折立〜雲ノ平〜双六〜笠ヶ岳
- GPS
- 26:58
- 距離
- 56.5km
- 登り
- 5,020m
- 下り
- 5,092m
コースタイム
- 山行
- 4:37
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 4:47
- 山行
- 5:08
- 休憩
- 0:21
- 合計
- 5:29
- 山行
- 6:11
- 休憩
- 1:14
- 合計
- 7:25
- 山行
- 5:02
- 休憩
- 0:07
- 合計
- 5:09
天候 | 雨雨ガス晴れ晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り:新穂高〜松本バス、松本〜新宿バス、新宿から電車 |
コース状況/ 危険箇所等 |
笠新道が濡れてたのもあって下りは危なかった。 |
写真
感想
雲ノ平、去年計画してたけど行きそびれたんだよね、、、ということで一年越しに決行。と書きつつ、微妙にルートかえますた。笠ヶ岳登りたくなったんですよね。
0日め
新宿バスタ、初見参。一応ちょっと早めに行ったけども、、、聞きしにまさる混雑っぷり。まだまだ混むんですね。。。
台風が来る前に東京を脱出ー。
ネックピロー貸し出しとかあったけども浅い眠りの中気づくと首痛。修行が足りませぬ。。。
1日め
富山駅ちゃーく。
バスの連結に1時間ほど待機。
折立に向かう中、雨降ってたんだけども、着いた瞬間に豪雨に。やー、幸先悪いー。
バスでてすぐのとこにコンクリの建物が。これがヒュッテ折立かな?と予想しつつ突入。なかなかな人口密度の中、端っこでレインスーツ着用。
トイレを借用した後、出発ー。
2時間ぐらいかけて青淵三角点到着。や、なんかペース速めだったか急登だったかこの区間結構キツかった。重いの久々だったし、寝不足もあったのかなー(言い訳)。
雨は降ったり止んだりでなかなかレインスーツ脱げず。風もないので結構な汗だく。
三角点を超えて少しすると結構視界が開けてきた、、、が、雲がなー。付近の様子しか見れません。んむー。
この辺、薬師見れそうなんだけどなー、と思いつつ歩みを進めて、左の薬師側からの稜線が繋がるなー、とその稜線に乗ったとこが太郎平小屋。結構人がいらさったので華麗にスルー。15分ぐらい歩くとテン場着。ガラガラ。
6〜7割斜めってるけど流石にこれだけ空いてるので平たい場所をゲット。水場の勢いもイイし、トイレもワリに綺麗でなかなかいいテン場ですなこりゃ。
テン場受付用のコンクリの建物はまだ閉まってたので、雨の止み間にテント立ててトイレ確認、水汲んで戻った頃には受付開始してたので滞りなくテン場代お支払い。700円だったかな?
一寝入りした後、昼食。4分パスタにイナバのカレー缶。
昼寝、読書の後晩飯。
米1合炊いてサンマの蒲焼缶とフリーズドライの味噌汁。
飯食ってとっとと就寝。
2日め
確信犯的に大幅寝坊。5時スタート予定が6時半。いかんなぁ。
朝食に棒ラーを食す。
結構曇ってたけども雨が降らないうちにテント撤収に成功。
太郎平小屋までの間にポツポツと降り出したけど気にせず一気に沢沿いまで下降。
右手に見えた北ノ俣岳がかっこ良かった。次はあそこ経由して黒部五郎行きたいなー。
沢にたどり着くと薬師沢小屋まで、大半が木道の上を移動。ここがわりに凶悪だった。
濡れてるので気をぬくと結構な勢いで滑る滑る。右足親指の腱を伸ばしきりの刑。やー、その後笠ヶ岳まで気をつけないと痛い状態が続く事になるとは。普段結構親指使ってるんだな、というのが良くわかりつつ、この後は土踏まずをメインに歩いてく事に。
ともあれ、木道をちっと歩いてくと木道の上ん小鳥が、、、と思ったらおこじょ発見。長い胴、白いお腹。カワイイ。。。と見とれてる間に逃げられた。く、写真撮れず。
時折日が差す中わりに淡々を進んでくと薬師沢小屋に到着。
薬師沢と黒部川の合流地点なのかな?えらい水が綺麗ですた。
しばし休憩の後、吊り橋にて川を渡ります、、、が、この吊り橋が絶妙に不安感を煽る感じ。かなり揺れるし、足元も両脇あいてるし。かなり立派な作りなので、そっち方面の不安感はないんだけども。
橋渡ってすぐ梯子を下って川辺へ。雪解け時とか考えて高めに橋吊ってるのかな?
