(個人8)大倉-三の塔-丹沢山-蛭ヶ岳-大倉尾根(敗退)
- GPS
- 16:29
- 距離
- 23.1km
- 登り
- 2,471m
- 下り
- 1,291m
天候 | 2月12日雪、2月13日晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
2月12日13日と、みやま山荘どまりで丹沢縦走計画を立てました。
当初は今回通ったルートとは全く逆のほうからの計画を立てていましたが、天気予報は大雪。エスケープルートがない西丹沢自然教室から上がるよりは、大倉から上がるほうが安全でトレースも付いているであろうことを考慮し、大倉から三の塔に上がり丹沢山で一泊。次の日は蛭ヶ岳から檜洞丸をとおり西丹沢自然教室まで抜けるのという計画のコースとしました。
朝、高速を走っている車窓から見る景色はみるみる雪化粧をまとっていき、大倉から林道を通って牛首に上がるころには完全に雪国の様相になっていました。牛首から登山道に入ったとたん吹き溜まりでは膝までの雪になっていましたが、幸いなことに2人の先行者がトレースを付けていてくださったので道を見失うことなく登れました。しかし三の塔に上がることには場所によっては股まで埋まる吹き溜まりがあちこちにあり、その中に自ら突っ込んでいっては埋もれ余計な体力を消耗し、重bん過ぎるほど雪を堪能してきました。
三の塔の避難小屋でちょっと早めの大休憩。バーナーを出してコッヘルを使って春雨スープに具をいろいろいれた昼ごはんを作りました。会山行では昼ごはんは行動食に近いもので済ますことが多いので、こうやってバーナーを使ってじっくり作れるのは個人山行ならではの醍醐味です。
三の塔から行者ヶ岳、行者岳の岩場を下り、塔の岳へなが〜い登りを上がっていきます。
予定より大分遅れて塔の岳に到着。軽い休憩に押さえ本日の気持ち的な山場である塔の岳-丹沢山の稜線に歩を進めます。偽ピークがいくつもあり、いつになったらみやま山荘につくのか。距離表示があるのですがそれが逆にまだこれだけしか歩いていないのかと追い打ちをかけるように恨めしく思えました。最後の100mの道標がでたときも疑って掛かっていて、太陽電池が見えてもそれが山荘のものだとは思わずオゾン測定器のものだと自分に言い聞かせていたので、本当に100mで山頂についたときはかなり嬉しかったです。この日の山行時間は9時間でした。
山荘は夕食が焼肉!!布団も暖かく、乾燥室もあり、本も充実。御飯も味噌汁も暖かくおかわり自由!!もう街中の民宿と遜色の無い、ビジネスホテルなんか目じゃないほど最高の山荘でした。
焼酎を少し持って上がっていてお湯割りにでもしようかと思っていましたが、なが〜い歩きに疲れてしまい、ストレッチ後次回の山行の打ち合わせをちょっとやってすぐに布団にもぐりこんでしまいました。疲れていたので朝までぐっすり眠れ翌日はかなりすっきりしていました。
翌朝、みやま山荘に別れを告げ蛭ヶ岳に向かいます。蛭ヶ岳もすぐそこに見えるのになかなかつかない。何回も下りと上りを繰り返してやっとこさつくことができました。
本来はここからさらに進んで檜洞丸を超えて西丹沢自然教室へ降りる予定でしたが、トレースが全くないことと雪が思ったよりも多いので、ここで撤退を決め大倉尾根から降りることにリーダーが決断を下しました。
大倉尾根は何人もの人が通っているので踏みしめられて凍結しているとこがあったかと思うと泥でぐちゃぐちゃの所もあり、氷で滑るは泥で滑るはで大変でした。
それでも膝が痛くなることもなくこれまでよりも楽に降りることができて体ができてきているなぁと実感。
最後は観音茶屋でプリンを頂き大倉尾根へ下山しました。
降りて片付けを終えた頃には真っ暗だったにもかかわらずまだまだ下りてくる人がいるのにはびっくりしました。ヘッドランプを付けてあの泥道を歩いて来るのは結構危険じゃないかなぁと思ったり。
今回の山行は雪が多かったので非常に時間がかかったのが印象的で、ラッセルなしの雪山山行では1.5倍から2倍を見なければいけないなということがわかりました。
また公称19時間のGPSの電池が17時間ほどで切れたのは残念。雪が降る中ザックに無造作に入れていたのでさすがに電池が持たなかったか。それとも夜中もSHAKEモードにしていたのが悪かったか。いずれにせよ17時間はもつという検証ができたのである程度の目安ができました。
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