奥秩父の秋 金峰山と瑞牆山
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- GPS
- 12:47
- 距離
- 20.1km
- 登り
- 2,320m
- 下り
- 2,325m
コースタイム
- 山行
- 7:11
- 休憩
- 1:17
- 合計
- 8:28
天候 | 連日の晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
全般的には良く整備されている登山道でした。鷹見岩へは山頂直下のから藪を潜って登る。あまり人が入らないようでした。 なだらかな登山道でも浮石が多い個所もあり、小股で歩きました。 |
その他周辺情報 | ラジュウム温泉の日帰り温泉「増富の湯」 |
写真
高速料金が24時過ぎにICを出れば30%OFFの初体験。
レストランはうどん・そば・ラーメンは24時間営業していました。駐車場は車中泊の一般車やトラックで満車状態。
先ずは入浴と夕食をどこかでして、またここに戻って車中泊し、明日瑞牆山にチャレンジする。
月夜だった。駐車場で湯を沸かしコーヒーを入れ、軽くパンをかじって準備。
10時頃までには下山し次に移動しなければならないから、出来るだけ軽量化。サブザックと水分は500ccと行動食だけを準備。
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
調理用食材
飲料
ハイドレーション
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
ライター
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
シェラフ
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感想
【1日目】奥秩父の山は初めてで、単独、金峰山と瑞牆山の2座を一日で登る計画で、登山口からハイペースでスタート。しかし、息があがってしまい富士見平小屋でバテバテ状態。タイムも標準で愕然。下肢筋肉も既に張ってしまいペースダウン。ペース配分に大失敗。
それでも翌日の計画にも影響があるので、気合を入れ直して金峰山頂を目指す。
大日岩まで登ると南アルプスと八が岳の絶景が飛び込んできて、撮影に夢中になりタイムロス。
また急いで山頂を目指すけど、縦八丁といわれる急坂にスピードが上がらない。
砂払ノ頭で世界が一変!富士山も見え、壮大なパノラマが展開。ハリセンボンのような白い瑞牆山も眼下に。今日の天気にも感謝しつつ来れて良かったと満足。
単独なので、時間割は自由気ままで都合は良いと思う。絶景をおかずにパンをかじり、しばし滞在。
千代ノ吹上の絶壁越しにも富士山が鎮座。素晴らしい!
山頂手前のシンボルの五丈岩の迫力は遠くからでも感じました。
山頂まではガレていて、慎重に大岩渡りを繰り返す。
山頂は大弛峠からも登ってこられた人も多く、標柱前は撮影の順番待ちの賑わい。国師ケ岳や甲武信ケ岳などの初めての奥秩父の山々を眺めることができました。
既に12時ちょうど。16時までは下山したいと思っていたので、この時点でこの日の瑞牆山を断念。
富士見平小屋で宿泊し翌日瑞牆山に登って下山しようか?でも自炊だし、主食はパンが少し残っていただけ。風呂にも入りたかったので、一旦瑞牆山荘登山口まで下山して、翌日再チャレンジするしかないと判断。
下山途中、鷹見岩にも寄ってみました。山頂直下は藪のトンネルになっていたけど、テラス状の大岩の山頂からは、瑞牆山や大日岩の全景や飯森山の全景も見える絶景ポイント!
あまり人が入らない様子で一人じめの山頂で遅い昼食。食べ終わるとガスが上がり始め、みるみる一面が真っ白。
急ぐ必要ななくなったので、ゆっくりと下山しました。
富士見平分岐から瑞牆山荘登山口は紅葉が見頃で、約300m下るのですが、朝よりも一段と紅葉が進み息が出るほど美しい。
朝素通りだった黒宮様にも立ち寄ると大岩の屋根付き神社ですぐ傍の紅葉が真っ赤!
