ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 1066758
全員に公開
ハイキング
関東

石尊山・清澄山:房総最深部は原生林の宝庫、半袖隊長、太平洋岸歩きも満喫

2017年02月18日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
06:41
距離
27.7km
登り
780m
下り
863m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:35
休憩
0:07
合計
6:42
8:43
80
上総亀山駅
10:03
10:05
30
10:35
10:40
31
11:11
11:11
56
12:07
12:07
28
12:53
12:53
42
13:35
13:35
61
清澄寺バス停
14:36
14:36
49
15:25
安房小湊駅
10:05 七里川温泉10:36 石尊山11:10 小倉野分岐12:06 もみ太郎12:10 横瀬分岐12:34 麻綿原、石尊山縦走コース入口12:35 初日山12:56 向峰歩道入口13:11 道六神番所13:20金剛山13:24 清澄山13:26 宝珠山13:34 露地山13:35 如意山13:45 独鈷山14:13 坂本の無料駐車場14:36 安房天津駅15:22 安房小湊駅

★EK度数:41.27=27.12+(914÷100)+(1002÷100÷2)
 →→→判定「●EK40〜50未満 日帰りとしては非常にきつい」
 合計距離: 27.12km /最高点の標高: 358m /最低点の標高: 0m
 累積標高(上り): 914m /累積標高(下り): 1002m
 
 EK度数=合計距離+(累積標高上り÷100)+(累積標高下り÷100÷2)
  (標高グラフ機能の「SRTM標高」値を採用)
 Thanks to murrenさん⇒
  http://www.yamareco.com/modules/yamanote/detail.php?nid=142
天候 曇り たまに 日差し あり
過去天気図(気象庁) 2017年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車
【往路】地元駅04:5905:17新宿駅05:2105:40東京駅05:5906:37千葉駅06:44快速07:21木更津駅07:2408:23上総亀山駅
【復路】安房小湊駅16:02千葉駅19:30東京駅新宿駅20:4121:00地元駅(寝過ごして遠回り)

☆南房総フリー乗車券(木更津・茂原以遠がフリー区間、2日間有効)を利用
 http://www.jreast.co.jp/tickets/info.aspx?GoodsCd=2222
コース状況/
危険箇所等
★コース状況
【全般shoefoot
 全長27kmのうち20kmは道路歩きで、山道部分も特に棄権箇所なし。
【上総亀山駅〜七里川温泉】6.7km
 交通量は少ない道路歩き。
【七里川温泉〜麻綿原】7.1km
 石尊歩道・麻綿原歩道と呼ばれる山道(稜線)歩き。
 小さなコブはほぼ巻きながら進むので上り下りは少ない。
 斜面崩壊・倒木箇所が散見されるが、それなりに手入れされている。
 多数の枯れ枝が散乱しており、躓いたり引っ掛けたり乗って滑ったりして歩き難い箇所多数。
【麻綿原〜清澄寺BS】4.0km
 林道歩き
【清澄寺BS〜安房天津駅〜安房小湊駅】9.1km
 道路歩き

