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記録ID: 1009709
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ハイキング
飯豊山

飯豊の疣岩(いぼいわ)山から冠雪大日岳遠望〜弥平四郎入山

2016年11月18日(金) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
07:51
距離
9.6km
登り
1,121m
下り
1,109m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:34
休憩
0:09
合計
7:43
距離 9.6km 登り 1,121m 下り 1,125m
6:12
26
6:38
112
8:30
8:31
30
9:01
74
10:15
10:16
19
10:35
10:41
13
10:54
20
11:14
11:15
69
12:24
91
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2016年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
弥平四郎奥、祓川小屋P
コース状況/
危険箇所等
行動時間 8時間(明るいうちの下山はいいです
標高範囲 700m〜1600m
合計登行 900m
気温 朝ー3度 午後8度 晴れの午後は暖かい
駐車場 最奥に整備
道路 デコボコ4キロ
山で会った人 2人
森林限界 1500mで疎林展望
ハイマツ 疣岩頂上付近1600mに少し
登山道の様子 下山の破線の方がよい
積雪の様子 10センチ
日帰り温泉 喜多方のロータスインという怪しい名の公共施設
露天 海並みにしょっぱい、びっくりポン
コンビニ 西会津
走行距離 700キロ
観光 喜多方熊野神社のイチョウ大木と思ったが、パス
「夏でも冬でも100名山」Amazonで、絶賛発売中
2016年10月12日 15:42撮影 by  iPhone 6s Plus, Apple
1
10/12 15:42
「夏でも冬でも100名山」Amazonで、絶賛発売中
下弦のスーパームーン
2016年11月18日 06:10撮影 by  EX-ZR410 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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11/18 6:10
下弦のスーパームーン
朝日ようやく
2016年11月18日 06:59撮影 by  EX-ZR410 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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11/18 6:59
朝日ようやく
昨晩の霜(着氷)丸っこいと、残雪
2016年11月18日 09:03撮影 by  EX-ZR410 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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11/18 9:03
昨晩の霜(着氷)丸っこいと、残雪
振り返って磐梯山
2016年11月18日 09:39撮影 by  EX-ZR410 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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11/18 9:39
振り返って磐梯山
疣岩分岐
2016年11月18日 10:23撮影 by  EX-ZR410 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
11/18 10:23
疣岩分岐
おっと大日岳
2016年11月18日 10:27撮影 by  EX-ZR410 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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11/18 10:27
おっと大日岳
稜線に針葉樹なし
2016年11月18日 10:27撮影 by  EX-ZR410 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
11/18 10:27
稜線に針葉樹なし
大日岳から右へ、御西、飯豊
2016年11月18日 10:35撮影 by  EX-ZR410 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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11/18 10:35
大日岳から右へ、御西、飯豊
三国岳小屋
2016年11月18日 10:36撮影 by  EX-ZR410 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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11/18 10:36
三国岳小屋
ハイマツあり
2016年11月18日 10:40撮影 by  EX-ZR410 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
11/18 10:40
ハイマツあり
疣岩頂上三角点
2016年11月18日 10:43撮影 by  EX-ZR410 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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11/18 10:43
疣岩頂上三角点
川入集落
2016年11月18日 10:47撮影 by  EX-ZR410 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
11/18 10:47
川入集落
弥平四郎
2016年11月18日 10:49撮影 by  EX-ZR410 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
11/18 10:49
弥平四郎
越後駒、中ノ岳
2016年11月18日 10:49撮影 by  EX-ZR410 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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11/18 10:49
越後駒、中ノ岳
五葉松みたいのが一本だけ
2016年11月18日 12:00撮影 by  EX-ZR410 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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11/18 12:00
五葉松みたいのが一本だけ
上ノ越分岐
2016年11月18日 12:32撮影 by  EX-ZR410 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
11/18 12:32
上ノ越分岐
目の前の懐かしい代塚山
2016年11月18日 12:38撮影 by  EX-ZR410 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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11/18 12:38
目の前の懐かしい代塚山
美人ブナ
2016年11月18日 12:58撮影 by  EX-ZR410 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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11/18 12:58
美人ブナ
登った疣岩
2016年11月18日 13:07撮影 by  EX-ZR410 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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11/18 13:07
登った疣岩
ブナばっか
2016年11月18日 14:02撮影 by  EX-ZR410 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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11/18 14:02
ブナばっか
戻ったP
2016年11月18日 14:05撮影 by  EX-ZR410 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
11/18 14:05
戻ったP
新道(下山した道)ご利用ください
2016年11月18日 14:05撮影 by  EX-ZR410 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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11/18 14:05
新道(下山した道)ご利用ください

