ガッツリ雪山 鹿俣山から冬季限定の獅子ヶ鼻山へ
- GPS
- 07:01
- 距離
- 10.8km
- 登り
- 698m
- 下り
- 694m
コースタイム
天候 | 午前中は雪舞う曇り、午後快晴。 終始風は強く体感温度は-10℃以下でした。 特に鹿俣山を越えてからの稜線歩きは風が直で当たる箇所多数で寒い。 |
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過去天気図(気象庁) | 2017年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
行きは草加IC→外環→関越道→沼田ICより下道でたんばらスキー場へ。 迦葉山への入り口を過ぎたあたりから雪道に。結構雪がありスタッドレスは必須。FFとかだとチェーンも必要かも。 駐車料金は1,000円也。 帰りは温泉入浴後、渋滞を考慮し沼田IC→関越道→北関東道→東北道→浦和ICより下道。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
●参考資料 山と高原地図「谷川岳」 皆さまのヤマレコのレコ参考にさせていただきました。 今年は登っている人が結構いてビックリ。何かに掲載されたのか? ●たんばらスキー場駐車場〜スキー第3リフト降り場 しばらくは車道歩き、その後スキー場の脇を歩きます。比較的歩き易く1時間かからずに第3リフト降り場までたどり着きました。kaz隊長はスノーシュー。YAMAはつぼ足。 楽して時間を短縮したい場合は、第1リフト、第2リフトを使う手もあります。1本500円。2本使うと1,000円ですね。これで鹿俣山の山頂まで標高差100mもかからずにお手軽ピークハント出来ます。 ●第3リフト降り場〜鹿俣山 第3リフトから先はスキー場と外れて登ります。ここから雪も深くなるためYAMAはワカンを装着。トレースはなし、というか下山時にも自分たちの踏み跡が消えてました。しばらくは樹林帯歩きで、最後に大きな雪庇を乗り越すと尾根に出ます。第3リフトから約1時間で鹿俣山に到着。 行きは展望ありませんでしたが、帰りには天気良好。赤城山、八ヶ岳、浅間山ときれいに見えました。結構雪庇が張り出しています、踏みぬかないようになるべく樹林帯の際を進みます。 ●鹿俣山〜獅子ヶ鼻山 獅子ヶ鼻山は、駐車場のスタッフさんが「ししがっぱなやま」と話していました。 若干アップダウンはあるものの基本的には登り。所々ピンクテープがついてましたが、基本は尾根通しです。雪庇がかなり張り出しているので樹林帯の際を歩き、ギリギリに見えるところでは樹林帯の中を登ります。今シーズン雪庇を踏み抜いて救助を呼んだ人もいるので気をつけてとスタッフさんに言われました。 雪質はまずまず、ワカンをつけていれば結構沈まずに歩け、雪は締まっているほうだと思いました。 かなり風が強かったので防寒はしっかりする必要があります。 この尾根歩き天気が良ければ、獅子ヶ鼻山を中央に上州武尊、剣ヶ峰の名峰を両隣に従えた素晴らしい景色です。 冬季限定の山ですが、その景色は目指す価値があります。 |
その他周辺情報 | ●温泉 沼田IC近くの望郷の湯にて汗を流しました。560円也。 貴重品ロッカーは有料。この時期スキー客も多いので混んでます。 シャンプー、ボディーソープあり、露天風呂からは赤城山・子持山がよく見えます。 道の駅も併設されています。 |
写真
装備
備考 | 1週前の雪山から帰った後、ストックの水分を放置したままだったため、中で凍結してしまい、ストックを正しく伸ばすことが出来ませんでした。下山後のメンテは大切、反省です(kaz) |
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感想
いや〜、最高の雪山ハイキングを満喫しました。
今月の第1週にグループ山行で登る予定だった鹿俣山。でもその時はたんばらスキー場へのアプローチ道路途中でマイクロバスがスリップしまくりでスキー場まで辿り着けずの敗退。そのリベンジとついでにその先に続く魅力的な雪稜を獅子ヶ鼻山まで往復する企画、健脚な二人が参加してくれて、一人では絶対に行こうとは思わないルートをしっかり堪能出来ました。
