富士ノ折立(立山)敗退も、どピーカンの絶景は最高!
- GPS
- 09:57
- 距離
- 9.6km
- 登り
- 1,077m
- 下り
- 1,030m
コースタイム
14:30室堂-15:45雷鳥荘(小屋泊)/雷鳥沢(テント泊)
<2日目>
4:30雷鳥荘-5:00雷鳥沢-6:30剣御前小舎-7:45別山南峰8:15-9:10真砂岳9:25-10:45富士ノ折立手前で撤退〜11:00大走り分岐〜12:45雷鳥荘〜みくりが池14:00-14:30室堂
天候 | 1日目:霧のち晴れ 2日目:晴れ! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
大観峰付近では大きな雪崩の跡。雪の大谷は積雪17m 夜は案外冷えこみ、想定を大きく下回る-15℃ 剱御前〜内蔵助カール付近は雪屁がまだ大きい。付近は亀裂がありズボっとはまる箇所が多いのでルート選びは慎重に。 富士ノ折立は、レベルとしてはバリエーションルートの状態。3月上旬に行った阿弥陀岳南稜P3ルンゼの斜度でもっとツルツル。スタカット装備がないときつい雪壁状態。長めのザイルとスノーバー等ないと安全には登れないでしょう。20mの補助ロープしかないし、スノーバーも無いのであきらめました。 大走りを撤退ルートに利用。トラバースルートは雪も安定しているので、慎重にいけば特に問題なし。 ※ルート記録で別山北峰は入ってないが、GPS付きザックをデポしたため。 雷鳥沢テン場の管理小屋(兼水場、兼トイレ)はありませんでした。 以下写真 Nikon D300 Nikon D300 TAMRON SPAF 17-50mm F2.8 XR Di LD Aspherical[IF] (stk) |
写真
感想
9人になってから初の全員登山。&個人的に50回目の山行。
天下の名峰立山からの眺めを期待したが、、結果は敗退でした。とはいっても別山北峰からの剱や、北アルプス北部の眺めは最高。天気も素晴らしく、心に残る登山になった事は間違いありません。敗退についても、今回は12本爪アイゼンが初めてというメンバが複数いる中であり、攻める登山はもちろん元々無し。ルートコンディションも、山のルート紹介や去年いったメンバの話とは大分かけ離れており、稜線からはトレースもなく、最後の撤退地点はほぼバリエーションルートのレベル。最大傾斜50度くらいありそうな雪壁。まあ、即撤退の決断となりました。なので特に悔しいとかもなく、全員無事下山できた方がよほどよかったなあと思いました(特に、翌日遭難事故が同地点であったので、ますますそう思いました)。
50回目の節目が2連敗という形にはなったけど、それも含め山の醍醐味。自称山岳写真家としては、あの景色を眺められるだけでもサイコーの一言です。
オマケですが、初日は滑落停止にスタンディングアックスビレイの練習。ようやく雪山初心者メンバもまともな訓練が出来ました。2日目は、なんと自分がそれを実践する事に! 敗退した核心部でルート探しをしている際、つかんだ岩が剥がれプチ滑落を経験!まわりは声もでないほど?ヤバいと思ったようです。実際ヤバかったです。2回目のピック突き刺しで止めたよう(よく憶えていない^)ですが、その下は岩混じりの斜面だったんで。後になって怖くなりました(笑) いきなり岩に全体重は危険ですね。。
反省です。。
◆立山縦走。感想。
去年のゴールデンウィークにソロ山行のルートをベースにコース設定。
時間の都合、立山(雄山)ピストンの選択もありましたが、、
個人的には、別山乗越(劔御前小屋)〜別山南峰の眺望は見たかったし、
今夏の劔岳挑戦前の下見に、モチベーションもあがるかと思いました。
今回は自分なりの楽しみを3つ設定ました。
1.小屋泊で
テン場(雷鳥沢野営場)は去年2回(計4泊)もしているお気に入りの場所ですが、
今回のスケジュールで冬山テント装備を背負って回るのは、ちょっと体力に不安。
しかし、小屋泊に選んだ雷鳥荘は、夏の山行で休憩に使っており、設備も申し分なし。
混雑していないこの時期は、温泉もあって合宿気分で楽しめると判断しました。
→この選択は狙い通りでした。アルペンルートのお土産屋でトランプを買った
メンバーがいて、さらにトランプが盛り上がったのは想定外でしたが(^^
2.別山の登頂
前回は別山南峰まで。今回は足を伸ばして別山にいきます(往復20分)。
ピストンとし、計画上は30分の休憩時間。休憩時間内での往復としました。
→剣沢越しの劔岳や、後立山の峰々を見渡せる場所で
なかなかの展望でした。余裕があればぜひ。
3.富士ノ折立の登頂
前回は頂上直下のトラバースとし頂上未踏でしたので、登頂を狙います。
→結局、富士ノ折立中間手前あたりで敗退を決め、未踏となりました。
雪面は、時期が去年のGWより半月早いせいか、直近で降雪がなかったのか。
風が強い時期が長かったか稜線上には積雪が少なく、ウィンドウクラストになっています。
さらにアルペンルート開通2日目のためGW中のようなステップもない状態で、
登頂はあきらめるコトになりました。
ついでに、前回(2010年5月)の立山縦走は下記
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-70249.html
立山全記録ダイジェスト
高速尻セード選手権 in 立山!
コメント
この記録に関連する登山ルート
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stkさん、みなさん、お疲れさまでした。
雪の立山、いいですね〜。これまで、色々な山行記録を拝見
させていただいていますが、どれもよい山行でうらやましい
限りです。お気に入りにも登録させてもらっています。
これからも楽しみに、山行記録を拝見させていただきます。
・・・それとも、足手まといにならなければ、DNS Trek Club
に入隊できるかな?
&6名の方へははじめまして☆
相変わらずすごい景色ですねぇ。
皆さんの写真のクォリティも高くて、今日もスライドショーで楽しませていただきました
ど迫力の剱に立山連峰。やっぱり北アルプス最高!
いつも記録みていただきありがとうございます〜^
tayukayuさんが、DNS Trekにですか! 実は会社仲間の集まりで、当然山岳会でもないゆる〜い集団なんですが(笑)
足手まといはありえませんね。多分誰一人として健脚のtayukayuさんについていけないと思います(笑) とはいえ個人的には北鎌をやったtayukayuさんとジョイント山行でも出来ればうれしいかもです。 別途メールしますね
今回は、3人が一眼レフを持ち寄る事に!
ヤマレコのスライドショーいいですよね〜。自分もよく使ってますよ。
北アルプスは春行くには最高の山ですね^
コメありがとうございます。
やっぱり雪の立山は好いですよね。
奥行き感が、より広がる感じが別世界のようで好いです。
さらに、アプローチは楽で、温泉まであって「楽しい」山行が出来るのですから。
今回は
また、tayukayuさんが行かれた穂高や剣への山行が今年の目標です。
山行参考にさせいただいています(^^。
ども、ありがとうございます。
スライドショーですか。普段あんまり使っていないのですが、
画像サイズ違うと目立ちますね。。。
今後一眼レフで撮ったとき、サイズを合わせよっと。
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