初冬の燕岳、新雪登山 予報が外れて景色さいこー!
- GPS
- 29:50
- 距離
- 10.0km
- 登り
- 1,383m
- 下り
- 1,319m
コースタイム
- 山行
- 5:03
- 休憩
- 1:34
- 合計
- 6:37
- 山行
- 3:36
- 休憩
- 0:29
- 合計
- 4:05
(yamayuko)
天候 | 1日目 曇り→上で晴れ 2日目 夜中に雪、朝9時から晴れ→2000メートル下は雪 (yamayuko) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
(waniko) |
コース状況/ 危険箇所等 |
1日目は、樹林帯に雪なし。 樹林帯越えてから燕山荘までは雪道で、夏山ルートにはロープはられていて、冬ルートから直登。 2日目は、最初から最後まで雪道。 ふわふわさらさらの新雪でした。 (yamayuko) |
その他周辺情報 | 燕山荘は、営業最終日でした。 お風呂は、山のたこ平という温泉にはいりました。 |
写真
感想
立山BC予定→雪がないので中止に。
Wanikoもyamayukoも登山したい♪
ということで選んだ初冬の燕岳登山。
小屋最終日。それも楽しそう。
でも、予報は、23日から寒気で荒れる可能性が高い。23日夜から荒れだして、24日は大雪荒れ予報。
前日までどーするか悩んだけど、この時期は山の上は天気予報外れることもあるし、とりあえず行ってみようと。
中房ついたら、小雪で寒い、ガスガス。山荘に電話したら、山荘のほうもガスガス、なにも見えないと。
暴風雨と雷の中登って2回程こわい経験をしているyamayukoは、登りたい気持ち100%、登ってもいいのかどうか悩むところ100%。
でも、メンバーみんなが燕岳の道を知ってるので、天気がだめそうなら引きかえそうとのことで、とりあえず出発!
そしたら、案外、無風、小雪もやんでる。樹林帯だし。そして、登った。
残雪期登山は何度か経験あるものの、この時期の高山登山は初めて。
3回目の燕岳は、雪があまりないなーと思いきや、次の日には、一面新世界。景色がすべて新鮮。
新雪登山、美しすぎて、その魅力にはまりました。
予報がはずれた理由。。。わかりませんが、wanikoさんとのときはいつも晴天になります(笑)お互い別々に天気悪いのも経験してるんだけども、ふたりそろうと♪
想像はしていたけれど。。。
やはり。。。。
冬山に。。。。恋をしてしまった。。。。
wanikoにとって初めての、いや、厳密に言うと2回目の新雪登山。
前回は、11月初旬の立山。確かに立山のうっすら雪化粧も素敵だった。しかしその頃はwanikoの中ではスノーボードの優先順位が高く、恋するところまでには至らなかった。
今回の燕岳、本来は立山でバックカントリーの予定だった。
が、雪不足でバックカントリーの夢は叶わず。
夏に登ったことのあるお山、且つ、小屋が営業しているお山という事で燕岳に登ることとなった。
大人気の燕岳。
小屋の営業最終日ともなれば、日帰りで登る人が多いのではないかと考え、6時までに中房第一駐車場に着くようにした。
仮眠をとりながらyamayukoさんたちを待つ。
yamayukoさんたちは、7時に駐車場にやってきた(hiro-fumiさんの仕事の都合上)。
挨拶を交わし、駐車場を見るとガラガラ。第一駐車場に止められないのではと心配して早く着くようにしたが、拍子抜けの空き具合であった。
車が示す外気温は-1度。
実際は-3度位だと思う。
雪がちらつくなか、6時出発のパーティが一組、6時半出発も一組。その他パラパラと単独も含め5人くらいが駐車場をあとにしていた。
一方、私たちは、燕に向け出発すべきか。
それとも第2の案、行程の短い西穂山荘に向け出発し直すか。そもそも、雪が降る中の登山を中止すべきか。決断しなければいけなかった。
wanikoは正直、心の中で「山には必ず登る。歩く」と決めていた。自分の目で見て確かめて、「引き返すべきだ」と感じたらその場ですぐに引き返す。登山口まで来たが、雪がちらついてるから辞めようと登山道も見ずに帰ることは、次に繋がらない。自分には何が足りないのか、装備なのか技術なのか、経験なのか、体力なのか。それとも、天候が許さなかったのか。それをはっきりさせて帰りたかった。だが、誰しもそのように考えるわけではない。
