八甲田 井戸岳 箒場岱コース


- GPS
- 05:09
- 距離
- 11.3km
- 登り
- 921m
- 下り
- 907m
コースタイム
08:20 小滝川 分岐
09:02 標高 835m
09:43 標高 1000m
10:18 標高 1200m
10:34 標高 1300m
11:00 標高 1460m スキーをデポ
11:19 井戸岳 山頂
11:27 スキーデポ地点
滑走
11:50 標高 1100m 地点
昼食
12:20 出発
12:24 標高 1000m
12:32 標高 800m
12:48 箒場
12:52 駐車場 到着
解散
一部八甲田温泉にて入浴
天候 | 小雨 → そこそこの晴れ 山頂付近はガスと強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
既にある程度の除雪済ですが、トイレはまだ閉鎖中です |
コース状況/ 危険箇所等 |
※ 登山ポストはありませんので、各自それなりの対処をして下さい。 ※ このコースは、まだ十分な積雪量があります。 ※ 沢を横切ることが何度かありますが、これからの時期は踏み抜きに注意してください。 ※ 標高1300m付近から雪が凍りだしますので、アイゼン・ピッケルなどを準備するとよいでしょう。 ※ 山頂付近の風が強い時は、十分な注意が必要です。 ※ 今回の箒場岱ルートは、今の時期は竹ポールが立てられていますが、所々抜けている物があります。 ※ 熊が生息しているようですので、十分注意してください。 |
写真
感想
前日、八甲田温泉でたがじょ総会。30人ちょっと。新人11人。大広間で懇親会してゴロ寝。朝、出発して車で10分程で箒場岱駐車場。8時前に18人で出発。初めは雨も少し降る曇りだったが次第に青空に日差し。小滝沢の二股で真ん中の緩い尾根に載って進む。ラッセルも無くシールが利いてじゃんじゃん進む。風があり、日差しも時々なので暑くない。雪解けの水流を眺めながら沢沿いを行く。
成田さん、泉さん、小さんたちはやや南にルートをとり、箒場岱ルートのコース看板をあらためながら登る。標高1000mあたりから樹林が切れ、タンネがまばらに。風も強くなる。標高1080あたりでカラ川(井戸沢)左岸尾根にのる。これは井戸岳と赤倉岳のコルから真東に伸びる尾根。1200あたりで一本南の尾根から笹竹刺した「箒場岱」コースが合流して来た。このあたりで山頂へは8人が向かい、あとのスロウ組は竹竿沿いに下る方針に。このあたりから雲の中に入り、視界は100mほど。傾斜も急になり、風が強く、雪面も硬くなったので、1400越えた辺りでシーデポ。蹴り込んで登る。コルから南に行くと、たいした登りも無く井戸岳山頂の看板。下りは追い風なので割と気が楽。急斜面はカリコリだったがすぐに良い雪になり滑降。竹竿ルートを下るとスロウ組がツエルトかぶってご飯中だった。ここでみんな集まって大休止する。
楽しそうにお昼を食べていたのだが、「明日は月曜日か・・」と誰かが行ったら「ああぁ、仕事かぁ」とみなしょんぼりしはじめて、うちの小学生と一緒かよ!と。ツッコミたくなる場面もあり。
下りは春のシャビ〜な雪で、ひょろりひょろり滑って箒場岱。後半は滑らない傾斜になって冗長だが、たいした距離じゃない。
今期これまで、一回も八甲田に来られなかった。きょうは意外に天気がよくなって拾いものだった。井戸岳山頂は改めて地図を見ると、最高点はもう少し先のようだ。噴火口があって細いから手前に山頂看板を設けたのだろうか。ガスで廻りは何も見えなかったが。こんど視界の利く日に再確認だ。でも井戸岳は初登でうれしい。
再度八甲田温泉に浸かって帰る。
残雪期八甲田には、昭和30年頃整備された山スキーコースがいくつかある。樹林帯では、ブリキホーローなどの立派な看板が、樹林の上では長さ5mはある竹竿が、この季節50mおきに立てられる。今回下ったのがその一つの、箒場岱コース。地図読みが出来ない人のためにあるともいえるが、何度か来ないとその存在も分からない。リピーターには重宝なしかけだ。
