五竜岳、唐松岳
- GPS
- 56:00
- 距離
- 16.4km
- 登り
- 1,553m
- 下り
- 1,881m
コースタイム
- 山行
- 6:28
- 休憩
- 0:13
- 合計
- 6:41
天候 | 11日晴れ、12日晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
午後6時30分奈良自宅〜R163〜名阪国道〜R1〜R23〜名二環〜勝川〜R19〜松本〜R147・安曇野アートライン・R148〜11日午前3時30分八方第5駐車場 12日 午前12時20分白馬五竜スキー場〜送迎バス〜12時25分JR大糸線神城駅13時10分頃〜13時15分頃JR白馬駅〜徒歩〜八方第5駐車場〜八方の湯(入浴)〜R148〜ガスト白馬店(昼食)午後3時20分〜R147〜コインランドリー(洗濯)〜安曇野アートライン〜波田〜R158〜コンビニ(夕食購入)〜朴の木平午後7時半頃 13日 朴の木平駐車場午前3時30分〜バス〜午前4時15分畳平 午前10時10分畳平〜バス〜午前11時頃朴の木平駐車場〜同駐車場内宿儺(すくな)の湯(入浴)〜R158など〜清見〜郡上(せせらぎ)街道〜道の駅パスカル清見(土産購入)〜郡上〜R156〜岐阜〜R22〜一宮〜県道〜蟹江〜県道〜飛島〜R23〜R1〜名阪国道〜R163〜午後7時頃奈良自宅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
ルートは手書きです 八方尾根は道は整備され標識も整備、幅員もある。 唐松岳〜五龍山荘は、唐松頂上山荘を出るとすぐに、牛首(うしくび)という鎖場が続くが、まずまずの整備状況 遠見尾根は、西遠見までは勾配もあり、鎖場も多いが、遠見尾根に入ると歩きやすい道が続く。 |
その他周辺情報 | お盆ということもあり、風呂や道の駅も混んでいた。 以前は夜中に着けば、八方第2駐車場に余裕で駐められていたが、場内のスペースの一部が八方の湯専用駐車場に振り替られて狭くなったため、他に回らざるを得なかった。第3,6まで行けば余裕でとめられるが、第5はそれほど余裕はなかった。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
サンダル
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ハイドレーション
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
日焼け止め
ロールペーパー
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
テント
テントマット
シェラフ
|
---|
感想
5月GWと7月、2回とも天候不良で北アルプスに来れなかった。
南アルプスは北より好きなぐらいだし、大無間、光、池口と登れて満足しているが
やはり、たまには森林限界を超え、うねうねと続く稜線を陽と風を浴びながら縦走したいものだ。特に百高山もあと8座に迫っているがそのすべては北アに残っている。
あと4回行けば達成するのに足踏みしてきたが、ようやく天候的にもチャンスがやってきた。
11日朝3時30分、八方第2駐車場に着いたが、既に満車。新しい温泉ができてるのとその専用駐車場を取っていることから以前よりキャパが小さくなっているようだ。
第3、6がゴンドラリフトに近そうだし、行ってみるとガラガラである。しかし下山後大糸線で戻ってくることを考えると、駅に近い方がいいっということで第5駐車場を選んだ。ここはかなり詰まっていて最後の方だった。
6時からゴンドラリフトが動くので、5時45分頃歩き出す。途中、同じ鹿島槍まで小屋泊で目指す方と一緒に歩いた。駅に着くと何十人と並んでいた。
15分くらいでリフトに乗れた。リフトで話をした方も小屋泊で1日目でキレット小屋まで行かれるとのこと。さすがこの時間にリフトに乗る人は散策の人は少ない。
リフトを乗り継ぎ、八方池山荘まで登り、散策道を歩きだす。
先月の池口岳で捻挫してしまい、直前まで行けるかな、という状態だったが、痛みも取れたし、念のためコルセットはつけているが、まあ大丈夫だろうというところまで回復した。---つもりだったが、歩き出すと平地とは違い、岩ゴロゴロの中、踏み込む位置によって、足に引っかかるような感触もある。
まだ早かったかな、と思いつつ、歩を進める。
リフトの下もそうだったが、道端は花がたくさん咲いている。
木道に入ると足の違和感も収まり、テン泊荷ながらのんびりと散策気分だ。
朝から北アの山並みにはガスがかかって、天気はそんなに良くない感じだったが、このあたりでガスは下がってきて、稜線が姿を現してきた。
右を向くと白馬三山〜不帰嶮、左を向くと五竜岳に鹿島槍とごちそうぞろいだ。
https://youtu.be/i3J4awwLsIA
八方池も見え役者はそろった。
しかし、しばらくすると、やはり足が痛くなってきた。
患部がというより、知らず知らず悪い右足をかばって、左足はだるいし、
右も悪くないはずのアキレスケンにも違和感がある。
そして岩場などでちょっとした動きで「痛っ」となることもしばしば。
せっかくの景色だが少し気分が落ち込んできた。
しかしまあ、何とか3時間で頂上山荘まで登ってきた。
いきなり、正面に剱岳がお出迎えだ。
左には今回お目当ての五竜岳、右には唐松岳がおいでおいでしている。
