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Yamareco

記録ID: 1018993
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
日光・那須・筑波

太郎山〜山王帽子山(三本松からの周回)

2016年12月03日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
08:40
距離
20.4km
登り
1,234m
下り
1,235m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:34
休憩
1:06
合計
8:40
距離 20.4km 登り 1,234m 下り 1,235m
6:40
28
スタート地点
10:44
11:24
23
11:47
11:59
69
13:08
13:17
32
13:49
13:53
51
14:50
6
14:56
14:57
23
15:20
ゴール地点
天候 快晴!
過去天気図(気象庁) 2016年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
三本松園地駐車場(無料/200台程度/6:15ごろ到着時駐車率は1割程度)
 
コース状況/
危険箇所等
●コース全般
・アイゼン・ピッケルは使用しませんでした。
・出会った登山者は一人もいませんでした。

●三本松〜林道出合
およそ6kmの林道歩き。梵字飯場跡から先は車両通行止めでした。
また、裏男体山林道の分岐地点から三本松駐車場までは湿原保護のため通行禁止
となっており、戦場ヶ原農場の中を通って大まわりしました。
志津乗越方面との分岐を過ぎると舗装路から砂利道へと変わり、
林道終点の標識(先に道は続いていましたが…)のすぐ脇が登山口となります。

●林道出合〜太郎山
序盤は緩やかに登っていきます。北側斜面や日陰には雪があります。
尾根に乗ると徐々に登山道は斜度を上げ始め、雪もくるぶしあたりに増えます。
標高2000mを過ぎるとお助けロープがつけられた段差の大きい急斜面となります。
両手も使って登っていくところが連続しますが、
お助けロープもすでに雪に埋もれたものもがあったり、
足元の雪とあいまって少し苦労するところです。
お花畑の手前で2箇所ほど崩落地(薙)をトラバースします。
そんなに難しいところではありませんが、
雪も付いていて転ぶと滑落する場所のため通過は慎重に。
お花畑の真ん中を通過して岩峰との鞍部から太郎山山頂まで高低差100mほどの登りです。
お花畑から山頂直下からまでは雪の量も増えて、深いところでひざ下付近でした。

●太郎山〜山王帽子山〜太郎山登山口
太郎山から小太郎(太郎山西峰)までは痩せ尾根の通過となります。
剣ヶ峰付近は岩稜帯のアップダウンで注意が必要です。
これからさらに雪が増えると要注意の箇所と思われます。
小太郎から山王帽子山との鞍部までは一気に高低差400mほどの下り。
積もった雪が氷化したところ滑りやすいところもありました。
途中、光徳から太郎山への最短ルートであるハガタテ薙ルートへの分岐がありますが、
ハガタテ薙ルートは通行禁止とのことです。
鞍部付近からは日光独特の笹原が続き、山王帽子山までの登りで夏道を失いましたが、
テキトーに藪漕ぎして山頂直下で再び夏道と合流しました。
山王帽子山の山頂は眺望なし。
山王帽子山から高低差300mほど下り奥鬼怒林道(山王林道)と出合ったところが
太郎山登山口です。

●太郎山登山口〜三本松
奥鬼怒林道(山王林道)を涸沼・刈込湖方面に100mほど進んで遊歩道に入り、
2.5kmほど歩くと光徳へと至ります。
光徳からしばらく車道を歩いた後、裏男体山林道へと続く林道に入り三本松へと戻ります。
 