水が蒼い。そりゃ渓流釣りとかしたくなるよなー。
ここが高天原との分岐ポイントになっていて、雲ノ平への急登か巻ぎみに高天原(温泉あり)行きか。
高天原に魅惑される自分を感じつつ、急登コースへ。
5日通してここが一番キツかったかも。何度か休憩しつつ、2時間ぐらいかな?木の間から空が見えるなーと思いつつ登ると緩斜面エリアへ。
木道、始まったー、としばらく歩くとアラスカ庭園。やー、視界よさそーだけど付近の山頂は雲の下。ざんねーん。
もちょいで小屋かなー、てとこであえなく雨に捕まり。諦めてレインスーツ着。
やー、この辺も容赦なく木道が滑る滑る。イチゴケ後、小屋着。
テン場を借りて、、、受付にあった河童手ぬぐいの誘惑に抗えずご購入。愛い奴。なんで河童?黒部がらみ?
小屋からテン場まで10分ぐらい。
水場は、、、ちょろちょろ。トイレは並な感じ。結構平たい場所多いし、晴れれば多分黒部五郎が目の前に。なかなかイイんではないかな?この日は雨ガスだったので祖父岳しか見れずだったけども。
テン場についたタイミングで雨が止んでたのでサクッとテント張って水汲み。
しばしまったりしてるとすぐ降雨。ぐは。天気良くなんないなぁ。
テントの中で昼食。この日も4分パスタ。市販のペペロンチーノソースで。
雨も止まなそうなので読書&昼寝。
暗くなる前に晩飯。この日も米1合炊いて麻婆春雨。
3日め
朝起きたらやや視界が。黒部五郎が見えました。んむ、今日こそ天気回復かも、とやや期待しつつ出発。
この日はハラヘリ感がないので朝食抜き。(で、調子良かったので以降最終日まで朝食なし。)
テン場から一旦小屋側へ戻るような感じで回り込んで祖父岳へ向かいますが、稜線に乗るとすぐ水晶岳がバーンと。やー、かっくいー。
ひいひい言いつつ祖父岳登頂。ここまでで一番の晴天タイミングで登れたのでしばし付近の山々を鑑賞。やっぱ天気良くないとなー。
この後通る三俣小屋から槍ヶ岳から結構すっぱり見えるなー、、とニヤニヤが止まんなかった。
槍から大分西っ側にとんがった山があるなーと思ってたんだけども、今地図みると笠ヶ岳っぽいな。。。角度違うと印象違うなー。
岩苔乗越を超えてワリモ北分岐に登る途中でガスに巻かれ。鷲羽降りるまでずーっと霧中。。。
鷲羽下って三俣小屋着。ちょこっと地図確認して通過。ガツッと三俣蓮華岳踏破。
ここまで登るとこの日の登り大半が終わった気分で双六まで一時間ぐらいのんびり稜線歩き。
双六でも視界なし。ざんねーん。
双六山頂からちょっと降りたとこはかなり広く平らになっていて不思議プレイスでした。
不思議プレイス直後はけっこ急降り。
降った直後に巻道との合流ポイントが2連続であって、そいつらを越えると眼下に双六小屋が。
や、小屋もテン場もデカイなー。ご立派です。
新穂高から双六来たり、西鎌行ったり、裏銀座側行ったり、結構コアなポイントなんですかねー。
テン場をお借りして、、、ついついカレーを所望。や、美味しおす。松屋方式で味噌汁付きでした。
テント張って水汲んで、、、ヒマ。
明朝登ろうかと思ってた樅沢岳へ、、、登る途中で雷鳥を観察してる方々に遭遇。天気悪いし雷鳥ぐらい見れないとね。。。とうかうかしてる間にどっか行っちゃって写真撮りそこね。今回シャッターチャンス逃し気味だな。。。
ほぼ空身で体の軽さを感じつつホイホイ登頂。登ったけどもなんも見えんかった。
下りて暫くは雨持ちそうだったのでレインスーツを干しつつお外で読書。
日が出てないのでシュラフは自重。乾かしたいんだけども。。。
そうするうちに雨が降り出したのでテントへ退避。
昼寝でもするか、、、と思ったけどなんか頭痛がしだして暫く眠れず横たわり。ぐはー。
弱ってると多少ネガ気味な発想に。シュラフ湿ってるしスボンは初日っから濡れっぱなしだし晩飯食う気しないし頭痛もするし、、、明日まっすぐ新穂高に降りようかな。。。みたいな。
結局飯食わずで就寝。
4日め
ようやく朝から晴れー!
