山旅 孤高の頂へ (愛別岳)

2016年09月17日(土) ~ 2016年09月18日(日)

• GPS: 31:32
• 距離: 18.0km
• 登り: 1,546m
• 下り: 1,590m

コースタイム

1日目

• 山行: 3:21
• 休憩: 0:11
• 合計: 3:32

距離 2.3km 登り 443m 下り 102m

9:25 スタート地点
12:21 12:32 黒岳
12:57 黒岳石室

2日目

• 山行: 10:19
• 休憩: 0:44
• 合計: 11:03

距離 15.6km 登り 1,103m 下り 1,492m

5:54 黒岳石室
6:35 6:42 お鉢平展望台
7:09 7:14 北鎮岳分岐
7:36 北鎮岳
8:56 8:57 比布岳
10:14 10:22 愛別岳
12:01 12:02 比布岳
13:24 13:25 北鎮岳
13:41 13:42 北鎮岳分岐
14:04 お鉢平展望台
14:47 15:07 黒岳石室
16:57 ７合目リフト乗り場
16:57 ゴール地点

tacasicaさんの愛別岳レコを見てログを参考にさせて頂きました。
ありがとうございました。

天候

1日目雨、2日目快晴のち比布平で横殴りの雪

アクセス

利用交通機関：

自家用車

ロープウェイ無料駐車場あります。

コース状況／危険箇所等

慎重に歩けば特に問題はないかと思いますが愛別岳へのザレザレの下りは緊張感たっぷりです。
石室の小屋番さんに、愛別岳の吊尾根で強風だったらすぐ引き返しなさいとアドバイスして頂きました。

その他周辺情報

温泉沢山ありますがロープウェイ乗り場のトイレの横に黒岳の湯の割引券置いてあります。

写真

9/17 8:49

今日は2泊3日装備のザック35ℓと50ℓを背負っています。
さぁ、行くよ！

9/17 8:54

お先真っ白

9/17 9:19

雨足は強くなってきたけれど、、想定内！
登山届出して出発！

9/17 10:42

アザミをむさぼり食べるシマリーさん。
食べ終わった後、ポロンと食べカスを転がして去って行きました。

9/17 11:04

雨でみんな素通りしていく

9/17 11:06

私は見つけるよ

9/17 11:07

重たいよー
肩痛いよー
腰痛いよー
(私はその2倍重たいのよ…)

