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記録ID: 973676
全員に公開
沢登り
谷川・武尊

【初/幻覚】沢と低体温症は相性良すぎっ!「万太郎谷本谷」

2016年10月08日(土) ~ 2016年10月10日(月)
 - 拍手
iamclimber その他3人
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
18:05
距離
16.8km
登り
1,790m
下り
1,024m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
6:38
休憩
0:40
合計
7:18
9:19
39
9:58
9:59
113
11:52
11:52
19
関越トンネル換気口
12:11
12:40
147
オキドウキョ沢
15:07
15:17
80
一ノ滝
16:37
宿泊地
2日目
山行
4:15
休憩
2:45
合計
7:00
8:31
44
宿泊地
9:15
12:00
211
三ノ滝
3日目
山行
1:29
休憩
0:05
合計
1:34
6:26
6:27
15
6:42
6:43
29
7:12
7:13
18
7:51
7:51
0
7:51
ゴール地点
※スポット以外での休憩などもあり、休憩時間は参考になりません。
天候 10/8 (土)天候:曇り時々晴れ 気温: 登山口26℃ テン場20℃
10/9 (日)天候:雨      気温: テン場10℃  山頂-8℃
10/10(月)天候:晴れ     気温:肩の小屋 3℃ 登山口13℃
過去天気図(気象庁) 2016年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 自家用車
▼土樽駅駐車場
≪カーナビで設定するなら以下参照≫
【名称】土樽駅
【台数】駅前にある駐車場は3〜4台駐車可
【設備】トイレあり

▼復路について
ロープウェイに乗って下山。
【営業】7:00〜17:00
【料金】1230円
【URL】http://www.tanigawadake-rw.com/
【案内】土合駅まで徒歩20分

土合駅から土樽駅まで仲間が送ってくれましたが
電車で移動し、車を回収する場合は以下の方法になります。
【時刻】8:39/9:56/11:50/13:49/17:58
【料金】240円
【時間】8分
【URL】http://www.jreast-timetable.jp/1610/timetable/tt1035/1035011.html
コース状況/
危険箇所等
▼登山ポスト
特にありません。

▼ビバーク地
二ノ滝を過ぎて少し行くと左側上部に4〜5人テントが幕営出来る場所があります。

▼電波
接続率ドコモ 33.7%
その他周辺情報 ▼土合山の家
【名称】土合山の家
【URL】http://www.doai.tv/

▼温泉
クチコミで人気の「石打ユングパルナス」を利用。
【住所】新潟県南魚沼市石打字土堂946
【電話】025-783-7888
【料金】900円
【営業】05:30〜23:00
【URL】http://www.yungparunas.com/
【案内】駐車場から37分
【感想】泉質や値段も◎。オススメです。
前夜に土樽駅の無人の駅舎内で仮眠をとることに。
前夜に土樽駅の無人の駅舎内で仮眠をとることに。
共装のロープを車に忘れたことに気付き、翌朝始発で谷川岳ロープウェイ臨時駐車場で幕営している仲間所へ取りに行く。
共装のロープを車に忘れたことに気付き、翌朝始発で谷川岳ロープウェイ臨時駐車場で幕営している仲間所へ取りに行く。
モグラ駅。
しかしよく掘ったなぁ。
モグラ駅。
しかしよく掘ったなぁ。
今回の遡行を暗示たような
不吉な一枚
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今回の遡行を暗示たような
不吉な一枚
魚止め滝4mは、
左壁より登ります。
魚止め滝4mは、
左壁より登ります。
関越トンネル換気口。まるでチン…のようだ。
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関越トンネル換気口。まるでチン…のようだ。
水がエメラルドグリーンで
とても綺麗だ。
水がエメラルドグリーンで
とても綺麗だ。
オキドウキョ沢
上がりすぎてしまった
仲間は…
1
上がりすぎてしまった
仲間は…
その後ジャンプ!
ありえん…。
2
その後ジャンプ!
ありえん…。
水流が強く少し苦戦しているようだ。
水流が強く少し苦戦しているようだ。
濡れたくないので卑猥ムーブで進みます。
1
濡れたくないので卑猥ムーブで進みます。
雨予報でしたが、なんとか天気はもってます。
雨予報でしたが、なんとか天気はもってます。
もう1人の仲間も泳ぎ、シャワーラクイムで登っていく。
もう1人の仲間も泳ぎ、シャワーラクイムで登っていく。
水温も冷たかったので
水温も冷たかったので
できるだけ巻きます。
できるだけ巻きます。
初日のメインディッシュとなる一ノ滝30m
初日のメインディッシュとなる一ノ滝30m
右壁が登れるようだが、滑りそうでまた時間がなかったので左岸を高巻くことにした。
右壁が登れるようだが、滑りそうでまた時間がなかったので左岸を高巻くことにした。
二ノ滝を過ぎて少し行くと左側上部に4〜5人が幕営出来る場所があります。
二ノ滝を過ぎて少し行くと左側上部に4〜5人が幕営出来る場所があります。
焚き火がしたくて沢登りをしているようなものです。
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焚き火がしたくて沢登りをしているようなものです。
夜中から豪雨になり、ツェルトをタープ状に張っていたためみなズブ濡れに
夜中から豪雨になり、ツェルトをタープ状に張っていたためみなズブ濡れに
沢は大幅に増水し危険性を感じたので、
沢は大幅に増水し危険性を感じたので、
できるだけ水線に入らずに
遡行することに。
できるだけ水線に入らずに
遡行することに。
三ノ滝沢が出合い迫力のある光景が広がる。
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三ノ滝沢が出合い迫力のある光景が広がる。
下段は右壁から、
下段は右壁から、
濡れて滑りそうな悪い足場を慎重に登っていく。
濡れて滑りそうな悪い足場を慎重に登っていく。
その後は低体温症との戦い。全く写真が撮れず…
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その後は低体温症との戦い。全く写真が撮れず…
なんとか肩の小屋に
全員無事到着!
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なんとか肩の小屋に
全員無事到着!
翌朝は天気も回復し、
翌朝は天気も回復し、
朝陽を浴びて紅葉に染まる
稜線が美しかった。
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朝陽を浴びて紅葉に染まる
稜線が美しかった。

