伊豆ヶ岳〜子の権現〜大高山〜天覚山縦走
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- GPS
- 09:57
- 距離
- 20.2km
- 登り
- 1,547m
- 下り
- 1,698m
コースタイム
- 山行
- 8:51
- 休憩
- 1:04
- 合計
- 9:55
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
雨の直後だったため、伊豆ヶ岳の男坂はすごく滑ります。 吾野駅から大高山へはお寺の裏を通るため迷うかもしれません。 |
その他周辺情報 | 夜下山したため直帰しました。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
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感想
前回の富士登山から一週間。暇な時間ができたので伊豆ヶ岳から天覚山まで縦走しました。
今回は山に行こうと決めたのが、当日の朝と遅く、実際登山口の正丸駅に着いたのが10時くらいと微妙な時間でした。(これが失敗の始まり)正丸駅には登山客が多く、迷うことも少なかったのですがその人数は進むにつれて少なくなり、正丸峠への登山口に着いた頃には私一人という状態になってしまいました。このルートは人気がないのか不明ですが、自然豊か(ルートが若干不明瞭)だったのはいいのですが、スズメバチが飛び交っている箇所がありこの時期はあまりお勧めできないかもしれません。正丸峠目前にしてきつい階段があります。
正丸峠に着いたのは11時過ぎできたがここで小休止を兼ねて昼食をとりました。茶屋は広くゆっくり食事をすることができます。(出てくるのは少々遅い気はしましたが。)昼食の後はいよいよ伊豆ヶ岳へ向かいます。正丸峠から伊豆が岳に向かうには、小高山、五輪山の二つのピークを越える必要があります。休日だったこともあり割と多くの人とすれ違いました。そして伊豆ヶ岳直前に今回のメインディッシュの男坂の鎖場があります。この鎖場は以前来たことがありましたが、雨の直後であったこともあり非常に滑る状態になっており、挑むのを少し躊躇しましたがせっかくなのでアタックしました。そもそも難易度の高い鎖場ではないので案外滑りながらも上ることができましたが、転落すると普通に死ぬ高さなので体力や技術に不安がある人は表示通り女坂に回ったほうが無難です。鎖場を登り切った岩の上の狭いスペースでどこかの夫婦がラーメンを作っていましたが安心して食べられるのでしょうか(笑)
伊豆ヶ岳山頂はさすがに人が多く休憩できるスペースもなかったので今回はスルーして古御岳へ向かいました。この途中にあるしりもち坂の道は若干不明瞭で、武川岳へのルートのほうが人気だったように思えます。古御岳へのルートの途中に吾野駅に降りるルートがありましたが、今回はスルー。古御岳では初老のグループが休憩しているだけであまり人はいませんでした。
この後、高畑山を通り中ノ沢ノ頭に向かいましたが、このピークは展望がないし何もないので、巻き道で回避してもよさそうです。この後天指目峠に向かいましたが、ここの休憩所は誰も使った形跡もなく汚かったので休憩はやめて先に進みました。このあたりになりほかの登山客が減り始め、孤立気味になってきて不安を感じましたが、次の子の権現(天龍寺)で売店や自販機があり人の気配に触れて安心しました。(超ビビりです)子の権現は言わずと知れた足腰守護のお寺で参拝したのち大高山に向かうべく、スラギへの道を探しました。
しかしながらスラギへの道が見当たらなく、周囲をさまよったのちあきらめて吾野駅へ下山することにしました。(後でわかったのですが子の権現の駐車場付近に柵が途切れている場所がありそこが入り口のようです)くねくねと曲がった参道を折り切ると生活道につながっており、そこから舗装された道を歩き続けること1時間ほどで吾野駅に到着しました。
吾野駅に着いたのが4時くらいだったので少し迷いましたが、大高山にここから上って予定コースに復帰することにしました。(これが悲劇への始まり)吾野駅から大高山へ登る道はお寺の裏を通る必要があり、こちらも表示はあるものの不明瞭に感じました。(そして一気に登るため非常につらい上り坂)これ以降「人」には誰にも会っていません。大高山に着いたのが5時30分と日没時間とほぼ等しく、ここから先はナイトハイクになりました。ナイトハイク自体には天体観測のため高尾山など手の行き届いた山に深夜上ることはたくさんありましたが、このようなあまり人気がなく長いコースを一人で歩いたのは初めてだったため、登ったことを後悔しながら天覚山に向かいました。
しかし大高山から天覚山尾根は小さなアップダウンの多い山道で、途中で降りられる道も無く、一度登り始めると引き返すか天覚山から下山するしか選択肢が残されていないという状態でさらに四方から聞こえる動物の声が不気味で、熊のものらしき新しい糞が登山道に転がっていて非常にびびり、その後闇に光る眼を見かけたときには凍り付きました。(クマよけのすずを持っておらず)そんなこともありやっとの思いで天覚山山頂にたどり着き小休止を行った後、下山ルートを探しましたが、西吾野へのルートは少し山頂から下ったところにあるんですね・・・結構迷いました。
下山ルートは尾根道と沢道の二つがありましたが、尾根道がバリエーションルートだったので沢道を選択。結果この選択も誤りだったとおもいます。沢道ルートはあまり人が通った形跡がなく(クモの巣が道を横断しているところが多数あり、登山道が隠れるほど生い茂った場所があった)滑りやすいそして急勾配だったためなんとか林道への合流点に到着。そこから先は意地を張らず林道を通って下山しました。
無事下山はできましたが、経験者であっても夜間登山は危険きわまりないことを
身をもって知った一日でした。
【コース総評】
今回のコース自体は低山であり、難易度が低い山の連続なので冗長な景色を我慢すれば特に危険なことはありません。運動不足の人にはちょうど良いのではないでしょうか。ただ時間管理だけはしっかりしましょう。低山とはいえ夜間単独登山は危険です。
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