御池岳(コグルミ谷)〜鈴北岳(鞍掛峠へ)

2010年10月16日(土) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 9.2km
• 登り: 863m
• 下り: 865m

コースタイム

鞍掛トンネル東駐車場(7:50)〜コグルミ谷登山口(8:10)〜長命水の水場(8:50〜
カタクリ峠〜(9:20)〜真ノ谷出会い(9:40)〜奥の平&ボタンブチ(10:20/10:55)
〜御池岳・丸山山頂(11:10/11:40)〜真ノ谷源流(池ノ平)(12:00)〜
鈴北岳山頂(12:30→13:05/13:15)〜鞍掛峠(14:00)〜峠道登山口=東駐車場(14:15

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

東名阪・桑名IC〜国道306号へ入り鞍掛トンネル東口駐車スペース(約10台)
コグルミ谷手前にもスペース有(約5台)

コース状況／危険箇所等

コグルミ谷の指標に従って左岸に取りつかず、右岸側から谷底へ入る。
(左岸取りつきは廃道化しており危険です。)

写真

10/16 18:54

コグルミ谷登山口

10/16 19:11

石灰岩が苔むす谷が続く

10/16 19:36

奥の平から丸山を振り返る

10/16 19:46

カレンフェルトが乱立する奥の平から
ボタンブチへ草原を行く

10/16 10:43

広大な御池山頂部

10/16 10:46

御池岳山頂部南は絶壁:ボタンブチ
T字尾根と天狗堂を見る

10/16 11:10

御池岳・丸山山頂

10/16 20:24

池ノ平へ出ると真ノ池を見る

10/16 20:29

穏やかな日本庭園

10/16 12:28

鈴北岳は開けた頂上だ

10/16 21:02

鞍掛峠は小さな峠だ。

撮影機器：

EXILIM ZOOM EX-Z700 カシオ

感想

onetotani

東名阪・桑名ICから国道306号へ入り鞍掛トンネル東口で車を停める。
幸い数台の駐車スペースが残っていた。
駐車場から少し戻ると道路の脇に碑が立っている所に出る。ここがコグルミ谷の登山口だ。
谷の右岸寄りの谷底から入るのがコースのようだが、指標は旧道?の左岸沿いを指しているのでそのまま左岸には入らない事。
(山腹にからんだ道は廃道化しており崩れそうで危険な状態だ。)
谷底から間もなく左岸にからむようになる。石灰岩に苔むした、枯れて暗い谷を
急登するとしばらくしてタケ谷への分岐を右に分け、
所々トリカブトの花を見ながら行くと「長命水」の水場に。
ベンチのある小さな広場になっており、岩清水が染み出している。
この先に水場は無いので、ここでたっぷり補給して行く。　水場から右脇上へ
向かい谷筋を離れ山腹をジグザグとからむ様に急登すると県境稜線になり、
「カタクリ峠」に立つ。(六合目)
小休止には充分な小広い峠を左折すると白瀬峠へ、御池岳へは右の雨裂状を行く。
枝尾根を登り、大きな斜面を左へトラバースぎみに回りこむと草付となり(ここでリスに出逢う)やがて真ノ谷と出会う。
左岸寄りを行くとしばらくして鈴北岳と御池・丸山との分岐となり左へ折れる。
小さな窪地に沿って苔むした石灰岩の中を行くと、次第に草付きの中の踏み跡と
なって山頂部へ向かう。
カルスト地形の岩を踏んで右に折れるとそこが丸山山頂で「御池岳山頂」の指標が建つ。
北から東にかけて開けた山頂だが、少し霞んでいるので先に御池山頂部を歩いてこよう。少し戻って南寄りに疎林を抜けると大きく開けた草原に、カレンフェルトが乱立するカルスト地形が広がっている。丸い大きな稜線を真っ直ぐ進むと
奥の平のピークに出る。　ここに立って眺めると、
紅葉と白いカレンフェルトの草原が東ボタンブチ〜西ボタンブチの断崖で仕切られわずかに高度を上げ灌木の丸山に至る御池岳山頂部全体がよくわかる。。
奥の平からボタンブチへ、更にボタンブチのヘリを回って丸山に戻る。
(ボタンブチへの途中にニ頭の鹿が目の前を走り去った。)
丸山山頂で昼食の後、稜線から池ノ平を目指す。　石灰岩と苔の山腹を下ると広い谷底に出る。
横切るように行くと広い草原台地に出て真ノ谷の詰め(池ノ平)に出合う。
鈴北岳へは左だ。
起伏のない高原状の中を進み、左手に「真ノ池」を見送ると、苔とカレンフェルトの「日本庭園」だ。
県境稜線と鈴北岳に囲まれた草原を右へ緩やかに回り込むと展望の良い鈴北岳山頂に立つ。
展望は360度で、足元には日本庭園が広がり、正面(北)に霊仙山・伊吹山が
眺められる。
　小休止の後、時間も早いので目の前に見える鈴ヶ岳まで足を延ばそう。
左手・西寄りに裸の尾根を下りて樹林中へ。広い尾根の斜面を樹枝のテープを目で拾いながら御池谷乗越しを目指すが、コースが怪しくなってきた。
樹林の山頂は展望も悪そうなので魅力が無いことを理由に引き返す事にする。
不明瞭な迷い道を戻る途中で野猿と目が合った。(少し恐怖を感じる目だ。)
30分ほどのアルバイトで後鈴北岳に戻り、目の前に延びる尾根を鞍掛峠へ
向かって下山する。伸びやかに見えた尾根も意外にも急な下りから始まる。
まもなくしてタケ谷への降り口を見送り 小ピークを登り返す。
その後、草を分けてダラダラと下り背丈の低い樹林中へ入り急な尾根を
ジグザグ下るようにして高圧鉄塔をくぐると、やがて狭い鞍掛峠となり、
「鞍掛地蔵」の祠を見る。
左へは大君畑へ、右へは谷筋の峠道へ。右へ砂利の流れる山腹のヘリをからんだ
細い急な道を下る。
やがて右曲、左曲の繰り返しが短くなり、山腹を一気に下ると崩壊した小屋跡の
平地に出て、小さな橋を渡り鞍掛トンネル東口の登山口へ出て下山終了。
(崩壊小屋手前の山腹でもトリカブトの花をみつけた。)



『コースタイム』コグルミ谷登山口〜御池岳・丸山:約2時間15分
　　　 御池岳・丸山〜鈴北岳 :約40分
　　　 鈴北岳〜鞍掛峠登山口 :1時間