だから、yamayukoさんたちが登るのを躊躇しているのであれば、無理には登れないと思っていた。
登るべきか否か話し合うが、「雪がちらついてるから登りたくないのか」、「天候的に登ることを断念しなければならないのか」はっきりしない。
そのような状況では、無駄に時間が過ぎるだけ。いざ登ろうとなったときに、山荘に着く時間が遅くなり、リスクが増す。
登るなら登る、辞めるなら次に何をすべきか考えなければならないと思った(せっかく休みを取ったので、3人で2日間を過ごそうと決めていたため)。
そこで、waniko「登りたくないのか(願望)、登れないのか(物理的に無理)?どちらかはっきりして欲しい。登れないのであれば、辞めよう。登りたくないのであれば、何故そのように考えるのか。」と聞いた。
このような話し合いがあり、意見が纏まり燕に向け出発することとなった。
駐車場を出ると木々が雪に覆われ、冬の訪れを告げる幻想的な世界が広がっていた。車を降りた時の景色だけでも満足できる、夏の中房にはないことだ。
予定より45分遅れての登山開始。
登山道には、雪が積もっておらず、ちらつく雪も全く気にならなかった。
空を見上げると、夏に青々と繁っていた葉は無く、枝は雪の装いに変わったいた。
このような自然の変化がwanikoにとって堪らない。
人指し指ほど長い霜柱を見れば「ぎゃー!」と驚き、雪がうっすら積もった実を見ては素敵だと写真を撮る。
冬の景色に慣れたら、いつかは、この感情が薄れるのかと寂しく思ったり。
第1ベンチに着くも、雪はうっすらしか積もっていない。
だが、wanikoは標高何メートルから雪が着き始めるのか、ドキドキしながら登る。
第2ベンチ、第3ベンチを順調に通過する。
富士見ベンチに着く頃には、太陽が顔を見せ始めた。それは、正に前回登ったときと同じタイミングである。
燕は、下は雨でも富士見ベンチ辺りで雲を抜けるのかな。
今までのベンチはほぼ、素通りしてきた。が、折角だからここでは三人揃った写真を撮ろうと、傍にいたソロのテン泊兄さんに写真を撮ってもらった。
富士見ベンチには、レモンサンドを食べた思い出や単独行女子(もう女子ではないか…)を可愛いと言ってくれたガイドさんとの出会い、悲しい出来事に涙を流し歩いてたらコンタクトを無くした思い出がある。
きっと、今回の富士見ベンチでの出来事も思い出の1つになるのだと嬉しく思えた。
太陽が時折顔を出し、一喜一憂しているとすぐに合戦小屋に着いた。
合戦小屋は、小屋閉め準備をしており、忙しそうであった。ベンチに腰掛け、各々昼食を摂る。合戦小屋までの道を抜きつ抜かれつ、繰り返していたお姉さんもベンチで休憩。すると立ち上がり、トイレの方に向かった。
waniko「お姉さんはトイレに行ったのか」とその様子を見ていた。
お姉さんは数分でベンチに戻ると思っていた。
が、waniko達がご飯を食べ終わっても、お姉さんの姿がない。ザックはベンチに置いてある為、必ず戻ってくる。
変だと思い3人でお姉さんを探す。やはり姿がない。
だが、こちらもそろそろ合戦小屋を出発しなければならない。
そこで、小屋のお兄さんに「さっきまで居たお姉さんがトイレに行ったきり戻ってこないんです。ザックはベンチにあるのに。。。」と伝えた。
お兄さん「あ!あのザックの女性?あ〜!うちのスタッフなの!」と。
wanikoたち「え?!( ̄□ ̄;)!!なんだー!良かったー!全然戻ってこないから心配しましたよ〜!」と。すると、ザックのお姉さんは裏からひょっこり顔を出した。
waniko一安心。
下山してきたお兄さんの情報によると、合戦小屋から上は雪がついてるとのこと。
だが、アイゼンはいらない、チェーンが良いくらいらしかった。
wanikoたちも下界の情報(アイゼン不要)を伝えた。このような情報交換は貴重でありがたい。
お姉さんも見つかり、合戦小屋から上の情報が入ったので、さぁ!出発!!
