涸沢〜奥穂〜北穂、ヤマ友との再会


- GPS
- 56:00
- 距離
- 36.0km
- 登り
- 2,086m
- 下り
- 2,081m
コースタイム
- 山行
- 5:30
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 5:30
- 山行
- 8:00
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 8:40
- 山行
- 5:10
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 5:10
天候 | 23日小雨、24日晴れ、25日晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
あかんだな駐車場から上高地バスターミナルまでは往復2100円くらい?だった。(たぶん) 往復チケットは平湯→上高地、上高地→平湯となっており、バスに乗り込むさいにチケットを間違えないように注意が必要 |
コース状況/ 危険箇所等 |
涸沢からザイテングラートで奥穂登頂、奥穂山荘から上のハシゴのあたりが危険箇所それ以降は特に険しくはない 涸沢岳から北穂までの縦走路はとにかく険しい!山と高原地図では稜線歩きのように感じるがほとんどが険しい岩稜歩きで、両側が切れ落ちておりもし滑落したら命はないと思ったほうがいい。 北穂から涸沢までは特に険しいわけではない。 |
写真
感想
雨や野暮用でなかなか行けなかった穂高への山行。
本来、やらない雨の中のスタートとなる。
なにせ2泊3日なのでこんなこともアリだろう。
今回もkatsuuuさんたちと合流できるかもしれない。
涸沢までは行ったことはあったが、今回は涸沢でテン泊
奥穂〜北穂へ登り、また涸沢で2泊目をして下山する計画を立てる。
23日は平日だったがそれでも涸沢ではそこそこのテントが花咲いていた。
2日目、いよいよ奥穂、北穂に登ることにする。
話には聞いていたが涸沢岳から北穂の区間が少々(少々というニュアンスで受け止めていた)厳しいらしい。
今年の9月はザイテングラートにて3件の滑落事故があり3人ほどが亡くなっているという。
奥穂山頂までは特に手こずることなく登頂。
着いたときはガスっていたが数分で晴れ、ジャンダルムや穂高の稜線が美しく連なっているのが見えた。
穂高は灰色の世界、大変荒々しい岩稜の山だ。
いよいよ涸沢岳へ向かう。
反対側から涸沢岳へ登られた登山者に尋ねる。
「この先、厳しいですか?」
「・・厳しかったねぇ」
「どんな感じですか?」
「剣、登ったことある?」
「はい・・」
「剣のタテバイやヨコバイをいくつもやる感じだね」
その後も何人かの登山者が現れたが、皆、恐怖から解放され
安堵の表情を見せる
「みなさんの表情を見るだけでもこの先の厳しさが分かりますよ」
そして、いよいよトライ!
いきなりクサリを使ったほぼ垂直のガケを降りる
「おいおい!いきなりこれかよ」
タテ、横、斜めにクサリやガケを下る
手や足を滑らせれば、間違いなく一貫の終わりだ
「ここまで危険とは・・・」
「とにかく標準コースタイムをオーバーしてもいい
ゆっくり行こう」
スタンスした岩が浮石、ホールドした岩がまさかの浮石ってことが
何度もあった。
途中で雲の中からヘリの音が10分ほど聞こえてきた。
その場所に近づくとヘリはいなくなったが山岳レスキューの方が
後片付けをしている様子だった。
「ケガ人ですか?」
「4、5日前にここで滑落があった」
レスキューの方のなんとも残念そうな表情が忘れられない。
丁度、「岳」の三歩が登山者回収時に見せる表情そのものだった。
そこは岐阜県側が長く切れ落ちた登山道で、どう見ても助かりそうもない。
遭難者の安否を尋ねるのはタブーだろう。
何人もの登山者に道の状況を尋ねるが、ずっとこんな感じだよと言われる。
もう、上半身は緊張による汗でびっしょりだ
とにかく登り降りは三点支持を堅持した
2時間ほどでようやく北穂の分岐に到着。
大げさではなく「生きてて良かった・・」と思えた。
「こいつは剣よりもキツかったな」
つい、ホッとしたのかなんだか泣けてきそうになった。
北穂はなんなく登頂し涸沢のテン場に戻る。
緊張から解放されたのかクタクタのフラフラだ。
と、後ろから「ジュンちゃん!」
ヤマ友の KATSUUUさんだった
都合で来られないかもしれない感じだったが
相方さんも一緒に来て下さっていた。
2か月前にも木曽駒で3人で宴会をしたが
今回もビールやらワインやら日本酒やらで宴会ができた
山で飲むお酒は間違いなく下界の3倍は美味しい!