【参考文献】分県登山ガイド 千葉県の山(山と渓谷社2015年版)
6石尊山:ローカル線に乗って里山から養老渓谷へ
その他周辺情報 ★登山ポストpostoffice:なし
★トイレtoilet:清澄寺、清澄寺から安房天津駅への中間地点、天津から小湊への海岸沿い
★駐車場parking:対象外
★携帯 :ほぼ通じるが一部圏外も
★温泉spa:七里川温泉(覗いてみただけ)
    http://shichirigawa-onsen.com/
★飲食店restaurant:寄らず
★酒類調達処:セブンイレブン(天津小湊店)…安房小湊駅からrun1分
★前泊施設hotel:自宅日帰り
南房総フリー切符を利用して久留里線の終点へ。
過疎地域を走るには似合わぬカラフル車両。
1
南房総フリー切符を利用して久留里線の終点へ。
過疎地域を走るには似合わぬカラフル車両。
簡素な駅舎の無人駅。
終点まで乗っていたのは3人だけ。
地元住民婆さん+乗り鉄オジサン+拙者。
2
簡素な駅舎の無人駅。
終点まで乗っていたのは3人だけ。
地元住民婆さん+乗り鉄オジサン+拙者。
出発する前に……今日の食料。
下山するまで食べなかったので歩荷訓練用と化した。
5
出発する前に……今日の食料。
下山するまで食べなかったので歩荷訓練用と化した。
最初は登山口まで道路歩き。
すぐに藤林隧道……歩道はないが交通量も少ない。
最初は登山口まで道路歩き。
すぐに藤林隧道……歩道はないが交通量も少ない。
トンネルを抜けると、そこはやはり田畑だった。
トンネルを抜けると、そこはやはり田畑だった。
民家の庭で。
続いて蔵玉隧道。
やはり歩道はないがヘッ電不要。
1
続いて蔵玉隧道。
やはり歩道はないがヘッ電不要。
第二蔵玉隧道は短い。
第二蔵玉隧道は短い。
行く手に石尊山。
左側のピークがそうだ。
地味な山容だ。
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行く手に石尊山。
左側のピークがそうだ。
地味な山容だ。
七里川温泉の手前が登山口。
ここまで約7kmで100m登るだけ。
2
七里川温泉の手前が登山口。
ここまで約7kmで100m登るだけ。
七里川温泉の表玄関。
朝9時から立寄湯の営業開始。
評判の黒い硫黄泉に大いに惹かれたが……断念。
歩く意欲がなくなりそう。
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七里川温泉の表玄関。
朝9時から立寄湯の営業開始。
評判の黒い硫黄泉に大いに惹かれたが……断念。
歩く意欲がなくなりそう。
杉と広葉樹がまだら模様の道。
枯れ枝が堆積し歩き難い。
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杉と広葉樹がまだら模様の道。
枯れ枝が堆積し歩き難い。
表・裏登山道分岐点。
拙者は表(左)へ。
表=男坂、裏=女坂……のイメージか。
表・裏登山道分岐点。
拙者は表(左)へ。
表=男坂、裏=女坂……のイメージか。
踏み跡が薄いので赤テープや、
踏み跡が薄いので赤テープや、
銘木板を手掛かりに進むとよい。
銘木板を手掛かりに進むとよい。
あれ?裏山道の道標(青〇)だ。
間違えたかな?と思ったが、先の道標(赤〇)まで行ってみると……
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あれ?裏山道の道標(青〇)だ。
間違えたかな?と思ったが、先の道標(赤〇)まで行ってみると……
歴史を感じる古い石段。
今にも崩れ落ちそう。
急傾斜なので上部にはロープ設置。
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歴史を感じる古い石段。
今にも崩れ落ちそう。
急傾斜なので上部にはロープ設置。
天国への階段を登り切ると大小三つの石祠が立つ山頂だ。
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天国への階段を登り切ると大小三つの石祠が立つ山頂だ。
二等三角点348mには山頂道標。
樹林に囲まれ視界は効かない。
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二等三角点348mには山頂道標。
樹林に囲まれ視界は効かない。
本日最高地点に敬意を表して\^^/
7
本日最高地点に敬意を表して\^^/
さあ、太平洋に向かって南下開始。
石尊歩道に入ると豊富な道標。
さあ、太平洋に向かって南下開始。
石尊歩道に入ると豊富な道標。
すぐに斜面崩壊地。
赤でも青でも行けるが、拙者は赤で。
高所嫌いの方には青を推奨。
すぐに斜面崩壊地。
赤でも青でも行けるが、拙者は赤で。
高所嫌いの方には青を推奨。
かと思えば林道のような幅広さ。
