御前山、菊花山、花咲山、お伊勢山 〜低山でも楽しい大月周辺の山〜

2016年12月16日(金) [日帰り]

• GPS: 07:09
• 距離: 15.4km
• 登り: 1,224m
• 下り: 1,134m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:25
• 休憩: 0:43
• 合計: 7:08

距離 15.4km 登り 1,225m 下り 1,134m

9:51 田野倉駅
10:48 ナベノテラス
10:55 11:03 馬立山
11:12 沢井沢ノ頭
11:22 八五郎岩
11:28 11:47 御前山(厄王山)
11:50 八五郎岩
11:58 沢井沢ノ頭
12:30 12:31 菊花山
14:10 14:13 サス平(又平山)
14:20 14:23 花咲峠
14:47 14:51 花咲山(梅久保山)
15:04 15:05 大岩山(クマ岩)
15:09 15:11 女幕岩
16:11 16:13 真木お伊勢山
16:59 ゴール地点

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

往路：富士急行線 田野倉駅
帰路：辻バス停（富士急山梨バス）→ JR中央線 大月駅

コース状況／危険箇所等

このルートで注意した方が良い所は以下の通りです。

富士急田野倉駅から九鬼山/馬立山への登山口は道標がないため、分り難いかも知れません。駅から南の方へ行き、最初の踏切を渡ってすぐの道へ入ると、赤い祠があります。その先で用水路が暗渠になっており、暗渠の上を尾根の末端方向へ行くと道標があります。

馬立山の山頂は、御前山方向の尾根にテープや踏跡があります。しかし、これを降りると岩場になりますので、入らない方が無難です。

花咲山は短いけどアップダウンがあり、場所によっては落葉が積もって滑りやすい所があります。尾根を辿るだけなので分り難い所はないと思いますが、ルートを外すと崖もあるので注意は必要です。

花咲山から大岩山を過ぎて少し下るとトラロープが張ってあり、立入禁止の札が下がっています。西側は崖で東側も急斜面、周囲を見渡しても迂回路は無く、ロープを越えて進む意外にありません。ここは幅の広いクジラの背のような岩の上を歩き、ほぼ平らであるとは言え崖が危険なのでロープが張ってあるものと思います。

写真

12/16 9:52

富士急の田野倉駅からスタートです。

12/16 9:56

九鬼山/馬立山への登山道は、この道から入ります。

12/16 9:57

赤い祠の先で用水路が暗渠になっており、その暗渠の上を進むと登山道の入り口があります。

12/16 9:59

道標は九鬼山となっていました。
藪っぽい感じですが踏跡は明瞭で、灌木の小枝が多少煩わしい程度です。

12/16 10:23

高川山の尾根の向こうに滝子山、ハマイバ丸方面が見えます。
その手前には、今日の後半で行く花咲山も見えます。

12/16 10:26

三角点がある667mのピークは、植野山というらしいです。

12/16 10:34

九鬼山

12/16 10:49

九鬼山への分岐

12/16 10:56

馬立山

12/16 11:03

馬立山の山頂から御前山方向の尾根にペンキマークやテープがありますが、そこを進むと、この岩場を降りてくる事になります。
登山道は、山頂から少し南側に降りて、この岩場を巻いています。

12/16 11:12

沢井沢ノ頭

12/16 11:17

雁ヶ腹摺山の手前に菊花山

12/16 11:29

御前山は好きな山頂の一つです。
富士山がちゃんと見えない九鬼山の代わりに、数年前に秀麗富嶽十二景に加えられました。

12/16 11:29

田野倉から御前山の手前まで富士山は樹間からしか見えず、スッキリ見えるのは御前山の山頂だけです。

12/16 11:34

三ッ峠

12/16 11:34

道志方面

12/16 12:28

菊花山の山頂は岩場があります。

12/16 12:29

菊花山
眺めの良いピークで、気に入りました。

12/16 12:29

百蔵山と扇山

12/16 12:29

岩殿山と雁ヶ腹摺山

12/16 12:35

頂稜は気持ちの良い痩せ尾根です。

12/16 12:37

手前のゴルフ場のある山が、これから行く花咲山。その先に滝子山が見えます。
一度、大月の町へ下りて、中央高速の橋の所から登ります。登り返すのが辛そうだから次回にするか、という考えが頭をよぎりました。