装備

備考 ▼2万5000分ノ1地形図
土樽、茂倉岳、水上

感想

<10/8(土)>
前夜に土樽駅の無人の駅舎内で仮眠をとることに。
既に6人の大学生らしきパーティが仮眠をとっていたので、少しスペースを空けてもらった。
共装のロープを車に忘れたことに気付き、
翌朝始発で谷川岳ロープウェイ臨時駐車場で幕営している仲間所へ取りに行き、
下りの始発で土合駅に戻ってきてからの出発となった。

吾策新道登山口から舗装道路を15分ほどにある堰堤から入渓。
美しいナメ床が出迎え、小滝や釜のある河原状をしばらく行くと、
オキドウキョ沢が出合いゴルジュ帯となる。
暑ければ泳いで通過したかったが、この日は水温も冷たかったので高巻くことにした。
だが仲間の一人が、へつり、泳ぎ、4m滝はシャワークライムで登っていった。
水流も強く少し苦戦したようだ。
その雄姿に触発されたのか、もう1人の仲間もその先に現われたゴルジュ内の滝を泳ぎ、
シャワーラクイムで登っていく。
この流れは次は僕か?と思ったがそこはやめておく。冷静に判断するのが僕の良いところである。

そして初日のメインディッシュとなる一ノ滝30mが堂々と現われた。
右壁が登れるようだが、滑りそうでまた時間がなかったので左岸を高巻くことにした。
この巻き道のみトレースが薄いため、高く上がりすぎたり高巻く場所を間違える遡行者が多いようだ。また、濡れた土が緩く傾斜もあり慎重さが必要だ。

その後ゴーロ状となりニノ滝が現われたが、右壁を快適に登ることができた。
二ノ滝を過ぎて少し行くと左側上部に4〜5人が幕営出来る場所があり、
そこでビバークすることにした。

<10/9(日)>
夜中から豪雨になり、ツェルトをタープ状に張っていたためみなズブ濡れになっていた。
沢は大幅に増水し危険性を感じたので、できるだけ水線に入らずに遡行することにした。

3mチムニー滝を過ぎるとゴルジュ帯となり、三ノ滝沢が出合い迫力のある光景が広がる。
2段40mの滝の下段は右壁から、濡れて滑りそうな悪い足場を慎重に登っていく。
上段は水量が多くとりつけないと判断し、高巻きすることにした。
仲間が、右壁の水流内をトラバースし、灌木帯に入ろうとする。
水流も強くコケが滑ってスタンスも良くないようだったが、ずぶ濡れになりながら突破!
濡れたくなかった僕は、別のルートから登ることにしたがこちらもスタンスが悪く
慎重さを要した。
結局、三ノ滝を登るのに3時間ぐらいかかってしまったようだ。
滝のそばで長時間強風に煽られていたことで、みなガタガタ震えていた。
少しでも体温を上げるために、暖かいお湯と行動食を流し込んで出発した。

源頭部に出ると強風が吹き荒れ、濡れた身体からどんどんと体温を奪っていく。
体感温度は-10℃を越えていた。
そのため、先輩の動きが鈍くなってしまい、ゆっくりでしか登れない。
肩の小屋までもう少しだったので、僕が先に登り荷物を取りに戻ることにしたが、
僕自身も低体温症だったようで判断力が低下していたようだ。
肩ノ小屋が見えたと思っていたがそれは幻覚であった。
初めての体験で少し興奮するとともに、自分も限界が近いと危機感をもった。
肩の小屋に着き荷物を置いて戻ると、ガスと強風で仲間がどこにいるか全く見えなかった。
先輩の防寒具やツェルトを僕が持ってしまってたことを思い出し、
彼らが小屋に着くまでは不安と後悔でいっぱいだった。

30分後に全員無事に到着。
時間的にロープウェイに間に合わず、体力的にも限界だったので
肩の小屋に泊まることにした。

<10/10(月)>
天気も回復し、朝陽を浴びて紅葉に染まる稜線が美しかった。
そんな中、仲間の1人は仕事だったので急いで下山していった。
谷川から六本木に向かう彼を心から尊敬する。

熊穴沢避難小屋を過ぎると、ロープウェイの運行開始とともに登ってきた登山客の大行列と
すれ違う。3連休最終日にやっと天気予報も良くなったので、紅葉を求める登山客が集中したようだ。ロープウェイ乗り場にはまだまだ行列が続いていた。

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