房総らしい植生も目立ってきた。
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かと思えば林道のような幅広さ。
房総らしい植生も目立ってきた。
右手が開けた。
山並みの向こうが太平洋。
清澄山、元清澄山、安房高山、高宕山などが見えているのか?
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右手が開けた。
山並みの向こうが太平洋。
清澄山、元清澄山、安房高山、高宕山などが見えているのか?
細尾根もある。
振り返って)こんな二重山稜?も。
振り返って)こんな二重山稜?も。
雨が降ったら滑りそうな岩場。
房総でよく見掛ける地質だ。
雨が降ったら滑りそうな岩場。
房総でよく見掛ける地質だ。
最も山道らしかった箇所。
短くジグを切りながら急降下したのはここのみ。
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最も山道らしかった箇所。
短くジグを切りながら急降下したのはここのみ。
こんな大岩の傍らを歩くのも珍しい。
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こんな大岩の傍らを歩くのも珍しい。
基本的に房総の山道はコブやピークを巻いて行く。
ここも左に行くのが正規コース。
でも偶にはコブに突っ込んで越えて行こう。
巻き道ばかりじゃ詰まんない。
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基本的に房総の山道はコブやピークを巻いて行く。
ここも左に行くのが正規コース。
でも偶にはコブに突っ込んで越えて行こう。
巻き道ばかりじゃ詰まんない。
荒れている……まだ序の口。
荒れている……まだ序の口。
お〜!
でも、それなりに手入れされているので、身体を捩れば通過できる。
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お〜!
でも、それなりに手入れされているので、身体を捩れば通過できる。
間違えないように!
思わず真っ直ぐに行ってしまいそう。
道標ないので踏み跡が頼り。
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間違えないように!
思わず真っ直ぐに行ってしまいそう。
道標ないので踏み跡が頼り。
次第に原生林の雰囲気が漂い始める。
前方のもみじの大木(赤〇)には……
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次第に原生林の雰囲気が漂い始める。
前方のもみじの大木(赤〇)には……
「もみじ朗」からメッセージ。
3
「もみじ朗」からメッセージ。
うーん、いいですね。
南関東に残された最後の原生林。
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うーん、いいですね。
南関東に残された最後の原生林。
「樅の木は残った」
これも大きい☆彡
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「樅の木は残った」
これも大きい☆彡
モミ太郎からもメッセージ。
そのうちピコ太郎からもあるかも。
アイハブモミジ🍁アイハブモミ♪
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モミ太郎からもメッセージ。
そのうちピコ太郎からもあるかも。
アイハブモミジ🍁アイハブモミ♪
スダジイやマテバシイなどの常連も南国風情たっぷり。
スダジイやマテバシイなどの常連も南国風情たっぷり。
くぐり抜けましょう。
難易度Aクラス。
くぐり抜けましょう。
難易度Aクラス。
長い一枚岩。
雨天注意!
長い一枚岩。
雨天注意!
丸太橋はここだけ。
安定している。
丸太橋はここだけ。
安定している。
そう言えば、この付近の大地主らしい。
2
そう言えば、この付近の大地主らしい。
麻綿原に通じる林道に出合う。
5キロ2時間の山道歩きはこれで終了。
1
麻綿原に通じる林道に出合う。
5キロ2時間の山道歩きはこれで終了。
妙法生寺の天拝壇へ通じる題目坂。
パワースポットと宣伝していたので登ってみた。
妙法生寺の天拝壇へ通じる題目坂。
パワースポットと宣伝していたので登ってみた。
上がってみると外房を一望。
でもどこがどこだか分かりません。
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上がってみると外房を一望。
でもどこがどこだか分かりません。
天拝園と名付けられた妙法生寺境内を一望。
7月上旬はアジサイが咲き乱れるそうだ。
