常念岳〜蝶ヶ岳(三股周回)
- GPS
- 29:45
- 距離
- 20.5km
- 登り
- 2,618m
- 下り
- 2,478m
コースタイム
- 山行
- 6:12
- 休憩
- 0:03
- 合計
- 6:15
天候 | 1日目 曇りのち雨☔ 2日目 晴れのち曇り⛅ |
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過去天気図(気象庁) | 2016年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
当日の朝6時20分到着で、三股臨時駐車場は半分以上が埋まってました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・三股登山口に登山ポストあり(用紙、鉛筆もあり)。 ・前常念経由の登山道には、水場なし。 木の根が多く張り出してるため降雨時は注意。 ・石室から上の岩場はステップが高いため、要注意。 ・小屋から常念山頂は、ガレ場。浮き石が多い。 ・常念山頂から蝶ヶ岳への下りもステップが高い岩場。 ・蝶ヶ岳から三股への下りについて、2600mから2100mまで、急。 雨の時は、滑りやすいので要注意。 ・常念小屋の乾燥室が優れており、濡れた物がすぐに乾く。 |
その他周辺情報 | 温泉 ゆうすげ温泉(穂高温泉郷)500円 ごはん かつ玄(19号沿い) |
予約できる山小屋 |
蝶ヶ岳ヒュッテ
|
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ハイドレーション
ガスカートリッジ
コッヘル
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ヘルメット
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感想
今回のメンバーは、信頼、安心のI隊長、手当ならお任せSさん、山歩き本業のNさんとwanikoだった。
wanikoは、過去2回、常念山脈のコースタイムに裏切られていた。。。😢
一度目は、強風とコースタイムオーバーで常念ピークを踏めない。
二度目は、餓鬼岳・唐沢岳のピークを踏めたものの、またしてもコースタイムオーバー。
が、今回は裏切られることなくピークハントに成功。
計画の段階で過去2回の失敗を踏まえ、コースタイムに気を使った甲斐があったようだ。
1日目
家を出発する1時間前に目を覚まし、パッキングを済ませる。が、wanikoの準備が悪く、Sさんがお迎えに来るも10分お待たせしてしまう。。。ごめんなさい。
いつものようにパッキングは木曜までに済ませないとダメだと反省。
Sさんの運転でI隊長、Nさんをお迎えに行き、八王子から高速にのる。
Sさんの安全運転で三股駐車場に到着。
いつもは自分の運転で登山口に向かうため寝不足に悩まされてたが、今回は移動中に仮眠が取れた。とてもありがたい。
三股駐車場上部は満車のため、下部の臨時駐車場に駐車。
そこからおよそ徒歩30分で登山口に到着。
『常念山脈は急登』というイメージしかないwaniko。
気合を入れて登山スタート。
前常念方面のルートに入って、すぐに『このルートは、水場なし。初心者はもう一方のルートへ』との看板があった。
まず、目指すは石室。
急登と言われるだけあって、ステップが高く急坂。
が、I隊長は、小まめな休憩の入れ方がうまく、全く疲れない。
樹林帯を抜けると、大きな岩が多く、今まで以上のステップの高さ。
そこで、多くの下山者とすれ違う。
みな、お天気が悪く山頂に行っても何も見えないと思うから、引き返してきたとのこと。
日帰りであれば、確かにその選択もありだな〜と思いながら岩をよじ登る。
そんなステップの高い岩場を30分ほど歩いただろうか。。。いや、もっと??
