摩耶 地蔵谷遡行 〜 702
- GPS
- 06:28
- 距離
- 10.9km
- 登り
- 808m
- 下り
- 815m
コースタイム
- 山行
- 5:04
- 休憩
- 1:29
- 合計
- 6:33
天候 | 晴れたり曇ったり 神戸の最高気温 34.1℃ |
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過去天気図(気象庁) | 2016年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
地蔵谷遡行は大滝のみ高度があり、落下した場合の危険を感じました。 遊びなので淵では深みも歩きましたが、ルートを選べば膝までぐらいですむと思います。 山寺尾根は道の乾燥時、滑って転ばないよう気を付けましょう。σ(^_^; |
その他周辺情報 | 篠原温泉 入浴 420円、てぶら(貸しタオル、シャンプー、コンデショナーセット 520円 |
写真
装備
個人装備 |
ヘルメット
渓流シューズ
|
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感想
9月になったとはいえ、まだまだ暑い日が続きます。
暑いときは水の中ということで、一ヶ月ぶりに沢歩きしてきました。
この日の天気は下り坂との予報。夕方には雨も降るかもしれず、お手張るな摩耶地蔵谷です。
(地蔵谷)
谷は垂直に落ちる滝はなく、小さな滑滝とその割に大きな釜が特長です。
遊び心で背が立たない深みにも入ってみましたが、深いところを避ければ腰まで浸かるようなことはないと思います。
小さな滝だけで終わるのかと思った頃に、三段からなる大滝が出現しました。
技術的には登れそうですが、万一のことを考えると諦めざるを得ませんでした。ひとり歩きの限界でしょうか。無理は禁物です。
上部では登山道に出ようとして、道を間違ってしまいました。
石楠花谷の時もですが、堰堤を巻いたあとに支谷に入ってしまうパターンでした。小まめな位置確認が必要ですね。
本谷はまだ続いているので、次回は最後まで詰めてみたいと思います。
今回は沢の水はあまりきれいとはいえなかったので、もう少し水量の多い時期がいいようです。
間違いに気づいた後は尾根沿いの踏み跡らしき所を歩きました。
ハイカーが通るようなルートではないので、どこに通じるのか興味津々でした。
六甲山の尾根には必ず径があると言われますが、こんな小尾根にも径があるとは驚きでした。獣道だったかもしれませんが (*0*;)
(摩耶山は本当に700m峰か)
今回の登山では沢歩き以外に目的がもう一つありました。
地図を見ると摩耶山の最高点は702mとなっています。
レストランcafe702の名前もそこから来ているはず。
しかし、その最高点はどこにあるのか・・・気になっていた謎でした。
地図の702mポイントは高みから少し下ったところなので、まず間違いでしょう。
そして三角点698.6mより3m以上も高い所が見当たらないのです。
候補の一番目は神社の裏にある大石の上、二番目はNHK送信所近くの高みです。
GPSの高度で測ればどちらが高いか判るかなと思っていましたが、GPSの高度計測は短時間で10mぐらいは変動してしまいます。
結局、どこが一番高いのか、摩耶山は本当に702mあるのかの謎は解明しませんでした。
摩耶山の最高点がどこにあるかご存じの方おられましたら、連絡頂けると長年の疑問が解け嬉しいです。
(お目当て2つ)
さて、最大の目的はcafe702の生ビールかも。
最近はビールを美味しく飲むために山に登っている気がします (^^ゞ
今回の昼ご飯はカレーではなくオムライスとしましたが、やっぱり山ではカレーかな。
そして下山後は前回の「灘温泉」に続き「篠原温泉」。ここもいいお湯でした。
Ham0501さん。こんにちは。
最高地点は立たれてるので説明不要ですが三角点から西に50mほど入ったところ、NHK送信所の南東裏あたりみたいですね。低木が多いので昭和初期に荷揚げ、荷捌き用地で付近を伐採し整地したんじゃないでしょうか。なので実際に702mあるかどうかは不明
ちなみに国地院電子国土webによると最高点は706.7mだったそうです。やっぱりかなり地面削っていますね。かつては遊園地がありジェットコースターもあった位なので山頂部の地形は人工的に変えられたのでしょう。
私的には電波塔を一つ残らず調べて廃墟サテを突き止めたいのですが。
masaike55さん、はじめまして
702m地点の特定、ありがとうございます。
昔使っていた国土地理院昭和44年発行の2万5000分の1地図を押し入れから引っ張り出してきました。
その地図を見ると三角点は今と同じ698.6m、最高点の標高は書かれてませんが、700mの等高線が今のまん丸ではなく、細長いひょうたん型に引かれていました。実際の地形と形が合っており、最高点はやはり三角点の西50m付近、NHK送信所のすぐ東のようです。
702mはその後の測量で求められたのではないかと思いますが、現在の地図の等高線は当時のものより正確性に欠けるようです。(古い地図は細かい地形まで等高線から読み取ることが出来るのに対し、現在のものは幾何学的な図形です)
masaike55さんは長年、通信工事に従事されてきたとか...
