雲のかけらもなかった雪景色の木曽駒ヶ岳

2016年11月04日(金) [日帰り]

• GPS: 04:25
• 距離: 4.3km
• 登り: 476m
• 下り: 487m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:17
• 休憩: 1:06
• 合計: 4:23

距離 4.3km 登り 490m 下り 487m

8:17 千畳敷駅
8:58 乗越浄土
9:01 9:02 宝剣山荘
9:08 天狗荘
9:21 9:22 中岳
9:29 9:30 (木曽駒ヶ岳) 頂上山荘
9:51 10:26 木曽駒ヶ岳
10:44 10:45 (木曽駒ヶ岳) 頂上山荘
10:56 10:57 中岳
11:08 11:28 宝剣山荘
11:31 11:37 乗越浄土
12:40 千畳敷駅

雲ひとつない快晴で、山はうっすら雪化粧をしていて、風もほとんどありません。こういう日は、いかにゆっくり歩くかですね。もう、歩くのがもったいなくなりました。

天候

雲ひとつない快晴でした。

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

菅の台バスセンターの駐車場で車中泊して、バスの始発は7時15分でした。ロープウエイで千畳敷についたのが8時10分です。バスもロープウエイも臨時便臨時便で対応してくれていました。

コース状況／危険箇所等

雪が5cmくらいうっすら積もっていました。上りはなんともないですが、下りは軽アイゼンでも持って来ておけばよかったと後悔しました。

その他周辺情報

周りにあちこちたくさん温泉があります。よりどりみどりです。下山後、小黒川渓谷キャンプ場で一泊しましたが、静かで清潔で、景色の良いところでした。

写真

11/3 14:33

登山前日、菅の台バスセンター駐車場600円からの北岳です。駒ヶ根市って仙丈ヶ岳と木曽駒ヶ岳に挟まれて、すごい景色の街ですね。こんなことろで育った子どもたちは幸せです。

