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Yamareco

記録ID: 923851
全員に公開
沢登り
丹沢

丹沢/中川川東沢ヤビキ沢

2016年07月24日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
06:23
距離
12.2km
登り
1,604m
下り
1,608m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:28
休憩
0:47
合計
6:15
7:56
8:01
25
8:26
8:49
164
12:03
12:03
6
12:09
12:10
18
12:28
12:29
17
12:46
12:47
66
13:53
13:53
12
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2016年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
◆駐車場
西丹沢自然教室周辺余地に駐車。
コース状況/
危険箇所等
◆道の状況
石棚山から箒沢までの登山道は浮き石も多く落石に要注意。
◆登山ポスト
西丹沢自然教室にあり。
西丹沢自然教室駐車場
2016年07月24日 07:42撮影 by  SO-02H, Sony
7/24 7:42
西丹沢自然教室駐車場
今日は西丹沢自然教室から出発。
2016年07月24日 07:46撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
7/24 7:46
今日は西丹沢自然教室から出発。
さあ出発。5-6月に比べると余りに人の気配が無くて違和感がある。
2016年07月24日 07:52撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
7/24 7:52
さあ出発。5-6月に比べると余りに人の気配が無くて違和感がある。
加入道山がどっしりと見える。
2016年07月24日 07:55撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
7/24 7:55
加入道山がどっしりと見える。
東沢出合。ここから登山道。
2016年07月24日 07:57撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
7/24 7:57
東沢出合。ここから登山道。
沢筋に入ると涼しい。とは言っても沢沿いに進むのは最初の100mだけだが。
2016年07月24日 07:58撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
7/24 7:58
沢筋に入ると涼しい。とは言っても沢沿いに進むのは最初の100mだけだが。
樹々が青々としている。夏だなぁ。
2016年07月24日 08:03撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
7/24 8:03
樹々が青々としている。夏だなぁ。
陽に透けるモミジ。
2016年07月24日 08:08撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
7/24 8:08
陽に透けるモミジ。
石棚山稜方面。結構アップダウンがある。これは帰路で体感した。
2016年07月24日 08:13撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
7/24 8:13
石棚山稜方面。結構アップダウンがある。これは帰路で体感した。
ゴーラ沢出合に到着。英文併記の看板が整備されていた。
2016年07月24日 08:26撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
7/24 8:26
ゴーラ沢出合に到着。英文併記の看板が整備されていた。
ゴーラ沢出合に到着。英文併記の看板が整備されていた。
2016年07月24日 08:26撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
7/24 8:26
ゴーラ沢出合に到着。英文併記の看板が整備されていた。
ここで沢装備を着けて準備。
2016年07月24日 08:41撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
7/24 8:41
ここで沢装備を着けて準備。
13Kさんの渾身のルート図。パウチにして完全防水だけど少し硬すぎて曲げられないみたい。
2016年07月24日 08:42撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
1
7/24 8:42
13Kさんの渾身のルート図。パウチにして完全防水だけど少し硬すぎて曲げられないみたい。
ゴーラ沢を進む。真っ白な花崗岩の岩が眩しい程。奥に古い堰堤が見える。この堰堤は右から巻く。
2016年07月24日 08:48撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
7/24 8:48
ゴーラ沢を進む。真っ白な花崗岩の岩が眩しい程。奥に古い堰堤が見える。この堰堤は右から巻く。
一応登れるかチェックする13Kさん。
2016年07月24日 08:50撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
7/24 8:50
一応登れるかチェックする13Kさん。
最初の堰堤を巻いて行くとその上に第2の堰堤が見える。これは左から。
2016年07月24日 08:52撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
7/24 8:52
最初の堰堤を巻いて行くとその上に第2の堰堤が見える。これは左から。
2つ目の堰堤を左から巻く。
2016年07月24日 08:53撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
7/24 8:53
2つ目の堰堤を左から巻く。
