大台ヶ原 大杉谷
- GPS
- 24:37
- 距離
- 25.1km
- 登り
- 3,774m
- 下り
- 2,507m
コースタイム
- 山行
- 2:25
- 休憩
- 0:09
- 合計
- 2:34
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
三瀬谷から徒歩5分で道の駅おおだい。 道の駅おおだいからエスパール交通の登山バス 10時30分発 (募集型旅行のため要予約。2500円) 大台ヶ原〜湯盛温泉杉の湯:奈良交通バス 1550円 湯盛温泉杉の湯〜近鉄大和上市:奈良交通バス 950円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
よく整備された登山道です。でも高巻きでは谷側がスパッと落ちているので、しっかり鎖を持って慎重に。 |
その他周辺情報 | 道の駅おおだいは土産物やめはり寿司のようなちょっとしたお弁当があります。また、隣にはマックスバリューがあり、ここでも食料が調達できます。 桃の木小屋にはお風呂があります。石鹸・シャンプーは使用不可ですがお湯で体を流すだけでさっぱりします。 大台ヶ原14時30分発のバスに乗ると、湯盛温泉杉の湯に15時56分に着きます。 次のバスは16時50分発(←土日の場合)のコミュータバスで、約50分の入浴可。杉の湯は700円(モンベルカード提示で600円)です。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
飲料
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
タオル
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感想
三重県人ということでいつかは行きたかった大杉谷へ。いつもの通り単独です。
土日は混雑するので一日ずらして金曜入山しました。休暇を取ってなので10月初めに計画しましたが、天気や紅葉がどうだろうと心配しましたが、天気は何とかもってくれ、紅葉も山頂付近では見頃で大変ラッキーでした。
大杉谷、大台ヶ原は登山口も下山先もともに奥深いところで交通の便も悪く、よく計画しないといけません。大杉谷登山センターや桃の木小屋のホームページで情報を仕入れます。今回は三重県側からの入山なのでみちの駅おおだいから出発するエスパール交通のバスを利用します。これは要予約、最小催行人数4名の募集型ツアー。10時30分に出発します。ちなみに、道の駅大台はJRの三瀬谷駅のすぐ近くにあるのですが、三瀬谷駅の出口が線路をまたいで反対側なので、小さい路地などを通ってぐるっと回りこまないとたどり着きません。
<1日目(10月21日)>
出発は金曜なのでどうかな?と思っていましたが、マイクロバス一杯のお客さんになりました。多くの人はザックを膝にのせて約1時間30分。途中トイレ休憩の後、宮川第三発電所の入山口に着きます。やや蒸し暑い。
なんだかんだと年季もあるので準備は早い。皆さんが入山口で準備をしている間に歩き始めました(歩くのも早いお陰で登山口で追い越した後は登りの方とは一切会わず)。
入山口からいきなり左側がスパッと落ちてます。足元は歩きやすいように岩を成形してありますが、ずっこけて転落するとそのままサヨナラなので、山側にガッチリした鎖が設置してあります。私もかつてはクライミングしてたので平気なんですが、慎重を期して常に鎖には手をかけるようにしました。それから何か所も吊り橋がありますが、どれもとてもしっかりしています。
快調なペースで進むとすぐに大日瑤鯆眠瓠暑いので汗が噴き出ます。また、1匹でしたがスズメバチを見かけて用心して通過しました。
でも、こういうところなので自然が美しい。谷の水も深いところでは青く綺麗。そうこうするうちに千尋滝へ。大杉谷は谷道ですが、谷道というもの、ゴルジュや滝の高巻きがあるので、微妙にアップダウンがある。それで、大杉谷の場合、高巻きは岩をくり抜いたようなところがあり、そういうところは鎖場になっています。
千尋滝の対面には休憩所があり、ここで一休み。写真をとりますが、スマホだし腕もないので今一綺麗でない。きれいなのは記憶の中だけかもしれません。
そこからしばらくで、クグリへ。ここは岩の下を潜り抜けます。潜り抜けると猪ヶ淵。淵の先にはニコニコ滝が。淵の水が青緑でとても美しい。この辺は河原にも降りれるのでのんびりするのも良いと思います。
猪ヶ淵の後は平等瑤見えてきます。これ、結構高さがあり、特に下部はかぶっているのでオールフリーだと結構な難度になるんちゃうか?と思いつつさらに進めると吊り橋の先に桃の木小屋が。つり橋を渡っていると小屋のお姉さん(綺麗やったなぁ)が出迎えて下さりました。
小屋はお風呂もあるし、トイレは水洗。寝具は清潔でとても心地よい。ただ、あまりに早く着きすぎたので時間を持て余します。私の他に数名単独の方がお見えでしたので、小屋の外などでダベリング。食事もご一緒させていただきました。
消灯は8時過ぎ。周囲の方は速攻いびきの世界に。(私はというと、ここ最近不眠気味。この日も例外ありませんでした)。
<2日目(10月22日)>
翌朝6時前に起床。6時食事開始。食事後さっと用意を済ませ6時40分には行動開始。皆さん結構早くから準備されていたけど、結局登り方向は4番手でスタート。多分行動に移る要領は年季の分だけ早いんでしょう(とはいえまだ年齢は中年域です)。そのあとすぐ皆さんを追い越しました。私の後でスタートした単独の方が堂倉の滝あたりで追いついたので、その後その方とだけは何度か会いましたが、それ以外は登り方向は人に会わず。
この日も七ツ釜滝、光滝、堂倉滝と見どころ目白押しです。滝やルートの解説も飽きたし、実際に見ていただいた方が良いでしょう。
ああ、光滝手前、崩壊地を通過します。これは数年前に崩壊し、こういうもののせいで大杉谷がしばらく通行できなかったのだと思います。崩壊地は大きい岩が転がっていますが、小さい石を積み上げたり、大きい石の一部を削ったりして、何とか歩きやすくしてあります。ここは通過するのに一汗かきます。
そうこうするうちに堂倉滝へ。ここで大杉谷とお別れです。堂倉吊り橋を渡った所が平らなのでここで休憩。これからの登りに備えます。ここから林道まで300mほど標高を稼ぎます。いわゆる尾根道、これが結構な急登で脚に来ます。といっても標高差300m。じきに林道へ。堂倉小屋もすぐ上にありますし、粟谷小屋(営業小屋)までもすぐです。
堂倉小屋からはやや傾斜が落ちます。ここから日出ヶ岳までは標高差600mほど。傾斜が落ちるのでやや楽に。途中シャクナゲ坂とかシャクナゲ平を通過しますが、シャクナゲが沢山ある様子。春に来るとどんな感じでしょうか。紅葉は先の林道から上、中でも1400mより上が見頃だったと思います。堂倉小屋からも1ピッチで日出ヶ岳(大台ヶ原山)に到着です。ここまで静かな山道でしたが、ここからは急に観光地に。
時間があるので、遊歩道を巡り大蛇瑤悄きゃーきゃ言っている方が大勢。とりあえず写真を撮り、再び遊歩道で駐車場へ。ここでゴールです。
時間も有り余っているしお腹もすいたので、上北山村営の食堂でうどんとビール。そのあと、バスをやりくりして途中湯盛温泉に立ち寄ってから近鉄の上市へ。旅を締めくくりました。
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