苗場山〜田代ゴンドラ→山口館〜池塘とご飯が最高な山旅
- GPS
- 32:00
- 距離
- 20.2km
- 登り
- 1,432m
- 下り
- 1,940m
コースタイム
- 山行
- 1590:15
- 休憩
- 0:35
- 合計
- 1590:50
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
16日(帰り):元橋バス停からバスで田代スキー場へ。バスの時間は10時台と11時台に一本ずつあったので、あまり時間を気にせず下山。30分ほど待った。バスには座れた。 |
写真
感想
田代ロープウェイを使って苗場山へ。
苗場山は過去3度計画したが、全て悪天候で中止に。天候が悪いイメージがある苗場山だが今回は快晴、無風に恵まれ気持ちのいい山行ができました。
ロープウェイとリフトを使い、一気に標高1500mへ。そこから秋限定のコースを神楽峰まで辿る。コースタイムは2時間20分。
道はなだらかで緩やかな登りで快適。樹林帯の中から時折神楽峰やカッサ湖も見え、楽しみながら登る。
苗場山といえば湿原のイメージだが、この神楽峰までの道でも湿原が現れる。
湿原から先きは森林限界を越え、遠く谷川の峰々まで見渡せる雲一つない素晴らしい展望が開ける。長い期間を待った甲斐がありました。
しばらく景色を堪能し神楽峰をあとにした。この辺りから登山者が一気に増え始める。秋限定コースは登る人も多くないが、神楽峰から先きは、登る人下る人で道はにぎやかに。
目の前にはゴツゴツとした厳つい苗場山。一気に下った後急さかの始まり。
しかし、それも30分ほど。岩を登り切ると、突然視界が開けた。苗場山の高層湿原だ。しばしその絶景に息を飲む。無数に点在する大小さまざまな池塘と無限に広がるテーブルトップ。ここを楽園と言わずして何と言おうか。
湿原の山は巻機山や平が岳など見てきたが、茫漠と広がるこの山頂は例えようも無い
圧倒的なスケールで存在していた。
苗場山といえば山頂と和田小屋を往復するコースが一般的だが、私は計画段階からこの湿原を歩く事を決めていた。なぜ皆この湿原を歩かないのか不思議でならなかったが、その思いは登ってみてさらに強くなった。
山頂から湿原に向かったのは、ごく3〜4パーティ。私の前に2パーティほどいた程度。ここから次の宿泊地赤湯山口館までは4時間ほど。
山頂から20分ほど歩くと湿原は終わり、テーブルトップの端っこに到着。ここからは急な下りを一気に降りる。狭い道を気をつけながら進む。雨が降って笹が滑りやすくなると危険な道だ。
シラビソ廊下に着くと、道はは緩やかでとても歩きやすい道となる。
苗場山の優しさを感じる道を行くと、いつしか標高は1500mまでに下り、フクベノ平に到着。この辺り雰囲気のいいブナの林。さらに川まで下ると今日宿泊する山口館に到着する。シラビソ廊下から山口館までは、あまり歩かれてないので道は悪いんじゃないかと勝手に想像していたが、杞憂だった。
山口館では温泉と美味しいご飯を堪能。
温泉は、むき出しの源泉で、脱衣所も無い。その辺で服を脱いであとは温泉に浸かるだけ、というシンプルなもの。温泉は3つ。残念ながらそのうちの一つ玉子湯は湯温が低くて入れなかったが、薬師の湯は気持ちよかった。登山の先きで温泉に入ったのは初めて。釜で炊かれた美味しい白米、そして苗場山の栄養をたっぷり吸い込んだキノコ汁で腹も満たされ、苗場山を登ったという充実感と共に一晩を過ごした。
翌日はほとんどが下り道。山腹に作られた緩やかな道を下り、少しずつ標高を下げる。全体的に紅葉はまだだったが、所々黄色くなった樹々を見かける。
途中ドラゴンドラを上に見上げ、川まで下り、最後は送電線の巡視路を少し登って、無事下山できた。
湿原、山口館のお湯とご飯、湿原、、、苗場山の持つ多くの魅力に接する事ができたこの旅は非常に贅沢だったと思う。
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