3つ目の堰堤。これも左から巻く。
2016年07月24日 08:55撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
7/24 8:55
3つ目の堰堤。これも左から巻く。
巻きに入る13Kさん。踏み跡がある。
2016年07月24日 08:56撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
7/24 8:56
巻きに入る13Kさん。踏み跡がある。
純白のゴーロは美しいが暑い。陽を遮るものも無いし、川幅が広いので水流も遠い。
2016年07月24日 08:59撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
7/24 8:59
純白のゴーロは美しいが暑い。陽を遮るものも無いし、川幅が広いので水流も遠い。
川幅が狭くなって少し涼しくなった。840m地点。
2016年07月24日 09:03撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
7/24 9:03
川幅が狭くなって少し涼しくなった。840m地点。
865mの二俣。左俣がゴーラ沢。今日は右のヤビキ沢へ進む。
2016年07月24日 09:07撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
7/24 9:07
865mの二俣。左俣がゴーラ沢。今日は右のヤビキ沢へ進む。
ゴーラ沢との出合の直上875mで右に涸沢を分ける。
2016年07月24日 09:09撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
7/24 9:09
ゴーラ沢との出合の直上875mで右に涸沢を分ける。
涸沢を分けた所でいきなりナメが始まる。
2016年07月24日 09:10撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
1
7/24 9:10
涸沢を分けた所でいきなりナメが始まる。
これは素晴らしい!思わず歓声をあげてしまう。
2016年07月24日 09:10撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
1
7/24 9:10
これは素晴らしい!思わず歓声をあげてしまう。
最初のナメの最上部。
2016年07月24日 09:12撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
7/24 9:12
最初のナメの最上部。
一旦ゴーロに戻る。ナメは60m位あったと思う。
2016年07月24日 09:12撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
7/24 9:12
一旦ゴーロに戻る。ナメは60m位あったと思う。
910mで左に涸沢を分ける。
2016年07月24日 09:15撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
7/24 9:15
910mで左に涸沢を分ける。
またまたナメ!
2016年07月24日 09:18撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
3
7/24 9:18
またまたナメ!
930m地点。
2016年07月24日 09:18撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
1
7/24 9:18
930m地点。
気持ち好い!
2016年07月24日 09:18撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
2
7/24 9:18
気持ち好い!
待たせてしまって済みません。
2016年07月24日 09:18撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
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7/24 9:18
待たせてしまって済みません。
940m地点の2段ナメ滝。少しヌメリもあるので13Kさんも用心して進む。
2016年07月24日 09:19撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
1
7/24 9:19
940m地点の2段ナメ滝。少しヌメリもあるので13Kさんも用心して進む。
940mでは右から涸沢が合わさる。
2016年07月24日 09:20撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
7/24 9:20
940mでは右から涸沢が合わさる。
その上もナメは未だ続く。
2016年07月24日 09:20撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
1
7/24 9:20
その上もナメは未だ続く。
谷を振り返る。向こうに見えるのは加入道かな?
2016年07月24日 09:22撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
7/24 9:22
谷を振り返る。向こうに見えるのは加入道かな?
970mでまた右から涸沢。
2016年07月24日 09:24撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
7/24 9:24
970mでまた右から涸沢。
990mの二俣。2段10m滝が見えてきた。右俣は幅は広いが涸れている。
2016年07月24日 09:27撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
7/24 9:27
990mの二俣。2段10m滝が見えてきた。右俣は幅は広いが涸れている。
巻くことにしたけどAki-CLさんは少し未練っぽいかも?
2016年07月24日 09:32撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
1
