飯豊縦走
- GPS
- 144:15
- 距離
- 70.6km
- 登り
- 3,815m
- 下り
- 4,030m
コースタイム
- 山行
- 11:48
- 休憩
- 1:18
- 合計
- 13:06
- 山行
- 7:56
- 休憩
- 1:38
- 合計
- 9:34
天候 | 9/2〜4 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
大尾根への道は林道から登山道に入る地点に注意 |
その他周辺情報 | 一部手書きの為、距離表示がおかしくなっています |
写真
感想
飯豊連峰縦走の記録です。
3日間とも天気がよく、大満足の山行となりました。
おまけに朳差小屋の大宴会もあり楽しかったです。
詳細記録は以下のとおりです。
山を歩いてつなげる旅も白山で西と東がつながった事で東北に線を伸ばすこととする。
まずは飯豊から、北上。
飯豊自身は、大昔に川入から登っているがその時はガスガスだった。
今回は飯豊山荘側から入ることにした。
最初はテント泊も考えたがこの年になって、そんなストイックな登山もどうかと思い、梅花皮荘に泊まる。
翌朝、3時に出発予定がもたもたして、4時発。
暗い中を飯豊山荘まで歩く。途中で調子が悪いようで何度も吐き気が襲って来る。
「止めようかな…」そんな不安でいっぱい…。
飯豊山荘についた時は既に5時半。やっぱり遅い。
今回は大くら尾根を登るコースだ。コースタイムで10時間ぐらい。登り出しは急登が続く。体調の事あり、ゆっくりゆっくり登る。休場の峰を一つの目安としていてが若干コ−スタイムより早く着く。休場の峰より稜線が垣間見れるが、なかなか快適とは言えない稜線が続いているみたいだ。朝は晴れていたが次第にガスが出てきた。展望という点では残念だが、今日の体調だとむしろ助かる。宝珠山に着いた頃はガスガスとなっていた。
さぁ、あと少しと思ったが、ここから飯豊本山までの登りがきつかった。
結局、飯豊本山ではほぼコ−スタイムどおりに到着。
へとへとだったが、ここで食べるのを楽しみにしていた白桃ゼリ−で少し元気を取り戻す。
本山小屋に泊まることも考えたが、明日の日程を考え、御西小屋へ向かう。
幸い道はアップダウンもあまりなく、なんとか御西小屋に到着。
前日は疲れ切っていたが、寝てかなり体力は回復した。
ガスもなく今日は好天が予想できる。
御西小屋からは稜線歩きが楽しめそうだ。途中、ピ−クはあるが高度を徐々に落とすので歩きやすそう。朝日が出てきて、最高峰の大日岳が輝く。先には、烏帽子岳や梅花皮岳が待ち構えているが、歩きやすそうだ。飯豊本山も朝日をバックにシルエットが浮かんでいる。
天気が良くて最高。しかし、既に暑くなってきた。
また残念ながら、花はもう終わりのようだった。
烏帽子岳や梅花皮岳を越えて、梅花皮小屋に到着。
ここで小屋番さんがいたので気になることを聞いた。
それは朳差の水場が大丈夫なのかということである。小屋番の方から、この天気だから、頼母木小屋で水を確保した方がいいとアドバイスを頂く。最悪、この梅花皮小屋で水を確保することを考えていたが、頼母木小屋で水が頂けるのはありがたい。
梅花皮小屋からは北股岳への登り返し。今日の最高峰なので、そこそこ登りでがある。北股岳からは360度の大展望を楽しむ。飯豊本山に目をやれば、大尾根が良く見える。確かにあの尾根は登るのはきつそうだ(笑)。
北股岳より門内小屋を通過し、すれ違った方に再び、朳差の水場のことを聞く。梅花皮小屋の小屋番の方と同じことを言われたので、よく知ってますねというとなんと門内小屋の方だった。
幾つかの登り返しはあるが、だんだん高度を下げ、頼母木小屋に到着。
果たして、沢から水をポンプアップされていて、水が豊富に流れ出している。協力金を入れて、水をゴクゴク頂く。冷たくてうまい。