今回は殆どトレースが期待できない、自分たちでラッセルするしかない可能性が大だったので、久々にスノーシューを登場させました。持ち歩くにはデカすぎて宿泊山行なんかには使えないアイテムですが、今回は岩稜帯があるわけではないし、スノーシューで登っている記録もネットで見たので、これで先行してワカンの二人の先導役を務めることに。途中数か所、急な登りでステップが切れずに苦労する時はワカンのYAMAさんにステップ切りをしてもらい、うまく役割分担、歩けるタフネスなメンバーだったので、スタートが予定よりもかなり遅くなってしまったにもかかわらず、真面目にリフトを使わずとも撤退目途にしていた13時よりも前に獅子ヶ鼻山頂に立つことが出来ました。
スタート時は寒風に雪が吹きあがる眺望期待薄なお天気でしたが、鹿俣山を越えて獅子ヶ鼻山に近づくにつれて上空に時折見える青空が徐々にその面積を増やしはじめ、山頂に到着する頃には、見たいと思っていた間近の剣ヶ峰のダイナミックな勇姿を拝むことが出来て大満足。下山途中にはすっかり青空だらけになった振り返った先には武尊本峰(沖武尊)までクッキリ見渡せ、沖武尊、剣ヶ峰、そして獅子ヶ鼻山、3つのピークが林立する素晴らしい構図を見ることが出来て、大満足なものとなりました。
鹿俣山から獅子ヶ鼻山の稜線は東側に巨大な雪庇が張り出し、細かなアップダウンと西側からの寒風で出来上がる風変わりな雪の風紋の造形がアクセントになって、飽きのこない、そして雪庇踏み抜き注意や樹林帯への迂回ルート選択など、自分でトレース開拓していく快感も味わえる、なかなかナイスな日帰り雪山ルートでした。おすすめです。
以前、冬に上州武尊に登った時に見えたたんばらからの尾根。下山後にどうしても気になっていて地図を見ると獅子ヶ鼻山というピークがあることが分かりました。いつかこの尾根を繋ぎたいと思っていましたが、まずは偵察がてらこの獅子ヶ鼻山に登ろうと思っていたところkazさんがリーダーを買って出てくれたので、迷わずに乗りました。第1週に鹿俣山を目指して車が入れず撤退したリベンジでもあります。
高速渋滞に若干時間を要し予定よりも遅く到着しましたが、このメンバーではリフトを使うということは念頭にあらず。午後から天気が回復するということもあり、ゆっくりと山頂を目指した。雪が降り風が唸る中、今回はkaz隊長がスノーシューで先行し、ワカン2名が続く。急斜面のみYAMAがステップをつけるというスタイル。
第1リフトまでは比較的楽に歩けたが、そこからが本番。kazさんが早い早いで必死についていき2時間で鹿俣山に到着。若干太陽が見えたり、天気好天の兆しが見えてきたが風は強く、先は稜線となるため強風による冷えを覚悟しながら進む。
鹿俣山からは徐々に標高を上げていくが、右はど迫力の雪尾が続く稜線。慎重にルートを選びながら進む。駐車場では、雪尾を踏み抜いて救助が出たとの話を聞かされたのでなお更です。
しばらく進むと瞬間的に青空が出る回数が多くなり、期待を膨らませながら順調に登っていく。kaz隊長はやはり早い。標高が上がってくると気温も下がり風も強く三重にした手袋の中の手もかじかむ。頑張って山頂に到着。目の前には剣ヶ峰の迫力ある景色が広がり、喜びのタッチを交わすが寒さには勝てず、早々に風をしのげる場所まで下山。
休憩していると青空が急速に広がり雪が輝きだした。やっぱり青空と雪のコラボは素晴らしい。帰りの尾根歩きでは武尊と剣ヶ峰を両隣に従えて聳える獅子ヶ鼻山の姿に感激し、何度も振り返っては写真を撮ってしまった。こういう景色を見てしまうと冬山はやめられなくなります。結構厳しそうですが、いつかこの尾根から上州武尊を目指します。
今年はkazさん、Sさんと歩調のあう人にめぐり合え、充実した山ライフが遅れるようになって本当に嬉しいッス。来月も上越の山ガッツリ楽しみたいですね。
コメント
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ガッツリ雪山堪能ですねェェェェ。お世話になりました。この場を借りて業務連絡でした。
o(*⌒―⌒*)o
mayoikumaさん、昨晩はどうも(^^)
早々と見つけていただき、ありがとうございます。
歩いている記録も拝見しました。縦走メインで志向が合いそうですね、ぜひぜひ、今後ともよろしくです('◇')ゞ
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