11/3 14:35

菅の台バスセンターの遊歩道です。敢行には最適の施設だと思います。

11/4 6:56

木曽駒ヶ岳も見えます。

11/3 14:46

駐車場の裏はすぐ森です。

11/4 6:56

さて、7時15分の始発バスです。この時間帯は楽しみというよりも、いつも緊張でドキドキします。

11/4 6:56

バスは基本的に30分刻みですが、臨時便もたくさん出してくれるようです。

11/4 8:17

ロープウエイの千畳敷駅を降りたらいきなりこれがドカーン。メインイベントが最初に来たのって感じでしたが、これだけではありませんでしたね。

11/4 8:41

雪も思ったほど積もっていなくて、紅葉の終わった山に雪化粧してちょうどきれいになっています。

11/4 8:41

千畳敷は急登ですが距離はわずかです。階段がついていて、雪でもさほど滑ることはありませんでした。

11/4 8:41

さっそくお出ましです。北岳、間ノ岳、塩見岳です。

11/4 8:59

乗越浄土到着。中だけが見えます。

11/4 8:59

天狗岩方面に歩いていきます。

11/4 9:00

中岳に向かう鞍部に小屋が二軒立っています。営業はしていませんでした。

11/4 9:04

さて中岳に向かうコルを歩きます。なんか十勝岳の砂礫の中みたいです。

11/4 9:19

岩に付いた霜がきれいですね。

11/4 9:19

天狗岩を見返します。かっこいい景色だと思います。

11/4 9:22

中だけ到着。ああ、あそこの岩の上に立って写真を撮るんですね。今日は滑って危ないですね。

11/4 9:23

向こうが木曽駒ヶ岳です。いったん下って登り返します。

11/4 9:47

付きました。木曽駒ヶ岳2,956mです。

11/4 9:52

山頂は広いですが、結構高度感あります。中央アルプス急峻です。

11/4 9:53

1番富士山、2番北岳、3番間ノ岳です。

11/4 9:54

南アルプス南部の山には行ったことがありません。あの尖ったところに行ってみたい。塩見岳ですか。

11/4 9:54

頂上の祠も雪景色です。石垣についた雪の結晶が美しい。

11/4 9:55

初めて見る御嶽山。独立峰だったんですね。こりゃ人気が出る山容ですね。

11/4 10:02

北アルプスです。来年には一度行ってみたいですね。

11/4 10:05

足がすくむほどの高度感があります。

11/4 10:07

写真取ってもらいました。うれしそうです。

11/4 10:08

さて降りる。軽アイゼン持ってくればよかった。ちょっと足元に気を使います。

11/4 10:08

この角度から見るとコルのは結構切り立っているのですね。

11/4 11:03

中岳に登り返します。青い空と白い山肌のコントラストがくっきり。サングラスがないと目も開けられません。

11/4 11:13

気温は0度くらい。日射が強いので暑いのか寒いのかわかりません。

11/4 11:13

さて、宝剣岳がいいよと教えてくれたのでそちらに向かいます。ちょっと険しいらしいのですが。

11/4 11:18

あそこに登るわけではありませんが、腰が引けてしまう意匠です。

11/4 11:20

確かに険しくなってきました。でも、スリップするほどでなく、足場はしっかりしています。

11/4 11:22

しかし、この鎖場は私の体力と技能ではこなせそうもありません。長男がこの春やっと社会人になったばかりです。

11/4 11:20

ここ滑落するのは嫌だと思いました。

11/4 11:23

そして、まだ大学生の息子と娘が一人ずついます。名誉ある撤退、引き返しましょう。

11/4 11:32

乗越浄土にもどってきました。行きよりも雪が少なくなっています。

11/4 11:46

千畳敷カールの上部はこうやってみると尖っています。氷河が削ったのですか。

11/4 12:16

帰りは遊歩道をクルッと回って剣ケ池によります。氷張ってないです。

11/4 12:23

観光客は中国語だらけです。歓迎します。どんどん来て日本に金落としておくれやす。

11/4 12:24

ははー、ここがよく写真で見る撮影ポイントですね。
お疲れ様でした。また来ます。

11/4 17:54

夜は小黒川渓谷キャンプ場、温泉と酒と焚き火で山行の締めを満喫しました。

撮影機器：

iPhone 6 Apple

PENTAX Q7 PENTAX

Canon IXY 150 Canon

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 靴 ザック サブザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 レジャーシート 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ガイド地図（ブック） ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ストック カメラ

感想

iwai_express

7月に北岳を登ってから、なんと112日も山に入っていません。北岳が応えて体力の回復が今ひとつだったこと、久しぶりの本州の8月でビールを飲みすぎて楽しかったこと、迎えた9月は雨に振られっぱなしだったこと、10月はその流れで山に向う気持ちが萎えてしまったこと。しかし、風も涼しくなってくると、やっぱ行かなあかんという気持ちになり、この度であります。

もっとも、なまくらな体はダマセないもので、高低差わずか500mのこの山でさえ、息が上がるほどでした。それを天気と景色のせいにして、「今日はゆっくり歩く日だ」と決めて楽しむことにしました。それにしても予想以上の景色ですね。ロープウエイを降りたら最初からいきなりメインイベント、登れば北アルプス、御嶽山、八ヶ岳、富士山が見え、南アルプスなんか端から端まで見通せます。宝剣山は切り立ったするどい岩肌をみせてくれ、こりゃすばらしい。ガイドの人に「登るには物足りないけど行く価値はあるよ」と言われたのを思い出しました。もっともです。四季折々来たくなります。

山にロープウエイをつくるのや道路をつけることに反対する人は多く、自然保護の観点から見るともっともなのですが、こうして沢山の人が山に来てこの景色を楽しめるようになるということも悪いことではないような気がします。スーパー林道が整備されていなかったら、多くの人は百名山に挑戦すらできていないでしょう。このバランスをどこにとるのかは時代によって変わるのでしょう。

それにしても112日も空けたらいけませんね。体力が落ちたら、楽しい山も楽しくなくなっちゃいます。冬場はさすがに高い山にはいけませんから、来年のために近場で体力を作っておきましょうか。みなさん、飲みに誘わないでください。