涸沢テン泊から北穂高~涸沢岳~奥穂高岳


- GPS
- 30:20
- 距離
- 22.2km
- 登り
- 2,092m
- 下り
- 1,245m
コースタイム
- 山行
- 4:55
- 休憩
- 1:02
- 合計
- 5:57
天候 | 晴れときどきガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
8/11の朝にバスで上高地まで 帰りは1日前倒ししたが何とかとれた上高地⇒東京の3列シートさわやか信州号 |
コース状況/ 危険箇所等 |
北穂高⇒奥穂高岳間は非常に険しい |
その他周辺情報 | 松本前泊の夜に食べた「居酒屋しんざん」の味噌ラーメンはうまかった。 |
写真
感想
8/10
◆東京~松本
21時新宿発⇒松本着23:55着のあずさ35号で松本へ前乗り。駅前のビジネスホテル飯田屋にチェックインして、近所の居酒屋でビール&みそラーメン&明日の一人作戦会議。ラーメンが固めになってなかったが、まぁいいか、スープはうまかった。
8/11
◆松本~上高地
早朝バスを求めて松本駅前のバスターミナルへ。発車時刻も迫っていたからか、ほとんどの席は埋まっていた。年配の女性の方のとなりに座り、一路上高地へ。途中、新島々等に停まりながら、7時過ぎに上高地に着いた。
◆上高地~涸沢
山の日イベントのため、いつもより賑やかな上高地バスターミナルで多くの登山者が朝食を食べ、靴ひもを結び、水を汲んでこれからの山行準備をしていた。こちらも同様しっかり準備して、重いザックを背負って歩き出す。
歩き始めは平坦な道なので、難なく歩き始める。徳沢で小休止しつつ、横尾までは順調。横尾のあとも本谷橋でしっかり休み、川の水で頭を冷やして、涸沢に向かう。
涸沢に着くと、休む間もなくテント設営場所を物色。下の方にいい場所を見つけ、確保。結構平らなので、テントの下にひく板みたいなのは、今回は要らないかな。受付まで時間があるので、それまでヒュッテで生ビール&おでん、と涸沢大定番スペシャル。テントに戻る際にパトロールの方に北穂⇒奥穂と奥穂⇒北穂のどちらの方向がいいか確認してみると、涸沢槍から北穂よりにクサリが多く、ここは下りより登りで使った方がいいとのこと。当初は、奥穂高岳と北穂高を別日にそれぞれピストンしようかと思っていた。しかしながら、涸沢までに結構な体力を使ってしまい。2日間で上り下りする方がリスクが高いのではと考えて、それならいっそ北穂から奥穂を一日でまわってしまおうと思ったのだ。この浅はかな考えは、翌日のキツさに反映されるが、それでもそうでもしないと奥穂と北穂を今回の旅で制覇出来なかったろうと、今では強く思うのである。
テント近くの大きな岩でゴロ寝。明日の大冒険に思いを馳せながら、しばし北アルプスの風に頬をなでられた。
8/12
◆涸沢~北穂高岳
予定より早く2:45に起床。コンタクト付けてトイレ&水汲み。空には満点の星空が。何度も見上げてしまう。4時にはうすら明るくなる想定だったが、ならなかった。明るくなるまで待つか、そんな考えが頭をよぎる。暗い中歩くのは、登り始め30分程度だろうとの考えでヘッデンで歩き出すことにした。はじめの一歩を踏み出そうとしたとき、起き出していた隣のテントの方に挨拶して、出発。
暗闇の中、涸沢小屋方面へ。涸沢小屋の脇を抜け、北穂高に向かう斜面に取り付く。ヘッデンを付けての歩き出しは初めてかもしれない。前後に人はほとんどいない。ご来光登山は、もう少し前に出ているし、涸沢でモルゲンロートを見上げてから登ってくるにはまだ早い。登る先にチラチラとライトが見えることで先に登っている登山者を確認して、少し安心する。混み合っているのは嫌だが、全く誰もいないのは不安なのだ。徐々に空が明るくなってきた。左前方をみるとカールがモルゲンロートに染まっていた。横から見るモルゲンロートも美しい。今回は皆が見上げているであろうその斜面の一部にいるのだ(端っこの方だけど)。
はしごを上り、稜線へ。そこから涸沢だけとの分岐へ。そして北穂高岳方面へ。北穂高岳に到着するとかなりの風。
◆北穂高岳~奥穂高岳
ここは、想定よりもキツい、文字通り綱渡り状態の登山道が待ち受けていた。かなりの難易度。こんなところ行くの?ってところにクサリが張り巡らされていて、かなり勇気を振り絞って通り抜けた。我ながらよく渡って来たものだ。
穂高岳山荘に着いたら、まずトイレ。そしてひと休みして奥穂高岳へ。これがメインイベントなんだから。ごれぞ岩稜、というような道を抜け着いた山頂からは、前穂高への吊り尾根、ジャンダルム、憧れの稜線が目の前に。「きっといつかは」再開を誓いつつ下る。
穂高岳山荘ではラーメンをいただく。
◆奥穂高岳~涸沢
下りも結構なキツさだ。ここを下りるのかー。ザイテングラードに取り付き、激しい下りを降下。北穂、奥穂を登って来た足にこれでもかと攻撃してくる。これぞ、北アルプス穂高の洗礼。いやー、ゆるくないわw
あと少しと言い聞かせながら下りて来て涸沢小屋でビール。ふう。
8/13
◆涸沢~徳沢
スローにスタートしてスローで横尾まで歩いた。眺望がないこのコースは退屈だ。徳沢ではカレーライスをいただく。
◆徳沢~上高地
温泉、ビールが待っているので、最後の力を振り絞って歩く歩く。小梨平の温泉でひとっ風呂&山賊定食&ビール。食堂がアットホームな感じで、ゆったりくつろげた。
◆上高地~東京
東京駅日本橋口行きの3列バスがとれたので、渋滞でも耐えられた。それにしても着いたのはかなり遅い時間だ。23時過ぎだったかな。
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