紅葉狩りを楽しみながらの下山。
下山後、温泉に入りながら夕食をしっかりとりたかったので、カーナビで周辺を検索すると、標高で約500m下ったところに増富ラジウム鉱泉がありお宿もある様子なので約6km走行すると日帰り温泉「増富の湯」を発見。フロントに聞くと夜7時まで入浴OK。少し離れたところに大きな駐車場があり、観光バスや一般の車両でほぼ満車状態。
着替えを持って戻り食事もできるかを聞くと午後5時までだという。時計を見ると4時45分。
食堂に滑り込みセーフ。地元のほうとうをいただき元気回復。その後ゆっくりとラジウム温泉かけ流しで筋肉疲労を癒しました。
ラジウム温泉は25℃30度35度37度の4種類の浴槽に分れていて、低い温度の順に入ると良いらしい。最初は冷たいと思ったけど、42℃の浴槽も別にあり、約1時間まったり気分。自動販売機で忘れずに缶ビール2本も購入し退館。
また標高差500m登って瑞牆山荘奥の県営無料駐車場に戻りました。19時になっていましたが、約30台の登山客の車が駐車。みなさん車中泊の様子。トイレの場所が暗くてわからなかったけど、周辺にはあるハズ。
サンシェードを全窓に取り付けし車中泊の準備をし、フラットな後部スペースのエアマットに横になり一人缶ビールで乾杯。
PCにデジカメデータを取り込み一日をふり返る。外は寒く感じる気温だったけど、ラジウム温泉効果なのか?身体は芯から温まった感じで、シュラフに入ると暑いくらいに感じた。
初日は金峰山一座に終わってしまい、本来ならば白樺湖畔で車中泊する予定で翌日の登山準備をしていたハズだったけど、時間的にも体力的にも限界だったのかもしれない。車中泊は宿の心配も経費もかからず、場所さえ適地を見つければ快適だと再認識できました。
【2日目】熟睡し目が覚めると午前4時。月夜でした。
防寒着を着込んでヘッドライトをつけてトイレを探す、が、、、見つからない。
同じようにヘッドライトで歩いていた青年に聞くと瑞牆山荘脇にあると教えていただいた。協力金100円/1回。完全水洗トイレで綺麗で快適。よく食べて、よく動き、よく出す事が健康の秘訣!
湯を沸かしてコーヒーを入れ軽くパンを食べてから、ヘッドライトを付けて瑞牆山へ登り返す。
標準タイムでは往復5時間だったのだが、1時間短縮して10時には出発し蓼科山に向かいたかった。
できるだけ軽量化し、サブザックとストック、カメラはコンデジ。
前日の反省をふまえて富士見平まではゆっくり登る。
黒宮様を過ぎた尾根正面に樹木越しに瑞牆山が見える。頂が綺麗に見えるポイントを探し尾根を左に移動すると真っ赤な紅葉。大岩の上に立つと、そこは黒宮様の大屋根の岩でした。そして、朝日を受けオレンジ色の南アルプスの絶景。山肌もしっかり確認できました。
尾根からの傾斜は緩やかで、ここはらハイペースにギアチェンジ。
ほどなく富士見平小屋に到着。持参したおにぎり(3日目の物)を1ケ食べて再スタート。
すこしガレ場を登ると沢に向かって下ってゆく。何組かのパーティの前に出て天鳥川を渡ると巨大な桃太郎岩。下山時に親子のパーティがこの前で会話していた。「○○はこの割れ目から産まれてきたんだよ」(笑)
山頂直下までの急登が続く。中腹まで登ると下山してくる方が多くなってきた。みなさんの顔はニコニコされていた。スライド挨拶ごとに、「素晴らしい眺望でしたよ!」と言う。
そう聞くと元気が出てくる。一気に急坂を登りきると大岩の山頂。スタートして2時間20分で立てた。
若い方々が多く、約20名がひしめいていた。
ザックとストックを邪魔にならない岩の隙間に置いて撮影タイム。何方を向いても絶景絶景!でも、やっぱり富士山。
単独なので、記念撮影のシャッターを誰かに押してもらおう。
「・・・富士山をバックにして撮ってくれよ」と仲間に言っている方がいたので近寄って観察。撮影が終わった時に、「私も同じようにお願いして良いですか?」勿論断る方はいないだろう(笑)
約30分はたちまち過ぎてしまい下山。
少し下りた時にストックを忘れたことに気付き、山頂に戻ったが、ザックといっしょに置いていた場所には無い。約10分狭い山頂を探したが見つけることが出来ませんでした。時間も気になっていたので諦めて下山。
沢山の方が登ってきましたが、渋滞するほどでもなく、ガレ場の急坂はルートが複数ある感じで、両手両足を使って安全に早く下りることができ、あっという間に天鳥川。
小川山分岐までの急坂を登り返すとあとはずうっと下る。
富士見平からは一段と色が増した紅葉を再度楽しみながらの下山。
瑞牆山頂から約1時間で駐車場到着。
直ぐに靴を履き替えて蓼科山へ・・・
移動に何時間かかるかな?遅くても13時には登山開始したいのだったが・・・
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