木曽駒ヶ岳・宝剣岳 パノラマイズム

2016年08月14日(日) [日帰り]

• GPS: 06:30
• 距離: 5.3km
• 登り: 547m
• 下り: 520m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:33
• 休憩: 1:49
• 合計: 6:22

距離 5.3km 登り 547m 下り 540m

7:53 千畳敷駅
8:51 9:03 乗越浄土
9:11 9:13 宝剣山荘
9:25 9:46 天狗荘
10:08 10:19 中岳
10:35 10:36 (木曽駒ヶ岳) 頂上山荘
10:57 10:59 木曽駒ヶ岳
11:13 11:14 頂上木曽小屋
11:20 12:00 木曽駒ヶ岳
12:14 12:15 (木曽駒ヶ岳) 頂上山荘
12:46 12:47 宝剣山荘
13:04 13:19 宝剣岳
13:47 13:48 三ノ沢分岐
13:51 サギダルの頭
13:56 13:57 極楽平
14:15 千畳敷駅

天候

晴れのち曇り

アクセス

利用交通機関：

バス ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

●中央アルプス駒ヶ岳ロープウェイ
　https://www.chuo-alps.com/

写真

8/14 8:06

●
＊8時06分、千畳敷駅から遊歩道を歩き「千畳敷カール」へと向かいます。

8/14 8:06

●●
＊頭上には「宝剣岳」「サギダルの頭」などの荒々しい岩峰が見えます。

8/14 8:06

●●●
＊斜面にはナナカマドの白い花が大群落となって広がっています。

8/14 8:06

●●●●
＊この区間を歩いているときが、カール地形の様子が最もよく分かりました。

8/14 8:20

【千畳敷カールを仰望�　�
＊8時20分、圏谷の正面から千畳敷カールを撮影します。

8/14 8:20

【千畳敷カールを仰望�◆�
＊ガレ斜面の「八丁坂」をつづら折りで登ります。ここから浄土乗越まで急登が続きます。

8/14 8:20

【千畳敷カールを仰望��】
＊左端に小さく「イルカ岩」が見えます。その付近では、パイプで組まれた鉄板の上を歩きました。

8/14 8:20

【千畳敷カールを仰望�ぁ�
＊イワツメクサ、トリカブト、ヨツバシオガマ、ミヤマキンポウゲ、トウヤクリンドウなどに出会いました。

8/14 9:07

【浄土乗越から中岳�　�
＊9時07分、「浄土乗越」まで登ってきました。青い屋根「宝剣山荘」、赤い屋根「天狗荘」が見えます。

8/14 9:07

【浄土乗越から中岳�◆�
＊こちらが「中岳(2925m)」になります。ここからはあのピークが手に届きそうなくらいの距離です。

8/14 9:07

【浄土乗越から中岳��】
＊「木曽駒ヶ岳→将棊頭山」区間の縦走路、右の一段下がったピークが「将棊頭山」。その奥に「経ヶ岳」。

8/14 9:07

【浄土乗越から中岳�ぁ�
＊ここ浄土乗越には大勢の登山者が休憩しており、実に賑やかでした。

8/14 9:22

●
＊左手に「宝剣岳」の岩峰を眺めながら、「中岳」へと向かいます。

8/14 9:22

●●
＊「三ノ沢岳」のピーク、その奥には密度の濃い雲海が広がっています。

8/14 9:22

●●●
＊写真13→16では、左は「荒々しい岩峰」に対して右は「穏やかな稜線」と対照的。

8/14 9:22

●●●●
＊こちらが進行方向「中岳」方面。「宝剣山荘」建物の裏手を歩きます。

8/14 10:00

【後方・宝剣岳の姿�　�
＊「浄土乗越→中岳」区間にて、後方を振り返りました。中央のピーク「和合山」。

8/14 10:00

【後方・宝剣岳の姿�◆�
＊中央の鞍部が「浄土乗越」。雲海の奥には南アルプスの山々が見え隠れしています。

8/14 10:00

【後方・宝剣岳の姿��】
＊中央に「宝剣岳」の鋭いピーク、その基部には「宝剣山荘」「天狗荘」。

8/14 10:00

【後方・宝剣岳の姿�ぁ�
こちらでは、まるで岩に打ち付ける荒波のようにガスが舞い上がっています。

8/14 10:17

【和合山・伊那前岳�　�
＊上の写真とほぼ同じ場所から、伊那前岳方面にフォーカスして撮影。

8/14 10:17

【和合山・伊那前岳�◆�
＊中央に「和合山」、左奥のピークが「伊那前岳」。

8/14 10:17

【和合山・伊那前岳��】
＊中央の鞍部「浄土乗越」。登山者が大勢集まっています。

8/14 10:17

【和合山・伊那前岳�ぁ�
＊宝剣岳の右奥、ようやく「空木岳」が姿を現しました。

8/14 10:21

【中岳から木曽駒ヶ岳�　�
＊10時21分、中岳ピークから木曽駒ヶ岳を撮影。右のピーク「木曽前岳」。

8/14 10:21

【中岳から木曽駒ヶ岳�◆�
＊中央にどっしりと「木曽駒ヶ岳」。ここからやや急な斜面を下った後、あのピークへと登り返します。

8/14 10:21