三本松園地駐車場より。奥白根山系のモルゲン
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三本松園地駐車場より。奥白根山系のモルゲン
三本松園地駐車場より。こちらは温泉ヶ岳?のモルゲン
三本松園地駐車場より。こちらは温泉ヶ岳?のモルゲン
三本松よりスタート。男体山が間近に迫ります
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三本松よりスタート。男体山が間近に迫ります
男体山に向かって進みます
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男体山に向かって進みます
太郎山が見えます
太郎山が見えます
勘違いして少し遠回りしてしまいました(photo komemame)
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勘違いして少し遠回りしてしまいました(photo komemame)
裏男体山林道を進みます
裏男体山林道を進みます
梵字飯場跡に到着
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梵字飯場跡に到着
梵字飯場跡から先は車両通行止め
梵字飯場跡から先は車両通行止め
朝日に輝く林道を進みます
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朝日に輝く林道を進みます
足元はツルツル
三本松園地駐車場ではマイナス9.5度でしたが、陽も当たり始めどんどん暖かくなりました
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三本松園地駐車場ではマイナス9.5度でしたが、陽も当たり始めどんどん暖かくなりました
小真名子山を見上げます
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小真名子山を見上げます
こちらは太郎山
志津乗越方面との分岐
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志津乗越方面との分岐
正面にはこれから登る太郎山
正面にはこれから登る太郎山
林道出合に到着。ここが登山口
林道出合に到着。ここが登山口
序盤は緩やかに登っていきます
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序盤は緩やかに登っていきます
北側斜面や日陰には雪があります
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北側斜面や日陰には雪があります
(photo komemame)
日光エリア特有のマーキング
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日光エリア特有のマーキング
登山道は徐々に傾斜を上げていきます
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登山道は徐々に傾斜を上げていきます
段差が大きくなってきました
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段差が大きくなってきました
視界が開けてドーンと男体山
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視界が開けてドーンと男体山
大真名子山
小真名子山と帝釈山&女峰山
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小真名子山と帝釈山&女峰山
登山道はさらに斜度を増します
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登山道はさらに斜度を増します
お助けロープが埋まっているところもありました
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お助けロープが埋まっているところもありました
男体山をバックに(photo komemame)
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男体山をバックに(photo komemame)
ちょっとしたガレ場もあります
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ちょっとしたガレ場もあります
縦位置で大真名子山
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縦位置で大真名子山
グイグイ標高を上げていきます
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グイグイ標高を上げていきます
男体山と中禅寺湖(photo komemame)
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男体山と中禅寺湖(photo komemame)
中禅寺湖と戦場ヶ原も見えました。左に社山と正面の平たいのが黒檜岳でしょうか
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中禅寺湖と戦場ヶ原も見えました。左に社山と正面の平たいのが黒檜岳でしょうか
いい天気です
崩落地をトラバース
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崩落地をトラバース
新薙より。左から帝釈山・女峰山〜小真名子山〜大真名子山(photo komemame)
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新薙より。左から帝釈山・女峰山〜小真名子山〜大真名子山(photo komemame)
女峰山・帝釈山〜小真名子山をバックに(photo komemame)
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女峰山・帝釈山〜小真名子山をバックに(photo komemame)
両手を使って登っていきます
両手を使って登っていきます
2度ほど崩落地をトラバースします
2度ほど崩落地をトラバースします
雪が付いてるので慎重に
雪が付いてるので慎重に
振り返ると小真名子と帝釈山&女峰山
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振り返ると小真名子と帝釈山&女峰山
お花畑に下り立ちます
お花畑に下り立ちます
お花畑の真ん中を横断
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お花畑の真ん中を横断
太郎山山頂とお花畑
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太郎山山頂とお花畑
今シーズン初踏み抜き
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今シーズン初踏み抜き
お花畑という名前ですが花は咲かないらしい
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お花畑という名前ですが花は咲かないらしい
岩峰との鞍部から(photo komemame)
岩峰との鞍部から(photo komemame)
前方が開けてきました
前方が開けてきました
山頂まであと少し!
山頂まであと少し!
頂上標が見えてきました
頂上標が見えてきました
太郎山山頂に到着
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太郎山山頂に到着
倒れていたもう一つの頂上標を立ててパチリ
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倒れていたもう一つの頂上標を立ててパチリ
山頂より。奥白根山
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山頂より。奥白根山
奥白根山アップで(photo komemame)
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奥白根山アップで(photo komemame)
奥白根山をバックに(photo komemame)
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奥白根山をバックに(photo komemame)
山頂より。男体山。手前はこれから進む尾根
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山頂より。男体山。手前はこれから進む尾根
山頂より。男体山と中禅寺湖
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山頂より。男体山と中禅寺湖
山頂より。燧ヶ岳
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山頂より。燧ヶ岳