ここで大休止。水も約4リットル確保する。
すっかり重くなったリュックを背負い、朳差に向かう。朳差は残念ながらガスがかかりだした。
大石までは順調に歩く。ここから更に下っていくようだ。形の良い山がガスの中に見える。これが朳差だと思い、最後の登りを喘ぎながら登る。やっと着いた山頂にはなんと鉾立峰の文字。へなへなと座り込む。まだ朳差は先なんだ。がっかりしながらも仕方がないので、歩き出す。そしてやっと朳差小屋に到着。ここに荷物をおいて朳差岳に向かった。
朳差小屋には先客の方がいて、お話しを聞くとなんと関川村の方で、コ−スの整備の為に朳差に来ていたということ。また水場もちゃんとあるということ。大石ダムからのコ−ス整備も関川村の方達が行っていただいているとの事。ホントに唯感謝である。
その後、山頂から小屋に戻って、休んでいると、お酒の差し入れを頂いた。ありがたくいただいていると更に「こっちに来て一緒に飲みませんか」というお誘い。
ホントにありがとうございます。
この後、ご一緒させて頂いて、楽しい一夜を過ごしました。
朝、夜が明けて目が覚めた。
いつ寝たかも覚えていない。
本当に楽しい一夜だった。荷物をまとめて出発する。朳差岳に登り返して大石ダムに向かった。朳差岳で関川村のT氏と再びご一緒となり、山頂からの影朳差を教えていただく。何度もお礼を言って、大石ダムに向かう。前朳差で最後の飯豊の展望を楽しんだ後、尾根に沿ってどんどん高度を下げていく。カモス峰からは東俣に向かってどんどん下る。膝が笑いそうになる。今日も天気がいいが高度を下げるにつれて暑くなってくる。
東俣を越えるところで沢に飛び込みたいぐらい。
口があんぐりするぐらいになり、やっと東俣の吊り橋に到着。ところが水面からはるか上でとてもではないが沢には降りられない。
吊り橋を渡った後は少しで林道終点だが、登りに変わって辛い。
やっと登りが終わると、林道の手前で再び沢を渡る。しかし、ここでも沢には降りられそうもない。
林道終点から大石ダムまでは8キロもある。暑くて堪らない。
林道から、トボトボ、大石ダムに向かって歩き出す。途中の沢でシャツを浸して少し生き返る。林道は何故か登りが続く。全く、変な林道とブツブツ言いながら歩き続ける。
やがて、やっと大石ダムが見えた。
大石ダムで少し休憩。しかし暑くて堪らない。
大石ダムからはバスがない為に駅まで歩かなければならない。そして、朝日連峰と繋げる為には、越後金丸駅までは向かいたい。ここから更に16キロもある。
唯でさえ、暑いのにアスファルトの余熱で更に暑い。
大石ダムからかなり歩いた頃、関川村のT氏がなんと車から声を掛けてくれて「乗っていけ」とのありがたいお言葉。
しかし、ここで乗ると赤線が切れてしまう(笑)。
申し訳なくお断りして、再び歩き出す。しかし、暑さはドンドン増す。車を断ったことを後悔するぐらいに。
夕暮れになる頃にようやく涼しくなり、越後金丸駅に着いた。
momohiro先輩、いつもながらのスバラシイ歩き、感嘆です!
梅花皮荘から大尾でで飯豊本山経て御西小屋とか、大石ダムから駅まで4時間歩きとか超人すぎます
私なら確実に+1日、それも大石ダムは平日にしてバスで駅までで勘弁
え!?次は駅から大朝日ですか
赤線ツナギの野望着々と消化され、すばらしいです
いえいえ、バカみたいなことやっています
大石ダムから、2回も声を掛けられました
断るのが心苦しくて…
ところで、上越国境の情報ありがとうございました。
とても参考になりました。
でも、やっぱり残雪期かな。
自分は水分がないとへろりんちょなんで、一日3リットルは欲しいです。
とは言え、上越国境の残雪期はなかなか自信がないのです。
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