【中岳から木曽駒ヶ岳��】
＊木曽駒ヶ岳から将棊頭山へと続く稜線。中腹には迂回する登山道も見えます。

8/14 10:21

【中岳から木曽駒ヶ岳�ぁ�
＊この「中岳から眺める木曽駒ヶ岳」が1つの撮影スポットとなっているようです。

8/14 10:31

●
＊10時31分、「中岳→木曽駒ヶ岳」区間の鞍部を歩きます。

8/14 10:31

●●
＊植生保護のためか、グリーンのロープが張ってあります。コマクサやトウヤクリンドウを目にしました。

8/14 10:32

●●●
＊進行方向、ゆるやかなガレた斜面を登ります。よく整備された登山道でした。

8/14 10:32

●●●●
＊こちらは「駒ヶ岳頂上山荘」の建物。トイレをお借りしましたが、協力金は200円でした。

8/14 10:58

【木曽駒ヶ岳に到着�　�
10時58分、『木曽駒ヶ岳(2956.1m)』山頂に到着。北西から北東の方角を見回しました。

8/14 10:58

【木曽駒ヶ岳に到着�◆�
＊中央少し左に「大棚入山」、右手前のピーク「茶臼山」。その奥に「経ヶ岳」。

8/14 10:58

【木曽駒ヶ岳に到着��】
＊「馬ノ背」を経由して縦走路が続き、左のなだらかなピーク「将棊頭山」。

8/14 10:58

【木曽駒ヶ岳に到着�ぁ�
＊こちらが木曽駒ヶ岳山頂。神社の周りは多くの登山者たちで賑わっています。
「さすが大人気ですね…」

8/14 10:59

●
＊木曽駒ヶ岳山頂から展望の続き。南南西の方角。右のピーク「三ノ沢岳」。

8/14 10:59

●●
＊南西の方角。中央少し左「蕎麦麦岳」、中央少し右の鋭峰「天狗山」。

8/14 10:59

●●●
＊西の方角。中央に見えるピークが「木曽前岳」、眼下に赤い屋根「頂上木曽小屋」。

8/14 10:59

●●●●
＊西北西の方角。左に見えるピークが「麦草岳」になります。

8/14 11:27

【白い花崗岩の風景�　�
＊木曽駒ヶ岳山頂から、将棊頭山への縦走路方面に少しだけ進んでみました。

8/14 11:27

【白い花崗岩の風景�◆�
＊山頂の賑やかさとは異なり、こちらにはほとんど誰もいませんでした。

8/14 11:27

【白い花崗岩の風景��】
＊あちこちには変わった形をした岩が点在しています。
「不思議な感じだ…」

8/14 11:27

【白い花崗岩の風景�ぁ�
＊ひっそりとした中、ドラマチックな花崗岩の風景が印象的でした。

8/14 11:04

●
＊さらに木曽駒ヶ岳山頂から頂上木曽小屋へと足を運びます。後方、木曽駒ヶ岳山頂が見えます。

8/14 11:04

●●
＊こちらは山頂へ向かう尾根。右端には「宝剣岳」が小さく見えます。

8/14 11:04

●●●
＊大盛況の山頂とは異なり、頂上木曽小屋方面には1人の登山者もいませんでした。

8/14 11:04

●●●●
＊石が積んである赤い屋根。小屋周辺にはコマクサが少しだけ咲いていました。

8/14 12:07

【下山・中岳へ向かう�　�
12時07分、山頂を後にして「宝剣岳」を目指します。

8/14 12:07

【下山・中岳へ向かう�◆�
グリーンのロープから奥へは踏み込まないよう、ガレた斜面を下って行きます。

8/14 12:06

【下山・中岳へ向かう��】
＊鞍部へ向かっていく登山者たちが小さく見えます。この辺りでもコマクサに出会いました。

8/14 12:06

【下山・中岳へ向かう�ぁ�
＊正午を過ぎました。再びガスが増えてきている気がします。

8/14 12:13

●
＊12時13分、「木曽駒ヶ岳→中岳」区間の鞍部にきました。

8/14 12:13

●●
＊こちらが進行方向。正面に「中岳」が立ちはだかり、すぐ目の前には巻道との分岐点があります。

8/14 12:13

●●●
＊巻道方面の様子。私はこちらへ進みますが、ここから見た限りは誰も歩いていないようです。

8/14 12:13

●●●●
＊この中岳ピークの巻道ですが、地図には危マークが付いています。「大丈夫かなぁ…」

8/14 12:24

【中岳・巻道からの展望�　�
＊中岳・巻道ルートを歩きます。段差のある岩場もありますが、命の危険を感じる場所はありませんでした。

8/14 12:24

【中岳・巻道からの展望�◆�
＊右手側「中山道」方面を眺めます。深い谷間が奥深い山の雰囲気を感じさせます。

8/14 12:24

【中岳・巻道からの展望��】
「木曽路はすべて山の中である…」
島崎藤村著『夜明け前』の書き出しを思い浮かべました。

8/14 12:24

【中岳・巻道からの展望�ぁ�
＊あちこちには奇妙な形をした花崗岩が点在し、短いながらも魅力あるルートでした。

【宝剣岳へ向かう�　�
＊12時35分、巻道より中岳をパスして「宝剣岳」へと向かいます。

【宝剣岳へ向かう�◆�
＊下山する人、逆に木曽駒ヶ岳山頂へと向かう人たちが多数行き交います。

【宝剣岳へ向かう��】
＊沸き上がるガスの中、岩峰「宝剣岳」が黒々とした姿を見せています。