7/24 9:32
巻くことにしたけどAki-CLさんは少し未練っぽいかも?
2段10m滝を左から巻く。明瞭では無いが踏み跡があり、尾根を10m位進んで沢に降りる。
2016年07月24日 09:34撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
7/24 9:34
2段10m滝を左から巻く。明瞭では無いが踏み跡があり、尾根を10m位進んで沢に降りる。
1010mの三俣。
2016年07月24日 09:39撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
7/24 9:39
1010mの三俣。
あれ?沢靴が新しくなってるよ!
2016年07月24日 09:41撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
7/24 9:41
あれ?沢靴が新しくなってるよ!
三条のナメ滝。両脇が登りやすそう。1020m地点。
2016年07月24日 09:43撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
7/24 9:43
三条のナメ滝。両脇が登りやすそう。1020m地点。
左壁から乗越す。
2016年07月24日 09:44撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
7/24 9:44
左壁から乗越す。
ナメ滝。
2016年07月24日 09:46撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
7/24 9:46
ナメ滝。
小滝。1040m地点。
2016年07月24日 09:47撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
7/24 9:47
小滝。1040m地点。
奥が二俣か三俣か。この上から水が伏流水になってしまうのでここで小休止。1055m地点。
2016年07月24日 09:51撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
7/24 9:51
奥が二俣か三俣か。この上から水が伏流水になってしまうのでここで小休止。1055m地点。
水が無くなってからは涸滝のクライミングに終始する。
2016年07月24日 10:17撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
7/24 10:17
水が無くなってからは涸滝のクライミングに終始する。
イワタバコ。今日も出逢えた。
2016年07月24日 10:18撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
1
7/24 10:18
イワタバコ。今日も出逢えた。
ここは素直に直上すると被っていて少し辛い。1100m地点。
2016年07月24日 10:19撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
7/24 10:19
ここは素直に直上すると被っていて少し辛い。1100m地点。
Aki-CLさんは少し左に登って傾斜を上手くいなしてた。僕も見習う。
2016年07月24日 10:21撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
7/24 10:21
Aki-CLさんは少し左に登って傾斜を上手くいなしてた。僕も見習う。
ボコボコの涸れ滝。1150m地点。
2016年07月24日 10:28撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
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7/24 10:28
ボコボコの涸れ滝。1150m地点。
結構アスレチック。
2016年07月24日 10:29撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
7/24 10:29
結構アスレチック。
なので帰宅してから結構疲れを覚えてた。
2016年07月24日 10:31撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
7/24 10:31
なので帰宅してから結構疲れを覚えてた。
1200m二俣。ここは右へとルートを取る。
2016年07月24日 10:34撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
7/24 10:34
1200m二俣。ここは右へとルートを取る。
右俣に進む。
2016年07月24日 10:38撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
7/24 10:38
右俣に進む。
枯れ葉に似たカエル。
2016年07月24日 10:40撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
7/24 10:40
枯れ葉に似たカエル。
ゴーロ。浮き石に要注意。
2016年07月24日 10:40撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
7/24 10:40
ゴーロ。浮き石に要注意。
ゴーロに終始するかと思ったら未だ涸れ滝がある。1260m地点。
2016年07月24日 10:46撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
7/24 10:46
ゴーロに終始するかと思ったら未だ涸れ滝がある。1260m地点。
岩は割合としっかりしている。でも浮き石も多い。
2016年07月24日 10:47撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
7/24 10:47
岩は割合としっかりしている。でも浮き石も多い。
もう一つ。1275m地点。
2016年07月24日 10:50撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