感想

グレートサミッツ国内編 NO186
飯豊の疣岩(いぼいわ)山から冠雪大日岳遠望〜弥平四郎入山

 先週に降った雪が今週は融けているから、落葉後の寂しい初冬の山は、飯豊前衛の疣岩にでもいくか。
 それと飯豊には「針葉樹林がない」という説があり、この秋の上信のコメツガ、シラビソのボサ山展望なしにいささかうんざりしていて、枯れ木のブナ林やらダケカンバからなら、いい景色望めるだろうと。
 弥平四郎(やへいしろう)という、あと数年で限界集落撤収間違いなしの西会津奥のとんでも集落から入る。真冬でもここまでは除雪されているわけで、それ無くならないうちに、攻めるんだ。さらに奥、祓川のPまで、よくぞこんなとこまでデコボコ道だけど、整備されたPがある。標高700m。飯豊接近の裏街道。だけどまあ朝になっても誰もいないけど。下までは紅葉して綺麗かったね。
 夜明けが遅くなって、6時じゃないと出られない。初見の場所は複雑で怖いし。一旦川に下って向こうに登って、祓川の小屋なんて誰が使ってんだろうと思うような藪の中に、ポツンと。どんどん登っていく。
 ブナの林なのだ。雪国のブナの中を登っていく。斜面をトラバースするように、そのうちに日が出てきて、でも寒い。朝はマイナス3度。昨日の雪がうっすらと。それが落ち葉の上で融けだして、下の霜も混ざって、木の根っこで大いに滑って、落ち葉のスケート場のようになっている。
 朝日で向こうが見えてきて、どうやら奥に見えるのが登ろうとする山らしく。長峰のコル(松平峠)経由の道でだんだん高度上げる。8時半くらいに谷にも日が射して、ようやく温かく。コルの低い尾根とは、10年前の冬に行った代塚山からの稜線で、おお懐かしい。
 コルは1300mなのだが、疎林ですでに大展望。細い尾根上がっていくが、振り返ると見覚えのある変形双耳峰は、もしかして「あれって磐梯山」と思ったがまさにそう。あんな民謡にも出てくる山見ながら登るなんて初めてかも。ということは、その左には吾妻。そうですか。
 どんどん登って向こうからの稜線に合流したところが「疣岩分岐」で、頂上標識なかったから、最高度でも標識はこれだけ。というよりも、尾根の向こうに真っ白白冠雪の山が飛び出して、「飯豊連峰に決まっている」ことくらいは誰も分かるが、一体なんだ。大日岳から右に、御西岳、飯豊山この三つが真っ白に冬景色。すごい展望。そうでしたか。
 それ以外は雪ナシで、足元は積雪10センチというか先週の残雪。そこからトボトボ上がって、ついに疣岩山頂上に。ああ向こうに三国岳の小屋が見えるなあ。飯豊が全部見えるから、それでよし。スタート4時間半。出発の弥平四郎も、向こうの崩壊した川入集落も。三国の稜線を東にだどれば、吾妻だし、磐梯山だと思う。燧の双耳峰見えて、越後駒中ノ岳だけは分かった。
 さて下りは新道方面へいくが、新道なのに破線だが、整備はこちらの方がよかった。コルまで下って、途中で2人に会って、一人は泊りで本峰にといったが、翌日山は吹雪だけど大丈夫だったかなあ。上ノ越のコルからPへ。こちらも緩傾斜に相当なブナ林。
 ああ、確かに五葉松っぽいのが一本だけあったが、針葉樹が全くない山。そういう山は展望いいですよ。何故か、「豪雪だから針葉樹(コメツガ、シラビソ)が植生できない」は多分間違いですね。針葉樹は蔵王の樹氷のように、霧氷が張り付かないと冬を越せないとうことなのです。その霧氷(着氷)するには、低温と乾燥が必要で、飯豊は蔵王より降雪量は圧倒しても、低温では負けるし、乾燥でも負けますね。どちらかというと内陸(太平洋)寄りの山が低温乾燥で、そこに発生した着氷条件(マイナスの水蒸気が張り付く)がないと針葉樹は無理。つまり豪雪だけの飯豊、朝日、月山、鳥海山に「針葉樹がない」は正解でした。
 ちなみに山頂にハイマツはあったね。

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