甲武信ヶ岳【厳冬期のコブシはワカンがよく似合う】


- GPS
- 09:58
- 距離
- 16.2km
- 登り
- 1,625m
- 下り
- 1,612m
コースタイム
- 山行
- 8:54
- 休憩
- 1:04
- 合計
- 9:58
天候 | 晴れ、昼頃から雪(ヤマテン大当たり!) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
▽道の駅みとみ ・勝沼ICから35kmほど。本日は凍結等ありませんでしたが、スタッドレスは必須だと思います ・6時時点で0台。この時期はこんなもんでしょう ▽西沢渓谷駐車場(無料) ・6時半頃、上から見た様子では0台。この時期はこんなもんでしょう |
コース状況/ 危険箇所等 |
☆道の状況(2017年2月11日現在) ※この時期、状況は一日で一変します。以下はあくまで参考程度にお願いします ※なお、西沢渓谷はこの時期は通行止めとなっています。「自粛」ではなく「通行禁止」とのこと ▽道の駅みとみ⇆徳ちゃん新道入口 ・積雪・凍結あり ・途中の沢の氷瀑が良かった ▽徳ちゃん新道入口⇆近丸新道分岐 ・徳ちゃん新道入口からノートレースに ・テープ等は豊富なのでロストすることはないと思います ・基本登り一辺倒の男らしいルート。序盤に2箇所超急登があり、登り詰めると1460m付近から気持ちの良い尾根に出ます ・近丸新道分岐直下は岩場なので、中途半端な積雪の時はアイゼンの着脱判断が難しいところ。本日は分岐まで何も付けませんでした ▽近丸新道分岐⇆破風山分岐 ・近丸新道分岐から少し進んだところで早々にワカンを付けました ・樹林帯の積雪もなかなかのもので、ワカンを付けてもスネ〜ヒザ程度のラッセルが続きました ▽破風山分岐→木賊山 ・ここが一番深かった。ワカンでも膝上が続き、距離的には短いのだが今日一番消耗した ▽木賊山→甲武信小屋 ・ここも深い。小屋手前に斜面のトラバースがあります(ルート間違ったかも)。積雪が更に増えたら注意すべきポイント ▽甲武信小屋⇆甲武信ヶ岳 ・基本スネ程度の積雪が続きます ・大岩のあるポイント(頂上への稜線)まで登り詰めると風が強くなるので、それまでに装備を整えるべき ▽甲武信小屋→(巻道)→破風山分岐 ・木賊山に登り返すのが嫌だったので選択したが、ここも深かった。ヒザ程度が続きます(ワカンは撮影のため山頂では外してしまいました) ・もう少し積雪が増えたら通らないほうがいいかもしれません ・木賊山・破風山分岐までのコースタイムは20分のところ、1時間かかりました |
その他周辺情報 | ☆登山後の温泉 ♨︎はやぶさ温泉 ・ここら辺の山域に来た時はここと決めています ・ph9.95の強アルカリ泉が驚くほど掛け流されています ・シャワーもカランも温泉です http://hayabusaonsen.net/facilities.html ☆道の駅みとみ ・16時に戻った時には既に閉まっていた。この時期の営業形態は不明 ・この時期だけだと思うが、静かで快適な車中泊ができました。日曜の4時半時点で計8台が停まっていた http://michinoeki-mitomi.fruits.jp |
写真
感想
これまで7回登っている甲武信ヶ岳ですが、厳冬期には未踏であったため、ずっと機会を伺っていました。
木・金曜日には都心でも雪が舞うほどの寒気がやってきて、これは甲信越の山々もいい感じになっているのでは!?
未明に中央道を走っていると、なんと高尾山付近から談合坂くらいまで、とても綺麗な樹氷が闇夜に浮かんでいる。
ここら辺でこれほどまで素晴らしい雪景色を見るのは初めてで、これは期待が膨らむ。
しかし笹子トンネルを抜けると、霧氷なんて皆無。
峠ひとつでここまで変わるものかと驚きました。
道の駅みとみまでも凍結等一切なく(塩カル撒き過ぎ)少し拍子抜け。
西沢渓谷までの遊歩道も足跡だらけで、「ここら辺は降らなかったのね」と少しガッカリ。
しかし徳ちゃん新道入口にくるといきなりのノートレース。
多少不安を感じるも、静かな山行を好む私としては好都合。しかもここは奥秩父。静寂がとても似合う山域なのです。
相変わらずの急登を登り詰め、近丸新道分岐へ。
そこから先は積雪が一気に増し、ほどなくしてワカンを装着することに。
その後、急登の樹林帯を抜け、木賊山、甲武信ヶ岳山頂に至るまで、深いところではワカンを付けても膝上のラッセルが続き、かなり疲弊。
山頂では、本日の功労者ワカンと共に記念撮影。
甲武信ヶ岳、ワカンがとても似合う山だと思いました。
帰路は、木賊山への登り返しが嫌だったので、破風山方面への巻道を使うことに。
ここも非常に厳しかった。
終始膝上ラッセル。
コースタイム20分のところ、1時間もかかってしまいました。
破風山分岐へなんとか辿り着くと、自分ともう一方のトレースが。
こんなにトレースが恋しく思えたのは初めてです。
累計3人分のトレースは全くもって歩きやすく、先頭のノートレースラッセルとは比べものにならなかった。
これまでレコで「トレース明瞭で楽チン」とか書いてきたが、誰かしら必ず先頭を歩いてトレースを付けてくれたのだから、もっと感謝をして歩かなければいけないと、心に誓いました。
8度目にして初の厳冬期甲武信ヶ岳。
本日の自らの経験がとても勉強になった山行でした。
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