山頂より。帝釈山と女峰山
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山頂より。帝釈山と女峰山
山頂より。大真名子山と小真名子山
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山頂より。大真名子山と小真名子山
山頂より。皇海山。手前は小太郎
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山頂より。皇海山。手前は小太郎
皇海山アップで。背後は八ツと南アでしょうか(photo komemame)
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皇海山アップで。背後は八ツと南アでしょうか(photo komemame)
山頂より。燧ヶ岳。燧の左は至仏山、右は平ヶ岳かな
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山頂より。燧ヶ岳。燧の左は至仏山、右は平ヶ岳かな
燧ヶ岳アップで(photo komemame)
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燧ヶ岳アップで(photo komemame)
山頂より。会津駒ヶ岳
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山頂より。会津駒ヶ岳
山頂より。中禅寺湖と富士山。手前は社山
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山頂より。中禅寺湖と富士山。手前は社山
富士山アップで(photo komemame)
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富士山アップで(photo komemame)
中禅寺湖越しに富士山(photo komemame)
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中禅寺湖越しに富士山(photo komemame)
奥白根山の右奥は上州武尊山と谷川連峰
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奥白根山の右奥は上州武尊山と谷川連峰
奥白根山の左奥には浅間山と八ヶ岳
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奥白根山の左奥には浅間山と八ヶ岳
とにかく奥白根山が目立ちます
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とにかく奥白根山が目立ちます
風も弱く気持ちいい(photo komemame)
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風も弱く気持ちいい(photo komemame)
さて、山王帽子山に向けて縦走開始です
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さて、山王帽子山に向けて縦走開始です
背後の尾根に向かいます
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背後の尾根に向かいます
太郎山山頂から来た道を少し戻って…
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太郎山山頂から来た道を少し戻って…
山王峠方面に進みます
山王峠方面に進みます
眼下に戦場ヶ原
小太郎との鞍部まで急降下1
2
小太郎との鞍部まで急降下1
小太郎との鞍部まで急降下2
小太郎との鞍部まで急降下2
鞍部から尾根が痩せ始めます
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鞍部から尾根が痩せ始めます
左が小太郎と真ん中が剣ヶ峰
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左が小太郎と真ん中が剣ヶ峰
キラキラ輝く中禅寺湖の湖面と富士山(photo komemame)
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キラキラ輝く中禅寺湖の湖面と富士山(photo komemame)
この辺り雪が増えるとちょっと厄介かもしれません
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この辺り雪が増えるとちょっと厄介かもしれません
剣ヶ峰は北側を巻いていきます
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剣ヶ峰は北側を巻いていきます
剣ヶ峰。背後は太郎山
剣ヶ峰。背後は太郎山
小太郎によじ登るkomemame
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小太郎によじ登るkomemame
小太郎山に到着
小太郎より。太郎山
小太郎より。太郎山
小太郎より。岩峰と奥に帝釈山と女峰山
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小太郎より。岩峰と奥に帝釈山と女峰山
小太郎より。会津駒ヶ岳
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小太郎より。会津駒ヶ岳
会津駒ヶ岳アップで(photo komemame)
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会津駒ヶ岳アップで(photo komemame)
小太郎より。燧ヶ岳(photo komemame)
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小太郎より。燧ヶ岳(photo komemame)
小太郎より。スタート地点三本松園地と戦場ヶ原農場が見えます
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小太郎より。スタート地点三本松園地と戦場ヶ原農場が見えます
小太郎より。男体山(photo komemame)
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小太郎より。男体山(photo komemame)
小太郎より。奥白根山と奥に谷川連峰。写真ではわかりにくいですが苗場山の独特の形も見えました
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小太郎より。奥白根山と奥に谷川連峰。写真ではわかりにくいですが苗場山の独特の形も見えました
小太郎も眺望が良いところでした
小太郎も眺望が良いところでした
小太郎から山王帽子山との鞍部まで…
小太郎から山王帽子山との鞍部まで…
一気に高低差400mほどの下ります
一気に高低差400mほどの下ります
樹林越しに山王帽子山が見えました
樹林越しに山王帽子山が見えました
標高を下げると雪がない場所も現れ始めます
標高を下げると雪がない場所も現れ始めます
小太郎と山王帽子山との鞍部まで下ると…
小太郎と山王帽子山との鞍部まで下ると…
笹原が広がります
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笹原が広がります
山王帽子山への登り返し
山王帽子山への登り返し
途中で夏道を失い藪漕ぎでテキトーに高い方に向かいます
途中で夏道を失い藪漕ぎでテキトーに高い方に向かいます
太郎山と小太郎を振り返ります
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太郎山と小太郎を振り返ります
夏道に合流
山王帽子山に到着
2
山王帽子山に到着
下ります
山王帽子山から高低差300mほど下ります
山王帽子山から高低差300mほど下ります
奥鬼怒林道(山王林道)に合流
奥鬼怒林道(山王林道)に合流
山王見晴しからは遊歩道のようなルートを緩やかに下っていきます
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山王見晴しからは遊歩道のようなルートを緩やかに下っていきます
雪が途切れました
雪が途切れました
光徳に到着
光徳牧場
三本松までまずは車道歩き
三本松までまずは車道歩き
午後の淡い光
林道に入ります
裏男体山林道を過ぎて三本松園地まで直進しようと思いましたが、湿原保護のため通行禁止となっており…
裏男体山林道を過ぎて三本松園地まで直進しようと思いましたが、湿原保護のため通行禁止となっており…
大回りして戦場ヶ原農場の中を歩きます
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大回りして戦場ヶ原農場の中を歩きます
太郎山と山王帽子山を振り返ります
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太郎山と山王帽子山を振り返ります
立派な男体山
三本松に到着。お疲れ様でした!
2
三本松に到着。お疲れ様でした!