廃墟サテって、今では使われなくなった通信設備のことでしょうか
今回、辿りついた電波反射板も今は使われてないように感じました。
Ham0501さん、こんにちは
私も昔、スマホのGPSの測定精度を確かめるために、公園のグランドをぐるぐる回ってみましたが、スタート地点とゴール地点は同じなのに標高が7mも狂ってました。
そこで疑問に思って、色々調べたことがあります。
GPSによる測定は、一般にはルート案内の要素に使われることが多いため水平方向の精度はソフトウェアなどの発達とともにかなり正確です。
逆に私たち山登りをする人にとっては、ルート案内よりも標高が気になるところです。
GPSによる標高の測位には、最低4個の衛星が必要です。
真上に1個、周りに3個です。
今は、米国の衛星からの信号を利用しているのでやや誤差がありますが、今後日本の静止衛星「みちびき」が日本の上空に4機上がると、精度は数僂ら1mと言われています。(それに対応した機器が必要です)
あと、測量士の試験に出てくるのが、
【 標高=「楕円体高(GPS標高)」-「ジオイド高」 】
簡単に説明すると、GPS機器で測った標高には常に補正が必要と言うことです。
お使いのソフトは、ジオイド補正(楕円体高からジオイド高を引くこと)をやってくれるのでまだましな方ですが、やはり誤差があるのは仕方ないようです。
地球の地形には、8,000mを超える山や、10,000mよりも深い海溝といった大きな起伏がありデコボコです。また、自転で赤道面が大きく膨らんでいます。これら各国各地域別の平均の地表面を「楕円体」と呼びます。
従って、「楕円体高」とは楕円体(平均地表面)から山頂などの目的地点までの距離となります。GPS機器はこの楕円体高を測っているのに過ぎないのです。
次にジオイド高ですが、地球の表面の7割が海なので海面の平均位置を「ジオイド」と定めています。日本では、東京湾平均海面を「ジオイド:0m」と定め、標高の基準としています。したがって、ジオイド高は楕円体(地表面)からジオイド(海水面)までを測った高さになります。
まとめ・・
標高=楕円体高(GPS標高)−ジオイド高 となりますが、やはり衛星や地球の重力などの関係で測定誤差が±2m〜数十mもあるのはしかたなさそうです。
長文失礼しました
kurokuwa65さん、こんばんは
GPS高度測位に関して貴重な情報ありがとうございました。
測量士の試験問題をご存じということは、その筋の方なんでしょうか。
いずれにしろ博学に恐れ入っています。
GPS衛星の高度は20,200 kmということらしいですが、そんな高い所から1m程度の精度で測定するのが技術的に大変なことは素人なりに理解できます
ましてや地球は完全な球体ではないので、0m基準自体が場所によって変わってしまうし、真の高さとはなんぞやみたいな話にもなってきそうです。
そんなこんなしてるうちに地形変動で山の高さも変わってしまうでしょうし。
古い地図を見ていると、微妙に標高が変わっていることが判ります。
三角点では小数点レベルですが、標高点では天望山や坊主山などは6mも変わっていました。
摩耶山の最高点が本当に702mあるのか・・・いつか小数点レベルで解明されることを楽しみにしています。
そして、いつの日にか釼岳が3000mになって欲しいと願っている私です
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