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天拝園と名付けられた妙法生寺境内を一望。
7月上旬はアジサイが咲き乱れるそうだ。
T字路に突き当たり、関ふれあい道の林道を清澄寺バス停に向かう。
T字路に突き当たり、関ふれあい道の林道を清澄寺バス停に向かう。
一杯水林道と言うようだ。
道幅は広いがクルマは通行止め。
関ふれ道でもある。
一杯水林道と言うようだ。
道幅は広いがクルマは通行止め。
関ふれ道でもある。
今度は左側に時折展望を得る。
今度は左側に時折展望を得る。
突然、俗世に戻ってきたら…
突然、俗世に戻ってきたら…
そこが清澄寺。
大きなお寺だ。
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そこが清澄寺。
大きなお寺だ。
そして年代物の巨杉。
大杉を通り越して巨杉だ!
5
そして年代物の巨杉。
大杉を通り越して巨杉だ!
清澄寺バス停(赤〇)。
バスは4分前に出たばかり。
トイレに寄らなければ間に合ったかな?
清澄寺バス停(赤〇)。
バスは4分前に出たばかり。
トイレに寄らなければ間に合ったかな?
バス停広場から鴨川方面。
海が光って見える。
端から天津駅まで歩く積もりだったのでショックなし。
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バス停広場から鴨川方面。
海が光って見える。
端から天津駅まで歩く積もりだったのでショックなし。
事前に調べた裏道(近道)を辿ると……
事前に調べた裏道(近道)を辿ると……
本線へ合流。
だらだらした下り坂をてくてく歩く。
本線へ合流。
だらだらした下り坂をてくてく歩く。
中間地点にはベンチとトイレ。
中間地点にはベンチとトイレ。
紅梅・白梅。
勾配を下る白バイ。
すいませーん、親父ギャグです(._.)φ
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紅梅・白梅。
勾配を下る白バイ。
すいませーん、親父ギャグです(._.)φ
道路王国ニッポン…バイパス建設中。
交通量は少ないのになぁ…。
ホントに必要なのか?
2
道路王国ニッポン…バイパス建設中。
交通量は少ないのになぁ…。
ホントに必要なのか?
ようやく眼下に捉えた街並みと海岸線。
ようやく眼下に捉えた街並みと海岸線。
鈴生り。
東大演習林事務所。
趣ある建物だ、さすが大地主(´Д`)
1
東大演習林事務所。
趣ある建物だ、さすが大地主(´Д`)
外房線踏切を渡る。
右手のハイカラ建物は中学校。
外房線踏切を渡る。
右手のハイカラ建物は中学校。
安房天津駅にトウチャコ。
予定ではここがゴ〜ルだったが…気が赴くまま隣駅へ。
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安房天津駅にトウチャコ。
予定ではここがゴ〜ルだったが…気が赴くまま隣駅へ。
岬〜巡りの〜バスは〜走る〜。
海岸沿いの旧道をぶら隊長☆彡
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岬〜巡りの〜バスは〜走る〜。
海岸沿いの旧道をぶら隊長☆彡
南国ムードたっぷり(^^*)
2
南国ムードたっぷり(^^*)
サヨナラは何に言う〜♪
サヨナラは悲しみに〜♬
やはり千葉の海岸が似合うのか、吉川く〜ん(๑'ᴗ'๑)
5
サヨナラは何に言う〜♪
サヨナラは悲しみに〜♬
やはり千葉の海岸が似合うのか、吉川く〜ん(๑'ᴗ'๑)
光る海♪
光る大空
光る大地♬
3
光る海♪
光る大空
光る大地♬
海鳥、全員集合中!
4
海鳥、全員集合中!
楽しかった海岸沿い歩きもここで終わり。
楽しかった海岸沿い歩きもここで終わり。
歩行者・自転車専用トンネル完備。
歩行者・自転車専用トンネル完備。
トンネルを抜けると……そこはやはり海岸線だった!
走れコータロー🐴
1
トンネルを抜けると……そこはやはり海岸線だった!
走れコータロー🐴
安房小湊駅。
それにしても乗客がいないぞ!
拙者一人だけじゃないか(+。+)アチャー
3
それにしても乗客がいないぞ!
拙者一人だけじゃないか(+。+)アチャー
列車酒場を開設。
飲み過ぎたのは♪貴方のせいよ♬
なぜか予定より1時間近く遅着😲
お疲れさんどした<(_ _)>
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列車酒場を開設。
飲み過ぎたのは♪貴方のせいよ♬
なぜか予定より1時間近く遅着😲
お疲れさんどした<(_ _)>
【オマケ】帰宅したら、小田急アンケートで当選していた!
白笹つづみ/金井酒造店(秦野市堀山下)。
ごっつぁんです(^_^)
6
【オマケ】帰宅したら、小田急アンケートで当選していた!
白笹つづみ/金井酒造店(秦野市堀山下)。
ごっつぁんです(^_^)