感想

最近東北道がラクでいい。
自宅から最寄りのICまでは5分ほど。
山手トンネルで都内をあっという間に抜けた後は、
急なカーブもなくて運転がしやすく、帰りもほとんど(深刻な)渋滞知らず。

ということで、今回も東北道を使って奥日光方面に向かいます。
奥白根山にするかどうか迷いましたが、人が少なさそうな太郎山へ。

三本松園地の駐車場に到着するとクルマの温度計はマイナス9.5度を指していた。
登山口までの冬靴林道(新種のリンドウみたいだな)はちょっと気が滅入ったけど、
スタートからゴールまで誰一人とも会わず最高の天気の下、
奥日光独特の景観を楽しむことができました。
 
 

太郎山、けっこうタフな山だったなぁ。
たいして登っているわけではないのに…なんで?
さいしょとっても寒かった(マイナス9度)のと、
冬靴での林道あるきのせいかな?
それでも、誰ひとり会うこともなく、
ひっそり〜と、地味だけどなかなかいい時間を過ごすことができました。

あ、でも地味といいながら、山頂近くはけっこうハードな登りで、
ロープとかもあったりして、しかも雪と氷で難儀するところがありました。
よじ登ろうとして失敗して、ひざとお尻を打ちました…
意外とこうゆう変化があって、
だから、飽きることはないです。

太郎山からの眺望もさいこーでした。
とくに白根山の存在感はすごかった。真っ白でどでーんとしていて。
きっとこの日の白根山山頂はたくさんの人がいたんだろうなぁ。
遠くから山頂に居るだろう人たちを想うのって、なんかいい。
この同じ時間を山は違えど共有できているって、
向こうからもこっちを見てくれているのかなぁ、とか勝手に思うと、
楽しい気持ちになるんだなぁ。
そんな想像をしながら、山頂でしばし菓子パンをパクパク。

さて、今年も残りカウントダウンに入りました。
年内は、あと何回、どんな山登りができるかなぁ。
年始は何をしているのかなぁ??
忙しなくも、わくわくします。


おしまい。








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