箒場岱コースはおととし散々な目にあったいわくのコース。
なので荷物は極力減らして、総てひとだのみで出発。
出発してすぐに、沢沿いコースと、正規箒場岱コースになにげなく別れていきます。今回はおととしと違う沢沿いコースを選びました。小滝沢分岐までは夏に歩きました。分岐からは井戸沢沿いを歩きます。今年の夏こそ井戸沢歩くぞ〜という思いで水面をみつめます。
天気もよくレインウエアの上着も脱いで、もう春だと思ってましたが、木々がなくなると、風も強くなり、レインウエアの帽子を深くかぶって風をよけます。汗をかいたからか疲れを感じたので、アミノバイタル飲むために自主休憩。高野さんが一緒に休んであげると、ワッフル渡してくれました。おいしかった、ちょうどワッフルを昨夜持ってきてくれた体験のAさんの口にも入りました。
高野さんは、スピードについてこれずに遅れたHさんの見送りをして、それからまた、落ちこぼれ達をすくいあげてました。ありがとうございます。
必死に歩いていたので振り返る余裕がなく、気がつくと田代平のいい景色です。
そして見えてきました。思い出の地、箒場岱コース17番。おととし完全にのびてしまった私は、Iさんにツエルトはってもらって1時間ほど一人で休憩して、景色を眺めたのです。
そこで、リーダーと高枝さんが何か話しています。内容は予想したとおりで「危なくなってきたので、自分で下りれるうちに下山したほうがいいよ」ということでした。私はすぐに話にのったのですが、靖子さんは「もう少し」と言って、もう一段上がりました。でもその一段上がるだけで、さらに風が強まったので、下山決定。毎週スキーしているので、下山の準備は早くなりました。雪質が柔らかいので私でも大丈夫。気持ちよく竿や看板に導かれて降りていきます。風のないところでツエルトはって待っている約束なので、いい場所を探しながらおりると、成田さんがいました。いい場所と感じるところは同じです。
さあツエルト張りますかといったものの、スコップもガスストーブも車においてきてしまったのです。やはりたがじょのモットーの個人装備が大切です。人だのみにしていると、離れてしまうとどうしようもありません。まあ今日は天気もいいし、高枝さんが何でも持っていたので貸してもらえました。そうそうツエルト用に地ならしをしていると、木のそばは落とし穴状態で、おそろしいほど深く足落としました。
すぐにも下りてくると思っていた頂上アタック隊は、1時間近くたっておりてきました。いい顔して、みなさんザックに腰かけ勢いよくしゃべりはじめました。にぎやかで楽しかったです。
後は、コースどおりにつながって滑っていきました。「私をスキーに連れて行って」のシーンのように華やいでました(ちょっと年はいってますが)。
前夜は同人会の総会
去年の夏に入会した私には初めての経験でした。
場所は八甲田温泉、食事は自前、酒もつまみも自前、ここまでは一般的な素泊まりですが、
この会はさらに完璧な素泊まりになっていた。
それはと言うと・・・布団も自前(笑)
山の中で泊まる事を考えると一般的な事ですが、一応温泉宿でこれをやるとは会もすごいが、許す宿もスゴイと思った。
私は用事があったため総会には間に合わず、だいぶ遅れての到着。
既に大広間は私が入って行っても気づかないくらい賑わっていた。
適当な場所を見付け、持参した缶ビールをプシュっと開けて飲み始め、2〜3人と話していると、
あーどうも ! ・・・と話しかけられた。
あれ ? 誰だろう ? 私は新人だから覚えていないけど、一緒に山行した事があるんだろうな、
そう思って話をすると、やっぱり会った事はない人だった。
なぜそうやって話しかけられたかと言うと、
ヤマレコでの私の山行記録を見て、向こうは私の事をそれなりに知っているらしい。
どうもアノ自分撮りが強烈な印象を与えているそうです (^^ゞ
何にしても気楽に話しかけてもらってうれしかったです。