9/17 11:27

小雨の中、そこでわざわざアルプス一万尺をする必要はないと思う

9/17 12:34

黒岳登頂！
今にも消えそうな陽射しの歓迎を受けて。

9/17 12:49

テン場混むから先行ってるよと。

9/17 12:58

石室前の空に悠々となびいていた。
これ、りんゆう観光の社長さんがネパール行った時のお土産だそうです。

9/17 14:46

テン場は雨に濡れていて、小屋番さんに石室を勧められ今夜のお宿は初の石室！

この後外は土砂降りに見舞われた

9/17 13:21

左のmounta'n dax
(PILLAR 50)が我が家に仲間入り

jujuca行きつけの某セカストアウトドアショップ(店名言っちゃってる)で驚きの格安で！

多機能で細かい部分にまで目が行き届いている感じがする。
仲良くやっていこう。

9/17 13:47

お昼のおでんうどん。
「おでんとうどんが混ざってるからおどんだね」
「いや、うでんだよ」
どっちでもいい。

おでん盛り合わせ2袋&4食入りの茹でうどんをぺろり。

9/17 16:09

食後に赤石川にお散歩

9/17 16:13

綿毛に虫がじーっと止まっていた。
暖かいのかな。

9/17 16:15

そのままそこにいて欲しい

9/17 17:14

垂直の登りづらい階段のためなるべく若い人は二階で寝て欲しいそうです。
年配の方が足を滑らせて怪我や骨折もあるそうなので。

9/17 17:51

晩御飯はやっぱり炊きたてほかほかご飯

9/17 17:55

頂きます

9/18 5:09

朝4時起床。
この食事が夜19時の晩御飯までの最初で最後の食事となる。

9/18 5:19

夜中2時頃までは何度も石室の屋根を叩きつける雨の音と壁にぶつかる風の音がした。

こんな素晴らしい朝が待ってたなんて。。

9/18 6:30

先が長いので先ずは北鎮岳を目指す

9/18 6:44

一晩中、風雨に耐え抜いた喜びの色

9/18 6:49

快晴！

9/18 7:12

爽快！

9/18 7:19

雲海と
共に

9/18 7:35

北海道第二高峰
北鎮岳登頂！

9/18 7:41

比布岳への始まりはゆるい下りから。

9/18 7:47

2人の勇姿をカメラに一瞬に収め、

9/18 7:57

ココロには
深く
刻もう

9/18 8:00

こんな素晴らしい景色の中で言い争いはよしなさい

9/18 8:01

アオとギザ

9/18 8:34

岩に乗るのに何度もひっくり返ってた。
重たいよね。

9/18 8:42

碧空！

9/18 8:42

見えたかい？
研ぎ澄まされた
空気の色を。

9/18 8:44

ずっと遠くを見つめていたうさぎさん。
この厳しくも雄大なカムイミンタラで生き抜いている姿はとても美しかった。
どうか、お元気で。

9/18 8:50

比布岳登頂！

9/18 9:05

いよいよ、孤高の山へ。
愛別岳への標識から下を覗いたら、、、
心の叫びは…(と、とんでもない所へ来てしまった…)

9/18 9:08

2人とも「ここ怖い…」

4歳の時円山のお地蔵さんを見て怖いと言った以来の山での発言でした。
無理はさせないけど先ずは私が少し降りて慎重に降りれば大丈夫だよとお手本を見せる。
顔は強張りながらもついてきた。

9/18 9:08

9/18 9:08

全貌を見せてくれた。
ガスが湧き上がるものの頂上付近で跳ね返っていた。
何とも神々しい

9/18 9:25

分岐からこの吊尾根を見ると細く怖いけれど、

9/18 9:32

歩いて見るとそこまで怖くない。

9/18 9:36

心配していた風はほとんどない。

9/18 9:46

さぁ孤高の頂へ。
穏やかな
その表情に、
私達は
歓迎されたのだと。

9/18 9:56

スライドした団体様にまっすぐ行けるけど子供さん危険だから右の
ハイマツの踏み跡を辿った方がいいとアドバイスを。
ありがとうございました。

9/18 10:07

モクモクと
立ち込めてきた。

9/18 10:12

愛別岳登頂！
空は青いけど景色は雲海の下。
カップ麺用意しようとしたら上までガスがかかってきてカップ麺は比布岳にて変更。

9/18 10:52

確かにあの壁から降りてきた。
ちゃんと戻れるのだろうか？と不安になった。

9/18 11:19

振り返ったら姿を消していた。
沢山のスライドした人達を飲み込んでいた

9/18 11:23

慎重に歩いていても足場が石で滑る。

9/18 11:45

登った瞬間から無事にここに戻る事を想像していた

9/18 11:51

ソロの男性に撮って頂きました。
ありがとうございます。

9/18 12:14

比布岳でお湯を沸かし始めた途端に大粒の雪が。
カップ麺中止にして行動食のミックスナッツをほうばりながら歩いた。
苦手なジャイアントコーンもこの時ほど美味しいと感じた事はなかった。

9/18 13:01

ここは北鎮岳から下る時に帰りは辛いだろうと目をつけていた。
やっぱり辛かった。

9/18 13:15

比布平で吹き付ける風雪。
レインにパチパチと雪があたる。
身が引き締まる音。

9/18 13:35

友達から頂いたこれを今になって思い出す。
キビダンゴの強力バージョン！

9/18 14:10

実は、愛別岳登ってる時に今日は帰りたいと。
よほど怖いと思ったのかな。
山で不安な夜を過ごすことはない。
荷物片付けて帰ろう。

9/18 15:09

とは、言うものの水も食料も半分使わないままだから重たいんだよねー泣

9/18 15:32

しかも、愛別岳から戻ってすぐの黒岳までの登りは結構ツライよねー泣

9/18 16:59

おーい寝ちゃダメだよー！
何度も声をかけた！

9/18 17:24

ろくに食べてないのでロープウェイの売店でドーナツとココアを。
最高に美味しかった。
残ったのを次の日食べたらそうでもなかった笑

9/18 9:41

忘れないでほしい。
勇気を出した
一歩から
始まった事を。

ありがとう。

撮影機器：

TG-4 OLYMPUS CORPORATION

感想

zeropo7

金夜、ロープウェイPで前泊するも3時半くらいまで雨でしたが7時くらいから晴れ間も見えてきたので出発。

最北端、最高峰の愛別岳

分岐から見下ろした姿は怖かった

導かれるように吊尾根を歩きながらその全貌が明らかになった時怖さが消えた

崇拝したくなるような神々しい山でし
た。

比布平で吹き付ける雪に下のメンバーが遅れを取って歩いていた時、後ろから大きな重装備のソロの白いヒゲを生やしたベテラン男性がきて、「頑張れ！山はな、頑張るしかないんだよ！！！！」と、声をかけて足早にスライドして行きました。
その言葉がすごく響いたようで少し元気が出たようです。