【宝剣岳へ向かう�ぁ�
＊地図には宝剣岳周辺にも危マークが付いています。このときは不安と期待が綯い交ぜになった気持ちでした。

8/14 12:51

●
＊12時51分、「宝剣山荘→宝剣岳」区間で後方を振り返りました。

8/14 12:51

●●
＊眼下に青い屋根「宝剣山荘」。中央に「中岳」、その左奥には『木曽駒ヶ岳』も見えます。

8/14 12:51

●●●
＊中央のずっと奥には「経ヶ岳」がかろうじて姿を見せています。

8/14 12:51

●●●●
＊コチラが後方の様子。岩の間にハイマツが生息しています。

8/14 12:50

●
＊上の写真と同じ場所にて撮影。コチラが進行方向、ゴロゴロした岩の間を登ります。

8/14 12:51

●●
＊登山道の右手には、「天狗岩」が少しだけ見えてきました。

8/14 12:51

●●●
＊中央に「木曽前岳」、その上空が雲で覆われ始めています。

8/14 12:51

●●●●
＊上空の雲のせいで、中岳の一部が日陰となっています。

8/14 12:55

【ガスが発生・撮影終了�　�
＊宝剣岳ピーク直下に差し掛かったところで、急にガスが大量発生。その後、晴れることはありませんでした。

8/14 12:55

【ガスが発生・撮影終了�◆�
＊残念ながらここでパノラマ撮影が終了。この先では「コマウスユキソウ」に出会いました。

8/14 12:55

【ガスが発生・撮影終了��】
＊こちらのピークは「和合山」。ガスを纏った鋭い姿が印象的でした。

8/14 12:55

【ガスが発生・撮影終了�ぁ�
＊白ペンキの目印に従い、ロープ・鎖場にて登下降を繰り返しました。慎重な行動を心がけました。

8/14 10:11

【バックショット�　�
お盆休み、家族旅行の一環として初めて中央アルプスの山に登りました。

8/14 10:11

【バックショット�◆�
花や稜線、印象的な花崗岩、千畳敷カールなど、木曽駒ヶ岳は実にフォトジェニックな山でした。

8/14 10:11

【バックショット��】
ただ、宝剣岳周辺でガスが発生し、その先の景色が見れなかったのが残念です。

8/14 10:11

【バックショット�ぁ�
いつか木曽駒ヶ岳から空木岳への縦走もしてみたいです。それでは、また(^_^)/~

8/14 9:06

●　＊浄土乗越にて

8/14 9:06

●●

8/14 9:06

●●●

8/14 9:06

●●●●

8/14 11:29

●　＊木曽駒ヶ岳山頂にて

8/14 11:29

●●

8/14 11:29

●●●

8/14 11:29

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8/14 12:04

●　＊木曽駒→中岳区間にて

8/14 12:04

●●

8/14 12:04

●●●

8/14 12:04

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8/14 11:08

●　＊頂上木曽小屋付近にて

8/14 11:08

●●

8/14 11:08

●●●

8/14 11:08

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8/14 9:22

●　＊浄土乗越から中岳へ

8/14 9:22

●●

8/14 9:22

●●●

8/14 9:22

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撮影機器：

SO-03F Sony

装備

個人装備

Tシャツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 日よけ帽子 靴 ザック 昼ご飯 飲料 地図（地形図） コンパス 笛 ヘッドランプ GPS ファーストエイドキット 日焼け止め 保険証 携帯 時計 タオル ストック カメラ

感想

Forest21

中央アルプスの主峰「木曽駒ヶ岳」は人気の山。いくつものガイドブックで紹介されており、また多くの方々の優れたレコも数多くアップされている。花や展望、そしてコース状況などの写真や情報はすでにあふれており、あらゆる点において言い尽くされているように思えた。

そうした中で「他の人とは違った視点で、私は私なりのレコが作成できないだろうか…」と思い、すべてをパノラマ写真だけで構成してみた。

果たして、稜線が描く美しいカーブ、木曽の奥深い谷間の雰囲気、花崗岩が放つ力強さ、青空に雲海が渦巻くダイナミックな展望の様子などが、少しでも伝えられただろうか？




（参考文献）
・新分県登山ガイド『長野県の山』　山と渓谷社
・ヤマケイアルペンガイド『中央アルプス 御嶽山・白山』　山と渓谷社
・『信州ふるさと120山』　信濃毎日新聞社
・『夜明け前』島崎藤村 著　新潮文庫
・山と高原地図『木曽駒・空木岳』　昭文社