夏は鎖がいらない位の鎖場。
wanikoにとって、そこが一番の心配箇所だった。
確かに標高を上げると雪は徐々に深くなっていく。だが、確かにアイゼンを付けるほどでもなかった。
アイゼンを付けないまま鎖場につくと、心配し過ぎであった事が分かった。鎖場を難なく通過。
夏道と冬道の分岐から冬道に入る。冬道を少し登ると燕山荘が見えた。あともう一息。そこからは階段が続く。この階段はステップが低く歩きやすかった。wanikoは、冬道も歩きやすく整備されていることに感激した。
青空の下、雷鳥を探しながら燕山荘に到着。
残念ながら雷鳥の足跡だけにしか会えなかったが、いつか会えることを期待する。
燕山荘に着くと、いつもの売店のお姉さんが迎えてくださった。
手続きを済ませ、部屋番号8を案内される。
部屋の広さは、3人で眠るには十分すぎる広さ(5畳くらいかな)であった。
山荘の冬支度で驚いたのは、夏には見られなかった梁がいたるところにあること。
通路を遮るかの如く梁があり、頭を梁にぶつけない様に。躓かない様に。それは正にトラップだらけといったものだった。だが、そこまで、梁を増やし建物を支えなければならない雪の力。それは凄まじいものだろうと想像した。
防寒対策を行い、急いで燕ピークに行く準備をする。
玄関で「行ってきます!」とスタッフさんに声をかけ、日が暮れる前には、山荘に戻らねば!と出発。
だが、山荘前でブロッケン現象に遭遇!
wanikoにとって、初めての現象であった。太陽に照らされ、自分の影がガスに投影する。投影された姿からは後光が放たれていた。
初めての現象に心奪われ、存分にブロッケン現象で遊んだ。
ピークまではまだまだ、あと20分ほど。
ピークまでの稜線には凍結個所が1か所あったものの、比較的歩きやすかった。
素晴らしい景色に見惚れ、いたるところで記念撮影。
やっと、ピークに辿り着くも誰もいない。
夏とは、やはり違った。
3人で登った証しの写真をセルフで撮り、山荘へと急ぐ。
陽が沈むのが先か山荘に着くのが先か。まさに太陽との勝負。
急いて歩かなければいけないと思いつつも、裏銀座に沈みゆく陽が美しく、その場に佇んで居たかった。
素晴らしい景色に出会う度に様々の想いが込み上げてくる。
そんな想いを懐きつつ、山荘に無事到着。
5時半からは、楽しみにしていた夕食。
いいなーうらやましい??憧れの雪山(≧∇≦)最後の小屋にも泊まれたんですね〜 何人くらい来られてたんでしょう?雪の燕岳は難しいですか?来年挑戦してみたいなぁ
コメントありがとうございます🎵
夏の燕岳の景色が大好きなので、どんな感じか楽しみでした。
そんなに雪が多くはなかったので大丈夫でした。予報が悪かったせいか、祝日→平日だったせいか、小屋泊は6人、テント泊は1人でした。最終日ということで、名物のホルンをきくことができました。
年越し燕岳したいと思ったくらい良かったです!
来年もいきたい。
tabibambiちゃんコメントありがとう!
そうなの!!
tabibambiちゃんが燕山荘を絶賛してたから泊まってみたかったのもあって、登ってしまったの〜!
燕山荘は、本当に素敵な山荘だね(о´∀`о)
おこたは、1度入ったら2度と抜けられないよ(笑)宿泊者みなで、「おこたで就寝したい。寝たもん勝ちかな」っておこた就寝作戦を立てようとしてたくらい。
宿泊者は、yamayukoさんが説明した通りだよ♪
冬の燕岳は、中房まで車で入れず、2泊3日の行程になるらしい。。。
装備も増えるし夏のようには登れないという意味で難しいと思う(。>д<)
(tabibambiちゃんにはヤマレコではない方法で報告しようと思っていたのだけれど…こっちの公開が先になってごめんね。。。)
@yamayuko さん@waniko ちゃんありがとうございます~ 小屋6人にテント1人…テントいるんだぁ!とびっくり。おこたに6人ぬくぬくの図を想像して、私もいつかぬくぬくしに行きたい!と野心をメラメラ…
いつか一緒に燕山荘のおこたに入れるように笑
中房まで車入れないの?どこから歩いたのですか?
tabibambiちゃん、おはよー!
野心メラメラになってもらえて嬉しい〜!!!
うんうん♪いつか一緒に登りたいね(*´∀`)ノその日を楽しみにしてるよん。
私たちが行った頃は、まだ中房まで車で入れたから、中房から歩いたんだよ〜。
ただ、今年は12月1日に有明山神社の先のゲートが閉まったから、ゲートが閉じたあとは、そこから歩くみたい(。>д<)
wanikoさんこんにちは、
燕山荘は快適。なかなか出会えないブロッケン現象見られて良かったですね。
少しはやいですが良い新年をお迎え下さい。
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