その方はすぐに白い景色の中に消えて行き、もしかしたら愛別岳が人の姿に
なり励ましにきてくれたのか…。
もしかして幻覚？？

その後石室でも「ご苦労さーん」と声をかけて頂き(あぁ、幻覚じゃなかったんだー)笑

とにかく天気や沢山の人達に声をかけて頂き、この素晴らしい愛別岳に繋がったと感謝しています。

最高！！！愛別岳！！！

コメント

shinobu49

お疲れ様でした！
いつもいつも、お子ちゃまたちの頼もしい、またママさんの愛情いっぱいのレコを楽しく読ませて頂いています！
私は、ほぼ一人でウォーキングに毛の生えたようような所ばかり歩いていますが、北鎮、愛別岳と行ってみたいなぁ〜と強く思いました。怪我をしっかりと治し来年、チャレンジしようと思います。
それにしても、お子ちゃま達、本当に頑張り屋さんたちですねぇー。また次のレコを楽しみにしてまーす！

zeropo7

shinobu49さん初めまして。
いつもありがとうございます。

子供達の登山は小さい時から生活の一部みたいなもので、だから山で平気でケンカもするのですよー笑

お怪我をされてるのですね。
無理のないように治りましたら是非登って見て下さい！

いけのや

お疲れ様でした。
素敵なレコをありがとうございます。
読むにつれてどんどん引き込まれていきました。
白ヒゲのベテラン男性が幻覚じゃないとわかって
なんだか私もホッとしました（笑
愛別岳、登りたくなりましたよ

zeropo7

ikenoyaさんこんにちは！
下山後ロープウェイの職員さんに愛別岳行ってきた事話すと「あそこは強風とガスで中々人を寄せ付けないんだよなぁー！俺も中々行けてないんだよ。君たちラッキーだったよ」って言われてすごく調子に乗りました！笑

2人の足元心配しながら自分の事も気にしなきゃ行けなかったので次は1人でのんびり景色を堪能したいです。

愛別岳、本当、すごい所でした。

prestige7449

今回も凄いですね！
愛別岳に登って、帰りの悪天候にもめげず、お子さん達は本当に凄いです！ zeropo7さん一家は、我が家の遥か遠い目標です！

zeropo7

prestige7449さんこんばんは！
そんなぁ、ショボい私達を目標だなんて恥ずかしいですよ〜！！！

2人には強くたくましくなって欲しい思いがあります。

女の子ですけどね笑

いつまでもこうして一緒に登る事は出来ないと思うので今が一番いい時なのかもしれません。

jujuca

よく行った！
お疲れさーん！

よく頑張って行ったね〜愛別岳！
どの山ガイド見ても、愛別岳は怖いとこって書いてるのに（笑）

でも、そこでしか見られない特別な何かがあるのは
私にもわかります。
カムイミンタラに魅せられた者としては行かずにはいられないでしょう。

そして、北鎮岳が高峰第2位だとは知らなかった（笑）

ザックどうだった？
あそこは結構掘り出し物あるからね〜
私も近々行かなくては。

zeropo7

jujucaさんこんばんは。
怖い、危険と多くは書いてありますね！笑

無理はせず行ける所までの計画でしたが、奇跡の無風と青空の愛別岳様にふらふらと頂に導いていただきました。

まさにその時、その山でしか見られない景色でした。

怖さを感じながらも、美しさに引き込まれるこの山に是非！！！

i-tomo

おつかれさまでした！
愛別岳がんばりましたね！
ほんとすごいですよ！
zeropoさんの言葉って、何か心の琴線に響いてきてうるっとくるんですよね。
素敵なレコありがとうございます！

zeropo7

i-tomoさんおはようございます。
2人共頑張りました！
達成感が半端ない山でした。

ニペを越して今年1番の思い出の山になりそうです。

心に響いてくれて嬉しいです。

全ては、山がそうさせるのです。

また、お山ご一緒したいです！