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Yamareco

記録ID: 96961
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
奥多摩・高尾

向山・神楽入ノ峰・三頭山・大沢山

2010年05月22日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
04:55
距離
13.3km
登り
1,172m
下り
1,065m

コースタイム

余沢バス停   08:05
向山      09:15-09:25
鶴峠・向山分岐 10:05-10:10
神楽入ノ峰   10:40-10:50
三頭山(中央峰) 11:15-11:25
大沢山     11:40-11:50
三頭大滝    12:20
奥多摩周遊道路 12:30
数馬バス停   13:00
天候 晴れ時々曇り
過去天気図(気象庁) 2010年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
(行き)
奥多摩 07:25-(西東京バス)-08:05 余沢バス停
(帰り)
数馬バス停 13:19-(西東京バス)-14:18 武蔵五日市駅
コース状況/
危険箇所等
余沢バス停から向山までは、良く歩かれている、歩きやすい道です。一部に草深い所もありますが、特に支障とはなりませんでした。

向山から先、三頭山と鶴峠を結ぶ一般登山道に出るまでの間は、踏み跡レベルの道で、その踏み跡すら不明瞭な箇所もあります。赤テープが道案内をしてくれましたが、この区間は要注意だと思います。

三頭山周辺の登山道や、都民の森の中の遊歩道は、良く整備されていて問題になるような箇所はありません。
最後に歩いた、都民の森から数馬へ下る道も、登山地図が「やや荒れている」と注記している割には、歩きやすい道でした。
オマキ平ハイキングコース入口。左手の石垣の上を登っていきます。
2010年05月22日 08:13撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
5/22 8:13
オマキ平ハイキングコース入口。左手の石垣の上を登っていきます。
登山道の起点
2010年05月22日 08:17撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
5/22 8:17
登山道の起点
途中の分岐点にあったあずま屋
2010年05月22日 08:45撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
5/22 8:45
途中の分岐点にあったあずま屋
向山頂上の展望台は老朽化が激しかったです
2011年01月26日 22:50撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
1/26 22:50
向山頂上の展望台は老朽化が激しかったです
向山の三角点。左の樹木には私製の標識も。
2011年01月26日 22:51撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
1/26 22:51
向山の三角点。左の樹木には私製の標識も。
三頭山と鶴峠を結ぶ一般登山道との分岐点。向山から来ると、左手の木段を上がってきます。
2010年05月22日 10:03撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
5/22 10:03
三頭山と鶴峠を結ぶ一般登山道との分岐点。向山から来ると、左手の木段を上がってきます。
神楽入ノ峰
2010年05月22日 10:39撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
5/22 10:39
神楽入ノ峰
奥多摩周遊道路から数馬へ下る道の入口
2010年05月22日 12:32撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
5/22 12:32
奥多摩周遊道路から数馬へ下る道の入口
撮影機器:

感想

三頭山を訪れるのは、もうかれこれ4回目になります。近々予定しているグループ山行の行先にも決めていたので、その下見をするのが今回の最大目的。
でも4回目にもかかわらず、ルートのほとんどを今回初めて歩く道ばかりで構成できたのは、様々な道が縦横に巡らされている三頭山ならではでしょう。
このため、グループ山行の下見をしつつも、未踏の山を選んで登っている普段と同様の面白さも味わえて、一石二鳥の山行となりました。

奥多摩駅から乗った小菅行きのバスは、発車時点でも全員が着席できている状況でした。余沢バス停で降りたのは私ひとりだけです。
バス停の手前で分岐している細い道に入り、川を渡って進みます。道の左右から住宅が消えると、ほどなく登山口に到着しました。道路の右側には「オマキ平ハイキングコース入口」の標柱が立っていて、「オマキ平」は「向山」の別名のようです。標柱の後方には大きなトイレもありました。

登山口から林道のような道を少しだけ進むと、すぐに標識が立っている地点に出て、そこから登山道になります。良く手入れされているらしい明瞭な道は、大きなジグザグを描きながら緩やかに登っていくので、とても歩きやすいものでした。

途中には1度分岐があり、分岐標識は左を「向山」、右を「展望台経由向山」としていたのですが、展望台は頂上にあるので、この書き分け方では意味不明でした。実際には左が真っ直ぐに向山へ向かう道で、右が大回りしながら進む、さらに緩やかな道らしいです。
左の道を選ぶと、すぐにあずまやとトイレの脇を抜けて、引き続き大きなジグザグ道で登っていきます。その先には登山道上まで茂ってきた草木を掻き分けるようにして進む区間もあったりしますが、さらに登るとそれもなくなり、次第に落ち葉の道に変わります。
そして三頭山・鶴峠への分岐点まで来ると、もう頂上はすぐ近く。この分岐から頂上までは往復となります。