頭痛もすっかり引いてピンピンしながらテント撤収。即座に出発。
谷底から樅沢岳からの南っかわの稜線に乗った瞬間、槍から西穂にかけての稜線がすっぱり目の前に!
やー、テンション上がるなぁ。その場にいた一組さんと当日の晴天を喜び合った後、笠ヶ岳方面へ。
鏡平小屋への分岐?当然スルーで!と少し歩くと突然道のすぐ脇の岩の上に雷鳥が。
お、晴れてんのに珍しい。とカメラ取り出す間に草陰に。。。ま、草の間から激写。
後ろから追っ付いてきた方に雷鳥いんぜ?つってしばし観察。
ちっと会話したら笠まで行って今日中に降りるんだとか。んむー、装備重いし僕はちっとキツいかなー、と思いつつ、今日降りて風呂入れるっつーのも魅力的な響き。降りても下で泊まることになりそうだけども、、、と暫く頭から離れなかった。
秩父岩から抜戸岳にかけての壁面を見上げながら稜線を進み、秩父平着。
ここ、見た目えらい急でそびえる感じだったけども登ってみると割とあっさり。
槍の方はレンズ雲が出来て重なり始めてるなーと思ってたんだけども、ここへきて秩父岩の上あたりにも怪しげな雲が。ぐは。
天気を気にかけつつ登り始めるとようやく笠ヶ岳が眼前に。やー、かっくいー!
ここまでくると笠ヶ岳までの稜線がまるっと見えるので、残時間とか見当つけやすい。
抜戸岳を越えるとあとは最後の登り以外はたいした登りなさげなので一気に気が楽に。
抜戸岩がなかなか不思議な感じ。そりゃ地名にしたくなるよね。
スッタスタあるいて小屋まであとちょい、てトコがテン場エリア。10時前か。。。
頑張りゃ降りれるかな、、、とも考えたけど、雲も迫ってきて降りそうだったので翌朝の天気にも期待しつつ泊まることに。
テン場は最終的に20張ぐらいになったけど流石に10時前なので一番目。良さげな場所を物色してザックを降ろしてカメラ、プラティパスと財布もって小屋へ。テン場から0.2キロ、とあるけど標高差も結構あるなー。。。
テン場を借りる時に翌日のルート書くトコがあって元の予定であるクリヤ谷に○をつけると、雨降ってると沢渡れないかも+笠新道のが安全っぽいことを言われたのでこの時点で笠新道寄りになりつつ雨降ったら笠新道にしますねー、とその場を立ち去り。
んじゃ明日はテン場からそのまま降りるのもアリだな、っつーことで雲迫ってるけども笠ヶ岳山頂へ。
サクッと登って帰りがけに小屋でカップらとコークを所望。なんか3日目あたりから飯作る気が失せつつあった。食ったほうが軽くなるのにー。メニューが悪かったかな?