7/24 10:50
もう一つ。1275m地点。
1300mも近くなるとガスって来た。
2016年07月24日 11:01撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
7/24 11:01
1300mも近くなるとガスって来た。
1410m地点。左岸の大木の上にトラバースの踏み跡があった。
2016年07月24日 11:10撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
7/24 11:10
1410m地点。左岸の大木の上にトラバースの踏み跡があった。
トラバースの踏み跡。
2016年07月24日 11:17撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
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7/24 11:17
トラバースの踏み跡。
後を見るとずっと向こうまで続いている。
2016年07月24日 11:17撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
7/24 11:17
後を見るとずっと向こうまで続いている。
稜線に出た。トラバース路は結構分岐も多かったが、ジグザグに上を目指した。Aki-CLさんがテシロノ頭の道標に先着している。
2016年07月24日 11:24撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
7/24 11:24
稜線に出た。トラバース路は結構分岐も多かったが、ジグザグに上を目指した。Aki-CLさんがテシロノ頭の道標に先着している。
でもドンピシャ出たじゃないですか。これにて遡行終了。
2016年07月24日 11:25撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
1
7/24 11:25
でもドンピシャ出たじゃないですか。これにて遡行終了。
13Kさんは少し西側に出たのでここまで戻る。
2016年07月24日 11:26撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
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7/24 11:26
13Kさんは少し西側に出たのでここまで戻る。
白ザレノ頭で沢装備を解く。しかし石棚沢・ヤビキ沢中間尾根を下降するつもりだったので沢靴はそのままとした。アザミ銀座と言いたくなる位にアザミが多い。
2016年07月24日 11:34撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
7/24 11:34
白ザレノ頭で沢装備を解く。しかし石棚沢・ヤビキ沢中間尾根を下降するつもりだったので沢靴はそのままとした。アザミ銀座と言いたくなる位にアザミが多い。
白ザレの頭のベンチ
2016年07月24日 11:40撮影 by  SO-02H, Sony
1
7/24 11:40
白ザレの頭のベンチ
あれれ?H26年に鹿柵が増設されて尾根には入れなくなっていた。仕方なく登山道を下ることとした。
2016年07月24日 11:59撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
1
7/24 11:59
あれれ?H26年に鹿柵が増設されて尾根には入れなくなっていた。仕方なく登山道を下ることとした。
長閑で静かな登山道だったが、アザミが繁茂していて時折痛い。鹿も食べないのかも。
2016年07月24日 11:59撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
7/24 11:59
長閑で静かな登山道だったが、アザミが繁茂していて時折痛い。鹿も食べないのかも。
玄倉への分岐。石棚山は知らずに通り過ぎてしまった。
2016年07月24日 12:13撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
7/24 12:13
玄倉への分岐。石棚山は知らずに通り過ぎてしまった。
一瞬ガスが晴れて陽が射した。
2016年07月24日 12:17撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
7/24 12:17
一瞬ガスが晴れて陽が射した。
アップダウンと急降下をこなして箒沢に出る。
2016年07月24日 13:19撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
7/24 13:19
アップダウンと急降下をこなして箒沢に出る。
ここから道標のカラーが変わる。
2016年07月24日 13:25撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
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7/24 13:25
ここから道標のカラーが変わる。
箒沢前の堰堤付近の渡渉点。ここで沢靴を脱ぐ。
2016年07月24日 13:44撮影 by  SO-02H, Sony
7/24 13:44
箒沢前の堰堤付近の渡渉点。ここで沢靴を脱ぐ。
キャンプ場は夏休みだなぁ。おっと我々も夏休みを楽しんで来たんだっけ。
2016年07月24日 13:54撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
7/24 13:54
キャンプ場は夏休みだなぁ。おっと我々も夏休みを楽しんで来たんだっけ。
箒沢公園から1km歩いて西丹沢自然教室に帰着。お疲れ様でした。
2016年07月24日 14:06撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
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7/24 14:06
箒沢公園から1km歩いて西丹沢自然教室に帰着。お疲れ様でした。