向山の頂上には、木組みの展望台が立っていますが、元々安っぽい構造だったところへ、材木の老朽化が重なって、かなり危なっかしい代物と化していました。階段の最初の2段は朽ち落ちていましたし、展望台の床板にも抜けそうなものが少なくありません。
1人でそろそろと静かに登る分にはまだ大丈夫でしたが、大人数が同時に登ったりすれば、いずれ事故が起こってしまいそうです。登ったところで、周囲の樹木に邪魔されてこれといった展望はないので、登らないで済ませるのが賢明でしょう。

向山の手前の分岐まで戻ってから、三頭山・鶴峠方向へと進むと、しばらくの間は「山と高原地図」の破線路となります。「迷」マークも見られる通り、か細い踏み跡を追う道に変わって、道筋が不明瞭になる区間もみられます。
それでも赤テープが、必要最小限という絶妙な間隔で現れて登山道を示してくれていたので、それを慎重に探して進む限り、道を外すことはありませんでした。
やがて尾根に乗れば、不明瞭区間を抜けてハッキリした踏み跡となり、木段で短い急登を断続的に通過していくと、ほどなく三頭山と鶴峠を結ぶ一般登山道との分岐点に出ました。ここまでは全く人に会いませんでしたが、この分岐点でひと息入れている間にも、単独行の男性が2人通り過ぎていくなど、この先は人も多くなりそうです。

一般登山道を三頭山へ向けて歩き始めると、道はすぐに小焼山を左に巻いて行きます。小焼山への稜線を見ると、薄い踏み跡は見られましたが、登山道と呼べるような明瞭な道ではありませんでした。それからしばらくして、右を三頭山、左を鶴峠分岐とする分岐点に出ます。
このあたり、ほぼ2005年版の「山と高原地図」の通りの展開なのですが、最新版のはずの2010年版を見ると、何故か現況とは違ってしまっています。一体どのような経緯があって、かつて正しかったものに対して間違った修正が行われてしまったのでしょうか。

分岐から三頭山へ直行する道に入ると、ほどなく樹木に私製の標札がぶら下げられた神楽入ノ峰に到着します。樹木に邪魔されて展望はパッとしないピークでしたが、ベンチ代わりに横たえられた丸太があったので、腰掛けて少し休んでいくことができました。
神楽入ノ峰から先では、しばらく小刻みなアップダウンが続いた後で、最後は三頭山へ一気に登っていきます。
まず到着したのは三頭山の西峰で、ここはとにかく人が多くて落ち着きませんでした。西峰をスルーして最高峰の中央峰へと向かうと、こちらも混んではいましたが、ベンチには辛うじて1人分の空きが見つかりました。

三頭山からは笹尾根を南下していきます。ムシカリ峠から左に折れる「ブナの路」を見送って、「深山の路」に入ると、通る人もグンと少なくなりました。
大沢山を越えてしばらく急に下った後で、笹尾根に別れを告げて、三頭大滝へ向かう「深山の路」へと進んでいきます。

「深山の路」は、単純な下りかと思っていたらそうでもなく、軽い登り返しが随所に出てくる尾根通しの道でした。かなり下ったところで、「深山の路」の続きと「石山の路」の分岐点に出ると、「深山の路」はこの先で崩壊のため通行止めとなっていて、進路は「石山の路」に限られていました。
以降は下る一方の道となり、三頭大滝まで来れば、あとはウッドチップが敷き詰められた遊歩道になります。その遊歩道の途中から「けやきの路」に入ると、そこはほとんど歩かれていない様子がありありでしたが、それでも都民の森の遊歩道だけあって問題なく歩けて、あっという間に奥多摩周遊道路に降り立ちました。

歩道のない奥多摩周遊道路を、車やバイクに注意しながら少し下っていくと、ほどなく右手に数馬への登山道の入口が見えてきます。登山道が分岐していても、ガードレールのワイヤーに切れ間はないので、登山者はそのワイヤーをまたぎ越して登山道に入るようになっていました。
ここからの道は三頭沢に寄り添うようして下っていきます。「山と高原地図」では「やや荒れている」と注記されていますが、そんな様子はなく、むしろ歩きやすいと感じました。
山道が終わって奥多摩周遊道路を横切ると、残るは車道歩きのみです。兜屋旅館や三頭山荘などが並ぶ道を引き続きグングン下り、最後は少しだけ周遊道路を歩いて数馬のバス停に到着となりました。

詳細な記録のページ
http://cellist.my.coocan.jp/yama/mt2010_04_06/mt2010_04_06.html#20100522

写真主体のブログ版
http://cellist.blog.ss-blog.jp/2010-05-22

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