に縦走してみてください。
定年過ぎて縦走している人、けっこういますよ。
mayutsuboさん、こんばんは。
南アルプスの主稜線がすべて繋がったんですね〜♪
おめでとうございます
還暦を超えて、テントを担いでの縦走、
本当に素晴らしいのひとことです。
この時期に雨に降られないのも奇跡的ですね!
私もすべて繋いでみたいんですが、
聖〜赤石、甲斐駒〜地蔵岳(鳳凰三山)が繋がってません…
南アルプスの南部は、人が少ない上に、
あの雄大な山容がいいですよね〜
何度でも行きたいのですが、
なにしろアクセスが…
mayutsuboさんを見習って私も繋げるように頑張ります♪
dolce さん、コメントありがとうございます。
なかなか私ぐらいの年齢の女性でテントを担いで縦走している人には会いません。
今の軽い装備ならできる人もっといると思うのですが。
男性ならもっと年上の人でもテントを担いで縦走している人何人も会います。
私もいつまでテント担いで縦走できるかわからないけど、無理なくテントで行きたいなあと思っています。
ここは交通の便が悪いですね。バスがあっても予約しないといけなかったり。山って、予定変更は付きものですからね。
聖〜赤石は椹島から周回で行けますね。
甲斐駒〜鳳凰三山、tomhigさんが今月末に計画しています。
dolce さんなら問題なく縦走できそうですね。
いつか繋げてくださいね。達成感ありますよ。
mayutsuboさん こんにちは
昨年の初アルプス鳳凰三山だったので南アとっても思い入れがありいつか南ア繋げるといいなと考えてます
でも何せ南部のアプローチが それもテント担いでいくなんて尊敬します 私は山デビューが遅いので担げるうちにと今年デビュー予定ですが勇気を頂ましたよ 本当にお疲れ様でした!
memechan さん、コメントありがとうございます。
南アルプスに行くと、よく全山縦走を目指している人に会います。
自分には無理かなと思いましたが、少しずつならなんとかなりました。
まだまだお若いですから、これからですよ。
私も単独テント泊は50歳くらいからでした。
今は装備が軽いから女性でもできますよ。
頑張ってくださいね。
今回で南アルプスが繫がったとのこと、おめでとうございます。
重い装備を担いで縦走とは随分しんどかったことでしょう。
でも、達成感はあまりあると思います。
4日間の山行、お疲れさまでした
☆最後の白樺荘泊は随分ごちそうがでましたね
自分としての南アルプスはまず「鳳凰三山」を計画はしているものの、さて本当に実行できるのか・・・?希望は捨てずに前向きに頑張ります。
s_fujiwaraさん、おはようございます。コメントありがとうございます。
尾瀬で13キロ、白山で14キロ担いだので、大分体が重い荷物に慣れたようです。
白樺荘は二食付きで6990円です。食事は、見た目ほどには・・・メインは鹿刺しでしたが。
鳳凰三山は夜叉神峠から登りましたが、このコースは長いですがアップダウンが少なく歩きやすいです。小屋もいくつかあるので、体調に合わせて選べばいいのではないでしょうか。
南御室小屋は友達の友達が管理人で、友達も手伝いに行ったりしています。
もし泊まるなら知らせてくださいね。
mayutsuboさん、こんばんわ。
南アの稜線がつながり、脳裏に焼き付いた山行で、
良い記念になったことでしょうね!
生き生きとして楽しそうな表情やたくさんの花、
そこに行かなければ見れない風景など写真からも多くの感動を感じます。
深南部は来年あたりから踏破開始してみたいと思っています。
何かこちらも幸せな気分になりました。
今後も 楽しんでください
Hikaruさん、コメントありがとうございます。
お天気に恵まれ、思い出深い山行になりました。
やはり今回は繋がるという気持ちが強くて、今までとは意気込みが違いました。
茶臼岳から光岳は往復でしたが、行きと帰りでは見える景色も違うし、気持も違うので、戻るときも新鮮でした。
深南部はもっと人が少ないんでしょうね。
なんとなく、こちらの大峰あたりと気候が近いから似ているのかなと思ったりします。
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