御在所<北西尾根>−東雨乞−御在所<郡界尾根>(バリルートな旅)
- GPS
- 08:38
- 距離
- 12.1km
- 登り
- 1,364m
- 下り
- 1,372m
コースタイム
- 山行
- 7:18
- 休憩
- 1:20
- 合計
- 8:38
天候 | くもりのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
1.御在所北西尾根の下の方は浮石多く滑りやすい 2.七人山北東尾根はふかふかヌルヌルで滑りやすい 3.三人山からクラ谷への尾根は途中から急坂だったので谷に降りたら20cm深さの落ち葉谷で足元の状況が分からず 4.御在所郡界尾根は踏み跡がしっかりしているので迷いなし |
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ(1)
予備電池(1)
1/25
000地形図(1)
計画書(1)
コンパス(1)
笛(1)
筆記具(1)
保険証(1)
雨具(1)
携帯電話(1)
ストック(1)
タオル(1)
着替え(1)
手袋(1)
ヘルメット(1)
防寒着(1)
水(2)
水筒(1)
時計(1)
非常食(1)
無線(1)
ファーストエイドキット(1)
医薬品(1)
コンロ(1)
ガス(1)
ツエルト(1)
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感想
鈴鹿セブンマウンテン縦走の最短ルートを探すのが今回のミッション。釈迦ヶ岳から雨乞岳を経て御在所までは根の平から千種街道で杉峠まで行き、雨乞、東雨乞、クラ谷、御在所郡界尾根というのが一般的だが、もう少し短縮できないか?と地図を見ていると、『これ行けない?』って箇所が見つかった。
一つ目は杉峠を経由せずコクイ谷出合から七人山へ直登するルート。ここは【みんなの足跡】もあるので行けるかも。もう一つは東雨乞から七人山のコルへ下りず三人山からクラ谷へ下りるルート。ここは【みんなの足跡】が無いので難しいかも。
この時期は日が短いので、ヘッデン点けて出発することにしました。
夜明け前の武平峠はとても寒く、バラクラマを被ってスタートです。夜が明けてもガスガスで寒いのと、夜露が笹を濡らしているので、御在所北西尾根分岐到着時点で合羽を着こみました。
北西尾根の稜線は木の根っこが張り出し、しっかり滑りやすいので慎重に下ります。P1155までは順調に下ってきたのですが、ここで尾根分岐を間違え、トラバースして正規ルートへ復帰。P1066から尾根分岐もお約束通りに間違える。『間違いに気づくのが早いのが取り柄です!』と独り言を飛ばしながら登り返す(笑)
尾根芯にはテープがしっかり付いているのと、境界杭が打ってあるので道迷いする人は少ないのかもしれませんが、そこは地図読み初級の私。いつも下りの尾根分岐で自信満々に迷います(笑)
千種街道へ下りる最後の部分は北に降りる尾根と北西の尾根があるのですが、地形図では北西尾根の方が若干緩やかだったので、そちらを選択しましたが、浮石が多く歩き難いルートでした。ちなみに、北尾根にはテープと境界杭が打ってありました。
千種街道は舗装路かと見間違うほどの歩き易さで、同じ山でも一般登山道とバリルートでは雲泥の差があることを改めて感じました。
コクイ谷出合は愛知川左岸に渡らず、最近掛かった木の橋を渡り七人山の尾根に取り付きます。
この尾根はテープはあるもののあまり人が歩いていない様子で、足元は柔らかく傾斜がキツいのでずるずると滑ります。そう言えば、先日滑らない登り方を教わったぞ!と思い出し、試してみると確かに先程までとは滑り方が違う!このルートは縦走には使えねぇ(>_<)と嘆いていましたが、思わぬ収穫です(^^)
休憩場所を求め七人山の広い山頂をスタスタと歩きますが、寒くていい場所が見つからず。結局七人山のコルまで下り、風の当たらない東斜面でしばし休憩。
時間が押し気味なので、東雨乞登頂を諦め三人山へトラバースする作戦を考えたが、トラバースの起点が見つからず、結局登頂することに。
山頂に親子ずれが記念写真を撮ろうと準備をしていたが、あまりの寒さに『写真撮りましょうか?』と声をかける余裕もなく、2秒で山頂を後にする。
三人山を経由して沢谷峠までの郡界尾根は、バリルートとは思えないしっかりした踏み跡が続いており、そのうち【山と高原地図】に登場するかもしれませんね。
三人山まで来た時点で、一人の男性に声を掛けられました。話を伺うとバリルートの達人のようです。私の地図を見せ、『ここからクラ谷へ尾根を下ろうと思うのですが…』と言うと、『そこは行ったことがあるので、行けますよ。』とのこと。『しかしこの谷は途中でえぐれていた気がするのでやめた方がいい』とも。
よし、予定通り尾根を下ってみようと歩き出すが、すぐに急斜面が出てきたのでルートを再考する。右の谷に下った方が歩き易そうに見えるが、、
ってことで降りてみたが、足首が埋もれる程の落ち葉の川、その下には伏流水も流れ下手をするとズブズブとはまってしまう。『エライところに降りてしまった(>_<)』
下に人が歩いているのが見えた。もう少しでクラ谷ルートへ出られる!
下りてみると、下りようとした尾根の取り付きにはやっぱり派手なテープマークが。
下から見ると登れそうですが、降りるのをためらう尾根でしたよ。
さて、クラ谷を武平峠方面へ少し歩くと、ぽかぽかの太陽が射しこんできました。
お昼も過ぎていたので、暖かい場所で休憩。
クラ谷分岐からは緩やかな沢谷を登り沢谷峠の派手なテープマークから御在所郡界尾根へ。この頃になると『派手なテープマーク=バリルート取り付き』だと分かってきた(笑)
2年前の鈴鹿セブンマウンテン縦走時は人に後ろに付いていくだけだったので取り付きはよく分からなかったが、今回はちゃんと確認できました。
あとはよく踏み固められた尾根芯をぐんぐん登っていきます。御嶽大権現の建物に着いた時には遅れを取り戻していました。御在所山頂は間もなくです。
すっかり晴れ渡った青い空。望湖台からは西を向くと、今日歩いた北西尾根、七人山、東雨乞が見えています。東側には伊勢湾が。そして三角点へ着くと、今日歩いた静かなバリルートとはうって変わり、ロープウェイで登ってきた人・人・人。
広い濃尾平野を眺めながらカップラーメンを頂く余裕もできた。
武平峠へ下りたのはおよそ15時。約9時間の山行は、バリルート率7割の実りある周回コースでした。
で、今回のルートが鈴鹿セブンマウンテン縦走に使えるか?ですが。。。
ちょっと遠回りでも一般登山道が歩き易く疲れないので、『使えませ~ん(笑)』
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