感想

久し振りの房総半島の原生林歩き。
前日までは、残っている甲相国境尾根縦走を仕上げようと思っていた。
しかし、この週末は北風が吹いて寒い・冷たいとの天気予報だし、先週末からの積雪がカチンコチンに凍って歩きづらいかもしれない……と考え、低山逍遙の房総へ宗旨替えした。

石尊山は、房総の山の中で、特に名が通っているわけではない。
また「石尊山」でヤマレコデータ検索すると、日本全国で抽出されるのは14座。
その中で山行記録登録件数がダントツの1位は奥武蔵の石尊山。
尤もこの奥武蔵の石尊山は、お隣の官ノ倉山があってこそ・・・で、単独での実力ではあるまい。
2番目は栃木県の石尊山である。
こちらの石尊山は、深高山とセットで登られることが多い。
房総の石尊山は、これら上位2強に続く第三グループを成している。

面白いことに、14ある石尊山はいずれも東日本にある。
それも「関東」「甲信越」ばかり。
その名前からして宗教に関係する名前かと思って調べてみると・・・
●石尊信仰とは、神奈川県伊勢原市にある大山阿夫利神社(おおやまあふりじんじゃ)を中心とする山岳信仰。
●古くは大山山頂の石尊大権現と山腹にあった大山寺が信仰の中心。
●石尊の名前の由来は山頂の岩石。
●山頂の岩に神々が降りると信じられており石尊の名がついた。
●神々とは、大山が雨降山(あふりやま)と呼ばれているように、農耕の神、雨乞いの神である。

すると房総での雨乞い信仰の中心となったのが石尊山なのであろうか?
それとも山頂に立派な石の祠があるから石尊山と言われるようになったのか?
・・・ウンチクはこの程度にしておこう。

石尊山へのアクセスは容易ではない。
デマンドバスが登山口となる七里川温泉を走るが、極めて本数が少ない。
おまけに「土曜・日曜・祝祭日は運休」なのである。
拙者はJR久留里線の終点・上総亀山から歩くことにしたが、小湊鉄道・養老渓谷駅から取付くか、安房天津駅からバスで清澄寺まで移動し取付くか・・・いずれも遠い。

今回は道路や林道歩きが長くて合計で約27キロとなったが、核心部分は「七里川温泉から麻綿原高原入口まで」の7キロほどである。
清澄寺周辺には、関東地方でも数少ない原生林が残っており、今回の縦走コースでもそれらが楽しめる。
房総ではお馴染のマテバシイやスダジイはもちろんのこと、モミやツガの大木も残っている。
しかし、杉林がそれなりの混在していたのにはやや驚いた。

房総の山を歩いていてよく思うのは、「なぜコブや小ピークをことごとく巻いて進むのか」である。
とにかく左右どちらかにコブを巻くように道が付けられている。
古くは生活道路の一端であったのだろうから、わざわざ体力を奪うような安易なピーク越えの道は回避したのであろうか?
今回も同じことを考えながら歩いていた。

さて清澄寺バス停に着いたら、数少ない安房天津駅行きバスは4分前に出たばかり。
一杯水林道から清澄寺の裏手に出て来たら、立派なトイレが目に入ったので立寄ったが、その時間がなければ間に合っていたかもしれない。
もっとも安房天津駅までは歩く積りでいたので悔しくはなかった。
安房天津駅まで下っている時に、ふと、隣駅の安房小湊駅まで歩けば、岩井駅から安房鴨川駅まで東西に伸びている赤線が滑川アイランド駅まで伸びることになるなぁなんて考えていたら、ついでに行ってしまうことに。
・・・と言うことで、気になっていた房総最深部歩きは無事に終了。
最深部と言えば、房州アルプスや郡界尾根(三郡山)・安房高山付近はまだ手付かず。
房総の山々への興味は尽きない・・・妄想が膨らむ一方である。

お疲れさんどしたm(_ _)m

  隊長

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訪問者数:3026人

コメント

清澄山のピーク
清澄寺一帯を清澄山と言うのでしょうか?山頂標識はないようですね。
最近、ロングのわりに食べないのは、時間的な制約故ですか?
1000メートル級で雪が残ってれば、
先日の東京の春一番の暖気
と雨で一部氷化していることは想像に難くなく、
南房総の選択は正解だったと思います

お疲れ様でした。

追伸:PC速攻購入し、セットアップも終わり、
ようやく使える状態になりました。
伯耆大山から好天予報の長野中部に変更、今日は車で沈殿です。
小雪舞う諏訪湖SAにて。
2017/2/20 6:20
行こう無限の、ち・へ・い〜せん〜!
 yamabeeryuさん、おはようございます。
 ”20辧30凖り前〜!”
 ”山道混じりでも、街の歩行所要時間目安(4km/h)なんかひとっとび‼”
 相変わらす元気ですね〜 。どこまで歩かれるのか、隊長には写真69のフレーズが似合いすぎます
 清澄山の大杉、覚えていますが・・・・、お〜こわ、この季節は遠慮しときます。

