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Yamareco

記録ID: 972669
全員に公開
アルパインクライミング
富士・御坂

三ツ峠(神奈川県連L学校実技)

2016年10月01日(土) ~ 2016年10月02日(日)
 - 拍手
kamog sunbay その他22人
GPS
32:00
距離
9.1km
登り
1,263m
下り
1,261m
天候 10/1 曇りのち一時晴れ(夜霧雨)
10/2 晴れのち曇り
過去天気図(気象庁) 2016年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
三ツ峠山御坂登山口(裏登山口)
・駐車場には7−8台、他トイレ周辺に10台程度
・トイレあり、登山届ポストはないが山梨県警に事前メール提出可
初日
午前中は岩場が濡れていたため皆が宿泊予約している四季楽園の室内壁(使用料500円)でマルチピッチクライミングのシステム復習を行いました
2016年10月01日 13:21撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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10/1 13:21
初日
午前中は岩場が濡れていたため皆が宿泊予約している四季楽園の室内壁(使用料500円)でマルチピッチクライミングのシステム復習を行いました
昼から岩も乾いてきたので屏風岩へ
2016年10月01日 13:21撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
10/1 13:21
昼から岩も乾いてきたので屏風岩へ
kamog班は中央カンテ1、2P目でマルチピッチシステム実践
2016年10月01日 13:41撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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10/1 13:41
kamog班は中央カンテ1、2P目でマルチピッチシステム実践
思った以上に乾いていました
2016年10月01日 13:52撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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10/1 13:52
思った以上に乾いていました
2016年10月01日 13:52撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
10/1 13:52
ラペリング
2016年10月01日 14:21撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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10/1 14:21
ラペリング
ラペリング
2016年10月01日 14:26撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
10/1 14:26
ラペリング
セルフライズアップ(登り返し)練習
2016年10月01日 15:26撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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10/1 15:26
セルフライズアップ(登り返し)練習
2日目の朝
爽やか〜
2016年10月02日 07:05撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
10/2 7:05
2日目の朝
爽やか〜
朝食を済ませ四季楽園前でミーティング
2016年10月02日 07:21撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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10/2 7:21
朝食を済ませ四季楽園前でミーティング
雲海と富士山★★★
2016年10月02日 07:32撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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10/2 7:32
雲海と富士山★★★
kamog班は巨人ルート1P目でマルチピッチシステムの確認
2016年10月02日 07:43撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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10/2 7:43
kamog班は巨人ルート1P目でマルチピッチシステムの確認
受講者に交互でリードしてもらい、アンカードビレイ実践
2016年10月02日 10:29撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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10/2 10:29
受講者に交互でリードしてもらい、アンカードビレイ実践
フォロワーを引き上げるが・・・
2016年10月02日 13:05撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
10/2 13:05
フォロワーを引き上げるが・・・
ビレイヤーは自分のどちら(左?右?)に入れるかは適当にやっていはいけません。
次のピッチの方向を考えて入れなければいけません。
今日は3人ツルベという最も難しい課題です。
2016年10月02日 13:05撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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10/2 13:05
ビレイヤーは自分のどちら(左?右?)に入れるかは適当にやっていはいけません。
次のピッチの方向を考えて入れなければいけません。
今日は3人ツルベという最も難しい課題です。
3P目の核心クラック部を登る受講者。
クイックドローが入らない残置プロテクションに入れるスリングはガースヒッチonlyではなく、フォロワーが回収しやすい方法にするのもスピードを上げる一つのコツ。
2016年10月02日 13:10撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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10/2 13:10
3P目の核心クラック部を登る受講者。
クイックドローが入らない残置プロテクションに入れるスリングはガースヒッチonlyではなく、フォロワーが回収しやすい方法にするのもスピードを上げる一つのコツ。
最終4P目をリードする受講者。
このピッチの課題はWロープがクロスしないようにイメージしながら登ることが求められます。
2016年10月02日 13:43撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
10/2 13:43
最終4P目をリードする受講者。
このピッチの課題はWロープがクロスしないようにイメージしながら登ることが求められます。
最終ビレイポイントから下を眺めます
2016年10月02日 14:01撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
10/2 14:01
最終ビレイポイントから下を眺めます
ラペリング中、オートロックが利くビレイデバイス「メガジュル」
2016年10月02日 14:13撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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10/2 14:13
ラペリング中、オートロックが利くビレイデバイス「メガジュル」
終了点近くのラペルポイントから第1バンドまで50mWでギリギリ下りられます。ラペリングは絶対両末端にすっぽ抜け防止を。
2016年10月02日 14:28撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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10/2 14:28
終了点近くのラペルポイントから第1バンドまで50mWでギリギリ下りられます。ラペリングは絶対両末端にすっぽ抜け防止を。
各班も次々下りてきて終了です
2016年10月02日 14:44撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
10/2 14:44
各班も次々下りてきて終了です
撮影機器:

装備

個人装備
グローブ 雨具 行動食 飲料 トポ 計画書 ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 保険証 ロープ クライミングシューズ ハーネス ヘルメット チョーク 確保機 ロックカラビナ カラビナ クイックドロー スリング ロープスリング セルフビレイランヤード カム ナッツキー アブミ

感想

神奈川県勤労者山岳連盟リーダー養成学校クライミング実技/三ツ峠に講師参加。
もうこの学校への講師歴も17年。早いものだ。

今回は今までのクライミング実技 ↓△離螢泪ぅ鵐匹肇廛船泪襯船團奪舛亮汰。
受講者には今までクライミングをある程度経験した方から
クライミング初めての方まで温度差はあるが
それぞれギア使用上の発見、技術上の発見など
大いに得るものが大きかったとの感想が多かった。

さてトラディッショナルルートでのマルチピッチ前提での私の指導内容としては
マルチピイチクライミングのシステム含めた基本に加え・・・
・ボディビレイにおけるビレイデバイスのフリクションモードの変更と
 その判断基準
・ランニングポイントの形状(リングボルト、RCCボルト、グージョンボルト)
 に伴うクイックドローの掛け方およびNG的(やっていはいけない)な掛け方
・ビレイポイントにおけるロッキングカラビナの掛け方と向き(理由も含めて)
・同じく流動分散と固定分散、双方ミックス型分散の作成法とそれぞれの長所、
 短所、適正内角にしなければならない理由
・セカンド(フォロワー)はビレイヤーの左右どちらに入れなければならないか。
 また3人パーティの場合の向かい入れる並び順。
・セルフビレイ用のロッキングカラビナが1枚しか入らないアンカーで、複数の人が
 セルフビレイを取るための工夫
・落下係数とアンカーに架かる衝撃荷重の目安および各種アンカーの初期耐荷重数値
・弱点を突きながら登る一般的マルチピッチルートでなぜWロープを使う理由。
 特に落下係数と衝撃荷重に基づく観点からの説明。
・セルフビレイはマルチ中では当然メインロープによるクローブヒッチで取るが
 最終ビレイポイントではPAS等を使用せざるを得ない。
 PASやスリングなどロープと違って伸びない素材でセルフを取る場合の注意点。
 これも落下係数と衝撃荷重の観点から説明。
・ラペリング(懸垂下降)は受講者全員ができていたが、万が一ロープが足りない
 などの理由でセルフライズアップ(登り返し)が必要になる。
 そのやり方2パターン。
・クライミングは2WAYのコミュニケーション必須。
・三ツ峠など下に一般登山道がある場合の一般登山者に対する注意。
 また登山者に対して通行を阻害しないようにする配慮。
 もちろん他クライミングパーティに対する注意も含めて。
その他etc

教えたいことはたくさんありましたが最低限は指導できたかな・・。
あとは何百本、何千本も登って様々な経験を積み上げてもらい
より安全でスピーディな技術は何なのかを自分で考え検証してもらうことでしょうね。

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