食べてるうちに雨がパラつき。いそいそ食べてトイレ、水汲みを済ましてテン場で帰着。
テント張ってるうちにやや強くなりだしたのでペグ打ち省略して立てきって一旦中へ退避。最近オニドームなんだけども、ペグ打たなくでも形になっちゃうのでこーゆー時便利だなぁ。
暫くすると雨が止み、日も差し出したのでここぞとばかりに諸々虫干し。
結構羽虫がうざかったけどシュラフがいい感じに乾燥したのでご満悦。
その後昼寝+読書。
晩飯。棒ラーを水分少なめでもどしてイナバのカレー缶かけて食す。まあまあ。
暗くなる前にトイレ行っとくか、とえっちらおっちら小屋へ登る途中でまたおこじょに遭遇。今回は色々会うなぁ、と思いつつ財布しか持たずに上がったので激写逃し。ざんねーん。
しかし、結構高いトコにもいんだなー。
就寝、、、が23時ごろ周囲の明るさに目覚める。
外を覗くと月が煌々と槍と雲を照らすステキ状況。やー、たまんねーなー、と撮影会。
exif見ると1時間ぐらいやってんな。。。
月が明るすぎて星はそこまでって感じだったけども、いい夜。上で泊まって良かったなぁ、、、と最就寝。
5日め
さー最終日。朝も槍から穂高までの稜線がすっぱり丸見え。
サクッとテント撤収、笠ヶ岳山頂には目もくれず(嘘)とっとと下山して風呂入るべー。
抜戸岩の前まではかなり視界が聞いたんだけども岩くぐった瞬間ガスの中。
んむー、ブロッケン出そうだなー、と思いつつ、振り返り振り返り進んでくとややブロッケンに遭遇。
おお、これは、、、としばし見入ってると後ろから来た方が道を譲ろうとされたので、や、僕こっち行きますよー、とブロッケン見てる旨を説明してしばし2人で鑑賞。
ちっと角度が悪くてブロッケンが近くに出ちゃってたので少し稜線を進んで影が遠くに出る方角へ。
や、ここまではっきり出るのはなかなか、てぐらいばっちしブロッケンを満喫。久々に見たなぁ。
笠新道への分岐にたどり着くまでずーっと出てた。日陰にいても見えるポイントあったけどもあれはなんて呼ぶ現象なんだろ?ブロッケンの中心の自分の影がない状態。稜線のどこかのポイントで屈曲して見えてるんだと思うんだけども。。。
ともあれテン場から1時間ほどで分岐への登り終了。さ、下り下り。13〜400ぐらい?
杓子平まではまあまあ、て感じで下ったけども、そこから先が結構なもんだった。
下りでも大変なのにこんなとこテント担いで登れないなぁ。すれ違う方々をやや敬いの眼差しで見送る。
杓子平から2時間、、、足元が濡れてた所為もあるけど結構キツい下りですな。
あとは平ら平ら。もうなかば終わった気になって新穂高へ。
40分で新穂高ロープウェイ駅着。年休使ったんでお土産を所望した後、付近の風呂施設へ。
ついでに飯食って帰路を検討。バスで松本まで行って電車か再度バスか。
ザックの扱い考えるとバスが楽だよなー、、、とバスコンボで新宿バスタへ帰着することに。
楽だったけど渋滞に捕まり+2時間。おえ。
やー、後半2日だけでも晴れて良かったなー。
雲ノ平は天気悪かったので再訪かなー。薬師、水晶、高天原温泉、北ノ俣、黒部五郎あたりも行きたいし、そのうちまた行く予感。
以下備忘。
・通して夜も割合暖かかった。モンベルの#4だけでも暑かった。
・3日目あたりから食事計画が崩壊。なんか持ってったものに食欲感じなくなっちゃった。残った主食:4分パスタ3束、棒ラー2袋(4食)、米2合。んむー。朝はソイジョイとかだけ+飴で昼まで持つな。。。というのとメニューもうちっと考えたい。
・kindleとPLENUE D(mpプレーヤ)、SUUNTO Ambit(GPSログ取り用)はバッテリ持ちが優秀でナイス。モバイルバッテリで各一回づつ途中で充電で完走。
・寝袋湿ると夜ネガ。寒くなかったから良かったけどポリゴンネストのやつ欲しいなー。
お疲れ様。
前半雨だったね。
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