山やら世間話やらたわいもない話などで時計を見ると3時間
ほど話込んでしまった。
とにかく愉快な時間であった。
そしてお二人と別れ、シュラフに入ったら瞬殺で寝てしまった。
気持ちのいい夜だった。
テント泊山行はやっぱいい
この自由感、マイペース感が気持ちいいのだ。
今こうして穂高を振り返ると
とにかく素晴らしい山だってことだ。
はじめまして。私も同じ日に北穂から涸沢岳に向かって縦走していました。ひょっとして◎◎組のヘルメットかぶっていらっしゃいました?私は水色のナイキの帽子かぶってました。涸沢岳から北穂の方がきついとききますのできっと怖かったと思います。私も恐怖を覚えました。
人違いかもしれませんが、あの縦走路を通った者同志共感します。お互いこれからも気を付けて山ライフを楽しみましょう。
nori3329様はじめまして!
間違いなく◎◎組ヘルメットは僕です
あのヘルメットは父が生前仕事で使っていたもので
とにかく軽くて気軽に扱えるため険しい山では愛用しているものです
他のすれ違う登山者の中にも「あっ!僕らと同じ現場ヘルメット!」って
声をかけられました。
今回、穂高は初めてでしたが、あんなに険しいルートであったとは
思いませんでした。
お互い、無事下山できてよかったですね。
あのルートですれ違う登山者の方々と声をかけあうことによって
励まされていました。
穂高、よかったですね
山レコ拝見しました。
結構、おっかない岩稜歩きだったみたいですね
自分は奥穂→北穂縦走はとてもまだ無理そうですわぁ。
緊張のなか、歩いてこられて、のんびり休みたい中、
早々に宴会にお付き合いくださり、ありがとう!
特等席での宴は、楽しかったです!
こちらは、紅葉も朝陽も充分に見れずでしたが、赤いバンダナが紅葉狩りでしたよ。
宴会はアッという間に過ぎましたが、思い出は永遠に残りますね〜。
また、次回カンパイね!
ちなみに、泣いてるゼスチャー写真の小コメント、超ウケました。
あの〜〜〜〜〜〜共感できるんで。
よくぞ見つけて下さいました
おかげでおいしいお酒を楽しめました
あのウ○チの小コメント見ましたか
いやあ、ほんとあんな心境でしたね
我慢して我慢して自分の家も見た瞬間!
「ブリブリブリッ!」となっちゃいました
ひょっとしてkatsuuuさんもやってしまったとか?
45年も前のことですが、自分の中の消し去りたい過去です(爆笑)
あの北穂の分岐道標を見た瞬間
「ああ、もうこれで死ぬことはないだろう」と思った瞬間
体の力が抜けてしまいました。
本当はそんなときこそ気をつけないといけないらしいですけどね
オヤジの一人ヤマ旅、カッコいいです(^◇^)あこがれます。
あと、学校からの帰り道のハナシは吹いてしまいました。私も35年ほど前のまさに同じ経験の記憶がいまだ鮮明です(笑)
20代の頃に縦走で歩いた双六岳のあたりも良かったので来年あたり次男坊と行こうかなと思ってます。
今でこそ語れるってやつですね・・・
因みにyukihaseさんもあれをやっちゃってましたか
ま、意外とみなさんやっちゃってるかもですね
これからマラソンシーズン
サブスリー頑張って下さいね
ああ〜自分も15年ほど前は目指していたが
トホホホ
僕も来年は双六の方へ行きたいと思ってます
yukihaseさんの息子さんなら余裕でいっちゃいますね
コメントありがとうございました(^-^)
私の方こそ良くして頂いて、本当に楽しかったです♪
日本酒美味しかったですね〜!
是非また乾杯しましょー(^O^)/
マツムシソウ綺麗で可愛いですよ〜^ ^
私も詳しい事は良くわからないですが、この辺りの低めのお山で見かけます。
大好きなお花です♪
今度お会いできるのは来年になってしまいますかね〜。またお会いできるのを楽しみにしてますね!
来年の花の季節になったらぜひマツムシソウを探そうと思ってます
ただ、岐阜の山にはないかも
因みにナデシコも好きですね〜
色や形が可愛いです
来年もよろしくお願いします
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する