PS 信州ならダイジョブかな〜と、ちょっとお散歩したら、むずむずです
2017/2/20 7:18
房総は奥が深〜いですね(・・;)
隊長こんにちは

一応千葉県民の僕はまだ県内を今年歩いてません
何しろアクセス不便だし、交通費は高いし
来月には頼朝桜(河津桜)と菜の花 を見に行くついでに 歩きしたいと思ってます

房総の山はホント独特の地形で、山深く道迷いしやすいので難易度高いですよね
藪も深いので晩秋〜早春までがベストシーズンかと思います

林道歩きが辛いですが、こんなに長い舗装路歩きを良く歩くと感心しております
2017/2/20 8:28
mtkenさん
俗に清澄八山の全体を称して清澄山と言うようです。
2年前の3月、清澄寺の裏手にある最高峰・妙見山377mには登っているので、今回は立寄りませんでした。

さすが房総・・・残雪は皆無でした
でも風が冷たくて、丹沢や奥多摩の1000m超だと寒かっただろうな・・・と思いながら歩いていました。

山中で食べる量が少ないのは、立ち止まっていると寒いので、つい、そのまま歩いてしまうからです。
その代わりに、復路の車中でガハガハやってます

山行計画を拝見して、この天候状況からしてどちらへ?と思っていました。
大山(おおやま)ならともかく、大山(だいせん)は遠いですからね。
PCを持参されている?のでしょうか?
いや、さすがに遠征先からはスマホ対応でしょうね。

  隊長
2017/2/20 8:59
暴走隊長、再開ですね!
大量の歩荷訓練 ご苦労様です
普通のザックなら もう大丈夫のようですねー
今回は、奥様へのお土産 買わなかったんですか?
それにしても 最後の列車酒場 いつもより一本多いのでは?
2017/2/20 10:17
房総の原生林
yamabeeryuさん、こん○×は(^o^)/

今回は雪などを逃れるため、暴走run族だったんですね
緑が濃い・深いと思っている房総にしてはこの時期だからか、樹木の間から曇り空が見えますね。それでも原生林・自然林を歩くと気持ちよかったでしょうね。

房総の方は滑りそうな所は岩なんですね。同じ?ような三浦や鎌倉では粘土質が固まったものなので、少し違うのかしら

68&69の歌詞が懐かし〜ぃ mamepapa dogleo
2017/2/20 11:38
石尊山
yamabeeryuさん、こんばんは

最近ほぼ似たようなところに行きましたが
海があるというのはいいですよね。
清澄寺は行きましたが、石尊山は通らず。
次は亀山からスタートかなぁなんて考えてました。

石尊山の由来もなるほど。
ルートとともに参考にさせていただきます
2017/2/20 20:06
odaxさん
「7km/27km=26%」・・・今回の山道割合はこんなものですから、適度にスピードが出て当然でしょうね。
大した標高差でもないし・・・。

房総の杉林はオレンジ色に色付いていました。
花粉が飛ぶ様子までは分かりませんでしたが、確実にピークを迎えつつありますね。
拙者も花粉症持ちなのですが、近年は以前より症状が軽くなっています。

しかし昨晩、なぜか口の周り(特に唇)が熱っぽく渇きました。
もしかして発症する前触れかもしれないと慄いております

  隊長
2017/2/20 20:53
niiniさん
房総には「ヒル」と「ハブ」も生息しているので、暖かい時期に歩くのはとても危険です。
出来ればサクラが咲く頃には、房総シーズンを終えたいと思っています。
頼朝桜(河津桜)は鋸南町の保田川や佐久間ダム周辺が本場ですね。
昨日、車窓から保田駅の周辺に多数の幟を見掛けました。

確かに交通費は高いです。
先週末は「南房総フリー乗車券」を使いましたが、普段、鉄道で保田まで単純往復するだけで4000円以上もかかりますからね。
それに・・・遠い!
房総を歩くには、ある種の情熱も必要ですね