登山開始から4時間が経過しようとしたとき、歴史のある石室に到着(11時)。
石室までのコースタイムは、およそ6時間の予定。
到着は12時20分ころであったが、1時間20分もコースタイムをまいていた。
ひょいひょい早歩きをしたわけでもない、むしろ急登だから疲れないようにとゆっくり歩いてきたつもりであった。
石室ではたっぷり休憩をとり、Nさんがトマトと梨を切ってくれた。
みずみずしい梨とトマト、どちらも水分補給になり、すぐに食べ終えてしまった。(本業のNさんだからこそ、お山の上まで果物を持ってこれるんだなと思った。)
お約束の出発時刻を迎え、前常念に向け歩き出す。
歩き出しも大きない岩場。。。
少しすると前常念に到着するが、ガスガスで景色0…。けれども、配松に目をやると一羽の雷鳥に出会えた。
Nさんは雷鳥に出会ったことがないと言ってたので、雷鳥に少し興奮してるご様子。
大きな岩が減り、常念岳と常念小屋分岐に到着。
ここには雷鳥が5羽がいた。
晴れていれば、分岐から小屋が見えるのに…
なにも見えない。
ともあれ、あと少し。
気を取り直し、常念小屋を目指す。
山頂を目指す人は、みな息切れ。。。
すれ違うたびに「あとどれくらいかなー」と聞かれる。「うーん、まだまだだと思いますよ〜」と期待を持たせない回答で、明日自分も登ることを想像する。
急坂で浮石が多く、気を抜けない下り。
下り疲れたーと叫びたくなったとき、足元の石はだんだんと小さくなり、常念乗越に近づいてきたことが分かった。
常念乗越は、1か月ほど前にも来ていた。
常念乗越の道標、ベンチ、テント場、地面を見るとその頃を思い出す。
涙が出なくてよかった。。。
13時に常念小屋に到着。
小屋に入る前に雨を払い、受付を済ませる。
中は、多くの登山者でいっぱい。
お部屋には荷物を置けないため、廊下に置く。
タイミングよく1階の談話スペースが空き、4人で二日目の行程や、お山の話で盛り上がる。
横に座ったご夫婦の視線を感じつつも4人で話していると、女性から「朝の方ですよね?ありがとうございました」と声をかけられた。
そういえば、朝、三股駐車場で「一ノ沢はどちら?」と迷われていた方に一ノ沢登山口を案内していた。
声をかけてくださった女性は、まさにその車に同乗してた方だった。
「無事に到着してよかったですね!!!!!!!!!」とwaniko大興奮。
以前にwanikoが一ノ沢から常念に登った時のことが思い出され、ご夫婦を心配していたが、ご夫婦に再会でき安心した。
16時50分に第1回目のご飯。
私たちは第2回目。17時50分ころ、第2回目のご飯が呼ばれ、食事をとる。
食事を終え、部屋に戻るとお部屋をともにする12人で「どう寝ましょうか?」と会議。それぞれに寝る位置が定まり8時に消灯。
なお、小屋の消灯時間は9時。
8時を過ぎても、夜飯準備のアナウンスが流れてた。
同じお部屋の方々が皆、優しくて良かった〜。
一畳に二人のスペースだったがwanikoは、ぐっすり眠ることができた。
が、ぐっすり眠りすぎて、足元に置いてた貴重品入れのアタックザックが廊下に飛び出てた。。。
貴重品を身の近くに置いたのに全く意味がなかった(..)