感想

かねてからAki-CLさんが気になっていたと言うヤビキ沢に行って来た。花崗岩の白いゴーロとそれに続くナメは美しかった。でも1時間で水は涸れ、後は涸滝の登攀が続く。登山道でも行き交う登山者はまばらで、時期を外すととても静かな西丹沢だった。

今日は西丹沢自然教室がスタート地点。5-6月に比べるとクルマも人もとても少ない。関東地方の梅雨明け宣言は未だ出ていないけど、これはもう夏休みでしょと言う天気で、周囲の山々も良く展望できる。ゴーラ沢までは登山道を行く。純白の花崗岩のゴーロが眩いゴーラ沢出合で休憩を兼ねて沢支度とした。

ゴーラ沢の河原の奥に古い堰堤があり、ここは右から巻いて越える。越えるとすぐに次の堰堤があり、ここは左側から越える。3番目の堰堤も右岸側から越えて行く。3つの堰堤を越えると広い河原になっているが、遮るものなく陽射しが降り注いでいて暑い。右に曲がって少し川幅が狭くなると樹々が陽射しを遮り、近くなった水流も気温を下げてくれ涼しくなる。800m近辺から周囲の森からカジカガエルの鳴き声が木霊のように聞こえて来た。

ゴーロ歩きが続いたが865mで左にゴーラ沢を分け、875mで右に涸沢を分け、ヤビキ沢に入ると突然美しいナメが延びていた。ナメの美しさに思わず歓声を挙げて写真を撮っていると先行する2人にどんどん遅れて行く。60mはあろうかと言うナメを過ぎると一旦ゴーロに戻るが910mで左に涸沢を分けて標高で15mも進むとまたナメが始まる。そこからのナメは水平距離で100mはあり最初のナメより長く、また傾斜もある。特に2段のナメ滝はヌメリもあるので要注意だ。

右から涸沢を迎えて990mまで登り再度涸沢を右から迎える所に2段10m滝がある。この滝は左から高巻く。微かながら踏み跡もある。その後もナメ滝が幾つか続き1050mを越えると突然に水流が消える。ゴーラ沢出合から1時間だ。ここで小休止。ここからは涸滝の登攀に終始するが、結構スケールはあり翌日に筋肉痛が出た。1200m二俣を右へと進み、ゴーロの上の涸滝をこなし、再びゴーロを登って行くと1400mを越えた辺りでトラバースする踏み跡があった。渓からこれを辿って九十九折りに登って行くと稜線の登山道に出た。もっともこの踏み跡も縦横にあるので道の取り方は何通りもある。きちんとテシロノ頭に出ることができた。

ここから西に少し進んで白ザレノ頭のベンチで小休止。急にアザミが増える。ここからヤビキ沢・石棚沢中間尾根を下降する計画でいたが、鹿柵が新設されていて尾根には立ち入れないことが解った。なのでそのまま石棚尾根の登山道を下降することとした。中間尾根を降りるのであればと沢靴のままでいたが13Kさんは新調した沢靴を大事として途中でトレランシューズに履き替えた。実際フェルトは泥道では滑りやすいし、特に僕の渓流足袋スタイルだと下りで親指が痛くなってしまった。箒沢に降りて漸く沢靴を脱ぐことができてホッとした。白ザレノ頭からの登山道の下りでも3パーティに逢っただけと非常に静かな山行だった。

箒沢まで降りるとあとは勾配は無い楽な道になり、すぐにキャンプ場に出る。キャンプ場では如何にも夏休みと言う感じだ。と思ったが我々も十分に夏休みを楽しんだんだっけ。箒沢公園橋から10分歩いて西丹沢自然教室の戻り今日の行程は終了。沢としての登攀的な要素は少なかったけれどゴーラ沢出合から1000m辺りまで続くナメの景色は良かった。もう1時間続くと理想的、と感じるところだけれどまあそれは贅沢な無い物ねだりと言うものだ。十分に楽しめた沢だった。




ヤビキ沢のナメ滝上部

白いゴーロとナメ滝が美しい沢。後半の涸れ滝は傾斜があり苦労した。
白ザレノ頭付近はアザミの大群生がある。鹿も食べないのだろうか?
丹沢全体がアザミで覆われないことを祈る。
白ザレノ頭からの北西尾根を降りる予定が、鹿柵に妨げられ箒沢に向かった。
箒沢では水遊びしている子供たちがいて、楽しそうだった。

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