その総会後の宴会は夜の12時まで一部のメンバーで続いた。
他のお客に迷惑とも思いますよね、しかし当日は我々だけの貸切状態。
故意ではなく、突然源泉が止まり一般客は断った結果だそうです。
私が宿に着いた時は既に出ていましたがね。
と言うよりも、我々はやっぱり一般じゃなかったのかと再認識した(笑)
とにかく楽しい人達です。
次の日は一応山行予定があるのだが、気にしている様子がない人がチラホラ。
今、雨が降っているから明日もだめだよ・・・とか、
あー明日も雨か、カッパを忘れたからだめだな・・・などなど。
それに同調するかのように、その周辺のメンバーが電気を消された後も、ヘッデンを点けてコソコソと騒いでいた。
酔いもかなり進み、数名の視線が泳いできたあたりで自然に就寝。
大広間に各自シュラフやマットを広げてゴロ寝、すっかり山小屋気分。
違うのは畳が敷いてあり、たっぷりのスペースがあると言う所、すごく快適であった。
朝起きると、小雨は降っていたが天候はまずまず。
昨夜あーでもない、こーでもないと言っていた人も結局山行に参加。
ただ一人、山での恐怖体験が豊富な人が、昨夜も何かに獲りつかれたのか敗退してしまった(笑)
山行そのものはというと、私は初めての箒場岱コース。
地形図での予習では、緩斜面が長く山頂部に斜度がきつくなるため、厳しそうな予感がしていた。
幸いに天気はどんどん回復し、緩い林間斜面を歩いていると、とても気持ちがよかった。
しかし、井戸岳にとりつく急斜面に入ると、ガスで覆われ風も強くなってきた。
斜面の雪もガリッガリ、斜度的にもシールを貼ったスキーの限界をむかえ、板をデポしてツボ足で山頂を目指す。
何とかキックステップで登る事ができたが、風が強く何度も耐風姿勢をとる、
一人だと心細くなるだろうが、今回は仲間がいると思うと内心では完全に楽しんでいた。
何とか急斜面を登り切り、山頂付近の緩斜面に入る。
吹雪いてはいなかったが、ガスと小雪?小雨?で視界はとても悪かった。
地図で判断して山頂方面に見当を付け、方向転換し山頂を目指す。
相変わらずメンバーの読図力は素晴らしい、一発で井戸岳山頂標識に導いてくれた。
下山ではスキーも楽しみ、仲間とも合流でき楽しい昼食をとった。
昼食後の下山ルートは、緩斜面+最低の雪質でスキーが滑らず、少し苦労したが指導標通りに箒場まで下山した。
総会から山行と、とても楽しく、良い経験をさせていただきました。
これからも宜しくお願いします。
個人の記録です
79 登目
2011 年 13 登目
井戸岳 2 登目
コメント
この記録に関連する登山ルート
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足跡、うさぎだと思います・・・
そう言われるとそうですねぇ (^^ゞ
でもね、実物はしっかり爪痕が残っていたんですよね
うさぎにしてはすんげー大きかったしなぁ
見た人は全員一致で納得したんですけど・・・
こうやって落ち着いてみると
確かに足の並びはうさぎですねぇ
雨でふやけて大きくなったのかもしれませんね (^^ゞ
まあ、いるのは確かですから気を付けるという事で
これだけの大人数で行くとメチャ楽しそうですね。
青森で長く登って来た人たちと一緒に登って、コース標識版の歴史など聞くと、また山の顔が増えて面白いのです。このルート、三浦雄一郎父、敬三さんが現役営林署時代に設置したもので、その数年前には友人の伝説の黒マントスキーヤー氏の遭難死があったのがきっかけで・・・とか。
このとおり、おもしろい写真キャプションを書くシュンさんとかも、いろんな人いますよ。
ほんと・・・楽しかった。ありがとうございました。
春からホワイトアウト+揺れ揺れの頭がスッキリ
心の洗濯というか、踏ん切りをつけるきっかけになりました。
おかげで月曜からは気分一新?
いい意味で開き直り、颯爽と(独りよがり)仕事が出来ています
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