2日目
朝は、2時に目覚ましをかけ、Sさんを起こす。
2時半には出発できるよう、静かに身支度を整え、玄関に向かう。
やはり、玄関にはお部屋から溢れて、寝ている方がいた。
なるべく静かに靴を履くが、やはり起こしてしまった。ごめんなさい。
早い出発だったので「どこに行くの?」と聞かれた。
「蝶に行って、三股に下ります」と答える。
「そのルートは、下るし登るしで時間かかるもんね、以前歩いたときは、熊に遭遇したよ」などと話してくださった。
お話を聞きつつ、準備を終え「起こしてしまいごめんなさい、行ってきます」と告げると、
「行ってらっしゃい」と応えてくださった。
数分だけの1度の出会いだけれども、「行ってらっしゃい」の言葉に人の温かみを感じた。
玄関を出て夜空を見上げると、満天の星空が広がっていた。
小屋を振り返れば槍が闇夜に浮き上がる。
その景色はとても、美しかった。
早く出て良かったと思えた。
登山道には4人だけ。静かに常念ピークを目指す。
なお、常念山頂への道はガレ場のため、暗闇のなか登るのは、迷わぬよう注意が必要である。
小屋を出発し1時間20分が経過したころ、山頂に到着した。
昼間であれば多くの人で賑わい、素早くピークをあとにしなければいけないのだろうと思うが、ピークにはwanikoたちだけ。
少しだけ朝食をとり、山頂をあとにする。
山頂から蝶ヶ岳に下る道は、かなり急な為、慎重に下る。
左を見れば、少しずつ明るくなる空。右を見れば、槍穂。
両者、時間と共に表情を変化させ、飽きさせない。
ずーっとその場に座って見ていたいが、蝶までおよそ6時間。
午後には、雨が降る予報であった為、ゆっくりしていられない。
ピークを越えては、下りを何度かくり返し、蝶槍が近づいてきた。
蝶槍に着く頃には、東も西も雲に覆われ、眺望はなくなっていた。。。
蝶槍から蝶ヶ岳ヒュッテまでは、およそ50分。
槍穂が雲に隠れては現れてを繰り返す景色に一喜一憂しながらヒュッテに到着。
ヒュッテ前のベンチで40分ほど休憩をとり、蝶ヶ岳最高地点へ。
最高地点直すぐ下のテン場は、そこそこ平でテントを張りやすそうであった。
蝶ヶ岳のピークを踏めたことに満足し、下山を開始。
2600mから2100mまでは、石がごろごろとした急坂が続く上、前日に降った雨で足下が滑りやすくなっていた。
1時間下ったところで、少し疲れを感じたため、5分ほど休憩を入れる。
2100m付近からまめうち平までは、なだらかな下り坂になる。
木道や階段といった人工物があり、歩きやすくなった。
まめうち平では、10分ほど休み三股に向け出発。
程なくして、念願の「ゴジラみたいな木」に出会えた。
「ゴジラみたいな木」に会うのを楽しみにしすぎて、どんな木なのか想像を膨らませ過ぎて。。。
実物を見た時の感動は想像の半分だった…。
沢の音も大きくなり、本沢が近いことが分かった。
蝶沢と常念沢がくっつき、本沢。どこか夢を感じた。
そんなこんなで無事に下山。
今回のお山さん、ありがとうございました。
なお、2日目は、お天気がもち雨具は活躍しなかった。
蝶ヶ岳は行ったけど、常念はまだなのです〜
この稜線から見る槍穂稜線って、スッゴイいいよね〜
槍から見る常念よりも常念から見る槍がとても近く感じるのはなぜかしら〜
skiposさんが常念を未踏だとは!!
驚きですΣ(・ω・ノ)ノ!
北アルプスはだいたい踏破しているのかと。。。
んで、7月に八ヶ岳をのんびりお散歩していたのかと思ってましたー(*´▽`*)
wanikoさん、はじめまして。
蝶ヶ岳ヒュッテ周辺ですれ違っていたかもですね
前日の常念岳では展望がイマイチみたいでしたが、翌日の早朝は素晴しい展望!絶景だったのですね
ガスが出るのが早すぎて、私が蝶ヶ岳に到着したころはガスに覆われ始めており…1時間遅かったようです
常念岳の山頂は3度目の正直での登頂、良かったです
三股でお会いしたご夫婦、その後一ノ沢の方へ戻られてから来られたのでしょうか?
再会した時はさぞ安心したことでしょう♪
常念から蝶へのハードコース、お疲れ様でした。
wakabon7さん、おはようございます !はじめまして。
コメントありがとうございます(^^)
本当ですね!!
時間的にヒュッテ付近ですれ違ってた可能性が高いですね!!
はい、前日の常念はなにも見えなかったです。。。
日曜も日曜でガスが出るのが早かったですね。
稜線を歩いているときは、心の中で「雲出てこないで~!!!」と叫んでいました(;´∀`)
蝶からの景色を見るために再挑戦が必要そうです。
三股で迷われてたご夫婦は、一ノ沢に行き駐車してから常念にいらっしゃいました。
女性が三股コースの石室手前から始まる岩場を体力的に心配されてたので、一ノ沢に行く必要があったようです。とても素敵なご夫婦でした(*´▽`*)
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