同級生と富士山へ!吉田口〜須走口下山


- GPS
- 15:11
- 距離
- 16.5km
- 登り
- 1,634m
- 下り
- 1,940m
コースタイム
- 山行
- 4:15
- 休憩
- 0:56
- 合計
- 5:11
- 山行
- 6:05
- 休憩
- 3:38
- 合計
- 9:43
天候 | 8/27 午後から土砂降り 8/28 朝から快晴、8時頃からガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
須走口から小田急線新松田駅までシャトルバス2060円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
特に危険な所はありません。 |
その他周辺情報 | とても参考になります http://www001.upp.so-net.ne.jp/fujisan/ |
写真
早朝2:40に小屋を出発。
既に7合目から山頂まで渋滞している様です。
渋滞の為2時間ほどのコースが3時間以上かかってしまうが、ゆっくり登ったお蔭で高山病にならなくて済む。
感想
2年前に同級生6人で登った富士山。
その時歩けなかったお鉢巡りと最高峰剣ヶ峰を目指して今回計画しました。計画当初は5名(男2女3)の予定でしたが、坐骨神経痛やら腰痛やらで参加者が減り、結局3人になりました。
前日の予報では午後から雨、しかも本降り・・。
山小屋は当日のキャンセル料は100%なので、まずは五合目まで行き、現地の天候をみて、登るか撤退するかを判断することにした。
【当日】
新しくなったバスタ新宿を6:45出発。
途中、中央道が渋滞で45分ほど遅れている様子。
昨今のツアーバス事故の影響なのか、運転時間が渋滞で2時間を超えてしまったため運転手は(ほぼ強制的に)休憩時間をとらなければいけないらしく、谷村PAで20分休憩する事になり、更に到着時間が遅れる。
結局五合目登山口には、1時間以上遅れて到着した。
五合目では身体を慣らすために、一時間ほど休憩して出発。
予定よりも1時間30分以上遅れての出発となってしまい、八合目の山小屋に無事に到着するか不安になる。
歩き始めてすぐ、6合目付近で小雨が降り出し、7合目花小屋に着く頃には登山道が川(滝)になるほどの本降りになっていた。
S吉君は雨具の上だけ着て下は履かないでいたので、何度も履くように促した。だが「俺は普段から滅多に傘を差さない男だよ」と訳のわからない理屈を言いなかなか履こうとしなかった。こういうやつに限って「寒い!」だの「疲れたから休む!」だの言うんだよな・・と。更にそれが山小屋に着いた時、とんでもなく後悔することになるとは、知らず。
富士山の山小屋は、基本的に小屋の中では休憩出来ない。たとえ買い物をしても休憩料を取る所が多い。ある小屋では買い物をしても別で1000円だった。ましてや15時以降は宿泊客の対応に追われ、物を売ってくれない事もある。我が隊も冷え切った身体を温めようと、ココアを注文したが断られてしまう。
八合目富士山ホテルでは若者が「お腹が空いたからカレーを食べさせて欲しい」と言ったが、「この時間じゃ出せない、山頂は雨だしこれから登頂なんて無理だからさっさと宿を見つけな」と厳しいアドバイスしていた。
【八合目トモエ館にて宿泊】
16時過ぎにようやく八合目トモエ館に到着。
先に受付を済ませようと中に入った途端、予約しているか聞かれ、予約名簿に名前があることがわかると、自分の周りを4〜5人がスタッフが取り囲んで、濡れた雨具やザックなどを乾いたタオルで拭き始めた。小屋の中に雨で濡れたモノを取り込まない為の事だ。
カッパを脱いで食堂の床に上がると、濡れた上着やズボンは全部脱ぐように言われる。「更衣室で着替えても良いよ」と言われるが、更衣室は大混雑だろうから自分はその場で着替える。そして小屋のスタッフに全身触られて服が濡れていないか、最終チェックが行われる。この最終チェックが通らないと小屋に泊めてもらえないのではないかと、緊張する。濡れた雨具や服、登山靴は大きな袋にまとめて部屋に持って行く。小屋には乾燥室など無い。履き替えたばかりの靴下は脱いで裸足になる様に言われる。S吉君は雨具の下を7合目の途中まで履いていなかったので、ズボンが濡れてしまっていた。替えのズボンを履くように言われるが持っていないらしい。すると私(is)のズボンを貸すように言われる。明日履く予定のズボンを貸すのは嫌だ!と、はっきり言ったら山小屋でスエットを500円で借りる事になった。かなり使い込まれたスエットなので、女子には相当キツそうだ。
我が隊が到着してすぐに、チャイナ大陸からの団体客が到着。スタッフの対応は明らかに我々と違っていた。中国語が話せる通訳が2、3人いてスタッフも笑顔での対応だ。部屋もトイレに近い別棟(ほぼ個室)に案内されていた。この小屋には個室は無いとHPに書いてあったが、やはり少人数の客より団体客が優先なのだろうか。
部屋は2階の奥の2段式カイコ部屋に案内される。
4時の時点でまだ10%程の客しかいないので、きっとこの大雨でキャンセルがあったんだろうと思っていたが、9時には満員状態だった。
夕食はカレー&ハンバーグ。お世辞抜きに美味しかったです。この時間でも到着する客が多いため、食堂の端っこの3つのテーブルに16人程で済ませる。到着時間が早いためか、他の小屋の様に「早く食べろ!」と言った事は無く、中にはビールを飲んでいる客もいた。私はモツ煮(700円)を別注。食後のお茶もおかわりできた(お茶一杯100円)
