メチャ長かった釜無川ルート 鋸岳
- GPS
- --:--
- 距離
- 26.1km
- 登り
- 1,934m
- 下り
- 1,924m
コースタイム
天候 | 晴れのち曇り一時雷所により雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
釜無川の林道ゲートから小屋のある林道終点まで9.2辧△箸砲く長く復路はクタクタ(^_^;) 小屋から渡渉して登山道に入りますが、ルート全般にマーキングやテープの目印が有り道迷いの心配はほとんどありません。 三角点のピークが近づいてくると樹林帯から抜け出してガレガレの浮石が多い道となりますので、落石を起さないよう慎重に! 地図は手書きなので悪しからず(^_^;) |
写真
感想
長い間、この山は険しすぎて我々に登頂は無理っぽいと思ってた南アルプスの北端に位置する 鋸岳(標高2685m)。
調べていくうちに、鋸岳の北側を流れる釜無川沿いのゲートより、長〜い林道を経由して登頂できるルートがあることを知った。
だけど、その林道っちゅうのが片道9.2劼發△蝓⇔啼擦世韻任皹復18.4劼箸(^_^;)
さらに、山頂までのピストンを加えたら、一体どんだけの距離になるんだか?
そして、更なる問題は、我々がいたって鈍足だってこと!
山と高原地図のルートタイムは、往路7時間45分、復路5時間45分、合計13時間30分で、鈍足な我々だと休憩を加えたら15時間オーバーになっちまうじゃん(^_^;)
仮にアタックするとしたら、林道終点の小屋付近でテント泊するしかないだろな〜って考えてたところ、なんと副隊長が、このロングで険しい山旅に、「日帰りで行こうよ、這ってでも歩くから。」と、頼もしいGoサインを出したワケでして、いざアタックと相成りました!
で、アタック当日!
釜無川ルートは、とにかく林道が長い、長すぎです。
往路はルートタイムどおりに歩けたとしても、復路はクタビレてくるので鈍足にさらに拍車がかかることは間違いありまへん(-_-;)
その後は、林道を歩ききったものの、例の小屋から山道に入った途端、何ちゅう激登りの道なんだろ〜〜っ!
ルートには、これでもかって程マーキングが施されてますので、道迷いの心配はほとんどありませんでしたが、所々にある倒木をかいくぐったり、両サイドから伸びたオオシラビソの枝葉に行く手を阻まれ、枝が引っ掛かってアンダータイツに穴を開けながらの登降となりました。
三角点ピークが近づいてくると樹林帯から抜け出しますが、その先はガレガレの急斜面で、落石だけは起さないよう慎重に足運びをする必要がありました。
それに、こんな場所に限って綺麗な高山植物のお花が咲いてるんで、お花の撮影をしようと思うと、どうしても崖っぷちに近づかなきゃなりません。
皆さんも、お花の撮影をする際は慎重にね(笑)
三角点ピークでは、恒例行事の三角点探しです!
ここの三角点は、ルートから若干外れた場所にありましたが、踏み跡を辿っていけば3等三角点とご対面できます。
そして、スタートから7時間半!
やったね〜、ついに鋸岳の山頂に立つことができました〜〜っ(笑)
ガスガスで周囲の南ア眺望は得られませんでしたが、無理だと思っていたピークに立つことができたことで、副隊長ともども、何とも言えない爽快な喜びでいっぱいになりました。
山頂で小休止中には、鋸岳の女神様が長丁場を頑張った我々へのご褒美にと?、第二高点に続く稜線を少しだけ見せてくれました。
第二高点への稜線は、今の我々には難易度高過ぎて立ち入ることがはばかられますが、スキルのある人たちは果敢にアタックされてるようです!
さて、復路も再び長丁場です。
横岳峠を過ぎ、沢音が聞こえてくると、富士川源流の水場ですので、皆さんもぜひ立ち寄って南アルプスの天然水をご賞味ください。
ココの水、とっても冷たくて癖が無くデラウマなオススメの水でした。
もちろん、我々もたっぷり水分補給させてもらいましたよ。
復路の林道途中から股関節が絶不調になりながらも頑張った副隊長。
スタート前に、「這ってでも歩く。」と宣言してたとおりに頑張りぬいて、無事に釜無川ゲートまで戻ってきました。
大したもんだよ、副隊長(笑)
鈍足の代表みたいな我々ですが、成せば成ると言いましょうか、どうにかこうにか日帰りで鋸岳に登ることが出来ました。
このレポが、世の中の鈍足アルキニストの皆さんに、少しでも勇気とやる気をお分けすることが出来たなら嬉しい限りです。
成せば成るもんですね!