  隊長
2017/2/20 21:05
cyberdocさん
20番 に今回担いだザックが写っていますが、あの程度の重量でも骨折した右肩の八ヶ岳(骨)に軽い痛みが走ります。
重みだけでなく、擦れると痛いんですね・・・我慢はできますが。

4本目を買おうか?迷ったのですが、先が長いので、つい、買ってしまいました。
すると誉田駅付近で意識を失い、なぜか気付くと大網駅にいました。
千葉駅で目覚めずに折り返してしまったんですね
次回からは3本以内に抑えようと反省しました

  隊長
2017/2/20 21:12
mamepapaさん
「走れeightマンrun、弾よりも速く

房総でも冷たい風が吹いていたので、丹沢や奥多摩などの1000〜1500mクラスの山は、もっと冷たかったのだろうと思います。
気温が低いのはいいのですが、風が吹くと一気に体感温度が下がるし、凍結した道は苦手なもので・・・房総に逃げました。

房総と三浦の植生は似ています・・・マテバシイやスダジイなどの常緑樹が多いところとか。
でもモミやツガなどの大木は圧倒的に房総の方が多いです。
半島がデカい分だけ、房総の方が山深さを感じるような気がします。
(いい・悪いの問題ではありませんよ)

でも篠竹も多くて、下手な道を歩くととんでもない目に遭います。
でもアクセスがもう少し好ければ(&交通費が安ければ)、もう少し、通う気になるのですが・・・

  隊長
2017/2/20 21:26
sat4さん
とんでもない距離だ ビックリポン
トレランとは言え、すごいコースを行かれましたね。

海も山も一度に楽しめるのが、房総(あるいは三浦)半島の魅力の一つでしょうか?
原生林が広がる山道もいいし、陽光降り注ぐ海岸線も捨て難いですね。

亀山駅に行くのも時間が掛かります。
千葉駅から鴨川に行くバスが亀山駅のすぐ近くに停車するので、よく利用されているようです。

  隊長
2017/2/20 21:33
駅舎から旅情を感じます。
半袖隊長♪おこんばんは〜♪
千葉がライバルだと勝手に思っている埼玉県人のkazu5000です。

さて、いずれの駅舎も青春真っ盛りの爽やかな高校生が似合いそう。
なぜが、房総半島は青春の香りがします。

千葉の山は、これまた独特な感じですねぇ。てか、ハブいるんですか?
2017/2/20 21:51
房総半島 とおいです
隊長殿 こんばんはー
房総は遠いですねー、なかなか 行けません。
それにしても いったら いきなり 約30KMですか、
安房小湊 むかし 温泉♨にいきました。
なんだか 写真見てると あったかそうです。
半そでがよく似合いますねー
列車酒場 車両貸し切りは 良いですねー
特急列車で指定席とるまでもありませんね。ある意味お買い得?
最近の列車は乗り入れ便利ですが、寝てると
とおい 国まで 連れって くれるので 注意ですねー
房総から横須賀線にのってくと 行く先は、、になりますし
では そのうち 列車酒場で
tsui 
2017/2/20 21:55
kazu5000さん
往路の電車には高校生がたくさん乗っていましたよ。
ふだんの生活ではクルマが主になっていますが、朝晩の通学は、やはり電車が主なんですね。

さて・・・スイマセンm(__)m
「ハブ」ではなく「マムシ」でした
さすがに「ハブ」は南国・沖縄方面でしょうか?

房総の山道には「マムシに触れないように」との注意書きがたくさんあります。
個人的には絶対ふれることはない(触れる気にならない)と思いますが、間違って触っちゃうことがあるんですかね。

  隊長
2017/2/21 8:59
tsuiさん
始発電車に乗って、上総亀山駅に到着するのが8時半ですから、移動するのに3時間半。
遠いですよね
乗換が多いので、朝も寝過ごしてはいけない・・・と思って、目をかっと開いていますeye

安房小湊には「♬ホテル三日月♬」と宣伝していた大型観光旅館がありますね。
「観光地・鯛の浦」でも有名です。

さすがに普通電車でも車内貸切は無理ですが、最初はホントに乗客が少ないです。
線路が海沿いから離れて内陸に入って行くと次第に増えて来ますけどね。

確かに・・・いつの間にか、房総半島から三浦半島に行ってしまうこともありますね。
十分に注意しないと

  隊長
2017/2/21 12:56
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