食事が終わって部屋に戻って6時に就寝。S吉が早速イビキをかいてうるさいので、N子にも耳栓を貸してあげて眠りにつく。
8時過ぎ、我々がようやく寝始めた頃、スタッフがカーテンを思いっきり開けて電気を付け、空いてるスペースに2人を案内してきた。明らかに体が(横に)大きい人達で、このスペースに寝れるのか?と言った感じだ。
一人分の幅はだいたい45センチ弱の枕一つ分。隣が大きい人(デブ)だと腕と腕が重なる。横に向けばスペースにゆとりができるが、隣同士、しかも知らない者同士が向き合って寝るのは嫌だ。それがほんの数分だけ、全員が同じ方向を向いた時があって、その時だけは快適な時間だった。
およそ九時頃、ツアー客と思われる団体客が隣の部屋に来てからは、更にうるさくて全く眠れなかった。明日のコースの説明らしきものを英語で話している様だ。耳栓があっても漏れて聞こえてくる程の声だ。
夜中の11時くらいに大雨になった。トイレに行きたかったが、外にあるので濡れたら小屋に入れてもらえないと思い、我慢した。明日のご来光など望めない状況、イビキは煩いし、早く時間が過ぎて朝になってくれないかと願うばかりだった。
1時頃になると、あちらこちらで出発の準備する人が多くなり、更にざわつく。小声で話す人は少なく益々眠れなくなるので、我々も準備を始める。
【二日目、山頂へ】
山小屋を2:40出発。既に山頂まで渋滞している。
この渋滞は7合目の途中から続いているらしく、八合目に来て流れが良くなったと言うから凄い人の数だ。
渋滞は七合目の岩場と九合目鳥居付近の急カーブが原因らしく、そこを過ぎると一気に歩くペースが早くなる。まるで高速道路の渋滞と一緒だ。
渋滞のポイントには赤く光る誘導棒を持ったスタッフ(警備の方)さんがいて「この場所では立ち止まらない様に!」更に「左側はゆっくりの人、右側は早い人が歩いてください」と指示していたが、早く登りたい人ばかりなので、右側に人が集中し動かなくなり、左側が空いてしまう逆転現象が起こってしまった。
4時頃にはだいぶ明るくなっていて、上空には雲は無く、眼下には雲海が広がっていた。
日の出時間の20分前に山頂に着いた。
昨日の時点では、ご来光など期待していなかったので、雲海から太陽が昇って来たときは感極まった。大雨の中、頑張って登って来て良かった。
【お鉢廻りと剣ヶ峰。そして下山】
剣ヶ峰では写真撮影の為に20分ほど待つ程の混雑ぶり。
待った末にようやく撮影したのに逆行の為、真っ黒だったのにはがっかりしてしまう。
山頂で4時間ほど、ゆっくりできたのでそろそろ下山する。
下山してすぐガスってきて、横殴りの小雨になった。結局、この山行で晴れていたのは山頂付近だけだった。
S吉君とN子は初めての砂走りを経験。初めてなので砂の上を”歩いて”下山したので4時間もかかってしまった。
それでも何とか須走口に下山し、新松田駅直行のシャトルバスに乗って鶴巻温泉で風呂に入って、打ち上げをして解散した。
【富士山の山小屋について】
富士山の山小屋についての悪評?みたいなものを色々聞いていました。
山頂に近い小屋ほど・・7合目より8合目の方がひどくなる傾向がある様です。今回宿泊した8合目の小屋ですが、それほどではなく、他と比べればだいぶ良かったと思います。少し面倒くさそうな対応されたりしますが、繁忙期で悪天候の日だった為なのかな、と言った程度です。ただ、団体客と個人客に対しての対応はかなり違うと思います。
同じ様に富士山を目指す方の参考になればと思い、感じた事をそのまま書き残しました。
isさん、おはようございます。
どんな行程だったのかなと思っていましたが、吉田口からの山小屋泊でしたか。
私はいまだ富士山の小屋には泊まったことが無いのですが、詳細レポート読ませて
頂いてやはり「凄さ」を感じ取れました。
須走5合目からのバスに乗り込むときに女性の方がかなりお疲れモードかなと
思えたのですが、45センチ幅での寝床ではゆっくり休めないですよね。
天候悪い中での山頂ご来光、最高のご褒美ですね。
同級生富士山、お疲れ様でした。
millionさん、こんばんは。
富士山と言えば、millionさんでしたね
バスでお声を掛けるべきでした。
同級生2人とも砂走りで足をとられて、かなり疲れていました。しかも前夜は全く寝ていないので、せめてバスの中だけは寝ようと離れて座っていました。
でも風呂入ってビール飲んだらすっかり元気になってましたけど
今回宿泊したトモエ館ですけど、富士山の山小屋の中ではだいぶマシな方だと思いますよ。八合目のある小屋はかなり横柄なスタッフでした。
今まで富士山にはあまり興味が無かったのですが、奥が深い山だなと、改めて登っても良い山だなと思いました
こんばんは^^
山小屋グルメ&伊勢原グルメ、美味しそうですー
トモエ館のハンバーグカレー、気になります
御来光行列、混んでいる時はスタッフさんが誘導するんですね
すごい大変そう…
雨の中リーダーお疲れさまでした
素晴らしい日の出に恵まれて、羨ましいです
masaさん、こんばんは。
富士山好きのmasaさんでも吉田口はまだでしたか?
渋滞個所は2車線が1車線になる部分で、前後に誘導員が5、6人います。まさに車の渋滞と一緒
食事も他の小屋に比べたら味・量とも良い方でした。
自分はいつもmasaさんが弘法里湯で
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