ではまた、ごきげんよう。
コメント
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「這ってでも歩く」って、副隊長のその意気込みと、その言葉のとおり歩ききる気力と体力!!
誰にでも真似できるものじゃないですよ!
いやいやいや、ほんと、凄いです!!
けど、こんなコースあったんですね〜
甲斐駒からの岩岩の縦走路しか知らなかったもので、鋸岳は到底無理だと思っていました。
けど、日帰りで20キロ超なんて、到底無理・・
途中テントを張るにしても、一人じゃね〜・・・
・・なんて考えると、鋸岳の山頂に立つなんて、やっぱり夢だわ(×_×;)
さて、次回の梨丸隊、また度肝を抜くような山行をされるんでしょうね〜
ワクワク、ドキドキ・・ゾクゾク?(^◇^;)
副隊長はマジで根性ありますし、なかなかの策士でも有るようです!
今回の鋸岳は、当初私ゃテント泊を主張したんですけど、副隊長のあの一言に屈して日帰り強行軍を選択するに至りました(-_-;)
今年の山を振り返ってみると、岐阜100山の高樽山や白山の百四丈滝ハライ谷ピストン20km 超から始まって、同じく白山のお花松原平瀬道ピストンと続き、中ア念丈岳ピストンは私の靴擦れで烏帽子止まりとなり、今回の鋸岳釜無川ルート日帰りピストンに至ってまして、これらの山歩きは全て副隊長のご希望のままに計画された次第でして、私なんぞは常に副隊長の掌の上で転がされてるだけでございますぅ(汗)
今回が最長山行となりましたが、回を重ねるにしたがって身体が長距離長時間の山に慣れてきたようで、副隊長も私も恐れていた翌日からの筋肉痛が無いんですわ。
これには驚きました(@_@)
ヤッパリ、鈍足でもなんでも身体は常に鍛えてさえいれば何とかなっていくもんなんですね。
ルネさんも100高山制覇に向けて進まれてますので、私らもルネさんの背中を見失わないように追いかけて、さあ、次はどこの100高山にアタックしようかな〜(笑)
花は詳しくないですが、写真23はハナイカリかもです。
山頂の眺望は雲がありちょっと残念、雲が無ければさらに絶景です、是非またいらして下さい。
長距離お疲れ様でした。
こちらこそ、はじめましてheinaiさん😊
コメントありがとうございます🙇
heinaiさんのプロフィール拝見して感激しました。
私も渓流釣りから発展して山登りをはじめたんですよ!
そして、今ではすっかり山歩きオンリーとなってるところも右に同じです。
heinai さんとの違いはカミさんと連れ立って山歩きしてるところでしょうか😉
まだありました、私らの歩きは非常にゆっくりですので、遅すぎてheinai さんのように健脚な方々の参考にはなりそうにないです(-_-;)
鋸岳に憧れを抱きつつ長い間、私らには登頂はかなわないと思い込んでた峰だけに、周囲の展望がなくてもピークに立てた時にはこの上ないほど嬉しかったです(笑)
機会があれば、次はテント泊で再アタックでしょうね❗
heinai さんも機会があれば是非私らの地元岐阜県の山にも足をお運びくださいね。
ありがとうございました。
長距離長時間の林道歩きお疲れさまでした。
鋸岳を南アルプス林道から見た時この山はクライマーでないと登れない山だと思ってました。
レコ見て僕も挑戦したくなりました。
フォローしていただきありがとうございます。
uttyさん、こちらこそありがとうございました
鋸岳第一高点までのルートは三通り程あるようですが、スキルの高くない私らは一番安全なルートを選択せざるを得ませんでした
長い林道歩きに挑むのにも勇気はいりましたが、すっかり副隊長のペースで事が運んで、無事に帰ってくることが出来ました
uttyさんみたいに健脚な方でしたら、釜無川ルートも私らよりず~っと短時間で日帰り可能ですから、天気の良い日を見計らって是非アタックしてくださいね
私らが見れなかった山頂からの絶景を、uttyさんのレポで見てみたいです
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