12/16 12:37

富士山には、だいぶ雲がかかってきました。

12/16 12:52

無辺寺の荒れたお堂があり、菊花山という額が掛かっていました。下に今の本堂があります。

12/16 12:56

大月バイパスは地下道でくぐれます。ガードレールの左側に地下道があります。

12/16 13:00

大月は寒いのですね。日影の氷が溶けていません。

12/16 13:21

民家の庭の角に、花咲山への道標があります。
ここへ来る手前、高速の橋梁下からショートカットして上がる道を探しましたが、ありませんでした。

12/16 13:27

高速沿いの舗装路を歩いて行くと登山口があります。

12/16 13:30

小さな祠があり、そこは刈り払われているので大月の町と菊花山の眺めが良いです。

12/16 13:57

稚児落しの岩場が見える所がありました。

12/16 14:07

落葉で足元が滑り易く、ロープが有難いです。

12/16 14:11

又平山

12/16 14:46

花咲山

12/16 15:00

大岩山への登り

12/16 15:02

岩の上に枯葉が積もっており、ロープが助かります。

12/16 15:09

立入禁止のロープが張ってありました。
しかし、右側は崖で左側も急斜面、周囲に迂回路らしきものはなく、仕方がないのでロープを越えて進みました。

12/16 15:10

ロープを越えた先に女幕岩の看板がありました。

12/16 15:12

さらに進むと、またロープと立入禁止の張り紙。それを超えた所から振り返るとこんな感じです。
切れ落ちた崖の横を通るので、こんなロープが張ってあるのだと思います。

12/16 15:18

雁ヶ腹摺山の吹切尾根も歩きたいと思っています。

12/16 15:33

ここに出てきました。
こちらから登る場合、道標が無ければ判らない道です。

12/16 15:38

最終目的地のお伊勢山へ向かいます。

12/16 15:42

お伊勢山五福参りの一番目、根神神社

12/16 15:44

先程まで歩いていた女幕岩の稜線が見えます。

12/16 15:47

お伊勢山五福参り二番目、天満宮

12/16 15:56

お伊勢山五福参り三番目、天照皇大神大神社

12/16 15:57

お伊勢山五福参り四番目、愛宕神社

12/16 16:01

ゴールのお伊勢山
白旗史朗氏はご存命だけど、周囲は墓地なので顕彰碑が微妙な感じです。

12/16 16:02

富士山は綺麗に見えるけど条件が良くないから、色がもう少し鮮やかになるのを期待して待つことにしました。

12/16 16:35

日が沈んで、色がはっきりしてきました。

12/16 16:37

これ以上は良くなりそうもないので帰ります。

12/16 16:46

お伊勢山で長居をしてバスを逃してしまいました。次のバスまで30分以上あるので、何か店でもないかと次のバス停まで歩きましたが、何も在りませんでした。

12/16 17:51

大月駅前のイルミネーションは絵柄から見て、富士急がやっているのでしょうね。

撮影機器：

PENTAX Optio WG-2 GPS PENTAX

感想

guchi999

中央線の初狩駅あたりから大月方面を見ると、低山ながらポコポコと顕著なピークが続く花咲山が見え、ずっと歩きたいと思っていました。
花咲山だけでは距離が短いので、これまた気になっていた御前山から菊花山への道を併せ、さらに秀麗富嶽十二景で、最後まで残ってしまったお伊勢山も回るコースにしました。

今回のコースは、それほど期待していなかったけど、行ってみたら思った以上に良かったという印象です。
気に入っている御前山を初めとして、大月の町を見下ろす展望の良い菊花山、変化のある花咲山、山とは言い難いけど秀麗富嶽十二景に選ばれるだけあって、富士山の眺めが良いお伊勢山、いずれも良い所でした。
加えて懸案だった秀麗富嶽十二景もコンプできて大満足の1日でした。

大月の周囲には、他にも岩殿山や高川山など景色の良い山が在るから、これらを組み合わせると、低山ながらも充実した山歩きができそうです。それに、標高も低くて、一つ一つは距離も短いから、日が短い冬の時期のハイキングには最適だと思います。