これは登らればなるまい。ザックを下ろして、さっそく歩き出す。
荷重がなくなると足にそんな負担感はなぃ、頂上にたどり着いた
https://youtu.be/ClxTFYD8kHY
劔、立山、薬師等々北アルプス北部の山が軒並み顔を出している
八ヶ岳に富士山、南アもはるかに見える。
くじけていた元気も回復して五竜に向かう元気も少しは沸いてきた。
3年前7月、白馬から針ノ木蓮華まで4日で縦走の計画を立てたものの
あの時もヒザ痛が出て、この唐松で先を断念、八方を下りた。
今回がぜひ鹿島槍まで縦走したいものだ
昼ごはんにコンビニで買った美味しくないクリームパンをのどに押し込み出発した
最初は牛首の通過
写真では、縦の鎖場があったが、主にはトラバースの鎖場が続く
普段なら、何ともないようなコースだが
右足にショックを与えられないのでゆるり進む、背のテン泊荷も重く感じる
やがて、下りの鎖場に差しかかる、後ろ向きで足をかばって下りる
これら気遣いと時にミスった時に感じる痛みで疲れがたまる
ちょっとした登りでもだるくて進めなくなってきた
最後の白岳への登りを踏ん張ってようやく五龍山荘に着いた
以前GWに来たときテンバは広大な雪原だったので
ここのテン場は広いという思い込みがあったが、実はそんなに広くはなかった
受付を終え、場所探しをするが、どうにもこうにも張れない
ようやく、テントとテントの間にぎりぎりのスペースを見つけ張れたが
張り綱が重なってしまうので真下に引っ張って石で引っ張った
まるでマンションの梁の様にテントの中に隣のテントの抑え石が当たるが
狭いということはなく、まあ、何とか快適だ。
風が吹いてマシだったとはいえ、暑くて食欲がない
赤ワインを少し飲んで、ラジオを聴きながらそのまま寝てしまった
夕方起きて、挨拶をしていなかった隣の方に声をかけた
その方は明日唐松岳に向かうとのこと
テン場は西向きの最高な場所、遠く薄黒い帯が横たわっている
その方によるとあれは能登半島らしい
小屋の話では能登半島がこんなにはっきり見えたのは今年初めてとのこと
一旦テントで夕食のカップうどんに焼き餅を入れて何とか食べられた
熱い緑茶がおいしかった
そのうち、空が赤くなっていく。
https://youtu.be/XUFHKKmpm60
お日様が、水平線に下りていき海の中に吸い込まれるまで
ゆっくり眺めさせてもらった、日没の瞬間、小屋の前で拍手が起きた
明日どうするか、だが足をマッサージしたり薬を塗ったりしたが
やはり大事を取って、遠見尾根を下りようと決める
いや、遠見尾根だって今の状態では決して楽とは言えないのだ
五竜山頂に登った後下山に決めた
朝、2時半に起きた、
ラジオを付けると7人ラグビーで快進撃の日本が負けていた
トイレに行ってあと少し寝ようと思ったがねられなかった
結局、そのまま起きてて、4時40分くらいに出発した
空は既に白んでいて、間もなくすると日の出が近づいてきた
周りの山を眺めていた瞬間にフェイントで陽が出てしまい
あわてて二礼二拍手一礼し、写真を撮った
朝起きてすぐ痛み止めの塗り薬を塗っていたからか
それとも軽荷だからか、足の具合が好調だ
これなら、縦走でもいけたかな、と思いは交錯する。
浅い岩溝を横断する。なんとなく見覚えがある
きっとここは前回登頂を断念したところだと思う
ここに氷雪がかぶっててどうしても越えられなかった
できる人たちはここを横断したり、岩尾根に取り付いて先を目指してたなあ
結局、何ら問題なく、登頂できた、93座目の百高山
展望はもちろんすばらしかった
槍、蓮華、針ノ木、鷲羽、水晶、赤牛、鹿島槍北ア北部は勢揃いだった。
あとで野口五郎も見えてたことが写真でわかった。
テン場で撤収後、遠見尾根を下る
尾根は灌木と草で覆われていたのであまり展望がきかなかった上
早くもガスが上がってきて稜線が隠れてしまったが
流れるガスの合間に鹿島槍のカクネ里は見れた
ここで見た角一本の鹿島槍に以前感動したなあ!と思い出す
西遠見、大遠見は巻き道だったが、中遠見だけ登り返しがあった
最初15時台の電車に乗るつもりが
12時半くらいに大糸線の電車があったはずと欲が出て
スピードがどんどん上がってしまう
一旦抜かれた人も抜き返してしまった、脚には良くないだろうが。
おかげで最後はバテて転んだりしたが
11時半にテレキャビン駅に着いた
こんなに調子が良いのならと帰宅するのがもったいなくなったので
次の日は長い間の懸案だった乗鞍岳に登ることにしたのでした
つづく
2年前の今頃、同じルートをテント担いで歩いたので懐かしく拝見させてもらいました。
ただ違いは五竜山荘でテント張る場所が無く小屋泊まりになった事!3時半着はさすがに遅かった。テン泊荷は山行ならず山業のウエイトになった事を思い出しました。では良い山行を!
sannketuさん、お久しぶりです。コメントありがとうございます。
この日もお盆の週で混雑MAXだったのか
私が張った後もたくさん到着してましたが
最後は通路脇まで張られてました
テン泊荷を担ぎながら小屋泊ですか、私も以前一度悪天候でありましたが
重い荷物が一段と重く感じてしまいますね
ところでここは有名な「山が好き、酒が好き」のTシャツ売ってる小屋だったんですね
知っていたら、買ってたかもしれません
それでは、sannketuさんも良い山行を!!
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する